先々週『ノーベル物理学賞 真鍋先生 受賞』の『記事』を先行して書いたが、この前週、いつもとは違う『On-Line 飲んべ~会』を行なった。
新メンバーも加えた『ワイガヤ』となるので、下記の『ネタ帳』を事前に送信しておいたが、いつも通り、話は『あっちこっち』へ飛びはね、特に、最後の『あるある』は、相当盛り上がり、昨今『紙で調べる』事が少なくなった事が、今後の日本の『科学技術』の発展を危うくするのでは・・という話にまで展開した。
『またやろう』『次回は、会社は違えど、入社年次が近い、吉野さん世代はよかった』なんかで・・と『次ネタ』まで決まったが、『古希老人』の『回顧録』とならないようにしたい。
ただ、今回は、色々と興味深い内容もあり、忘れない間に『MEMO』として残しておく事とした。
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この『拡大飲んべ~会』のきっかけは、先月末、ニュースや新聞で、『三省堂 国語辞典改訂』との記事が掲載され、『モーニングショー』でも、この話題が取り上げられたが・・
田舎の両親の面倒を見るため、我々より少し早く、早期退職で会社を離れた友人に、仲間と、餞別で『三省堂 国語辞典』の『大判』を贈った事を思い出した事からである。
たぶん、2014年の第7版の、これだったと思う。
(三省堂HPより)
あれから七年、田舎へ戻る前、『勉強』のため、日々『10項目・読解』を続けたいと話していたが、時々やり取りしている『メール』では、この事は全く触れてくれず、今は、どうしているのか・・・近況を聞くため、携帯へ『Skype Call』をかけてみた。
稲刈り後の、真っ黒に日焼けした懐かしい顔が『画面』に登場し、しばらく雑談を続けた後、本題の『国語辞典』の話を切り出してみたが・・
今でも、毎日『パッ!』とめくったページで、目についた『項目』、特に『カタカナ文字』を拾い出し、自分の『ノート』へ書き写し。不明な事は、他の『事典』や、これでも足りない時は、ネットで調べ、『理解』を深めているが・・・
8万語近くもあり、まだまだ追いついていない・・との事。
プレゼントした『辞典』を『画面』で見せてくれ、『よれよれ感』は否めないが、読み取ったところは、すべて『マーキング』され、『勉強』の足跡は、きっちり残されていた。
彼曰く、毎日調べる項目は『正しく知らない事がほとんど』『理解を間違えている事も多い』『もっと詳しくは、百科事典に頼っている』。
ただ、古い人間かもしれないが、『紙に書いてある事でないと、頭に入らない』『そして、書き写すことで、さらに記憶として鮮明に残せる』とも、話してくれた。
彼の、『田舎暮らし』でも『日々勉強』を『継続』している事には、驚きであった。
先の『モーニングショー』で、「着メロ」「コレクトコール」「キーパンチャー」「パソコン通信」、我々が身を置いた化学業界では、よく知られていた「リーベ」「ゲル」などの、1700程の言葉が、今回『消え』、新たに「ラスボス」「マリトッツォ」「身バレ」など、あまり聞いたことがない『新語』は、3500語も追加されるらしい・・と振ってみたが
彼から、『削除語辞典』『追加語辞典』も『販売』してほしいとのアイデアも出てきた。
新聞で、今回の『改訂』受け、『辞書は“かがみ”。ことばで写す時代(いま)。』との記事を読み、『報道』で使われなくなった『用語』は『消える運命』となった事を知ったが、日本の『技術』の『歴史』を紐解くには、この『三省堂 国語辞典』は『用語』を『検索』する『キーワードブック』として『重要』と思われる。なぜこの言葉が使われなくなったのか、もともとはこう言う『意味』であった・・・と、『残す』事も必要ではないか・・とも話してくれた。
もらった『辞典』は、まだ勉強途中なので、今回と同じ、字が大きい『大判』(字が小さいのは『高齢者』には不向らしい)が販売されれば、すぐに購入し、『比較』してみたいとの事。
そして、一つの言葉を探すのにも、『辞書』を引く事と、パソコンなどでの『検索』とは大きく異なり、『辞書』で『言葉』を追うことで、その『言葉』が持つ本当の『意味』も見えてくるとの事を、付け加えてくれた。
例えば・・、すぐには思い浮かばないが、今、Kon チャンが昼間使っている『コ・ワーキングスペース』を『辞書』で探そうとすると、この『言葉』自体は『辞書』にはないかもしれないが、たぶん前後に『コ・オペレーション』『コ・ワーク』などが見え、ここから、この『コ』の『言葉』の『意味』を読み取ることが出来る。『コ・ワーク』の類義語で『リモートワーク』のなども見えてくるかもしれない。さらに、少し、横道すると『コープ』なんて言う『言葉』も見えてくるかもしれず、また違った『言葉』の『意味』を知る事になる。
これをパソコン『検索』だと、『シェアオフィス』の『宣伝』が出てきたり、『コ―ワーキングスペース』の『特徴』だけを『宣伝的』に書いた『記事』がヒットするかもしれない。
『検索エンジン』の上位に、紐付けられたものしか『情報』は得られず、もし『検索』出来たとしても、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』が『上位検索』となり、この『情報』だけでは、偏よる可能性もある。
こんな事から、『紙媒体に書かれたものから探し出す面白さ』を、楽しんでいるようである。
『話題』がだんだん煮詰まってきたころ・・
一緒に過ごした研究で、商品化の途中、『製品安定性』を示す『ゲル化』や、エポキシ樹脂の『ゲルタイム』と言う言葉をよく使ったが、この『ゲル』と言う言葉も『消滅』するのか・・・この『ポッン』の一言で、『Time OUT』となり『Call 』は切れてしまった。
翌朝、改めてメールが届いたが、『メディア』で未使用のものを『死語化』する事に、少し違和感がある。単に『国語辞典』ではあるが、『現代用語』を調べるための『辞典』として重要である・・・『技術の歴史』を知るための『何か』が必要・・・と書かれていた。
この『何か』は明からかにされていないが、確かに『歴史を学ぶ言語集』なども必要なのでは・・との思いである。
今回『消滅』した『カタカナ語』の中には、政府が進めようとしているDX戦略の基盤となるような『用語』もあり、これが探し出せなくなるのも心配である。
『コロナ禍』は『一服』してきたが、『新版』を持って『山間の村』を訪ねる事は、今しばらくは無理そうなので、『大版を探して送るから、期待して待ってて』・・と折り返した。
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こんな中、女子大へ奉職した友人から、相前後して『対面授業』が始まるので、『なんかネタないか~』と、『直球 Call』が飛んできた・・
春先から、何度か『ブラックライター』としてお手伝いをしたので、『宣言』が明けたら、『外飲』としていたが、『ワクチン接種済』でも『ブレークスルー感染』するし、『教職者』は『マスク会食』が必須。当面は『Skype ワイガヤ』で『よろしく~』との事の言い訳も。
こんな『身勝手な屁理屈』の輩が多いと、『居酒屋』はまだまだ『儲からん』かもしれない・・と思いつつ、冷蔵庫から『缶ビール』を取り出し、お互い乾杯へ
『with CORONA』を考えれば、『時間たっぷり人』は、今しばらく、『国民』として『不要不急の外出自粛』は『義務』なのかもしれない。
そして本題に入ったが、彼から、次の『ネタ』については、これまで提供したもらった『テーマ』、『危険を危険と感じる』や『創造力を高める』などは、非常に『好評』であったが、『栄養学』の『関連知識』として、もう少し深堀した『経済安保』での『食糧問題』『食糧自給』へも触れてみたいので、このあたりの『ネタ』があれば・・『協力お願い』との『要望』が出てきた・・
これに対し・・・
昨今、若い方々は『新聞を見ない』『本を読まない』『テレビもあまり見ない』『ネット検索のみ』と言われており・・
これらの方々が、これらの『国としての危機』を、『正しく理解』してもらうためには・・
単に『教える』のではなく、『自らが調べ』『自らが考える』事への『行動』が必要。
ここから、今『自分たちがどうすべきか』と考える事へ導いていく事が、『社会経験者』の『責務』では・・と、またまた『酔っ払いの自論』を押し付けてしまった。
たぶん、前記『国語辞典 改訂』で、濃密なやり取りをした内容が頭に残り、
