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コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

一回性

2009-02-27 23:29:34 | 
このブログ、編集画面の上の方に赤い小さな字で

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と書いてある。
何度もそれで悲しい思いをしているので、マメに「下書き保存」するようなクセをつけたのに、今日は怠っていたら、ちょっと指が滑って変なキーを押してしまったらしく、書き上げた雑談小ネタが三つ消えた。

そう、この記事のタイトルは「雑談」にするつもりだったのだよ。


一つは「若向き」音楽のこと。
もう一つは法斎さんの仕事のことだった。

連句的な緩い連想関係が壊れてしまうのは惜しいけれど、順番を変えて、最後に書いてた話を先に書いてしまおう。



と、その前に下書き保存。





スノドの勉強会以来、ちょっと「模倣」のことが気になっていて、家の図録棚をひっくり返したり、江戸の戯作者達の仕事を見直してみたりしていたのですよ(こう言う時に『身の構造』は引っ張り出してもメルロ・ポンティを検索しようとは思わないところがいかにもだな。そもそも持ってないし)。

そんなタイミングで上方にでかけ、藤本由紀夫氏とお話する機会を得、山口晃の作品を見るという、とてもありがたい状況にも恵まれ、少し復習をしていたら滋賀県立近代美術館で「コピーの時代」という気の利いた展示会をやっていた事が判明。
早速図録をお取り寄せ。本日落掌の運び。この図録は教科書のように素晴らしい。

しかし、この企画展、20周年企画とはいえ、一つの展示会の講演会が
 赤瀬川原平:「本物そっくりの夢」
 椹木 野衣:「日米シミュレーショニズムとその行方」
 藤本由紀夫:「引用と複製-観念的な模写-」
 森村 泰昌:「モノマネをめぐる物語/そっくりショーは、なぜ笑えるのか」
ってすごすぎ。
しかも音楽会でジョン・ケージ「水の音楽」他。

行きたかったなぁ。


映画やTVドラマの多くは殆ど質を落とさずに「別の機会」に見ることが出来る。
書物や音楽も、「複製技術」のおかげで、基本的には(と保留をつけないわけにいかないのだけれど)均質なものを手に取れる。

展示会は、案外ライブと同じだ。

自分が行った展示会を振り返るためにはとても有効なのだけれど、こういう優れた展示の図録を手にすると、却って悔しい思いが募る。
それでも東博などに出かけると地下で大量に買い込んでしまうのだよねぇ。


一度消えてしまった文章は戻ってこない。
逃がした魚のように、存在感を増す。

あぁぁ。

まぁ、話が繋がったから良いか。


そんなこんなで、音楽会と芝居は、可能な限り出かける。
あ、勿論展示会も。

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