静岡市は何をやっているのだろうか?
私は「駿府静岡歴史楽会」に所属しています。この会は、歴史愛好家の緩やかな組織で、気軽なイベントを沢山行いながら、健全な郷土愛を育み、長期的な展望のもとで、静岡の未来に遺せる物を創ろうとしているわけです。
この会の結成は、家康が駿府に隠棲しながら、実際に、いわゆる「大御所」として、江戸時代の様々な制度を構築していったことを、その400周年を機会に顕彰するイベントを、市民が企画しよう、と言うことで立ち上げたのでした。
静岡は、優れた歴史遺産がたくさんありながら、県にも市にも、歴史資料館や公文書館を持たない、伝統文化や歴史を大事にしない自治体の代表格(構想は何度もあったらしい)なので、この機会に、鍬入れくらいまで行って欲しい、と言う思いもありました。
市に対しても、昨年の早い段階(確か2月)で、簡単な提言を行っています。その後、経済局長や市議と食事をしながらの意見交換もあり、市民側からの提案による、一過性イベントに終わらない企画を作ろう、と言う気運が盛り上がったかに見えました。
ところが、今年になって、市は、総額2億円のイベントをやるから、企画書をだせ、と、業者向けの告知をしました。市民に募集したのは、家康に関する伝承と、イベントのシンボルマークだけ。仄聞するところ、家康エピソードも、殆ど集まっていないらしい。
さて問題は、企画公募。
プロポーザルの参加申込は「募集要項の配布」が平成18年2月13日(月)から平成18年2月22日(水)まで
平成18年2月23日(木)午後2時から説明会実施。
申込受付期間は 平成18年3月6日(月)から平成18年4月7日(金)。
その後、
審査基準に照らし、(仮称)大御所四百年祭実行委員会が設置する審査委員会(以下「審査委員会」という。)で第一次審査(4/10 5件以下に絞り込み)、及び第二次審査(4/20)を行い、プロポーザル最優秀者を決定し、結果は、24日には、応募者に告知されたはず。契約等は6月議会の決定後らしい。
どのくらいの応募があったのかは知らないが、応募するために必要な書類は膨大で、この短期間で、2億円にイベントを担当する業者(市民団体には不可能)を決めるのには無理があるのではないか。しかも、この間、市民側への情報提供は全く為されていない。
この間、静岡市経済局商工部観光課 大御所四百年祭準備室の偉そうな人とも話をする機会があり、こうした手続きの過程については、十分な情報公開をする、と明言していたのですが……。
何が起こっているのでしょう。
審査会で決まらなかった、と言う噂も。顧問の大学教授が不参加だったという噂も。
2億円。それで博物館を作るのは、勿論無理。しかし、駿府博や葵博のように、あとに何も残らない(その利益で別の事業をやっても仕方ない)一過性のイベントをまたやるのか。そのための、大手代理店に企画からおまかせでいいのか。市民の声はどこへ行くのか。
市民団体も、相変わらず動きが鈍い。「歴史楽会」は、静岡の歴史愛好グループと連携しながら、改めて市に対して問いかけをしていこう、と動き始めている。メンバーの中心の何人かは、普段は市長に近い立場にいる人たちなのだけれど、今度ばかりは黙っていられない、と言う思いも強いように見受けられる。私から見れば騙されたと言ってもいいような状況。
曾て、国体関連企画で十返舎一九展を行った時に、静岡市にはひどい目に遭わされた。
行政のやることは信用できない。市長も、知事も、講演などを聴いていると、文化的なことに理解があって、面白いことをしそうに見えるのに、結局はその場しのぎで金が動けばOKの人々らしい。こういう街に未来はないぞ。
なにはともあれ、大御所400年イベントが、誰のとによって、どのようなモノになっていくのか、沢山の眼で注視する必要があるし、市民サイドから、諦めることなく提案を出していく必要がある。