『正しく理解』するには、ネット『検索』だけではなく、出来れば『紙媒体』を『読み解く』必要があり、これらから、『思考回路形成能力』を『醸成』が出来るのでは・・・との思いが出たからであろう。
『辞書を紙で読む』『紙に書いてある事でないと、頭に入らない』『書き写すことで、さらに記憶として鮮明に残せる』・・と、先の『辞書』の『友人』から聞いたことに加え、昨年末から整理を始めた、『AIに先を越される子供達』 / 『タブレット教育での課題事項』などからの『課題』を受け、パソコンで調べる事での『検索の罠』がある事・・などが、『ネタ』で使えないかと話してみた。
依頼主も、確かに、今の学生は、図書館に通う事も少なく、本を抱えて帰るところも殆どなく、ネット『検索』で『情報』を得ている事に、『危機感』を覚えていた。
そして、この『検索』も、誰かが紐付けた『検索エンジン』に『操作』されていることも否めず、先に心配していた、子供達も『AIに操られる』という事・・・を理解してくれた。
今回は『紙媒体から学ぶ』と言う『切口』で、今の『情報社会』がどのように構築され、この中で『AI』が『検索』などへ、どう関与しているかを、学生達へ伝え、『自ら考える』事での『一助』にできれば・・との方向で進めてみようと、『飲んべ~談義』は、とりあえずまとまった。
昨年末、小学校の先生向けに、これも頼まれ仕事で作成した資料『AIを、子供たちの前で走らさないために』や、今日、話した『紙媒体から学ぶ』という事など・・何を『会得』してもらいたいか、『プロト作成』のため、2週間ほど準備期間をもらう事とした。
そして、最後に、『辞書』の彼とは、もう10年近くあっておらず、『直接』話してみたいとの『要望』が出され、関連する仲間にも声をかけ『拡大 On-Line ワイガヤ』を行ってみる事となった。
これが、冒頭の件である。
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早速『拡大 On-Line ワイガヤ』を招集したが、上記の2名を含め、昔の仲間で、総勢6名となった。
スマホだとメンバーの顔が小さいので、パソコンへ繋ぎなおしたいや、『ビール持参』など、『宴会準備』のドタバタはあったが、懐かしい『顔』が揃った。
久々のメンバーから『近況報告』があったり、先輩の方々が、ご存命かどうかの心配などの『情報交換』から始まり、事前送付の『レジメ』に沿いながら、まずは『国語辞書』の話へ・・ (音声録音を残していたので、その記録から抜粋)
●『国語辞書』について
・最近、というか、定年後一回も『辞書』は開けてへんで
・『三省堂 』は、確かに『カタカナ語』を調べるには便利やった
『レジメ』に書いてくれた『消滅語』は、必ずしも『死語化』は
していないと思うけど、これだけでも別冊子がほしい。
逆に、新たに載せられた『用語』には、『三省堂』のHPなどを
見てみると、『カタカナ語』だけでなく、最近の『品質偽装問題』を受けてか『規格外』なども加わったようである・・
今まで入っていなかったのも不思議である。
・このほかにも、昨年からの『新型コロナ』での『ソーシャルディスタンス』などの『新語』も入ったようだが。
・こんな言葉だけを見ていたら、新たに『国語辞典』を買って、勉強したくなる
『刷成』なんか、知らない言葉も
・『パラパラめくり』は、『紙媒体』しかできない
●『辞書を引く』と『検索』の違い。『地図』を引く
・パソコンでは、『あ』~次々新しい『用語』を調べる事はでけへんは
・『検索』は便利やけど、『辞書』を引くは、また違う事や
・最近『地図帳』も、昔だったら『日本』が最初で、『世界地図』は後回し、だったのが、今は『世界地図』が先になっているのを、孫の『学習地図』で見て驚いたが、我々、小学生の頃は、社会の教科書などに出ていた『地名』を『地図』で『探す』事をしていたが、『地図を引く』と教わったような気がしている。今でも、紙の『地図帳』は『引く』と教えているのだろうか。
逆に、『地図帳』は無くなり『タブレット』で『検索』なのだろうか
・『地図帳』を見ていると、その地域の地形図で色々な事が判り、山間の町なのか、海沿いの町なのか。鉄道が無ければ、どうして生活をしているのか、思いめぐらしたものである。
・逆に、田舎に住んでいると、都会ってこんなに沢山の交通網があり、どのくらいの人が行き来しているのだろうか・・・と小さいころ思った記憶もある。
・『国語辞書』と共に、『地図帳』も、『アナログの俯瞰図』なのかもしれないが、『デジタル』となると、『情報』まで『デジット』されているような気がする
●『図鑑』で調べる
『紙媒体から学ぶ』 ⇒ 『ネット検索』では得られない『情報』とは
『AIに先を越される子供達』 / 『タブレット教育での課題事項』
・話は横へそれるが、この夏、製本された『図鑑』が見直された・・との記事が出ていたのを思い出した。
・昔の『図鑑』とは違い、少し『リアル』になっていたり、『ポップアップ』するような本もあるようであるが、『昆虫図鑑』や『植物図鑑』などは、『手書き』のものもたくさん売れているようである。
・採取した『虫』や『植物』を、タブレットなどで、『画像検索』から探し出すのではなく、『アナログ的』に『比較観察』する事も重要であり、『オス』『メス』の『個体差』などを、自らの『目』で『観察』するための『第一歩』だろう。
・これをKonチャンが記事に残しているように、『採取した花』を調べるのに、『タブレット』だと、『白い花』『花弁枚数』『葉の形状』などから、『自動的』に絞り込み、『AI』が導き出した候補から、『確定』させるような作業をすれば、確かに時間は短縮できるかも知れないが、自ら『観察する』という『本来』の『目的』が失われてしまうように思える。
これが『AIに先を越される』と言うことなのだろうか
・たぶん、このような『安直』に名前が判った花は、『記憶』には残りにくいと思う
・こうなると『図鑑で調べる』ではなく、『解』を求めるだけになり、子供たちの『好奇心』『ナゼナゼ』も失わせてしまう
・『図鑑で調べる』事を失う事は、『辞書を引く』『地図を引く』と同じように、『思考回路形成』では重要な事なのかもしれない。
・『虫』を『調べる』中で、『足の形状』が違ったり、『色』に特徴があったりを見つける事もあり、『タブレット』で、はい『パシャ』は、どうなのかとも思っていたが、孫に、早速『図鑑』を買ってやりたい・・との感想も
・今日こんな話を聞いてて感じたが、パソコンの『検索』では、言葉を探すことが出来ない。
・俳句などで使う『季語』なども、『検索』すれば『引き出せるが』、逆に『思い浮かばす』事はできない。
・これには『辞書』を『引く』事の方が、思いは伝わるかも
・こんなんが、最近の『国語力』まで落としているのかもしれない。
・話が少し先走るが、本屋で立ち読みする『句集』や、新聞に投稿されている『投稿句』と、ネットで出てくる、横書きの『俳句』とは、『趣』が全然頃なる。季節も感じられへん
・やはり『紙に書かれている』ものでないと、あかんは
・そして、一つの『言葉』から、次の『言葉』。ましてや、あいまいな『言葉』は、『辞書』や『辞典』でないと『引けない』
・パソコン、スマホの『検索』とは、大違いや
●『英語』の辞書
・少し、話は切り替わり、『英語辞書』は全く使わなくなり、『ネット検索』の『話題』へ
中学生の孫ですら、判らん『単語』、スマホに『しゃべって』検索しとるわ
・あれやったら、『動詞』や『助動詞』『変化形』なんか判らんで
別のメンバーから
・最近は、『英語』は、とりあえず『話せたら』いいらしい
幼稚園では、『単語』や『文法』は、とりあえず『耳で聞いて』覚える事が、先らしい
我々の時代の『英文法』は後回しの様や
・でも『辞書』を引かん事は、どうなんかな
一つの単語引いた時、ついでに、周りも覚えたで
覚えた単語を、忘れないように、二度と引けないように
『覚えた所』は塗りつぶした
『破って・食べる』までは行かんかったけど
ここから、『辞書を引く』話題から、最近の『英語教育』へ
世の中変わったで・・
我々の時代は、何人か優秀な奴はおったが、入社したての頃は、殆ど『海外来訪者』の『案内』はでけへんし、40歳くらいに『TOEIC』が『人事考課』に導入されて、大変やったで。
今は『喋れて』あたりまえや。
最近は、昔の『Jack & Betty』とかいう『英語の教科書』すら、ないみたいや
