夢の途中で

なかなか実現出来ないのが夢…
でもその途中の風景&出来事を楽しむのも、また人生と実感しているこの頃。

ソチ五輪男子フィギュアを見終わって-羽生結弦選手の勝因分析

2014-02-16 00:00:50 | フィギュアスケート
 
 こんばんは。
今大会日本初めての金メダル獲得競技になりましたね。
真夜中に眠い目を擦ってご覧になっていらっしゃった方には、最高
の瞬間になったのではないでしょうか?

 自分はショート&フリー共にリアルタイムで見ていました。
只次の日仕事の曜日もあり、21時には就寝して途中起きて見た後
、又いつもの時間迄寝る形を取りましたが、これは結構疲れも出ず
に良かったです。

 19と20日には女子のショート&フリーもあるので、寝ずに見るか
迷っていらっしゃる方にはお勧めします。
私も同じ方式で、女子もリアルタイムで見るつもりです。

 と前書きはここ迄にして本題に入りますね。
只、あくまでも独断と偏見で書きますので、そうなんだあ~位でさら
っと流しておいて下さい。
今回彼が金メダルに輝いたのは、昨年から続くいい流れにしっかり
乗れたのが一番だと思います。

 最大の勝因は、昨年末グランプリシリーズでライバルのPチャン
選手を倒してチャンピオンになった事です。
これで目の前が一気に開けました。
それ迄チャン選手は世界フィギュア選手権3連覇…最強でした。
もしそこでも2位になっていれば、精神的に超えられない壁となって、
ソチ五輪に臨む前から大きなハンデになっていたでしょう。
その呪縛から解き放たれた意味は大きかったです。

 そして第2は個人戦に先駆けて、今大会から団体戦が開催された
事です。
初出場によるド緊張を、かなりの程度緩和させる事が出来ました。
その場で自身の調子と会場の雰囲気を、実践の場として体験出来
た事は大きかったです。
特に日本の場合は、ペアとアイスダンスは世界のレベルから遠く離
れており、どう男女シングルで頑張っても金や銀には届かない事も、
滑るに際して精神的に余裕を持たさせたと思われます。

 第3はブライアン・オーサーコーチに師事した事です。
彼は20数年前の現役時代、ミスタートリプルアクセルと呼ばれる
程、男子で当時では美しいジャンプを飛んでいました。
そのコーチから指導を受けたジャンプの安定さと美しさが、羽生選
手の高い技術点に繋がった…
演技の後半に、得点の高くなるジャンプ構成プログラムを持って来
られたのも、そうした裏付けがあったらばこそ。
的確な指導→高い技術の体得→2種類の4回転→後半にジャンプ
を配置→金メダル獲得。
今回ライバルのチャン選手はそのトリプルアクセルが苦手で、フリー
ではステップアウト、ダブルアクセルでもバランスを崩していました。
元々演技構成点の高いチャン選手ですから、もしその苦手なアクセ
ルを克服する為に、同じカナダ人のオーサーコーチを選んでいたら、
あるいはチャン選手が完勝していたかもしれません。
結果的には技術点でこの違いが金銀を分けました。

 第4は団体戦の疲れから、ライバル達が彼と付き合うようにフリー
で完璧な演技が出来なかった事です。
(本番を滑ると、1回当たり400M全力疾走したのと同じ消耗)
特にメダルの有力候補であったプルシェンコ選手は、ロシア代表枠
が一人でショート&フリーとフル出場だった為、団体金メダル獲得
には貢献したものの、個人戦では古傷の腰痛が再発棄権で出場す
ら出来なくなってしまいました。
又、最大のライバルだったチャン選手も信じられない細かいミスの
連発で得点が伸びませんでした。

メダルセレモニー後のコメントを掲載したサイト

 あとはジンクスとも言える事ですが、世界選手権やWカップを何
連覇している選手は、五輪では金メダルを取れないというものがあ
ります。(女子ジャンプの高梨選手はその典型)
フィギュアスケートに限って言えば、かつての女王・米国の女子M
クワン選手がそうでした。
世界選手権で5回もチャンピオンになっていながら、各々出場した
長野とソルトレイクシティ両五輪では2位と3位に沈んでいます。

 加えて言うなら五輪連覇も難しいと言えます。
選手のピークと年齢の関係もありますが、総じて国際フィギュア審
判界は、同じレベルなら若手の選手か違う選手を評価する傾向に
あります。
近年では連覇は、84年サラエボ、88年カルガリー両五輪で達成
した旧東ドイツのカタリーナビット選手以来誕生していません。

