卒業式の日にネクタイをしていったら同僚に仰天された。
「持ってたんですか」だと。
ありますよ~ネクタイ。受験産業でバイトしてたので、数だけは相当あります。
でも、ホントに使わない。
冬場は殆ど同じ服装なので、そのまま生活していると思われてるだろうな。
冬の間ずっと履いている作業ズボンのようなのは、その通り、作業服やさんで購入した1980円くらいのものです。3本をローテーションで使ってるので、ちゃんと洗濯はしてます。
服装には頓着がないので、穴が開いていたりすり切れていたりしても取り敢えず日常生活では気にしない。
まぁ、公式にどこかに出かけるときは多少小綺麗にするけれど。
そういう私でも、たまには“ブランドもの”と思われる物を買うことがある。
例えば、ふじ屋さんの手拭い。
もう、四半世紀、自分で買うのはほぼここ。大野屋さんで買ったこともあるけれど、かまわぬではかわぬ(太田記念美術館にあるので、良く覗くんだけど)。お洒落とか、可愛いとか、色々判断基準はあるのだろうけれど、実際に手にとって、使ってみれば理由は判るはずだ。
ここまでは、まぁ、枕。
最近、6千円を超えるヘアブラシを購入した、と言う話が本題。
半月前の話だけれど、都内のデパートの伝統工芸即売会(?)で、青山工房の猪毛ブラシを購入。商品リストがあるけれど、掲載されてない品物。
ここや、ここのブログでも紹介されているように、青山昭次さん御本人が、丁寧に説明してくださる。しかも、試用して、固さも選べると言う、本当に納得の買い物。
学生から見苦しいと言う批判も受けている長い髪は、かなりブラシを選ぶ。
これまで使ってきたのは、一人暮らし始めた頃に買った花王のルーネットというブラシ。実は30年使い続けて、かなりはげてきた。
もともと、そんな物に金を使うタチではないので、安いブラシを買っては試しするのだけれど、引っかかってどうしようもない。取り敢えず、廉価物では、ルーネットに勝るブラシは存在しないと断言できる。
検索してみると、ルーネット信者は結構いるのだ。
これとか、これとか、これとか。
そして、猪毛ブラシと言えば、英国製のこれ、らしい。高い。
良いのかも知れないけれど、職人さんと話して買えないし、そこまで払う気ない。
半月経って、このブラシの凄さを本当に実感している。
青山さんが仰っていた、油は不要、と言う話。
動物の毛で作ったブラシは、そこに含まれる油分があるので、髪油は不要。
椿油は、髪のためではなく、櫛のために必要なんだと!
これは本当に目から鱗。
祖母が本当に長い日本髪の人で、いつも鏡台の前で椿油で梳っていたのを記憶しているので、やっぱり椿油だよな~、と思いながら、それは高いのでオリブ油を使っていたのだけれど、このブラシを購入してから全く油を使っていない。
なのに、本当にねっとりというか、しっとりというか、冬なのにぱさつかない(石油製品のブラシを使うなら、油は馬油のような動物性の方が良いらしいです)。
めでたしめでたし。
いや、なんだか、アフェリエイトみたいだ。
別にふじ屋さんや青山さんに義理があるわけでも何でもないのだけれど、良い物は良いぞ、ということで。
私の見聞は狭い。
膨大な比較の末の結論ではない。
それはそうなんだけれど、例えばあの店もあの宿も、たまに浮気してみてもやっぱり戻ることになる。
そういうところも、大抵は、誰かから教わったわけだ。
そして、私が推奨したからと言って、万人が良いというわけではないとも思う。
それは、大量に流通している広告情報も一緒だ。
とても信用できる人でも、好みが違うことはあるし。
それでも、可能な限り、自分で触れて、自分で判断し、自分で対価を計る事が重要なんだよな、と思う。
なんだかネガティブな記事が多いので、こういうお気に入りに関する情報も時々書こうと思う。
これも“選択物”の一つ。
「持ってたんですか」だと。
ありますよ~ネクタイ。受験産業でバイトしてたので、数だけは相当あります。
でも、ホントに使わない。
冬場は殆ど同じ服装なので、そのまま生活していると思われてるだろうな。
