コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

たしかに。しかし。

2008-03-21 00:29:20 | 
前の記事に、高校に受かったという中学生がトラックバックをくれた。
向こうの記事を見ると、どうも、関わりのありそうなブログを探してかなりばらまいている風で、それなりに足跡稼ぎのねらいもあるんだろう。

それにしても、現代受験生気質の、ある種の健全さを見るようで、実に気持ちが良い。
青春。

受験生日記! 高校合格までの俺と筆箱」というタイトルも、なかなかさえてるよね。

中三だもの、どろどろした部分だってあるんだろうけどね。


前の記事のコメント欄にも書いたけれど、こういう人が、こういう新鮮な心持ちのまま、高校や大学で学び、社会に出てくれたら、と本気で願う。


ただ、やっぱり気になるのは、励ましのコメントへの返事。


これからの方がより勉強を・・・。
入るために勉強、入ってからも勉強・・・。
辛いですが、やるしかないですよね!!!


勉強は嫌いなのか。
そうか。

埼玉大学の合格発表の時、学生新聞か何かの人に“インタビュー”された。
「だいがくにはいってなにしたいですか?」
「勉強したいです」

あたりまえじゃん。
そのために入ったんだもの。

その人だって、そりゃそうだ、と思ってはいるんだろうけれど、それ以外の、面白い答えが欲しかったんだろうね。面食らった顔つきだった。


合格すれば嬉しい。
がんばったからね。

確かに大変だった。
ここを目標に努力を重ねてきた。
それは認めよう。

しかし。
入試は、目的地ではない。
ただの通過点だ。

関門はゴールではない。
その先に城がそびえ立っている。

大学で学ぶ準備が出来た、ということ。
その城に入る列に並んだだけだ。


これからだよ。



あぁそうそう。
忘れないうちに書いておこう。
4月の授業は11日(金)から始まる。
言語文化の一年生の半分くらいは、金曜日の一時間目に私の授業を取る事になるだろう。
この授業には宿題がある。
宿題を出さないと、受講を認めない(ボノ君がそれでやめたんだよな。なつかしいね)。
教室は、確かE棟じゃないかな。ちがうかな。


新入生ガイダンスや、前期の授業に遅れてくる学生がかなり居るんだよねぇ。
シラバス読まずに来ちゃうやつも。

歓迎会でも言うつもりだけれど、そういう油断はいかんよ。

君たちは、センター試験や個別試験では、前日に下見までして、間違いの無いように、緊張感を以てここまで来た。
なのに、受かったらすぐに迷子だ。

そういう人は、大谷街道で事故に遭うか、悪徳勧誘に引っかかるか、いずれ、ろくなことはないぞ。

一つ一つの授業を、入試と同じ気持ちで臨め!
得る物は遙かに大きい。
これはホントです。

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