 という事は19・20日に開催される女子のメダルの行方も、自ず
と見えてきますよね?
現段階でもある程度予想は立てられますが、より精度の高いもの
となると、やはりショートを見たうえで絞った方が良さそうです。
只、現地開催の強みと金メダルへの大きな流れから類推すると、
あの選手が1位に輝きそうな気がしています。

 今回はフィギュアスケートを齧った事があるのを踏まえて纏めて
みました。
文章のみにも拘らず、ここ迄お読み頂いてありがとうございました。
女子でも日本が金メダルを獲得出来る事を信じましょう。
では。

プリンスアイスワールド2013 東京公演

2013-07-15 13:08:45 | フィギュアスケート
14日猛暑の中、東伏見アイスアリーナ(ダイド-ドリンコ)に行って来ました。
3連休中日、あの選手の話題もあり、昼公演の観客席はギッシリ超満員でした。


公演開催を知らせる告知(プルシェンコに代わりジュベール)

 まずは見終わっての感想から…といきたいところですが、今回は何と言っても安藤美姫の様子を知りたい方がほとんどだと思いますので、今回はその様子を中心にお伝えします。

開演を待つリンク全景(公演中は写真撮影禁止の為)

 突然の出産告白からのアイスショー出演。
となると、関心はどんな滑りを見せてくれるのか、又登場シーンは?と気になりますよね~??
前回横浜公演から、当日出演のゲストスケーターは最初に紹介方々登場するのですが、今回は名前の紹介だけで姿はありませんでした。
となると、果たしてサプライズはあるのか…

 結論から言うと1部2部の休憩時間での登場でした。
しかもプリンスアイスワールドとコラボしている、ベンツの最新オープンカーに乗ってのPR活動として。
これは意外でしたね。まさにサプライズ(笑)

会場のアナウンスの質問に答える形でマイクを握る安藤美姫。リンクを2周。

 考えてみたらこれ迄はトヨタに所属していたので、辞めて初めて実現した夢のコラボじゃないですか。
いつもならトイレや、リンクを綺麗にする車両を漫然と眺めて過ごしている休憩時間が、安藤美姫の登場で違った時間になりました。
観客も手を振って喜んでいましたが、只後で振り返るとここでちょっと期待感を希薄にしてしまった感じがありました。

 で実際の彼女の滑りですが、まだまだ調整不足な印象は否めませんでした。
全盛期の滑りが目に焼き付いている人には、物足りなさを感じたのではないでしょうか。
と言っても無理はありませんよね?4月迄大きなお腹をしていたのですから。

 曲はアメージンググレース、衣装はそれを体現するかの様な真っ白なコスチューム…
冒頭部分に彼女の得意な3回転サルコウを持ってきた後は、曲の雰囲気を表現する流れる様な滑りを披露していました。
途中ダブルアクセル等を転倒もなくそつなく決め、イメージを大きく損なう事もなく無事終了した感じですね。
休憩時間中にサプライズ登場した事もあり、リンクに迎える拍手も終えた拍手も思っていた程大きくはなかったです。
 
公演終了後リンクを一周するスケーター達。手前2人目白い衣装が安藤美姫。

 一方、注目されるもう一人のスケーターは、彼女の子供の父親と思われる??南里康晴。
残念ながら、今回彼と彼女のコラボはありませんでした。
アイスワールドチームの一員として、地道にショーを支えていた感じがしました。

 ほとんどの観客はすぐ彼の存在を見つけられなかったと思います。
そうは言ってもかつては全日本選手権で3位に入り、世界選手権出場経験もある実力者。
ジャンプの回転やキレはチーム男子の中ではピカイチなので、その点に注目していれば遠目でも彼だとわかる気がします。

 今回の出演ゲストは、選手の実績順に安藤美姫、小塚崇彦、鈴木明子、村上佳菜子、庄司理沙。特別ゲストはブライアン・ジュベール。

 最初に滑ったのは村上佳菜子…横浜公演同様、大人を意識させる滑りを披露しました。ポップな曲調を時折笑顔を交えながら表現。最初のフリップジャンプが決まらなかったのはまだシーズンインしていない今だからでしょうか?

