手話通訳者のブログ

田舎の登録手話通訳者のブログです。

研修会講師

2017-01-26 06:51:03 | 手話
地元の手話通訳者研修会は2時間で設定されていることが多い。
手話世界の有名人が講師に招かれることが多いが、常に30分以上、予定より長くなる人がいる。
長い時間、ありがとうございます。
そういう気持ちだが、反面、引っかかりも感じる。
手話人である以前に、社会人として、「時間を守る」ということはとても大切。
講師として話をするなら、時計を見ながら話すのが当然。
時間をオーバーしそうなら、終了予定時間に、一旦終了するのがマナーである。

研修会主催者が会場を予約しているのだから、終了予定時間をオーバーすれば、会場費が余分にかかるケースがある。
また、参加している手話通訳者も、忙しい中、スケジューリングして来ている人もいる。

相手の立場になってみる。周囲の人の立場になってみる。
これはとても大切なこと。
こういう基本的なことを理解し、実行できる人でなければ、本当の意味で、人を指導することなどできない。


増上慢

2017-01-25 06:23:37 | 手話
若い人は知らない言葉かもしれない。
増上慢とは自惚れ屋のこと。実はこれ、法華経から出た言葉。
ある時、仏陀が教えを説き始めた時、
「ああ、この話ならもう聞いて知っている」
と立ち去った人々がいたという。この者たちが「増上慢」である。

自分に甘い人は、自分の知識を過信する。
人から学ぶことをせず、人を見下す。

手話通訳界には増上慢が少なくない。実にみっともない。



ICレコーダー

2017-01-24 06:54:50 | 手話
手話通訳者の皆さん、ご自分が読み取り通訳をしている時の声を録音して聞いてみたことがあるだろうか?
経験のない人は是非、やってみて欲しい。
自分が思っているより、はるかに下手糞やで(笑)

自宅で、手話動画を見ながらやってみるのもいいが、できれば、本当の通訳の場でやってみて欲しい。
自宅でリラックスしてやっているのとは雲泥の差である。

俺は通訳に行く時は必ずICレコーダーを持っていく。

当然ながら、講演会などで勝手に録音していると大問題になる場合があるので、使い方には注意が必要やけどね。

派遣者になりたい

2017-01-23 07:05:35 | 手話
地元の派遣者があまりにもお粗末なので、ずっと、この思いがある。

派遣者とは、手話通訳者を派遣する者。
そう考えるならば、すでに半分、なっている。
私的通訳においては、派遣者兼手話通訳者である。

派遣者に必要なものは、何だろうか。
常に、利用者(聴覚障害者)の意見に耳を傾けることだろう。

今は、片足を公的派遣の世界に突っ込みながら、もう一方の足は私的通訳の世界に突っ込んでいて、動きにくい。
動きにくいが、まだしばらくは、このままやっていく。

いつか、必ず、派遣者になる。



2017-01-22 06:34:14 | 手話
朝、仕事に行く前に鏡の前に立って、
「くそー、寝癖がなおらん!」
毎日の朝の風景である。
体のことなら、鏡に自分を映してみればいい。
では、心は?

心を映す鏡は人である。

俺は手話世界の嫌われ者。
地元主流派手話通訳者たちに会うと、相手は嫌な顔をする。
これは自分の心が相手に映っていると思って、反省すべきである。

手話通訳者にとって最も大切な鏡は、言うまでもないが、ろう者である。

手話通訳者たちの中で、「あの人は上手だ」と言われている手話通訳者と、
ろう者たちに「あの人に通訳して欲しい」と言われている手話通訳者とは、必ずしも一致しない。

手話通訳者はどちらを目指すべきか、自明である。