輝く瞬間

くるくる回る大縄跳びをみつめて、自分もその縄の輪に入ろうと思った矢先、 地上から「今度もダメだった」とちょっと投げやりな声が聞こえてくる。 「あっ、ダメなのか」と、縄に入るタイミングを失ってしまって空の上では意気消沈する小さな魂。 「あそこでもここでも子どもが授かったというのにウチは…」 という地上の声を聞いて 〈子どもが生まれるのは、イライラすることなのかな？〉 と空の窓から見下ろして、不安 . . . 本文を読む