10/23 講演会・見学会 静岡ハリストス正教会のイコンと山下りん、@静岡ハリストス正教会、おかげさまで、無事に終了いたしました。
講師の金沢さん、吉田さん、田中司祭さん、それから正教会の皆さん、新潮社Sさん、手伝ってくれた学生(と卒業生)たち、歴史楽会Mさん、そして、ご来場下さった沢山の皆さん、本当に有難うございました。
開場時間の12時半には人影まばらで、関係者だけの交流会みたいになったらどうしようかと直前まで冷や冷やでした。
しかし、今回も、信徒の皆さんだけでなく、様々な角度から興味をお持ちの人たちがおいで下さったようで、なんとか座席も埋まりました。
来場者数は、一昨年よりは相当少なかったのですが、これまた“次”に繋がっていく大きなステップになったという実感があります。
無報酬で働いてくれた学生たちも、一日有意義に過ごせたと、笑顔で帰って行きました。
こう言う経験を積む楽しみをちゃんと覚えたら、抜けられなくなるよね。
というわけで、簡単に一日を振り返っておきます。
10時集合。
椅子並べは学生たちのおかげで案外簡単におわりました。
機材のセッティングも楽々。
学務係のポータブルスピーカー、ワイヤレスマイク、優れものです。
11時過ぎ、出迎え。
ちょっと早く出過ぎたので8の字購入、これは帰りの電車用おみやげになりました。
好評だった様で何よりです。
実際、うまいです。
*私が不在の間に“来客”があったようで、ご心配をおかけしたみなさん、申し訳ありませんでした。
静岡駅からちょっと回り道して予約していた弁当(後掲)をGET。
ゲストの皆さんは店構えにぎょぎょ。
到着後、聖堂ちょっと見て(この時点で若干不穏な空気も……?)、
昼食はさっき買った弁当。
静岡でお客に出す弁当と言えば……?!
東海軒、ではなくて、これです。
と言うわけで、中村屋さんの親子丼。
静岡の親子丼はこれがスタンダードなのか、と訊かれましたが、多分違います。
でもホントに美味しいです。
嫌みのない甘さ。
朝無人販売で買ってきた蜜柑付き。
それから、金沢さんおみやげ、もっちりしたどら焼き、たいそうおいしゅうございました。
お茶は新潮社Sさんのおごり。
で、12:30開場。
金沢さんの『イタリア古寺巡礼』、吉田さんの『ルネサンス踊り絵本』とピープショー数種の物販もやっています。
開始時間ギリギリになってやっと集まり出しました。始まってから入ってきた方も含め、総勢50名くらいでしょうか。
私の段取りが悪く、前提が伝わりにいところもあったかも知れませんが、お二人の画像を多用したトークは、休憩はさんで3時過ぎまで。
中々に贅沢な時間でした。
西洋史の復習にもなった……。
で、聖堂に移動。
この聖堂が造られて、多分二回目の見学会。
今回はお坊さんもいます(龍津寺さん、ありがとうございました)。
で、このあとは、司祭様の解説だったんですが、来場者からもどんどん質問が出るし、金沢さんも参戦するし、なかなか白熱したトークに発展。
私たちは残念ながら会場片付けのため最後まで聴けませんでしたが、一部では、次回はお二人の「対談」企画を望む声も!
アンケートなどは実施しませんでしたが、沢山の方から嬉しい感想を頂きました。
実際、『イタリア古寺巡礼』は、20冊以上売れたようで、関係者をのぞけば半数近くの人が購入した計算です。
ピープショーを購入してのぞき込むおばさま達もいましたね~。
素晴らしい!
