| 作 者 | (題名) 初 句 | 出 典 | 写 真 |
2010年
3月号 | 志貴皇子 | 石ばしる垂水の上のさ蕨の--- | 万葉集 | 月ケ瀬 竜王の滝 |
ー | (仰げば尊し)仰げば尊し我が師の恩--- | 文部省唱歌 | 木津川市恭仁小学校校舎 |
与謝野晶子 | はてもなく菜の花つづく宵月夜--- | | 南伊豆町 菜の花畑 |
4月号 | 崇徳上皇 | あさゆふに花まつころは思ひ寝の--- | 千載集 | 法金剛院しだれ桜 |
崇徳上皇 | 限りありて人はかたがた別るとも--- | 千載集 | 法金剛院しだれ桜 |
西行法師 | ふりにけり君がみゆきの鈴の奏は--- | 山家集 | 崇徳天皇白峯陵、西行法師のみち |
ー | 百済の聖明王、○○○等を遣して、釈迦仏の--- | 日本書紀 | 仏教伝来の地碑 |
5月号 | ネルソン提督 | 私の人生における成功の全ては--- | | トラファルガー広場 ネルソン碑 |
夏目漱石 | すべてを葬る時の流れが逆しまに戻って--- | 倫敦塔 | ロンドン塔、タワーブリッジ |
勝 海舟 | 外国へ行く者が、よく事情を知らぬから--- | 海舟座談 | バッキンガム宮殿衛兵交代式 |
6月号 | 源 頼政 | 五月雨に沢辺のまこも水越えて--- | | あやめ |
鴨 長明 | ゆく河の流れは絶えずして--- | 方丈記 | 長野 千曲川 |
芥川龍之介 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか | | 蛙 |
7月号 | 立原道造 | (夏花の歌)空と牧場のあひだから--- | | 山梨 清里高原 |
島崎藤村 | (椰子の実)名も知らぬ遠き島より--- | | 伊豆 白浜海岸 |
山本敏子 | 立葵 先の先まで咲きのぼる | | 立葵 |
ー | 方向転換 | | モーターボート |
8月号 | 島崎藤村 | (高山に登りて遠く望むの歌)高根に登りまなじりを-- | 詩集 夏草 | 八ケ岳連峰硫黄岳 |
藤原兼輔 | みかの原わきて流るるいづみ川--- | 小倉百人一首 | 三島 柿田川 |
周 茂叔 | 蓮は泥より出でて泥に染まらず | | 藤原宮蹟 蓮池 |
9月号 | 多賀葉子 | 見渡せる限りの雲海を下に見る富士は--- | | 南アルプス 千枚岳よりの富士山 |
伊藤左千夫 | 曼珠沙華 ひたくれなゐに咲き騒めく--- | | 奈良 山の辺の道 彼岸花 |
木下利玄 | 曼珠沙華 一むら燃えて秋陽つよし--- | | 奈良 山の辺の道 彼岸花 |
アーネスト・フェノロサ | (奈良の諸君に告ぐ!)顧うに日本開明の遠因--- | 淨教寺特別講話 | 奈良展望、正倉院、淨教寺 |
10月号 | ー | 前は神 後ろは仏極楽のよろずの罪を--- | 前神寺御詠歌 | 四国石鎚山、前神寺 |
日野草城 | コスモスや妻がやさしく子がやさしく | | コスモス |
日野草城 | 秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙 | | スタンドとティーカップ |
11月号 | 藤原敏行 | 白露は色をひとつをいかにして--- | 古今集 | 大窪寺、浄瑠璃寺、華厳寺の紅葉 |
ポオル・ヴェルレエヌ | (落葉)秋の日のヴィオロンのためいきの--- | 上田敏 海潮音 | サンスーシ公園の黄葉 |
島崎藤村 | (秋風の歌)しづかにきたる秋風の西の海より--- | | 伊豆 細野高原 |
12月号 | 聖武天皇 | 橘は実さへ花さへその葉さへ--- | 万葉集 | 興福寺南円堂、橘諸兄公旧趾碑 |
ー | (冬景色)さ霧消ゆる湊江の舟に白し--- | 文部省唱歌 | 富士川支流 朝霧 |
ー | (賛美歌405番)神ともにいまして ゆく道をまもり--- | | ケルン大聖堂ステンドグラス |
2011年
1月号 | 山部赤人 | 天地の別れし時ゆ 神さびて高く貴き--- | 万葉集 | 忍野 高座山よりの富士山 |
葛井諸会 | 新しき年のはじめに 豊の年 しるすとならし--- | 万葉集 | 皇居二重橋、雪だるま |
ミルトン | 武力によって敵を制する者は--- | 失楽園 | 石上神宮御神鶏 |
2月号 | 道元禅師 | 尋ね入るみやまの奥の里なれば--- | | 道元禅師歌碑、永平寺山門 |
ー | (冬の夜)燈火近く衣縫う母は春の遊びの--- | | いろり、雪木立、春の園 |
ー | 一陽来復 | 易経 | 福寿草 |
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