中学の頃は、英語の先生の、訛りのある『読上』か、『中学時代』とかいう本に付属の『ソノシート』で『生英語』を聞くしかなかったで。
・今は、孫なんか、3歳からアメリカ人が先生の『英会話スクール』へ行ってるは
この60年ほどの間に、この言葉自体もおかしいいが『外国人』は当たり前、英語や外国語を勉強できる環境は、どこでも。そして、使う事も
・我々の中学時代は、テープレコーダーすらなかった・・とおもう
・PPMやブラフォーなどは、レコードで聞いて、歌詞をジャケットの裏から書き写し、音まねをし、コンサートを聞きに行ったのが『生の英語』に触れた、最初かもしれない
・今は、グローバルの社会、英語は当たり前の世界となり、この部分だけは、『紙から学ぶ』事ではないかもしれない。
・ただ、国際的な基準を求める、TOEICなどの『紙試験』への対応は必要であるが・・
コミュニケーション力だけを求めるのであれば、『紙』は、邪魔をする・・かもしれない
・・・と『英語教育』と『紙媒体』の話まで展開
● 『紙媒体は脳活性に貢献』
・話は変わるけど、レジュメに書いてある『紙媒体は脳活性に貢献』、あれほんとや
・この前、テレビで『インターネットのせいで頭が悪くなる。鬱にもなる』・・
と放映されていたが、『前頭葉』の『成熟』。『右脳』と『左脳』の活性化のためには、『文字を書く』『絵を描く』事が必要との事。 『目』からの『神経刺激』を『指』へ伝える『反対の脳』を働かせる必要があり『脳・刺激』の『交差』が必要との事。
・これが『パソコン』や『スマホ』を扱いすぎると『退化』するらしい。
・Konチャンもどこかで書いとったけど、『写経』などもいいらしい
『手本を読み取り、写す』事が、『脳・刺激』となっているとの事
・確かに、昨今『パソコン』や『スマホ』を使うせいか、『老化』かもしれないが・・
『記憶領域』が狭くなっているような気がする。
・たぶん『電話帳』などでも、『検索』すれば出てくる・・と思っていれば
あえて『記憶領域』は『人名』『電話番号』を保存しておく必要はない
・かけたい人がいれば、『スマホ』で『検索』すれば、『電話番号』はすぐに導き出され、
『ボタン』一つで繋げることが出来る
・さらに、何度も掛けた所は、『通話履歴』に残されており、これを『検索』すれば、いとも簡単につなげる。
・そして、これも『AI』を機能させていれば、『最近よく使った順』などで、勝手に並び替えており、人間の『脳』は使う事はない。
・こんな事をやっていると、『脳活性は低下し』『AIがボケを生み出す』と思っている・・・と、少し過激な意見も
・ここから、アナログな『紙』の『電話帳』『住所録』の話へ
・確かに、昔は、自作の『電話帳』や『住所録』。さらには『個人情報』をまとめた『紙ベース』の『備忘録』などがあり、ここから、必要な『情報』を探し出していた。
・自作の『電話帳』では、『アイウエオ順』や、『親戚』『勤務先』などで分けるなどの『整理』をして、手元に置いていたが、『固定電話』をほとんど使わなくなり、最低必要箇所は『メモリ登録』などの使用もあり、いつしか更新も行わなくなっている。
・こんな事もあり、両親が他界時、親戚への連絡などで困った記憶も出てきた。
・この『紙ベース』の『電話帳』『住所録』は『引く』を使っていた。
・『検索』ではない、『何かのつながり』を、紐解くためだったのだろうか
・『検索』は『結果』を一致させる『デジタル』。『引く』は、周辺までの『あいまいな情報』を探し出すための『アナログ』のような気もしてきた。
・『引く』は逆に『引き出し』の様に『多段化された箱』から『探し出す』『行為』で、『検索』は『番地』付けられた『箱』へ『一直線』。どちらが正しいのか・・・
・『電話帳』『パラパラ』だと・・『このおじさんどうしているかな』の思いも出てくる
・このあたりが『国語辞典』的なのかもしれない。
・『電話帳』は『引く』ではなくて、ネットを使うと『検索』だけとなってしまった。
・『医者』を探すのにも、『スマホ』で『検索』したらすぐにわかる。『電話帳』で探したら、『あ~』順番に見るか、『職業別』で『町名』あたりから見るけど、『まだこの先生やったはるは』『息子かいな』『子供、面倒掛けたな』・・・など『アナログ情報』もたくさん出てきて、『検索』で『パット』では得られない事もある。
・まだまだ『アナログ』でつなぐためには『紙ベース』が必要かも
●『検索の罠』
『AI』が先回り 『ヒット多数情報』の『上位化』
・最近の『情報検索』の中で、『AI』がどのように関与しているか、良くは知らないが、今回の『新型コロナ』では、『論文解析』のため、『ヒット』しやすいように、アメリカでは『自宅待機中』の『医学生』が、『論文』を見て、『TAG』を付けたと報道されていた。
・つまり、いくら『全文解析』と言っても、『検索』で『ヒット』するためには、ある程度の『仕掛』が必要であり、これによって『上位検索』されるか、どうかも決まってくるようである。
・一方で、重要な『情報』でも、『検索回数』が『低位』だと、『ヒット』されない事もあるとの事で、必ずしも『検索』がすべてではないと思われる。
・ネットで買い物をしようと思うと、過去の購入や検索履歴から、『AI』が勝手に『商品提案』してくるが、これが嫌なので、登山用品や、趣味で使うものは、有料の『カタログ』を使う事もある。
・この方が、ゆっくり『商品』を品定めすることが出来、ほしい物同士の比較もできる。
・これは『図鑑を見る』のとは少し違うので、『カタログを観る』で、海外旅行などのカタログは『からログで巡る』なのかもしれない。ひょっとすると『図鑑』の方が『観る』『視る』かもしれない。
・何れにしても、おせっかいな『AIの先回り』を受けることなく、『紙媒体』の中の『情報』を『探す』楽しみがある。
・これは、ネットで『新聞』を読んでいても同じである。
・『日経電子版』をよく使うが、『ビューアー』で『全画面』見るときはいいが、『個別記事検索』で見るときは、時々『先走った情報』が出てくることがあり、これが嫌なので、配達された『新聞』を少しの期間『保管』しておき、ここから『情報』を探し出すようにしている。
・やはり、古い人間かもしれないが『紙媒体』の方が使いやすく、関係情報の『検索』も、自ら『スクラップ』したほうが、『バイアス』がかからず使いやすいような気がしている。
・たぶん、『情報重さ』などもあるが、『検索』のための『TAG』付けの『基準』が違うのかもしれず、ここへ『AI』が入り込んでいれば、逆に『抜け漏れ』が出てくる可能性も出てくる。
・いずれにしても、人が『探し出せる事』には限界がある。この『第一歩』を『AI検索』へまかせ、この後、『画面』で、さらに詳細な『情報』を探し出す必要があるが、読み切れない事項は、さらに『紙媒体』へ移し替え、しっかり『脳』との『やりとり』も必要であろう。
● 学生教育『紙媒体から学ぶ』
・今日初参加の『講師』君から、まだリモート中心であるが、昨今の女子大の話題へ
・若い方々は『新聞や本を読まない』『テレビも見ない』と言われているが、これらの『媒体』から、きっちり『情報』を得られる、『学生』と、得られない、得ようとしない『学生』の、『両極端』が存在すると感じているとの事。
・この理由は、よく判らないが、今、入学してくる学生はZ世代で、デジタル機器はあたりまえの世界。両親や祖父母からの教えや、学校教育でも、何等かの変化があったのではと感じている。
・こんな中『紙から学ぶ』事が、どこかで弱くなったような気がしてならないとの事。
・そして、もう一つ気になるのが、大学教育の中で、若い先生方の『教育指針』の中で、『文献を読む』事や、『本から学ぶ』と言う事が、少し『希薄』になりつつある。
・『論文』なども、『学会誌』や『専門誌』は、『本』からではなく『ネット配信』から読んだり、『関連情報』も、『検索』で『探索』されている事が多いようで、『生文献』をじっくり『読み解く』事が少なくなっている事が、『昔人間』にとっては心配である。
・こんな『研究活動』を、『学生』に『指導』されると、『新しい成果』も『見過ごす』のでは・・と気になっている。
・昨今、日本の『科学技術』が『停滞』している・・と言われているが、『ネット検索だけの研究』は『大きな成果だけを追いかける研究』や『日の当たる研究』だけを、追い求める事に繋がらないか。
・さらには、『研究成果』の『コピペ偽証』などに繋がっていないかも心配となる。
