子供を育てると言う事の終わりなき闘い。
次から次に巻き起こる逃げる事の出来ない新たな問題。
時には投げ捨ててしまいたくなるような状況。
全てを放り出して、この重圧から解放されたくなる瞬間。
そんな時ごとに、まだだ、もう少しと思い踏みとどまる。
歯を食いしばり忍耐する。
みじめな自分を受け止める。
逃れようのない絡みついた運命の糸は、私が携えていくしかないと腹を据える。
そし!と深呼吸をして、解決に向けて1歩を踏み出すのにどれ程の勇気が必要か。
親とは、限りない忍耐を要求される職業である。
しかし、その難関を突破するたびに、その苦労に比較できないほどの喜びも時に、ある。
親であることの、この現実と向き合い、逃げることなく、最後まで責任を持ってやり遂げる事のできる、自分でありたいと、ただ思う。