コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

【催事】累の怪談と地獄極楽巡り【告知】

2012-10-01 00:09:56 | 鞠水
10月14日(日)に、清水区小島、龍津寺さんで講座を開催します。
入場無料、申込不要です。
是非おいで下さい。

累の怪談と地獄極楽巡り

おはなし
『死霊解脱物語聞書』の臨死体験 静岡大学教授  小二田誠二
龍津寺の十王様と地獄極楽図   龍津寺住職   勝野秀敏


日時 2012年10月14日(日) 18:00~20:00
場所 龍津寺 静岡市清水区小島町135 054-393-3028
交通 JR東海道線興津駅前から静鉄バス
   但沼車庫前行き 栗原(所要時間11分)下車すぐ
  * バスは1時間2本程度です。
  * 帰りは、栗原20:24→興津駅前20:35で、
    東京行き・新大阪行きの新幹線に間に合います。
    *JR東海道線興津駅時刻表 
主催 小島町文化財を守る会 龍津寺 鞠水書屋



ごあいさつ
 一昨年の須弥山儀講座以来、二度目の、酒瓶神社祭礼の夜の特別講座を開催します。

 黄表紙の祖、恋川春町と須弥山儀で有名な小島龍津寺には、閻魔様をはじめとする十王の像と、地獄極楽の掛け軸があります。これらは、人間が死んだあとどうなるのかを分かりやすく説明するための「教材」でした。
 江戸時代を通じて最もよく知られた怪談、累(かさね)の物語のなかにも、怨霊に導かれて地獄や極楽を巡る話が出てきます。これも、怖がらせるだけで無く、この世で正しく生きていくための教訓です。
 ところで私はこの夏、累怪談の原典である『死霊解脱物語聞書』を刊行しました。せっかくの機会なので、御縁のある龍津寺さんで、ご住職と一緒に江戸時代の人たちにとっての死後の世界とか、現代の私たちの生き方とかを語り合ってみようと思っています。
 堅苦しい話では無く、江戸時代の怪談ってこんな感じなのか、龍津寺さんの十王様や掛け軸にはこんな意味があるのか、ということを、画像も使ってお話ししますので、楽しみながらちょっと学んで戴ければ幸いです。

 ついで、と言ってはなんですが、映画『天地明察』で江戸時代の暦が脚光を浴びているこの機会に、改めて仏教の宇宙観を示す須弥山儀を見学するのも面白いのではないでしょうか。
 小島は朝からお祭りで賑わいます。締めはちょっとだけ真面目になって、歴史や人生について考えてみましょう。

見どころ沢山の小島 
 小島は国指定史跡、小島陣屋跡をはじめとして、歴史的な名所も沢山あります。しかも、十月十四日は酒瓶神社のお祭り。朝から相撲甚句や子供たちの相撲大会で盛り上がります。
 講座は夜ですが、是非、この機会に、朝から小島を訪れ、地域の人たちと、楽しい一日を過ごしてください。
 もちろん、小島の人たちも、あらためて講座に参加してください。きっと「我が町」についての、新しい発見があるんじゃないかと思っています。


【参考】


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【授業連絡】日本言語文化基... | トップ | 【頭出し】年内、小二田関連... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

鞠水」カテゴリの最新記事