・確かに『研究』は『成果』が求められ、コツコツと『過去文献』などから『新たな成果』を『探索』するより、『文献検索』などで『先行研究』を『探索』し、『見通せる分野』へ導く必要はあるが、『新たな発見』『基盤研究』のためにはどうなのか、『疑問』もあるとの事。
・こんな事から、『紙媒体』から学ぶことを、今の『学生』さん達にも伝えたい・・との思いが、Konチャンとの話で出てきた
・過去からの『紙媒体』の中に書かれた事や、『実験ノート』などを整理する中で、『Why』『What』を『感じ取り』、ここから『Action』を起こし『How』をひねり出す。
・この一連の『思考過程』を、『大学』では学んでほしい・・・
今日の『飲んべ~会』は参考となる・・と、だんだん『酔い』がまわるなかで、展開した。
別の仲間からは・・
・『大学』では、『自らが調べ』『自らが考える』事への『行動』を教える事が必要。
・ただ、今の『大学』や『企業』もそうであるが、『成果』を急ぐあまり、この部分が少し抜け落ちているような気もする。
・今『国立大学』も『独立行政法人』となり、『企業』も『基礎研究部門』が削られる中で、『コツコツ型』。最近はやりの言葉で言えば『すみっこ暮らし』『ねくら』の『研究活動』は認めてもらえない。
・すぐに『SDGsに繋がる物』『次世代技術へ繋がる物』。そして『いくら稼ぎだせるかが見える物』しか取り上げてもらえない。
・たぶん、こんな『追いかける研究』を続けていれば、『日本からのノーベル賞』は期待できない・・と、少し次元の高い『感想』も出てきた。
●『あるある談義』
だんだん話が『支離滅裂』になり、あっちこっちへ行き始め、時間も長引いてきたので、最後の『話題』へ『誘導』してみた。
・・『紙媒体』しかなかった我々は
・一番年長の『先輩』から、『ケミアブ(Chemi-AB)』『特許公報』懐かしい言葉やな、Konチャン書いとる通り、これは『紙媒体』としては 『宝の山』で、ここから、沢山『情報』を仕入れ、悪い言葉では 『パクリ』かもしれんが、『新製品開発』や『製品改良』にも『活用』させてもらった。
・『ケミアブ』は、『図書室』のラックを占有していたが、当時は『化学情報』を『検索』するには、これしかなかった。
・朝一番、『コルベン』に『原料』を『仕込』、『滴下中』や『保温反応中』に『図書室』で、読み漁った記憶がある。
・別の研究室の仲間と、『ケミアブ』を見ながら『反応ルート』の『議論』をしたこともある。化学の『バイブル』的な物であった。
・入社当時は『コピー機』も自由に使えなかったので、ノートへ『書き写す』事をしていた。
・さらに、ここで見つけた『文献』や『特許』の『詳細』を読むには、『購入申請』の手続きを行い、『許可』得れば『図書室』が『入手手配』をしてくれた。こんな事もあり、『図書館』の『担当者』は、どんな『本』が、どの『棚』にあるのか、良くご存じで、『研究所』の隠れた『武器』でもあった。
・『特許』も、関係する『特許公報』と『公開特許』が、『発行』されるとすぐに、担当『研究室』へ回覧となり、管理社員は『権利関係』で問題となるところが出ていないか、『確認』が『業務』となっていた。
・このため、管理社員の研究員は、忙しいい研究活動の中で『チェック』が必要となり、『異議申立期間』との関係もあるので、『土日出勤』となっていたのも、懐かしい限りである。
・そして『チェック』した中で、『分冊希望』分は、『回覧終了後』、『特許室』で切り離し、希望の『研究室』へ送られてきた。
・これが『若手研究員』へも『回覧』され、『研究対象』に近い『公開特許』は、『実施例』や『評価方法』が、以後の『実験』にかなり役立ったこともある。
・一方、『上司』が『マーク』した『実施例』などは、『追実験』の『指示』もあり、『技術の優位性』を見るため、参考となった。
・ただ、入社後しばらくは、コピー(ゼロックス)費用が高く、簡単には複写できなかったので、要点や、フローを書き写して、以後の実験へ進めたので、この時点で、かなり頭には明確に内容が残されていた。
・『応用評価』では、部門を超えた所の『特許』も見ておく必要があり、『IJ』などは『化学』以外に『事務機』まで『注目』した記憶がある
・今は『特許』も『Chem-AB』も『On-Line検索』が出来るようになり、『紙媒体』も無くなってきているが、『特許』などは『紙媒体』で『Watch』しないと『抜け漏れ』が出てくる可能性は否めない。
・そして、何よりも『特許』は『技術』の『進歩』を学ぶことが多い
・今回の『新型コロナ』で、KONチャンもどこかで書いていた『アビガン』の『製法特許』などは、『ノウハウの塊』である。
・たしか、16程度の『工程』の中で、『溶媒交換』や『イオンクロマト』での『主成分分取』や、こんな『溶媒』の組み合わせで『分液』の単位操作が可能など、驚くべき『ノウハウ』が詰まっていたが、これが『特許』で出てきているとは
・昔だったら、『公開』『取り下げ』で、『先行技術』を確保したこともあったのでは。
・何れにしても、最近の『若手研究員』はどうされているのかどうか判らないが、昨今、プリンターも自由に使えるようになったので『紙媒体』で『読み解く』事も必要なのではと感じている。
・これが無いと、『デジタル』『フラッシュ情報』となり、『記憶』として残らず、何か次の研究で『思いついた時』『記憶』では引き出せないような気もしている。
・『情報検索』で、うまく『ヒット』すれば問題ないのであるが
・もう一つ思い出したが、『研究所』には『特許室』みたいな『サポート部門』があった。ここの担当者は、長年同じ部門の『研究品』の『特許管理』を行っており、『研究員』からの『特許申請手続』『異議申立』等と、『特許公報』も見て、『他社動向』や『注目技術』もいち早く知らせてくれた。
・『検索』だけでは『読み取れない』所まで『目』で追っていたが、昨今の『自動検索』だけでは、少し心配なところもある。
・あの、重たい『特許冊子』を、『研究室』まで運んでくれた、女性スタッフに、改めて感謝したい思いが出てきた・・・と別の感想も
・この他『紙媒体』が周りにはたくさんあふれていた。『執務室』には『専門書』があり、業界関連の『学会誌』も『国内外』から取り寄せ、『海外文献』などは『輪読会』で『研究室内』へ『情報発信』なども行っていた。ドイツ語文献などは相当苦労したが・・
・当時『学会』も『個人会員』と言う制度があり、『年会費』を払えば、『学会誌』の送付を受けることが出来たので、『自腹会費』で『文献』を入手し、通勤途中の車中で読んでいた事もある。
・今はタブレットでも見れるが、まだ、左右半分半分の文献などもあり、『紙へプリント』でないと、全体が見通せないような気もするし、『記憶』へ残せないような気もする。
・『紙検索』は、『本流』と『周辺』を見通してくれるが、今後、このまま『必要不可欠』か、どうかは判らない。
・我々の頃はラジヲを聞きながらの勉強ではあったが、今のZ世代以降は、スマホを見ながら、耳にイヤホーンを入れながら学ぶことは当たり前になり、『記憶』を入れ込む『脳構造』が異なってきたかもしれない。
・でも・・頭の中に『記憶』が残らないと、新しい『発想』は出てこないでは・・との『心配』する発言も
・ネットワークの引き出しの『記憶』を引き出すにも、ある程度の『脳内記憶』が必要と思われ、これを『検索』だけで探し出すことはむつかしい。
・『AI』がうまく助けてくれればいいが、多くの人が『無視』している『情報』へはたどり着きにくい・・と思われる。
・こんな事を思ったら、『紙媒体』を、すぐには読まずに『積読』しておくだけでも、『記憶』を引き出すためには必要かもしれない。
・今と『時代』は違うので・・どうなのか~との意見も。
・ただ、物を『ロジカル』に考えるには、『書く』事は必要で、このためには『紙』か、これに替わる『黒板』は必要かも
・これが『紙媒体』として、『記憶』として『整理』され、『発創』のために『引き出し』を探すためには、『必須』かもしれない
だんだん酔いがまわる中で・・
だんだん『堂々巡り』になりはじめ・・
『昨今『紙で調べる』事が少なくなった事は、今後の日本の『科学技術』の発展を危うくする』と、年長者が締めくくってくれ・・
『拡大飲んべ~ワイガヤ』を終了することとなった。
そして、『楽しかった』との感想で、今日話しきれなかった、今月初めから、日経 私の履歴書に掲載が始まった『吉野さんの研究生活』から、『我々は』を次回『テーマ』でお願い・・と締めが入った。