 続いては小塚崇彦…世界選手権2位をピークに調子を落としていましたが、今回はかなり復調を印象付ける滑りを披露していました。
その目安になるのは、観客にカッコよさを感じさせられるかどうか…
手拍子とドラムを織り込んだちょっと変わった曲で、存分に男らしさを表現出来ていた気がします。
一緒に観に来た女性陣がそれを感じて口にしていました。
彼が苦手とするトリプルアクセルも決まっていましたし、ソチに向けていい感じではないでしょうか?

 第2部入って登場は庄司理沙…私が期待している次世代日本の女子エースなのですが、最近は全日本選手権でも10位以下に沈んでいて、ちょっと個人的には不満な存在になっています。
只、今年は彼女の良さがだいぶ出ていた気がします。
荒川静香の持つ柔軟でゆったりした滑りやジャンプが、まだ17歳で感じさせるのは大変大きな魅力です。
まだまだ伸び城が大きいので、出来れば世界的なコーチについて、一気にその才能を開花させてさせて欲しいです。

 鈴木明子は第2部後半にエメラルドグリーンの衣装で登場。スパンコールを配しているので、滑りの角度によってキラキラ輝いて綺麗でした。
横浜公演では一時のスランプからの回復途上でしたが、今回は芸術性に重きを置いた滑りに徹していた感じで良かったです。
後はシーズンに入ってジャンプの精度と質をどこ迄高められるか…
彼女はビールマンスピンがない分、不足分を芸術性と高い質で加点を貰える様頑張って欲しいものです。

 ブライアンジュベールは、得意な4回転??トウループを披露しながら、コミカルに会場を盛り上げていました。
プルシェンコ同様、外国人はサービス精神が旺盛で、一瞬に会場の雰囲気を変えてくれるのがいいですね。
滑り終えた後は、熱心な彼のファンが掲げるフランス国旗が観客席に揺れていました。

 あとはゲストではありませんが、今回も素晴らしいの一言だったのが荒川静香の滑り。改めて彼女の滑りを見るだけでも入場料を払う価値はあると確信しました(笑)。一つ一つの技の精度、流れる様な優雅な滑りは、まさにフィギュアスケートの完成形です。


ショー終了後、観客からのプレゼントに応える小塚崇彦と鈴木明子(画面中央の2人)

 東京公演ですが、横浜公演と同じに弦楽器とのコラボによる滑りもありましたが、今回は録音画像による形に変わっていました。
(横浜ではリンク中央に立つバイオリニストの古澤巌氏が、スケーターに合わせてバイオリンの音色を響かせるものでした。)
あとは今回公演で出演最後??の八木沼座長の滑りが1回多く用意されていました。
同様に次期座長??の太田由希奈の滑りも引き継ぐ意味で多かった気がします。
まだ正式ではありませんので、詳細な確定情報は後日HP等でご確認なさって下さいね。


 高橋大輔の滑りが見られなかったのは少し物足りないものの、楽しい時間を過ごせて良かったです。
次回のアイスショー観覧は来春のGW頃の横浜公演になります。
勿論、ソチ五輪での日本選手の活躍についてのコメントも記載出来ればいいですね。
では。

追記)
 この記事を読んで観覧してみようかなと思って頂いた読者の皆様。
最終公演が本日15時半になっています。
当日券は開演一時間前に発売です。昨日は1時間半前に2人の方が並んでいました。
もしかしたら可能性もありますので、予めプリンス事務局へお問い合わせの上お出かけ下さい。
既に自由席チケットをお持ちの方は、14時半迄に列にお並びになる事をお勧めします。 

プリンスアイスワールド2013 横浜公演

2013-05-06 23:39:13 | フィギュアスケート

 4日、新緑の光眩しい中、新横浜スケートセンターに行って来ました。
GWという事もあり、観客席はギッシリ満員御礼でした。


公演開催を知らせる告知(最終日のせいか、会場にはポスターがありませんでした)

 まずは見終わっての感想から…。
満足度はかなり高かったです。観に来て良かったと思わせる内容でした。
前回は数字で表現しましたが、今回出演しているゲストも微妙に異なりますし、お目当てにしている選手によっては満点もあるでしょうね。


開演を待つリンク全景(公演中は写真撮影禁止の為)

 さっそく当日のゲストの滑りをお教えしますね。。。
今回出演は選手の実績順に高橋大輔、鈴木明子、村上佳菜子、無良崇人、町田樹、佐々木彰生。

 最初に滑ったのは村上佳菜子…大人を意識させた曲調で滑りを披露しました。デビュー当時の元気さは影を潜めていますが、ジャンプだけでない部分に力を入れていると思わせるプログラムでした。ソチへの課題は大きな滑りと美しさの両立ですかね。もう一歩の成長が期待されます。

