コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

日本言語文化各論IIIによせて

2011-04-07 23:46:53 | 鞠水
金曜1コマ目の授業情報です。
江戸の怪談をテーマに話しますが、311以降、と言うことを意識しないわけに行きません。
何処でどう繋がるかは追々解ってくれれば、と思っていますが、江戸時代の幽霊達のことを考える前にこんなの、目を通していただけるとありがたい。

総務省の「要請」4/6
東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する電気通信事業者関係団体に対する要請
別紙:東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する要請(PDF)
別紙 「被災地等における安全・安心の確保対策について(抜粋)」
被災地等における安全・安心の確保対策ワーキングチームの設置について(抜粋)
を含む

インターネット上の違法な情報への対応に関するガイドライン(PDF)


社民党の談話 4/7
総務省「東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する電気通信事業者関係団体に対する要請」について(談話)



このような情報の混乱は、「確報」「詳報」の確保を意識させると同時に、速報性との兼ね合いも問題化した。官軍につくか幕府につくかという立場の問題もある。こうした情勢のただ中、慶応四年二月二十三日に『太政官日誌』は刊行を開始し、維新政府は佐幕的な新聞への圧力を強めていく。こうして、開国に伴って世界情勢を知らしめるために発生したはずの初期新聞は、「政局の動揺にともない」情報戦の舞台になっていくのである。

 戦時において正確な情報の収集・分析と計画的な発信が不可欠であることは、いつの世も変わらない。戊辰戦争は、新聞という新しいメディアを通して戦争当事者以外にまで情報が拡散した点が新しい。その情報によってどれほど一般民衆が影響を受けたかは別として、新聞の力が戦争当事者達にとって無視できるものではなかったからこそ『太政官日誌』は生まれたし、それに伴う情報規制もあった。




明日のために本棚から出してきた本
岡庭昇『偏見の構造 情報言語を考える』河出書房新社 (1977/10)
間庭 充幸『日本的集団の社会学』河出書房新社 (1990/04)
佐藤健二『流言蜚語 うわさを読みとく作法』有信堂高文社 (1995/03)

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1 コメント

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補足 (小二田)
2011-04-08 19:56:22
東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への対応に関する情報提供(社団法人テレコムサービス協会)
http://www.telesa.or.jp/taisaku/
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