ははは、途中で文体変わってしまった。
私は「駿府静岡歴史楽会」に所属しています。この会は、歴史愛好家の緩やかな組織で、気軽なイベントを沢山行いながら、健全な郷土愛を育み、長期的な展望のもとで、静岡の未来に遺せる物を創ろうとしているわけです。
この会の結成は、家康が駿府に隠棲しながら、実際に、いわゆる「大御所」として、江戸時代の様々な制度を構築していったことを、その400周年を機会に顕彰するイベントを、市民が企画しよう、と言うことで立ち上げたのでした。
静岡は、優れた歴史遺産がたくさんありながら、県にも市にも、歴史資料館や公文書館を持たない、伝統文化や歴史を大事にしない自治体の代表格(構想は何度もあったらしい)なので、この機会に、鍬入れくらいまで行って欲しい、と言う思いもありました。
市に対しても、昨年の早い段階(確か2月)で、簡単な提言を行っています。その後、経済局長や市議と食事をしながらの意見交換もあり、市民側からの提案による、一過性イベントに終わらない企画を作ろう、と言う気運が盛り上がったかに見えました。
ところが、今年になって、市は、総額2億円のイベントをやるから、企画書をだせ、と、業者向けの告知をしました。市民に募集したのは、家康に関する伝承と、イベントのシンボルマークだけ。仄聞するところ、家康エピソードも、殆ど集まっていないらしい。
さて問題は、企画公募。
プロポーザルの参加申込は「募集要項の配布」が平成18年2月13日(月)から平成18年2月22日(水)まで
平成18年2月23日(木)午後2時から説明会実施。
申込受付期間は 平成18年3月6日(月)から平成18年4月7日(金)。
その後、
審査基準に照らし、(仮称)大御所四百年祭実行委員会が設置する審査委員会(以下「審査委員会」という。)で第一次審査(4/10 5件以下に絞り込み)、及び第二次審査(4/20)を行い、プロポーザル最優秀者を決定し、結果は、24日には、応募者に告知されたはず。契約等は6月議会の決定後らしい。
どのくらいの応募があったのかは知らないが、応募するために必要な書類は膨大で、この短期間で、2億円にイベントを担当する業者(市民団体には不可能)を決めるのには無理があるのではないか。しかも、この間、市民側への情報提供は全く為されていない。
この間、静岡市経済局商工部観光課 大御所四百年祭準備室の偉そうな人とも話をする機会があり、こうした手続きの過程については、十分な情報公開をする、と明言していたのですが……。
何が起こっているのでしょう。
審査会で決まらなかった、と言う噂も。顧問の大学教授が不参加だったという噂も。
2億円。それで博物館を作るのは、勿論無理。しかし、駿府博や葵博のように、あとに何も残らない(その利益で別の事業をやっても仕方ない)一過性のイベントをまたやるのか。そのための、大手代理店に企画からおまかせでいいのか。市民の声はどこへ行くのか。
市民団体も、相変わらず動きが鈍い。「歴史楽会」は、静岡の歴史愛好グループと連携しながら、改めて市に対して問いかけをしていこう、と動き始めている。メンバーの中心の何人かは、普段は市長に近い立場にいる人たちなのだけれど、今度ばかりは黙っていられない、と言う思いも強いように見受けられる。私から見れば騙されたと言ってもいいような状況。
曾て、国体関連企画で十返舎一九展を行った時に、静岡市にはひどい目に遭わされた。
行政のやることは信用できない。市長も、知事も、講演などを聴いていると、文化的なことに理解があって、面白いことをしそうに見えるのに、結局はその場しのぎで金が動けばOKの人々らしい。こういう街に未来はないぞ。
なにはともあれ、大御所400年イベントが、誰のとによって、どのようなモノになっていくのか、沢山の眼で注視する必要があるし、市民サイドから、諦めることなく提案を出していく必要がある。
ははは、途中で文体変わってしまった。