その後、和やかに挨拶を交わして教会をあとにしました。
で、せっかくなので御近所の安立寺さんを訪問。
仏教のイコンを見ていただきます。
金沢さんは、これがお気に入りらしいです。
海外出張から帰ったばかりの御住職は疲れ切っていたのでいつものトークはお預け。
早々に辞して次に百町森さん訪問。
ここは吉田さんの作品を扱っているので御挨拶。
何度も行っているお店なんですが、やっと社長さんと名刺交換。
絵本より遊具や子供達の遊びについてお話ししたり。
学生スタッフ含め大盛り上がりで、皆さん結構散財の模様。
で、〆は某居酒屋。
私が刺身を頼み忘れる(というか、お互い変だと思わないところが変な調子で)、と言うハプニング在りつつ、シラスや〆鯖で盛り上がり、2時間半ほど滞在。
で、皆さんを駅まで送って解散。
今回も本当に色々勉強になりました。
私としては、意外な人と人の繋がりが面白かったり。
で、私が意図したわけではないのですが、今回、8の字、中村屋の親子丼、安立寺、某居酒屋と、メインではない部分で関わった(と言うか私が選択した)事柄は、実は底の方で繋がっていたんだなぁと思ったりします(要するに私の好みか)。
山下りんのイコンはイコンと呼べるのか、とか、イコンはそもそも芸術なのか、とか、そういう話は、芹沢介の民芸運動等とも微妙に近い関係にあります。縄文土器の「芸術性」とかも。
金沢さんの“ロマネスク愛”のなかには、ルネサンス以前の確かな技術力、表現力と一緒に、恐ろしく“稚拙”にみえるゆる~~い装飾に注がれる暖かい眼差しが感じられます。
吉田さんの作品にも、精密な研究のあとにある簡略化されたゆるさもあり……。
それは、安立寺の御住職が「小学生が描いたようなのもある」と仰る仏画や仏像の世界にも通じています。
繊細さと無骨さを備えた鶴堂の鏝絵と、信仰のしきたりよりも表現を求めた山下りんと、芸術ってなんだろう、と言うことを考えるヒントがここにある気がします。
8の字や親子丼の、あまりにシンプルであることの奥深さは、新鮮な生シラスや、丸ごと食べられるカサゴの唐揚げにも繋がっちゃうわけで、それこそが、天然の芸術だったり。
楽しい一日、ありがとうございました。
講師の金沢さん、吉田さん、田中司祭さん、それから正教会の皆さん、新潮社Sさん、手伝ってくれた学生(と卒業生)たち、歴史楽会Mさん、そして、ご来場下さった沢山の皆さん、本当に有難うございました。
開場時間の12時半には人影まばらで、関係者だけの交流会みたいになったらどうしようかと直前まで冷や冷やでした。
しかし、今回も、信徒の皆さんだけでなく、様々な角度から興味をお持ちの人たちがおいで下さったようで、なんとか座席も埋まりました。
来場者数は、一昨年よりは相当少なかったのですが、これまた“次”に繋がっていく大きなステップになったという実感があります。
無報酬で働いてくれた学生たちも、一日有意義に過ごせたと、笑顔で帰って行きました。
こう言う経験を積む楽しみをちゃんと覚えたら、抜けられなくなるよね。
というわけで、簡単に一日を振り返っておきます。
10時集合。
椅子並べは学生たちのおかげで案外簡単におわりました。
機材のセッティングも楽々。
学務係のポータブルスピーカー、ワイヤレスマイク、優れものです。
11時過ぎ、出迎え。
ちょっと早く出過ぎたので8の字購入、これは帰りの電車用おみやげになりました。
好評だった様で何よりです。
実際、うまいです。
*私が不在の間に“来客”があったようで、ご心配をおかけしたみなさん、申し訳ありませんでした。
静岡駅からちょっと回り道して予約していた弁当(後掲)をGET。
ゲストの皆さんは店構えにぎょぎょ。
到着後、聖堂ちょっと見て(この時点で若干不穏な空気も……?)、
昼食はさっき買った弁当。
静岡でお客に出す弁当と言えば……?!