次回のため、今日、出された話題の、重点『Word』だけを切り出しておく事にしたい。
新メンバーも加えた『ワイガヤ』となるので、下記の『ネタ帳』を事前に送信しておいたが、いつも通り、話は『あっちこっち』へ飛びはね、特に、最後の『あるある』は、相当盛り上がり、昨今『紙で調べる』事が少なくなった事が、今後の日本の『科学技術』の発展を危うくするのでは・・という話にまで展開した。
『またやろう』『次回は、会社は違えど、入社年次が近い、吉野さん世代はよかった』なんかで・・と『次ネタ』まで決まったが、『古希老人』の『回顧録』とならないようにしたい。
ただ、今回は、色々と興味深い内容もあり、忘れない間に『MEMO』として残しておく事とした。
*++**+*
この『拡大飲んべ~会』のきっかけは、先月末、ニュースや新聞で、『三省堂 国語辞典改訂』との記事が掲載され、『モーニングショー』でも、この話題が取り上げられたが・・
田舎の両親の面倒を見るため、我々より少し早く、早期退職で会社を離れた友人に、仲間と、餞別で『三省堂 国語辞典』の『大判』を贈った事を思い出した事からである。
たぶん、2014年の第7版の、これだったと思う。
(三省堂HPより)
あれから七年、田舎へ戻る前、『勉強』のため、日々『10項目・読解』を続けたいと話していたが、時々やり取りしている『メール』では、この事は全く触れてくれず、今は、どうしているのか・・・近況を聞くため、携帯へ『Skype Call』をかけてみた。
稲刈り後の、真っ黒に日焼けした懐かしい顔が『画面』に登場し、しばらく雑談を続けた後、本題の『国語辞典』の話を切り出してみたが・・
今でも、毎日『パッ!』とめくったページで、目についた『項目』、特に『カタカナ文字』を拾い出し、自分の『ノート』へ書き写し。不明な事は、他の『事典』や、これでも足りない時は、ネットで調べ、『理解』を深めているが・・・
8万語近くもあり、まだまだ追いついていない・・との事。
プレゼントした『辞典』を『画面』で見せてくれ、『よれよれ感』は否めないが、読み取ったところは、すべて『マーキング』され、『勉強』の足跡は、きっちり残されていた。
彼曰く、毎日調べる項目は『正しく知らない事がほとんど』『理解を間違えている事も多い』『もっと詳しくは、百科事典に頼っている』。
ただ、古い人間かもしれないが、『紙に書いてある事でないと、頭に入らない』『そして、書き写すことで、さらに記憶として鮮明に残せる』とも、話してくれた。
彼の、『田舎暮らし』でも『日々勉強』を『継続』している事には、驚きであった。
先の『モーニングショー』で、「着メロ」「コレクトコール」「キーパンチャー」「パソコン通信」、我々が身を置いた化学業界では、よく知られていた「リーベ」「ゲル」などの、1700程の言葉が、今回『消え』、新たに「ラスボス」「マリトッツォ」「身バレ」など、あまり聞いたことがない『新語』は、3500語も追加されるらしい・・と振ってみたが
彼から、『削除語辞典』『追加語辞典』も『販売』してほしいとのアイデアも出てきた。
新聞で、今回の『改訂』受け、『辞書は“かがみ”。ことばで写す時代(いま)。』との記事を読み、『報道』で使われなくなった『用語』は『消える運命』となった事を知ったが、日本の『技術』の『歴史』を紐解くには、この『三省堂 国語辞典』は『用語』を『検索』する『キーワードブック』として『重要』と思われる。なぜこの言葉が使われなくなったのか、もともとはこう言う『意味』であった・・・と、『残す』事も必要ではないか・・とも話してくれた。
もらった『辞典』は、まだ勉強途中なので、今回と同じ、字が大きい『大判』(字が小さいのは『高齢者』には不向らしい)が販売されれば、すぐに購入し、『比較』してみたいとの事。
そして、一つの言葉を探すのにも、『辞書』を引く事と、パソコンなどでの『検索』とは大きく異なり、『辞書』で『言葉』を追うことで、その『言葉』が持つ本当の『意味』も見えてくるとの事を、付け加えてくれた。
例えば・・、すぐには思い浮かばないが、今、Kon チャンが昼間使っている『コ・ワーキングスペース』を『辞書』で探そうとすると、この『言葉』自体は『辞書』にはないかもしれないが、たぶん前後に『コ・オペレーション』『コ・ワーク』などが見え、ここから、この『コ』の『言葉』の『意味』を読み取ることが出来る。『コ・ワーク』の類義語で『リモートワーク』のなども見えてくるかもしれない。さらに、少し、横道すると『コープ』なんて言う『言葉』も見えてくるかもしれず、また違った『言葉』の『意味』を知る事になる。
これをパソコン『検索』だと、『シェアオフィス』の『宣伝』が出てきたり、『コ―ワーキングスペース』の『特徴』だけを『宣伝的』に書いた『記事』がヒットするかもしれない。
『検索エンジン』の上位に、紐付けられたものしか『情報』は得られず、もし『検索』出来たとしても、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』が『上位検索』となり、この『情報』だけでは、偏よる可能性もある。
こんな事から、『紙媒体に書かれたものから探し出す面白さ』を、楽しんでいるようである。
『話題』がだんだん煮詰まってきたころ・・
一緒に過ごした研究で、商品化の途中、『製品安定性』を示す『ゲル化』や、エポキシ樹脂の『ゲルタイム』と言う言葉をよく使ったが、この『ゲル』と言う言葉も『消滅』するのか・・・この『ポッン』の一言で、『Time OUT』となり『Call 』は切れてしまった。
翌朝、改めてメールが届いたが、『メディア』で未使用のものを『死語化』する事に、少し違和感がある。単に『国語辞典』ではあるが、『現代用語』を調べるための『辞典』として重要である・・・『技術の歴史』を知るための『何か』が必要・・・と書かれていた。
この『何か』は明からかにされていないが、確かに『歴史を学ぶ言語集』なども必要なのでは・・との思いである。
今回『消滅』した『カタカナ語』の中には、政府が進めようとしているDX戦略の基盤となるような『用語』もあり、これが探し出せなくなるのも心配である。
『コロナ禍』は『一服』してきたが、『新版』を持って『山間の村』を訪ねる事は、今しばらくは無理そうなので、『大版を探して送るから、期待して待ってて』・・と折り返した。
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こんな中、女子大へ奉職した友人から、相前後して『対面授業』が始まるので、『なんかネタないか~』と、『直球 Call』が飛んできた・・
春先から、何度か『ブラックライター』としてお手伝いをしたので、『宣言』が明けたら、『外飲』としていたが、『ワクチン接種済』でも『ブレークスルー感染』するし、『教職者』は『マスク会食』が必須。当面は『Skype ワイガヤ』で『よろしく~』との事の言い訳も。
こんな『身勝手な屁理屈』の輩が多いと、『居酒屋』はまだまだ『儲からん』かもしれない・・と思いつつ、冷蔵庫から『缶ビール』を取り出し、お互い乾杯へ
『with CORONA』を考えれば、『時間たっぷり人』は、今しばらく、『国民』として『不要不急の外出自粛』は『義務』なのかもしれない。
そして本題に入ったが、彼から、次の『ネタ』については、これまで提供したもらった『テーマ』、『危険を危険と感じる』や『創造力を高める』などは、非常に『好評』であったが、『栄養学』の『関連知識』として、もう少し深堀した『経済安保』での『食糧問題』『食糧自給』へも触れてみたいので、このあたりの『ネタ』があれば・・『協力お願い』との『要望』が出てきた・・
これに対し・・・
昨今、若い方々は『新聞を見ない』『本を読まない』『テレビもあまり見ない』『ネット検索のみ』と言われており・・
これらの方々が、これらの『国としての危機』を、『正しく理解』してもらうためには・・
単に『教える』のではなく、『自らが調べ』『自らが考える』事への『行動』が必要。
ここから、今『自分たちがどうすべきか』と考える事へ導いていく事が、『社会経験者』の『責務』では・・と、またまた『酔っ払いの自論』を押し付けてしまった。
たぶん、前記『国語辞典 改訂』で、濃密なやり取りをした内容が頭に残り、
『正しく理解』するには、ネット『検索』だけではなく、出来れば『紙媒体』を『読み解く』必要があり、これらから、『思考回路形成能力』を『醸成』が出来るのでは・・・との思いが出たからであろう。
