台風19号が沖縄から西日本に接近しています。私は小学4年生の時に台風で
とても怖い目に合い、それ以来、台風と聞くと必要以上に心配するように
なりました。
ネットで調べてみると、その台風は昭和45年8月14日、長崎市付近に上陸した
台風9号。名瀬市で瞬間最大風速は78m。現在でも史上4番目の風速で上陸時
の気圧は945hPaだったそうです。
当時の天気予報は現在のように正確ではなく、いつごろから風雨が強くなるか
はっきりしない状態でした。お盆の真っ最中で親戚の人が集まっていた
のを覚えています。
台風による暴風雨がひどくなったのは真夜中の1時過ぎ。玄関が吹き飛ばされ
家の中に竜巻のような風が入ってきました。柱のギシギシときしむ音を今でも
思い出します。
父が北側の窓を全部開け、風の抜け道を作りました。玄関からの風を防ぐために
畳と雨戸を立て掛けて、親子4人交代で押さえ続けました。その状態が3時間
ほど続いたのではないでしょうか。
真っ暗な中、息をしているかのようなヒューヒューという風音。家が壊れて
しまうのではないかという恐怖感は40年以上たった今でもトラウマとして
心深く残っています。
非常に強い台風19号は沖縄から西日本にかけて大きな影響が出そうです。
被害が最小限度であることを願わずにはいられません。