冬の間ずっと履いている作業ズボンのようなのは、その通り、作業服やさんで購入した1980円くらいのものです。3本をローテーションで使ってるので、ちゃんと洗濯はしてます。
服装には頓着がないので、穴が開いていたりすり切れていたりしても取り敢えず日常生活では気にしない。
まぁ、公式にどこかに出かけるときは多少小綺麗にするけれど。
そういう私でも、たまには“ブランドもの”と思われる物を買うことがある。
例えば、ふじ屋さんの手拭い。
もう、四半世紀、自分で買うのはほぼここ。大野屋さんで買ったこともあるけれど、かまわぬではかわぬ(太田記念美術館にあるので、良く覗くんだけど)。お洒落とか、可愛いとか、色々判断基準はあるのだろうけれど、実際に手にとって、使ってみれば理由は判るはずだ。
ここまでは、まぁ、枕。
最近、6千円を超えるヘアブラシを購入した、と言う話が本題。
半月前の話だけれど、都内のデパートの伝統工芸即売会(?)で、青山工房の猪毛ブラシを購入。商品リストがあるけれど、掲載されてない品物。
ここや、ここのブログでも紹介されているように、青山昭次さん御本人が、丁寧に説明してくださる。しかも、試用して、固さも選べると言う、本当に納得の買い物。
学生から見苦しいと言う批判も受けている長い髪は、かなりブラシを選ぶ。
これまで使ってきたのは、一人暮らし始めた頃に買った花王のルーネットというブラシ。実は30年使い続けて、かなりはげてきた。
もともと、そんな物に金を使うタチではないので、安いブラシを買っては試しするのだけれど、引っかかってどうしようもない。取り敢えず、廉価物では、ルーネットに勝るブラシは存在しないと断言できる。
検索してみると、ルーネット信者は結構いるのだ。
これとか、これとか、これとか。
そして、猪毛ブラシと言えば、英国製のこれ、らしい。高い。
良いのかも知れないけれど、職人さんと話して買えないし、そこまで払う気ない。
半月経って、このブラシの凄さを本当に実感している。
青山さんが仰っていた、油は不要、と言う話。
動物の毛で作ったブラシは、そこに含まれる油分があるので、髪油は不要。
椿油は、髪のためではなく、櫛のために必要なんだと!
これは本当に目から鱗。
祖母が本当に長い日本髪の人で、いつも鏡台の前で椿油で梳っていたのを記憶しているので、やっぱり椿油だよな~、と思いながら、それは高いのでオリブ油を使っていたのだけれど、このブラシを購入してから全く油を使っていない。
なのに、本当にねっとりというか、しっとりというか、冬なのにぱさつかない(石油製品のブラシを使うなら、油は馬油のような動物性の方が良いらしいです)。
めでたしめでたし。
いや、なんだか、アフェリエイトみたいだ。
別にふじ屋さんや青山さんに義理があるわけでも何でもないのだけれど、良い物は良いぞ、ということで。
私の見聞は狭い。
膨大な比較の末の結論ではない。
それはそうなんだけれど、例えばあの店もあの宿も、たまに浮気してみてもやっぱり戻ることになる。
そういうところも、大抵は、誰かから教わったわけだ。
そして、私が推奨したからと言って、万人が良いというわけではないとも思う。
それは、大量に流通している広告情報も一緒だ。
とても信用できる人でも、好みが違うことはあるし。
それでも、可能な限り、自分で触れて、自分で判断し、自分で対価を計る事が重要なんだよな、と思う。
なんだかネガティブな記事が多いので、こういうお気に入りに関する情報も時々書こうと思う。
これも“選択物”の一つ。
自分に似合うものが違ったり,
探していないときに,
探し物が見つかるときって,
私の経験ではよくあります.
あと,自分にとって必然的なものに遭遇すると,
「あ!これだ!」という直感が働きます.
私は,そうした因果関係のメカニズムを解明するより,
それはそれで,そのまま放っておきたいと思うのです.
ブラシに関しては、全く予定外の出費でしたが、ずっと探していた、と言えばそうの通りで……。
こう言うのは面白いですね。