『辞書を紙で読む』『紙に書いてある事でないと、頭に入らない』『書き写すことで、さらに記憶として鮮明に残せる』・・と、先の『辞書』の『友人』から聞いたことに加え、昨年末から整理を始めた、『AIに先を越される子供達』 / 『タブレット教育での課題事項』などからの『課題』を受け、パソコンで調べる事での『検索の罠』がある事・・などが、『ネタ』で使えないかと話してみた。
依頼主も、確かに、今の学生は、図書館に通う事も少なく、本を抱えて帰るところも殆どなく、ネット『検索』で『情報』を得ている事に、『危機感』を覚えていた。
そして、この『検索』も、誰かが紐付けた『検索エンジン』に『操作』されていることも否めず、先に心配していた、子供達も『AIに操られる』という事・・・を理解してくれた。
今回は『紙媒体から学ぶ』と言う『切口』で、今の『情報社会』がどのように構築され、この中で『AI』が『検索』などへ、どう関与しているかを、学生達へ伝え、『自ら考える』事での『一助』にできれば・・との方向で進めてみようと、『飲んべ~談義』は、とりあえずまとまった。
昨年末、小学校の先生向けに、これも頼まれ仕事で作成した資料『AIを、子供たちの前で走らさないために』や、今日、話した『紙媒体から学ぶ』という事など・・何を『会得』してもらいたいか、『プロト作成』のため、2週間ほど準備期間をもらう事とした。
そして、最後に、『辞書』の彼とは、もう10年近くあっておらず、『直接』話してみたいとの『要望』が出され、関連する仲間にも声をかけ『拡大 On-Line ワイガヤ』を行ってみる事となった。
これが、冒頭の件である。
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早速『拡大 On-Line ワイガヤ』を招集したが、上記の2名を含め、昔の仲間で、総勢6名となった。
スマホだとメンバーの顔が小さいので、パソコンへ繋ぎなおしたいや、『ビール持参』など、『宴会準備』のドタバタはあったが、懐かしい『顔』が揃った。
久々のメンバーから『近況報告』があったり、先輩の方々が、ご存命かどうかの心配などの『情報交換』から始まり、事前送付の『レジメ』に沿いながら、まずは『国語辞書』の話へ・・ (音声録音を残していたので、その記録から抜粋)
●『国語辞書』について
・最近、というか、定年後一回も『辞書』は開けてへんで
・『三省堂 』は、確かに『カタカナ語』を調べるには便利やった
『レジメ』に書いてくれた『消滅語』は、必ずしも『死語化』は
していないと思うけど、これだけでも別冊子がほしい。
逆に、新たに載せられた『用語』には、『三省堂』のHPなどを
見てみると、『カタカナ語』だけでなく、最近の『品質偽装問題』を受けてか『規格外』なども加わったようである・・
今まで入っていなかったのも不思議である。
・このほかにも、昨年からの『新型コロナ』での『ソーシャルディスタンス』などの『新語』も入ったようだが。
・こんな言葉だけを見ていたら、新たに『国語辞典』を買って、勉強したくなる
『刷成』なんか、知らない言葉も
・『パラパラめくり』は、『紙媒体』しかできない
●『辞書を引く』と『検索』の違い。『地図』を引く
・パソコンでは、『あ』~次々新しい『用語』を調べる事はでけへんは
・『検索』は便利やけど、『辞書』を引くは、また違う事や
・最近『地図帳』も、昔だったら『日本』が最初で、『世界地図』は後回し、だったのが、今は『世界地図』が先になっているのを、孫の『学習地図』で見て驚いたが、我々、小学生の頃は、社会の教科書などに出ていた『地名』を『地図』で『探す』事をしていたが、『地図を引く』と教わったような気がしている。今でも、紙の『地図帳』は『引く』と教えているのだろうか。
逆に、『地図帳』は無くなり『タブレット』で『検索』なのだろうか
・『地図帳』を見ていると、その地域の地形図で色々な事が判り、山間の町なのか、海沿いの町なのか。鉄道が無ければ、どうして生活をしているのか、思いめぐらしたものである。
・逆に、田舎に住んでいると、都会ってこんなに沢山の交通網があり、どのくらいの人が行き来しているのだろうか・・・と小さいころ思った記憶もある。
・『国語辞書』と共に、『地図帳』も、『アナログの俯瞰図』なのかもしれないが、『デジタル』となると、『情報』まで『デジット』されているような気がする
●『図鑑』で調べる
『紙媒体から学ぶ』 ⇒ 『ネット検索』では得られない『情報』とは
『AIに先を越される子供達』 / 『タブレット教育での課題事項』
・話は横へそれるが、この夏、製本された『図鑑』が見直された・・との記事が出ていたのを思い出した。
・昔の『図鑑』とは違い、少し『リアル』になっていたり、『ポップアップ』するような本もあるようであるが、『昆虫図鑑』や『植物図鑑』などは、『手書き』のものもたくさん売れているようである。
・採取した『虫』や『植物』を、タブレットなどで、『画像検索』から探し出すのではなく、『アナログ的』に『比較観察』する事も重要であり、『オス』『メス』の『個体差』などを、自らの『目』で『観察』するための『第一歩』だろう。
・これをKonチャンが記事に残しているように、『採取した花』を調べるのに、『タブレット』だと、『白い花』『花弁枚数』『葉の形状』などから、『自動的』に絞り込み、『AI』が導き出した候補から、『確定』させるような作業をすれば、確かに時間は短縮できるかも知れないが、自ら『観察する』という『本来』の『目的』が失われてしまうように思える。
これが『AIに先を越される』と言うことなのだろうか
・たぶん、このような『安直』に名前が判った花は、『記憶』には残りにくいと思う
・こうなると『図鑑で調べる』ではなく、『解』を求めるだけになり、子供たちの『好奇心』『ナゼナゼ』も失わせてしまう
・『図鑑で調べる』事を失う事は、『辞書を引く』『地図を引く』と同じように、『思考回路形成』では重要な事なのかもしれない。
・『虫』を『調べる』中で、『足の形状』が違ったり、『色』に特徴があったりを見つける事もあり、『タブレット』で、はい『パシャ』は、どうなのかとも思っていたが、孫に、早速『図鑑』を買ってやりたい・・との感想も
・今日こんな話を聞いてて感じたが、パソコンの『検索』では、言葉を探すことが出来ない。
・俳句などで使う『季語』なども、『検索』すれば『引き出せるが』、逆に『思い浮かばす』事はできない。
・これには『辞書』を『引く』事の方が、思いは伝わるかも
・こんなんが、最近の『国語力』まで落としているのかもしれない。
・話が少し先走るが、本屋で立ち読みする『句集』や、新聞に投稿されている『投稿句』と、ネットで出てくる、横書きの『俳句』とは、『趣』が全然頃なる。季節も感じられへん
・やはり『紙に書かれている』ものでないと、あかんは
・そして、一つの『言葉』から、次の『言葉』。ましてや、あいまいな『言葉』は、『辞書』や『辞典』でないと『引けない』
・パソコン、スマホの『検索』とは、大違いや
●『英語』の辞書
・少し、話は切り替わり、『英語辞書』は全く使わなくなり、『ネット検索』の『話題』へ
中学生の孫ですら、判らん『単語』、スマホに『しゃべって』検索しとるわ
・あれやったら、『動詞』や『助動詞』『変化形』なんか判らんで
別のメンバーから
・最近は、『英語』は、とりあえず『話せたら』いいらしい
幼稚園では、『単語』や『文法』は、とりあえず『耳で聞いて』覚える事が、先らしい
我々の時代の『英文法』は後回しの様や
・でも『辞書』を引かん事は、どうなんかな
一つの単語引いた時、ついでに、周りも覚えたで
覚えた単語を、忘れないように、二度と引けないように
『覚えた所』は塗りつぶした
『破って・食べる』までは行かんかったけど
ここから、『辞書を引く』話題から、最近の『英語教育』へ
世の中変わったで・・
我々の時代は、何人か優秀な奴はおったが、入社したての頃は、殆ど『海外来訪者』の『案内』はでけへんし、40歳くらいに『TOEIC』が『人事考課』に導入されて、大変やったで。
今は『喋れて』あたりまえや。
最近は、昔の『Jack & Betty』とかいう『英語の教科書』すら、ないみたいや
中学の頃は、英語の先生の、訛りのある『読上』か、『中学時代』とかいう本に付属の『ソノシート』で『生英語』を聞くしかなかったで。