東海軒、ではなくて、これです。
と言うわけで、中村屋さんの親子丼。
静岡の親子丼はこれがスタンダードなのか、と訊かれましたが、多分違います。
でもホントに美味しいです。
嫌みのない甘さ。
朝無人販売で買ってきた蜜柑付き。
それから、金沢さんおみやげ、もっちりしたどら焼き、たいそうおいしゅうございました。
お茶は新潮社Sさんのおごり。
で、12:30開場。
金沢さんの『イタリア古寺巡礼』、吉田さんの『ルネサンス踊り絵本』とピープショー数種の物販もやっています。
開始時間ギリギリになってやっと集まり出しました。始まってから入ってきた方も含め、総勢50名くらいでしょうか。
私の段取りが悪く、前提が伝わりにいところもあったかも知れませんが、お二人の画像を多用したトークは、休憩はさんで3時過ぎまで。
中々に贅沢な時間でした。
西洋史の復習にもなった……。
で、聖堂に移動。
この聖堂が造られて、多分二回目の見学会。
今回はお坊さんもいます(龍津寺さん、ありがとうございました)。
で、このあとは、司祭様の解説だったんですが、来場者からもどんどん質問が出るし、金沢さんも参戦するし、なかなか白熱したトークに発展。
私たちは残念ながら会場片付けのため最後まで聴けませんでしたが、一部では、次回はお二人の「対談」企画を望む声も!
アンケートなどは実施しませんでしたが、沢山の方から嬉しい感想を頂きました。
実際、『イタリア古寺巡礼』は、20冊以上売れたようで、関係者をのぞけば半数近くの人が購入した計算です。
ピープショーを購入してのぞき込むおばさま達もいましたね~。
素晴らしい!
その後、和やかに挨拶を交わして教会をあとにしました。
で、せっかくなので御近所の安立寺さんを訪問。
仏教のイコンを見ていただきます。
金沢さんは、これがお気に入りらしいです。
海外出張から帰ったばかりの御住職は疲れ切っていたのでいつものトークはお預け。
早々に辞して次に百町森さん訪問。
ここは吉田さんの作品を扱っているので御挨拶。
何度も行っているお店なんですが、やっと社長さんと名刺交換。
絵本より遊具や子供達の遊びについてお話ししたり。
学生スタッフ含め大盛り上がりで、皆さん結構散財の模様。
で、〆は某居酒屋。
私が刺身を頼み忘れる(というか、お互い変だと思わないところが変な調子で)、と言うハプニング在りつつ、シラスや〆鯖で盛り上がり、2時間半ほど滞在。
で、皆さんを駅まで送って解散。
今回も本当に色々勉強になりました。
私としては、意外な人と人の繋がりが面白かったり。
で、私が意図したわけではないのですが、今回、8の字、中村屋の親子丼、安立寺、某居酒屋と、メインではない部分で関わった(と言うか私が選択した)事柄は、実は底の方で繋がっていたんだなぁと思ったりします(要するに私の好みか)。
山下りんのイコンはイコンと呼べるのか、とか、イコンはそもそも芸術なのか、とか、そういう話は、芹沢介の民芸運動等とも微妙に近い関係にあります。縄文土器の「芸術性」とかも。
金沢さんの“ロマネスク愛”のなかには、ルネサンス以前の確かな技術力、表現力と一緒に、恐ろしく“稚拙”にみえるゆる~~い装飾に注がれる暖かい眼差しが感じられます。
吉田さんの作品にも、精密な研究のあとにある簡略化されたゆるさもあり……。
それは、安立寺の御住職が「小学生が描いたようなのもある」と仰る仏画や仏像の世界にも通じています。
繊細さと無骨さを備えた鶴堂の鏝絵と、信仰のしきたりよりも表現を求めた山下りんと、芸術ってなんだろう、と言うことを考えるヒントがここにある気がします。
8の字や親子丼の、あまりにシンプルであることの奥深さは、新鮮な生シラスや、丸ごと食べられるカサゴの唐揚げにも繋がっちゃうわけで、それこそが、天然の芸術だったり。
楽しい一日、ありがとうございました。
静岡南高校の川嶋です。
充実した講演会・イコンの見学会の開催、
本当に感謝しております。
感動のあまり、金沢さんにもメールを
送ってしまいました(笑)。
ついでに今日は「キリスト教」の特集
してた「一個人」を買って、金沢さんの
お本と併せて楽しい休日を過ごしています。
近くにおりますし、先生のお言葉もありましたが、何か一緒にできたら嬉しいと思います。
喜んでいただけて幸い。
最近、懐かしい人と会う機会が増えてる感じです。
南高ならいろいろ一緒に出来ますね。
今後もよろしくお願いします!