初雪カズラが色ついてきた。
新芽がピンクに色つく。先日目いっぱい選定したからね。
さて、昨日お米が送られてきた。
実家の田んぼを作ってもらっている近所の人から。
毎年10月になると小作料10000円として、お米が30キロ送られてくる。
母が言うには、貸している田んぼは、いい土地だという。
良いお米ができていた。もっと価値があるはずだと。
しかし、誰も作らなくなると、すぐに山に帰ってしまう。
こちらとしては、助かっている。
5年更新の契約。
もう70歳を超えられている。もうやめると言われると困るなあ。
来年も願いできる?と聞くと、コンバインを買ったから、もうすこし頑張るよ。
との事。やれやれである。
受け取った確認のため毎年こちらから電話をする。
もう近所の人は少なくなって年寄りばかりらしい。
実家の近所は誰もいなくなった。
道も草ぼうぼう、車を乗り入れるのも難しくなってきた。
どうしても、そうなるんよ。自分たちも、もっと年取ったら家の世話もできなくなる。今の家には住めなくなるかもしれん。と言われていた。
ご両親もすでに亡くなっている。
「二人とも、寝込むということがなく、あっけなく逝ってしまった。
だから、介護というものはしたことがないんよ。
親父は前日まで庭の草刈りをしていた。突然お腹が痛いと訴え病院に連れて行ってそのままだった。母親も家であっけなく逝ったんよ」
そして、「お母さんは元気か?」と聞かれた。
「母は骨折した後食べなくなって、入院したけど点滴したらよみがえったんよ。」と伝える。
「長い介護よ」
「看てあげないかんわい」と言われた。( ´艸`)
介護をしなくてはいけない人、そうでない人の違いは何なんだろうね。
あそこのおじさんもおばさんも穏やかだった。
いつも笑っていたイメージ
うちの両親は何時もけんかをしていた。
自分の主張ばかり通そうとしていた。
私は笑っていよう そう思った。
デイサービスで利用者さんに私がいつも言う言葉。
「風邪もインフルエンザも流行っています。ウイルスはどこにいるかわかりません。感染するのは仕方がない」
「でも、ひどくならないようにすることはできる。しっかりご飯を食べ、体を動かして沢山笑いましょう!免疫力を高めましょうね」
皆さんよく食べよく動きよく笑う。
風邪で休んだことは聞いたことがない。
コロナにかかっても、皆さん復活してくる。
先日家で転んで、腰椎圧迫骨折した利用者さんも、杖をついて通い、そのうち杖を忘れてすたすた歩きだした。
最初は痛くなると途中で早引きしていたが、それでも休むことなく通われた。
「いかないかんやろう。」と言いながら通うことで、自分に自信もでき、ほかの皆さんに気配りをして「ご飯を残したらいかんよ。こけたいかんけん 気をお付けよ」などと声掛けしていた。
実家の田んぼでできたコメを見ながら、介護について、自分の将来について物思う秋