・今は、孫なんか、3歳からアメリカ人が先生の『英会話スクール』へ行ってるは
この60年ほどの間に、この言葉自体もおかしいいが『外国人』は当たり前、英語や外国語を勉強できる環境は、どこでも。そして、使う事も
・我々の中学時代は、テープレコーダーすらなかった・・とおもう
・PPMやブラフォーなどは、レコードで聞いて、歌詞をジャケットの裏から書き写し、音まねをし、コンサートを聞きに行ったのが『生の英語』に触れた、最初かもしれない
・今は、グローバルの社会、英語は当たり前の世界となり、この部分だけは、『紙から学ぶ』事ではないかもしれない。
・ただ、国際的な基準を求める、TOEICなどの『紙試験』への対応は必要であるが・・
コミュニケーション力だけを求めるのであれば、『紙』は、邪魔をする・・かもしれない
・・・と『英語教育』と『紙媒体』の話まで展開
● 『紙媒体は脳活性に貢献』
・話は変わるけど、レジュメに書いてある『紙媒体は脳活性に貢献』、あれほんとや
・この前、テレビで『インターネットのせいで頭が悪くなる。鬱にもなる』・・
と放映されていたが、『前頭葉』の『成熟』。『右脳』と『左脳』の活性化のためには、『文字を書く』『絵を描く』事が必要との事。 『目』からの『神経刺激』を『指』へ伝える『反対の脳』を働かせる必要があり『脳・刺激』の『交差』が必要との事。
・これが『パソコン』や『スマホ』を扱いすぎると『退化』するらしい。
・Konチャンもどこかで書いとったけど、『写経』などもいいらしい
『手本を読み取り、写す』事が、『脳・刺激』となっているとの事
・確かに、昨今『パソコン』や『スマホ』を使うせいか、『老化』かもしれないが・・
『記憶領域』が狭くなっているような気がする。
・たぶん『電話帳』などでも、『検索』すれば出てくる・・と思っていれば
あえて『記憶領域』は『人名』『電話番号』を保存しておく必要はない
・かけたい人がいれば、『スマホ』で『検索』すれば、『電話番号』はすぐに導き出され、
『ボタン』一つで繋げることが出来る
・さらに、何度も掛けた所は、『通話履歴』に残されており、これを『検索』すれば、いとも簡単につなげる。
・そして、これも『AI』を機能させていれば、『最近よく使った順』などで、勝手に並び替えており、人間の『脳』は使う事はない。
・こんな事をやっていると、『脳活性は低下し』『AIがボケを生み出す』と思っている・・・と、少し過激な意見も
・ここから、アナログな『紙』の『電話帳』『住所録』の話へ
・確かに、昔は、自作の『電話帳』や『住所録』。さらには『個人情報』をまとめた『紙ベース』の『備忘録』などがあり、ここから、必要な『情報』を探し出していた。
・自作の『電話帳』では、『アイウエオ順』や、『親戚』『勤務先』などで分けるなどの『整理』をして、手元に置いていたが、『固定電話』をほとんど使わなくなり、最低必要箇所は『メモリ登録』などの使用もあり、いつしか更新も行わなくなっている。
・こんな事もあり、両親が他界時、親戚への連絡などで困った記憶も出てきた。
・この『紙ベース』の『電話帳』『住所録』は『引く』を使っていた。
・『検索』ではない、『何かのつながり』を、紐解くためだったのだろうか
・『検索』は『結果』を一致させる『デジタル』。『引く』は、周辺までの『あいまいな情報』を探し出すための『アナログ』のような気もしてきた。
・『引く』は逆に『引き出し』の様に『多段化された箱』から『探し出す』『行為』で、『検索』は『番地』付けられた『箱』へ『一直線』。どちらが正しいのか・・・
・『電話帳』『パラパラ』だと・・『このおじさんどうしているかな』の思いも出てくる
・このあたりが『国語辞典』的なのかもしれない。
・『電話帳』は『引く』ではなくて、ネットを使うと『検索』だけとなってしまった。
・『医者』を探すのにも、『スマホ』で『検索』したらすぐにわかる。『電話帳』で探したら、『あ~』順番に見るか、『職業別』で『町名』あたりから見るけど、『まだこの先生やったはるは』『息子かいな』『子供、面倒掛けたな』・・・など『アナログ情報』もたくさん出てきて、『検索』で『パット』では得られない事もある。
・まだまだ『アナログ』でつなぐためには『紙ベース』が必要かも
●『検索の罠』
『AI』が先回り 『ヒット多数情報』の『上位化』
・最近の『情報検索』の中で、『AI』がどのように関与しているか、良くは知らないが、今回の『新型コロナ』では、『論文解析』のため、『ヒット』しやすいように、アメリカでは『自宅待機中』の『医学生』が、『論文』を見て、『TAG』を付けたと報道されていた。
・つまり、いくら『全文解析』と言っても、『検索』で『ヒット』するためには、ある程度の『仕掛』が必要であり、これによって『上位検索』されるか、どうかも決まってくるようである。
・一方で、重要な『情報』でも、『検索回数』が『低位』だと、『ヒット』されない事もあるとの事で、必ずしも『検索』がすべてではないと思われる。
・ネットで買い物をしようと思うと、過去の購入や検索履歴から、『AI』が勝手に『商品提案』してくるが、これが嫌なので、登山用品や、趣味で使うものは、有料の『カタログ』を使う事もある。
・この方が、ゆっくり『商品』を品定めすることが出来、ほしい物同士の比較もできる。
・これは『図鑑を見る』のとは少し違うので、『カタログを観る』で、海外旅行などのカタログは『からログで巡る』なのかもしれない。ひょっとすると『図鑑』の方が『観る』『視る』かもしれない。
・何れにしても、おせっかいな『AIの先回り』を受けることなく、『紙媒体』の中の『情報』を『探す』楽しみがある。
・これは、ネットで『新聞』を読んでいても同じである。
・『日経電子版』をよく使うが、『ビューアー』で『全画面』見るときはいいが、『個別記事検索』で見るときは、時々『先走った情報』が出てくることがあり、これが嫌なので、配達された『新聞』を少しの期間『保管』しておき、ここから『情報』を探し出すようにしている。
・やはり、古い人間かもしれないが『紙媒体』の方が使いやすく、関係情報の『検索』も、自ら『スクラップ』したほうが、『バイアス』がかからず使いやすいような気がしている。
・たぶん、『情報重さ』などもあるが、『検索』のための『TAG』付けの『基準』が違うのかもしれず、ここへ『AI』が入り込んでいれば、逆に『抜け漏れ』が出てくる可能性も出てくる。
・いずれにしても、人が『探し出せる事』には限界がある。この『第一歩』を『AI検索』へまかせ、この後、『画面』で、さらに詳細な『情報』を探し出す必要があるが、読み切れない事項は、さらに『紙媒体』へ移し替え、しっかり『脳』との『やりとり』も必要であろう。
● 学生教育『紙媒体から学ぶ』
・今日初参加の『講師』君から、まだリモート中心であるが、昨今の女子大の話題へ
・若い方々は『新聞や本を読まない』『テレビも見ない』と言われているが、これらの『媒体』から、きっちり『情報』を得られる、『学生』と、得られない、得ようとしない『学生』の、『両極端』が存在すると感じているとの事。
・この理由は、よく判らないが、今、入学してくる学生はZ世代で、デジタル機器はあたりまえの世界。両親や祖父母からの教えや、学校教育でも、何等かの変化があったのではと感じている。
・こんな中『紙から学ぶ』事が、どこかで弱くなったような気がしてならないとの事。
・そして、もう一つ気になるのが、大学教育の中で、若い先生方の『教育指針』の中で、『文献を読む』事や、『本から学ぶ』と言う事が、少し『希薄』になりつつある。
・『論文』なども、『学会誌』や『専門誌』は、『本』からではなく『ネット配信』から読んだり、『関連情報』も、『検索』で『探索』されている事が多いようで、『生文献』をじっくり『読み解く』事が少なくなっている事が、『昔人間』にとっては心配である。
・こんな『研究活動』を、『学生』に『指導』されると、『新しい成果』も『見過ごす』のでは・・と気になっている。
・昨今、日本の『科学技術』が『停滞』している・・と言われているが、『ネット検索だけの研究』は『大きな成果だけを追いかける研究』や『日の当たる研究』だけを、追い求める事に繋がらないか。
・さらには、『研究成果』の『コピペ偽証』などに繋がっていないかも心配となる。
・確かに『研究』は『成果』が求められ、コツコツと『過去文献』などから『新たな成果』を『探索』するより、『文献検索』などで『先行研究』を『探索』し、『見通せる分野』へ導く必要はあるが、『新たな発見』『基盤研究』のためにはどうなのか、『疑問』もあるとの事。
