競馬マニアの1人ケイバ談義

がんばれ、ドレッドノータス!

2007年アニメ第4位

2008年01月22日 | アニメ評価
私の主観たっぷりで勝手に選んだ2007年アニメベスト10。今日は第4位のアニメを紹介します。
第4位はロミオ×ジュリエットでした。
http://anime.goo.ne.jp/special/gonzo/romejuli/

「本当に、実らぬ恋…なのですか?」
シェイクスピアのロミオとジュリエットを一応下敷きにした作品。ちなみに、登場人物の名前は、すべてシェイクスピア作品の登場人物の名前を借用してるとか。

このアニメはGONZO製作。ぼくらのの項でも書きましたが、GONZOアニメは2クールだと、中盤でかならずかったるくなります。このアニメもそう。ロミオとジュリエットがただひたすら逃避行してる話は、なんかかったるかったですね。それまでの赤い旋風(かぜ)の活躍や、モンタギュー家の罠にはまり、再結集したキャピュレット家がちりぢりになるエピソードが台なしでした。
しかし、このアニメのかったるい部分はぼくらのほど長くなく、すぐにおもしろい展開に戻りました。ジュリエットを軸に再結成されるキャピュレット家と、それを後押しする民衆。そして、ついに2人の息子と宿敵に追い詰められるモンタギュー。さらにその後の意外な展開…

この話は最後の2話で急展開します。そこに至るまでの伏線は張ってましたが、最後の最後であれほどまでの路線変更があると、たいていは白けたラストになってしまいます。が、この作品はちゃんと最後まであんこが入ってました。
ジュリエットの命と引き換えに崩壊をまぬがれる世界。私はこのアニメのOP曲の詞にいつも疑問を持ってました。この詞はストーリーの内容からしてちょっと壮大過ぎないかと… が、あの詞はこのラストの伏線でもあったのです。ようやく納得できました。

民衆に包囲されたモンタギューの城をロミオが名乗りながら訪ねて来ましたが、キャピュレット家側についた兵士は門前払いしました。あれ、なんで捕まえなかったんでしょうね?