年月(クリック) | 作 者 | 詩 歌 句 [ 出 典 ] | 写 真 |
2014年
3月4月号 |
(作者不詳)
(作者不詳)
有度部牛麻呂 | [万葉集] 防人の歌 三首
・防人に立ちし朝明のかな門出に手離れ惜しみ泣きし子らはも
・置きて行かば妹はま愛し持ちて行く梓の弓の弓束にもがも
・水鳥の立ちの急ぎに父母に物言ず来にて今ぞ悔しき | イリヤ・レーピン
「初年兵の門出」 |
西行法師 | 吉野山去年のしをりの道かへてまだ見ぬかたの花を尋ねん
[新古今和歌集] | 桜の吉野山 2枚 |
宮澤賢治 | はるきたりみそらにくもらひかるともなんぢはひとりかなしまず行け | 木蓮白花 |
5月6月号 | 細川幽齊
細川幽齊
細川幽齊
細川幽齊 | 古も今もかはらぬ世の中に心のたねを残す言の葉
もしほ草かき集めたる跡とめて昔に返せ和歌の浦波
岩がねに流るる水も琴の音の昔おぼゆるしらべにはして
植へわたすふもとの早苗一方になびくとみれば山風ぞ吹く | 舞鶴公園
城門、庭園、石碑など 7枚
鴨長明の庵跡 3枚
早苗の水田 |
吉川五明 | 転寝の瞼を徹す若葉かな | もみじ若葉 |
7月8月号 | 多賀葉子 | 天界に接する富士の大いなる孤独を癒すか月昇り来る | 富士昇月 |
与謝野晶子 | 厭々する労働はかえって人を老衰に導くが、自己の生命の
表現として自主的にする労働は、その生命を健康にする。 | 満開のひまわり畑 |
橘曙覧 | たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見るとき | あさがお開花 |
ー | 世の中に寝るほど楽はなかりけり | 昼寝の虎 |
9月10月号 | 左京大夫顕輔 | 秋風にたなびく雲のたえ間よりもれいづる月のかげのさやけさ
[小倉百人一首] | 夜の唐招提寺金堂 |
笠金村
(作者不詳) | 高円の野辺の秋萩いたづらに咲きか散るらむ見る人なしに
[万葉集]
高円の野辺の秋萩な散りそね君が形見に見つつ偲はむ
[万葉集] | 白毫寺参道の萩 |
若山牧水 | 吾亦紅すすきかるかや秋くさのさびしききはみ君におくらむ | 吾亦紅、すすき、かるかや |
ー | 実るほど頭を垂れる稲穂かな | 実る稲穂 2枚 |
11月12月号 | (よみ人しらず) | 秋霧はけさはな立ちそ佐保山のははそのもみぢよそにてもみむ
[古今和歌集] | 奈良公園大仏池の紅葉 |
猿丸大夫
| 奥山にもみぢふみわけなく鹿の声聞く時ぞ秋はかなしき
[小倉百人一首]
| 奈良公園 紅葉と鹿 3枚
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