・こんな事から、『紙媒体』から学ぶことを、今の『学生』さん達にも伝えたい・・との思いが、Konチャンとの話で出てきた
・過去からの『紙媒体』の中に書かれた事や、『実験ノート』などを整理する中で、『Why』『What』を『感じ取り』、ここから『Action』を起こし『How』をひねり出す。
・この一連の『思考過程』を、『大学』では学んでほしい・・・
今日の『飲んべ~会』は参考となる・・と、だんだん『酔い』がまわるなかで、展開した。
別の仲間からは・・
・『大学』では、『自らが調べ』『自らが考える』事への『行動』を教える事が必要。
・ただ、今の『大学』や『企業』もそうであるが、『成果』を急ぐあまり、この部分が少し抜け落ちているような気もする。
・今『国立大学』も『独立行政法人』となり、『企業』も『基礎研究部門』が削られる中で、『コツコツ型』。最近はやりの言葉で言えば『すみっこ暮らし』『ねくら』の『研究活動』は認めてもらえない。
・すぐに『SDGsに繋がる物』『次世代技術へ繋がる物』。そして『いくら稼ぎだせるかが見える物』しか取り上げてもらえない。
・たぶん、こんな『追いかける研究』を続けていれば、『日本からのノーベル賞』は期待できない・・と、少し次元の高い『感想』も出てきた。
●『あるある談義』
だんだん話が『支離滅裂』になり、あっちこっちへ行き始め、時間も長引いてきたので、最後の『話題』へ『誘導』してみた。
・・『紙媒体』しかなかった我々は
・一番年長の『先輩』から、『ケミアブ(Chemi-AB)』『特許公報』懐かしい言葉やな、Konチャン書いとる通り、これは『紙媒体』としては 『宝の山』で、ここから、沢山『情報』を仕入れ、悪い言葉では 『パクリ』かもしれんが、『新製品開発』や『製品改良』にも『活用』させてもらった。
・『ケミアブ』は、『図書室』のラックを占有していたが、当時は『化学情報』を『検索』するには、これしかなかった。
・朝一番、『コルベン』に『原料』を『仕込』、『滴下中』や『保温反応中』に『図書室』で、読み漁った記憶がある。
・別の研究室の仲間と、『ケミアブ』を見ながら『反応ルート』の『議論』をしたこともある。化学の『バイブル』的な物であった。
・入社当時は『コピー機』も自由に使えなかったので、ノートへ『書き写す』事をしていた。
・さらに、ここで見つけた『文献』や『特許』の『詳細』を読むには、『購入申請』の手続きを行い、『許可』得れば『図書室』が『入手手配』をしてくれた。こんな事もあり、『図書館』の『担当者』は、どんな『本』が、どの『棚』にあるのか、良くご存じで、『研究所』の隠れた『武器』でもあった。
・『特許』も、関係する『特許公報』と『公開特許』が、『発行』されるとすぐに、担当『研究室』へ回覧となり、管理社員は『権利関係』で問題となるところが出ていないか、『確認』が『業務』となっていた。
・このため、管理社員の研究員は、忙しいい研究活動の中で『チェック』が必要となり、『異議申立期間』との関係もあるので、『土日出勤』となっていたのも、懐かしい限りである。
・そして『チェック』した中で、『分冊希望』分は、『回覧終了後』、『特許室』で切り離し、希望の『研究室』へ送られてきた。
・これが『若手研究員』へも『回覧』され、『研究対象』に近い『公開特許』は、『実施例』や『評価方法』が、以後の『実験』にかなり役立ったこともある。
・一方、『上司』が『マーク』した『実施例』などは、『追実験』の『指示』もあり、『技術の優位性』を見るため、参考となった。
・ただ、入社後しばらくは、コピー(ゼロックス)費用が高く、簡単には複写できなかったので、要点や、フローを書き写して、以後の実験へ進めたので、この時点で、かなり頭には明確に内容が残されていた。
・『応用評価』では、部門を超えた所の『特許』も見ておく必要があり、『IJ』などは『化学』以外に『事務機』まで『注目』した記憶がある
・今は『特許』も『Chem-AB』も『On-Line検索』が出来るようになり、『紙媒体』も無くなってきているが、『特許』などは『紙媒体』で『Watch』しないと『抜け漏れ』が出てくる可能性は否めない。
・そして、何よりも『特許』は『技術』の『進歩』を学ぶことが多い
・今回の『新型コロナ』で、KONチャンもどこかで書いていた『アビガン』の『製法特許』などは、『ノウハウの塊』である。
・たしか、16程度の『工程』の中で、『溶媒交換』や『イオンクロマト』での『主成分分取』や、こんな『溶媒』の組み合わせで『分液』の単位操作が可能など、驚くべき『ノウハウ』が詰まっていたが、これが『特許』で出てきているとは
・昔だったら、『公開』『取り下げ』で、『先行技術』を確保したこともあったのでは。
・何れにしても、最近の『若手研究員』はどうされているのかどうか判らないが、昨今、プリンターも自由に使えるようになったので『紙媒体』で『読み解く』事も必要なのではと感じている。
・これが無いと、『デジタル』『フラッシュ情報』となり、『記憶』として残らず、何か次の研究で『思いついた時』『記憶』では引き出せないような気もしている。
・『情報検索』で、うまく『ヒット』すれば問題ないのであるが
・もう一つ思い出したが、『研究所』には『特許室』みたいな『サポート部門』があった。ここの担当者は、長年同じ部門の『研究品』の『特許管理』を行っており、『研究員』からの『特許申請手続』『異議申立』等と、『特許公報』も見て、『他社動向』や『注目技術』もいち早く知らせてくれた。
・『検索』だけでは『読み取れない』所まで『目』で追っていたが、昨今の『自動検索』だけでは、少し心配なところもある。
・あの、重たい『特許冊子』を、『研究室』まで運んでくれた、女性スタッフに、改めて感謝したい思いが出てきた・・・と別の感想も
・この他『紙媒体』が周りにはたくさんあふれていた。『執務室』には『専門書』があり、業界関連の『学会誌』も『国内外』から取り寄せ、『海外文献』などは『輪読会』で『研究室内』へ『情報発信』なども行っていた。ドイツ語文献などは相当苦労したが・・
・当時『学会』も『個人会員』と言う制度があり、『年会費』を払えば、『学会誌』の送付を受けることが出来たので、『自腹会費』で『文献』を入手し、通勤途中の車中で読んでいた事もある。
・今はタブレットでも見れるが、まだ、左右半分半分の文献などもあり、『紙へプリント』でないと、全体が見通せないような気もするし、『記憶』へ残せないような気もする。
・『紙検索』は、『本流』と『周辺』を見通してくれるが、今後、このまま『必要不可欠』か、どうかは判らない。
・我々の頃はラジヲを聞きながらの勉強ではあったが、今のZ世代以降は、スマホを見ながら、耳にイヤホーンを入れながら学ぶことは当たり前になり、『記憶』を入れ込む『脳構造』が異なってきたかもしれない。
・でも・・頭の中に『記憶』が残らないと、新しい『発想』は出てこないでは・・との『心配』する発言も
・ネットワークの引き出しの『記憶』を引き出すにも、ある程度の『脳内記憶』が必要と思われ、これを『検索』だけで探し出すことはむつかしい。
・『AI』がうまく助けてくれればいいが、多くの人が『無視』している『情報』へはたどり着きにくい・・と思われる。
・こんな事を思ったら、『紙媒体』を、すぐには読まずに『積読』しておくだけでも、『記憶』を引き出すためには必要かもしれない。
・今と『時代』は違うので・・どうなのか~との意見も。
・ただ、物を『ロジカル』に考えるには、『書く』事は必要で、このためには『紙』か、これに替わる『黒板』は必要かも
・これが『紙媒体』として、『記憶』として『整理』され、『発創』のために『引き出し』を探すためには、『必須』かもしれない
だんだん酔いがまわる中で・・
だんだん『堂々巡り』になりはじめ・・
『昨今『紙で調べる』事が少なくなった事は、今後の日本の『科学技術』の発展を危うくする』と、年長者が締めくくってくれ・・
『拡大飲んべ~ワイガヤ』を終了することとなった。
そして、『楽しかった』との感想で、今日話しきれなかった、今月初めから、日経 私の履歴書に掲載が始まった『吉野さんの研究生活』から、『我々は』を次回『テーマ』でお願い・・と締めが入った。
次回のため、今日、出された話題の、重点『Word』だけを切り出しておく事にしたい。