Cocoro

~ある日の足どり~

悲しみの始まり

2023-06-05 12:42:03 | 家族
二年前の今日
2021年6月5日(土)
地元の医者から受け渡された紹介状を持ってPL病院へ

いろんな検査を受けて
貧血がひどいのと膵臓に悪性腫瘍があるので即入院を言い渡された母
「私が入院すると主人の世話が困るので、施設に入る準備をしに帰らせてください」と

母は父のケアマネージャーに電話をしていた
電話をしている間に医師から私だけを呼ばれた

「お母さんの性格上、すべてをお伝えしていいか分からないので、まず娘さんに。
肝臓にも転移していてステージ4です。貧血がひどいので、一刻も早く入院してください 」と。

私だけでは決めれないと、長女に電話をした。
すぐに来てくれるとのこと。
ひとまず母には伝えないということ。

もう一度、母と一緒に診察室に入り、父のことが落ち着いたらすぐに戻るという約束で、一度の帰宅を許された。

長女が次女にも連絡してくれて、自宅にみんなが集まった。
母は帰ると自分の入院準備も自分で整え、父のケアマネージャーと、ケアマネージャーが連絡して父がお世話になる施設の方に挨拶をしてPL病院に戻り入院した。

父が翌朝、施設の方が迎えに来て入所するという手続きが済み安心をして…。

そんな母は貧血が落ち着くと、抗がん剤の点滴は外来でさせていただけた。
入退院を繰り返すなか、ウィッグを見に行ったり外食したりと、食欲はないながらも精一杯がんばり、2021年10月31日(日)の昼頃に息を引き取った。

とても静かに苦しむことなく、眠るように…。

悲しみの始まりでしたが、悲しんでいては母が落ち着けないと。
苦し紛れに母がどうすれば喜ぶかを考えて前を向いて今は生きています。
母がどこにいても安心して笑ってくれているように…願いを込めて。


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