今日、長らくお世話になった車とお別れしました。
子どもが生まれてから24年、4台目の車でした。
そして、子どもが生まれてから、初めて、
車のない生活に戻ります。
超おんぼろになったけれど、
車検を通すつもりで、申し込みもしていました。
でも、子どもたちも大きくなったし、
ふと、「もうなくてもいいかも」ということになり、
その話が出てから3分後には、手放すことを決めました。
車検はキャンセル。
そして、なんとなく
インターネットで車の行き先を検索して、
情報を取ろうと思って連絡……
結果的に、「手放そうか」という話が出てから3日後には、
車の運命が決まっていました。
それはまるで、握っていた手を開いたら、
その中にあったものがぽとりと落ちたみたいな感覚でした。
思えば、車は家族のような存在でした。
よく、家族で日帰りで温泉に行きました。
山口県の夫の実家にも車で帰省。
子どもたちが小さい頃は、
長い道中は、大変な時間でもありました。
でも、やがて子どもたちは、
車での正しい過ごし方(?)を身につけ、
走っているときは爆睡、SAについたとたんに起きる、
という、絶妙な体感覚をマスターしたり、
車の中で、多くのものを獲得していきました。
しりとり3時間1本勝負では、
多くの言葉やことわざを覚え、
行き交う車のナンバープレートで、
ひらがなと、四則演算を覚えました。
子ども4人がとても仲がいいのも、
この車での時間があったからかもしれません。
どこかの公園から帰るとき、
一人、乗せ忘れたこともありました(ごめん…)。
最後のベビーカーは、
そういえば、同じようにどこかで乗せ忘れて
無くなりました。
幼い子どもたちを乗せて、
一人で運転しているときに泣かれると、
とても困りました。
車を道路脇に止めて、よくおっぱいをあげたなあ。
車には、子育ての思い出が沢山詰まっています。
愛車との別れは、本当に、家族との別れのような気がして、
最後に乗りながら、涙が出ました。
何度も何度も「ありがとう」を言いました。
すごくさびしい気持ち。
でも、きっと、何か新しい出会いがあるのだと思います。
ありがとう & さようなら