 続いては町田樹と無良崇人…共に転倒の無いジャンプ、安定感を感じさせる滑りでした。恐らくグランプリシリーズでの優勝や、世界選手権への出場等が大きな自信に繋がっているんでしょうね。格段に滑りが良くなりました。あとは最後迄崩れることなく、どう存在感を審判員と観客にアピールするかにかかっていますね。

 鈴木明子は第2部後半に薄いブルーの衣装で登場。いや~凄く良かったです。落ち着いた曲想に乗っての滑りでしたが、彼女の良さが滲み出ているプログラムでした。じわっとくる部分がいいんですよね~一時調子を崩し、国際大会でも結果が出ていなかったので心配していましたが、今の調子を維持していけばソチも見えてくると思いました。

 高橋大輔は鈴木明子の次に黒の衣装で登場。相変わらずの存在感で、観る人を惹きつける滑りを披露してました。曲はベートーヴェンの月光ソナタ。曲調に合わせた振りと魅せ方でしたが、少し元気が無かった様な印象を受けました。恐らく4回転ジャンプ等の精度が上がっていないのかもしれません。ショーでは飛んでも3回転迄ですが、ソチとなれば最低2回の4回転は必須ですし、それもコンビネーションでミスなく纏める必要がありますから。

 
 番外は佐々木彰生…初めて見るスケーターですが、ショーを盛り上げるには打ってつけの存在でした。自分の持ち時間を精一杯活用し、前半は男らしい??滑りでアピール、後半はAKB仕様の衣装に変身後、キンタロー顔負けの振り付けで楽しませてくれました。

 あとはゲストではありませんが、素晴らしいの一言だったのが荒川静香の滑り。彼女の滑りを見るだけでも入場料を払う価値はあります。一つ一つの技の精度、流れる様な優雅な滑りは、フィギュアスケートの完成形を見る様です。ソチでキムヨナに勝てるのは彼女かもしれないと言わしめる印象さえ思い起こさせてくれました。


ショー終了後、観客からのプレゼントに応える荒川静香と佐々木彰生(画面中央の2人)

 今回のアイスショーですが、演出がだいぶ変わったなとの印象を受けました。
一番大きな点はスケーターの滑りに、バイオリンの生演奏を入れた点です。(クラシックオンアイスを意識した演出でしょうか)
スケート靴を履いてリンク中央に立つバイオリニストの古澤巌氏が、スケーターに合わせてバイオリンの音色を響かせるもので、最初は弦だけの演奏から始まり次第に他楽器とのコラボで雰囲気を盛り上げていました。
あとは毎回あったテーマや恒例の八木沼座長の挨拶が無くなり、その分アイスワールドチームの芸術性を高めたダンスや滑りをふんだんに織り込んでいました。
正確にはわかりませんが、チームの若返りや入替が進んだ印象を受けました。(男性の若いイケメンスケーターが増えた感じですよ)
創成期から出演していたベテラン女性の一人(青谷いずみ)や、スピードスケートの2人組も消え、少し寂しい気持ちになりました。


スポンサーや応援者から贈られたスタンド花(リンクを見下ろすスタンドの上段通路に設置)

 荒川静香の5/4のツイッターには、座長である八木沼純子の大きな背中に教えられているとの表現で、その辺りの気持ちを表現している印象も受けました。
次回のアイスショー観覧記は7月の東京公演になりますが、その間公演は名古屋・八戸等で開催されますので、お近くの方は是非お出掛けになって観ると宜しいかと思います。
やっぱり生で滑りを体感するのはいいですよ。

  追伸)
 未更新中にも拘らず、その間たくさんの方にブログを覗きに来て頂き深く感謝致します。
実は2年前購入したノートPCで更新しているのですが、昨年末最新のAdobe Flash Playerをインストールしてからプルダウン等の機能が使えなくなったり、動画が再生できなかったりと様々な不調が続き、ついつい更新も滞りがちになってしまいました。
まだブログ作成途中で固まったり突然電源が落ちたりと決して復旧した訳ではありませんが、古いPCを織り交ぜたりして定期的に更新を続けてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。


お土産に買ったクリアファイル(デザインはいいのですが2012年版です。係の方から前年度版の意思確認を受けた上で購入)


