コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

『作文講話及文範』下巻のこと

2015-02-07 09:46:51 | 
少し前にこの本について触れたツイートが浮上したので。
授業では何度か取り上げている本書なのだけれど、学術文庫も絶版(ただし、古書としてはとても安い)。
じつは、グーグルのサイトで電子化されていて、読める、と言う情報があったのだが、なぜかやはり上巻のみ。

私の持っているのは縮刷版で、下巻も収録されている。
どうも、この内容についてご存じない人が多そうなので、目次だけスキャンしてアップすることにした。
多分著作権上も問題ないんじゃないかと勝手に判断。
 
なぜこの部分が復刊しないか、というのは、著作権が切れてない人も居るかもとか、軍国主義的な文章が混じるとか、いろいろあると思う。芳賀矢一より杉谷代水の貢献が大きそうだ、と言うのもあるかも知れない。
毀誉褒貶はあってしかるべきだけれど、一読すべき価値の在る本であることは間違いない。
まぁ、目次だけでも見て下さいな!

美しい日本語とかナントカ言う人たちは、是非、日本語の文章にも種類があるのだよ、と言うことを知って欲しいし。
前に少し書いたこと。

******************

刊記

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以下、下巻の目次










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3 コメント

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関連リンク (こにた)
2015-02-08 16:32:07
少し関連情報
古本夜話244 杉谷代水と『書翰文講話及文範』 - 出版・読書メモランダム (id:OdaMitsuo)
http://d.hatena.ne.jp/OdaMitsuo/20121019/1350572435
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「書翰文講話及び文範」より (関連リンク2)
2015-02-08 16:36:56
芳賀矢一・杉谷代水合編「書翰文講話及び文範」より
http://www.shochian.com/bunhan.htm
 引用:
「本ページでは、その下巻の手紙文例集の中から、私が面白いと思うものを適宜テキスト化し、ご紹介したい。(漢字は適宜新漢字に直した。)芳賀矢一・杉谷代 水とも没後50年が過ぎており、著作権は切れている。また、出版元の冨山房にも一度確認し、自由に使って良いという口頭の許可をもらっている。私の希望 は、このページを見て興味をもたれた出版社の方が、同書を復刻してくれることである。(同じ合編者による、「作文講話及び文範」は、現在講談社学術文庫に て復刻されている。)」
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補足 (こにた)
2015-02-08 16:41:50
「書翰文講話及び文範」より 筆者の仰る通りなのだけれど、残念ながら、学術文庫には下巻が収録されていない。
従って、私としては、この方同様、『私が面白いと思うものを適宜テキスト化し、ご紹介」というのが出来たら良いなと密かに……。
もっとも、いくつかは近代デジタルライブラリーなどで見られるのではないかと思う。
著作権の問題は、二人の編著者だけでなく、元の筆者の没年ももんだいになりそうだけれど、ほとんどは切れているだろう(やる時は確認)。
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