郊外での重労働
昨年6月からグレーと疎遠にしていた
新年と言う事と愛馬を見たいということで
新年早々に初夢ならぬ愛馬と再開を夢見
草原へ出掛けてきた!
爺さんが見た夢は何と地獄の鬼から
爺さんには両手に余るほどの夢を戴いた!
あまりの大きな夢に爺さんは腰を抜かしそうになりながら
やっとの思いで鬼からの初夢を二袋も頂戴して
クタクタで家路に辿り着いた・・・初夢だった!
愛馬との再会は無残にも
グレー家族は何時もの冬宿営地には居なかった!
どうも様子がおかしかった!
何時もなら沢山の車の轍が有るのに車が行き来した跡が皆無!
爺さんが走った車の跡が後ろに淋しく二本のタイヤ跡のみ・・・
賢く聡明な人間であれば
ここでUターンして戻る勇気と賢さを持っていることだが・・・
爺さんは自分が納得するまで頑固でお馬鹿さんである
何と!道なき道を目的地へと進みだした
途端!
雪搔き2時間
用心はしていたが案の定というか白一色の草原ではよくある出来事!
雪原のノウハウを心得ている爺さんだがランクルの威力を信じ過ぎと
目的地へ急ぎすぎた心理が・・
危険な場所へ一人で出掛けて行く馬鹿勇気も怖い!
現地人はこんな場所へ一人では行かない!
爺さんは何時も単独行動する・・
誘ってもついてくる者は誰一人いない”
グレーの冬宿営地まで500mの場所で
とうとう窪地へ車を入れてしまった
この場所は川の支流近く5・6mの丘と窪地が沢山ある
以前は蛇行する支流の湿地帯だった所
充分に知り尽くしていたが安全な場所へ急ぎ過ぎた!
草原を走るときは積雪で真っ白な雪原でも枯れ草が見える場所を
慎重に走れば窪地に落ちる事はない
心の気持ちが緩むのは窪地を迂回する瞬間である!
ここは大丈夫だろうと近道をしたい誘惑に負けると
案の定!一番深い場所へ突っ込んでしまった!
夏場で何でもない時期でもランクルとはいえ上がらない場所へ
最初の場所で1時間半も要する重労働を青鬼・赤鬼に
初夢としてプレゼントされた・・・
爺さんも強かモン
ちゃんと応急処置用スコップをランクルに積み込んでいる
二回の罰則
相棒が居れば相棒に除雪作業をさせ!
爺さんは相棒が除雪作業をしている姿を写真に撮りブログに載せる所だが
爺さん一人じゃ写真の撮り様もない!
見っとも無い写真はご勘弁である
強気一辺倒な爺さんである!
弱気な姿は見せられない
泣きそうでベソかきたいところだが自分でやらかした始末である
最後までやらなきゃ帰えれない!
ランクルだったからまだ良かった!
ステーションワゴンで来て、これじゃ爺さん死んでいたかもしれない
グレーたち家族は冬の宿営地に居なかった!
草原の外気温度はマイナス25度である
また、他の牧民たちも居なかった!・・という事は
軽装で10km以上歩かないと逃げ込む
助けを求める牧場がなかったのである
合計3時間
最初の場所は窪地が60cm程ある深い場所でバックさせて丘に上げるまでに
随分と時間を要した!
1時間半ぐらい
二回目はそれ程の場所ではなく40cm程!
いずれもランクルの車体が埋まるほど、車を前後に動かしても雪が車体に当たり・・
亀が甲羅の底を持たれて両足をバタバタさせて
もがいている様子を想像すれば良くわかるでしょう
タイヤが地面に着いていないからサラサラ雪をタイヤが掻いて空回り状態!
車体のしたの4駆動ギアまで空間をつけてやれるまで・・雪搔きです
タイヤを大地まで着ける作業の二点を行う!
ここまですればランクルである
簡単にバックで元の安全場所まで上がってくれた
これを二度までしてしたのである
一度目をクリアーしグレーの牧場に行くと牧場は蛻(もぬけ)の空!
ニ家族で宿営しているはずが誰も居ない!
別の場所の羊飼いの家族も居ない
落胆し帰り道に一度窪地に落とす!帰りは簡単に上がったが
心なしか二度目の方が死を感じた・・・
助けてくれる牧民が誰一人いない草原で帰りにはとっぷりと陽が沈み
闇夜の世界になって居た事!
帰り道も自分で道を作り目的地
トーラ川の渡りまで辿り着けるかという心配
地獄の訪問!
今度は一人じゃなくい相棒を連れて訪問というか遊びに訪れたい!
今回は午後遅く出発!途中で太陽が沈んでしまい暗くなったが
次回は朝一で出発!
帰りは明るいうちに帰りたいものである
皆さんは馬鹿な真似はくれぐれもしないように!
街に帰り今日の出来事を言うと聞かされた人が恐怖の
顔をしていた!
無事!帰還できた爺さんは両腕・両足が筋肉痛でダウン中!