 

プリンスアイスワールド2012 東京公演

2012-07-16 10:05:40 | フィギュアスケート
 14日に東伏見アイスアリーナ(ダイドードリンコ)に行って来ました。
3連休初日という事もあり、観客席は満員御礼でしたね。

公演開催を知らせるポスター

 見終わっての満足度はかなり高かったです。数字で言うと95%かな。
初めて観覧した辛口評論家??の仲間が凄く良かった、すぐさま又行きたいと言っていた位ですから、恐らく自分の印象を含めた信憑性は間違いないでしょう。


開演を待つリンク全景(公演中は写真撮影禁止の為)

 毎回東京公演は、内外を問わず今を時めくトップスケーターがゲスト出演しているので中身が濃いのですが、今回は特別出演のプルシェンコに加え高橋大輔も緊急参加した関係でいつも以上に盛り上がりました。

 ここでプリンスアイスワールドについて記載すると、歴史は意外に古く今年で満35周年になります。
初代の座長は佐野稔…彼が世界選手権銅メダルを取って引退と同時に始まったのですが、最初はゲストは少なくどちらかと言うと夏休み等の子供向けの内容でした。
その回毎に複数のテーマを決め(例えば世界の国の文化や歴史を辿るみたいな)、時にはガチャピンムックや着ぐるみが多数登場して、その合間にプロスケーターが滑る印象でしたかね。

 それが変わったのは日本がフィギュア大国になって、次々国際大会でメダリストが出るようになってから。
又現役のアイスショーへの出演基準が緩和されたお蔭もあって、最近ではオリンピックや世界選手権の興奮その儘再現する様な熱~いショーが見られる様になりました。

 今回の東京公演の満足度が高かったのは、GWの新横浜公演の内容をかなり進化させていた印象を受けたからです。
その時も高橋大輔や浅田真央等のトップスケーターが出演していましたが、まだショーのテーマの出し物が間を埋める様な感じでした。
それが東京公演ではテーマがスリムになり、又多彩なゲストの見せ方もその後の登場を期待させる様な構成に変わっていました。

 当日のゲストの滑りをちょっとお教えすると。。。
ショーの幕開けと同時に滑ったのは村上佳奈子…明るいポップな曲を披露。新しい髪形で、又違った印象を放っていました。
高橋大輔は第2部後半に出演。相変わらずのオーラ全開で、氷も解ける様な熱~い曲(多分ラテン)を披露してました。5月の新横浜とは異なる曲で、終了後半分の観客が立ち上がってました。
安藤美姫は静かな落ち着いた曲を、美しく進化している滑りで表現。プライベートでは色々ある様ですが、笑顔もあり元気な姿を見せていました。
その後登場したのがプルシェンコ。
高いジャンプと安定した表現で観客を魅了。何といってもサービス精神旺盛で、観客を飽きさせず楽しんで帰って貰うプロ意識みたいなものに溢れていました。
しんがりはトリノオリンピック金メダリストの荒川静香…引退から5年を過ぎているのに体型は変わらず、滑りも表現力も磨きがかかり素晴らしかったですね。

 あ、余談ですが、今回初めてスケーターに花束を渡しました。
お相手は庄司理紗…



 ポスト浅田真央、安藤美姫の最有力候補です。
まだ高校生の為、この夏休み期間だけの登場ですが、2部の前半で滑りを披露していました。
彼女の素晴らしさはその滑りの美しさとジャンプの安定感!!
荒川静香がトリノオリンピックで見せた滑りとジャンプを、もう今の段階で身に着けていると言ったらいいのでしょうか?
期待の星なのですが、ここ最近は伸び悩んでいるので、是非ソチ含め頑張ってほしい所です。

 因みに自分の花束は、彼女の首の下にあるピンクのものですが、実はなかなか渡す事が出来ず危うく持ち帰るところでした。
今回からリンクサイドに降りるのが厳しく??なり、エキサイティングシート券以外の観客が手渡せるエリアが極端に減ってしまったからです。
まあ、値段にすると自分がいた自由席(5千円)からすると3倍は違うので仕方ないですかね~。



 今日渡す方はリンク突き当たり、左右の2か所のみですからお気を付けを…。
トップスケーターと個人的に話したり、ツーショット撮影を希望されるならリンクサイドのエキサイティングシートがお勧めです。
価格はお一人15、000円と高額ですけどね。
では。