久保敬元校長の文書訓告取り消しを求める応援団(ガッツせんべい応援団)

久保敬さんの「文書訓告取消を求める人権侵害救済申立」を応援します!

大阪弁護士会に「人権侵害救済申立書」を提出します!

2023-02-14 09:07:30 | 久保敬より

久保敬さんFacebookより転載します。

 

松井一郎市長に「提言書」を送ったのは2021年5月17日。同年8月20日に「文書訓告」を受けました。2022年3月末に定年退職し、はや1年が経とうとしています。

尊敬する大先輩の元高校教員の方に「あの『提言書』はあなたの、教師としての卒業論文ですね」と言われ、「とすると、文書訓告は『合格通知』だ!」なんて自分では冗談めかして言ったりしていました。

文書訓告を受け取る際、市教委からは、給与などの実質的な不利益がない行政措置であり、懲戒処分ではないため、人事委員会への不服申し立ての対象となるようなものではないと聞いたので、それ以上の行動は考えませんでした。

その後、応援してくださるたくさんの方々が、「文書訓告はおかしい!」と教育委員会に働きかけてくださったこともあり、2022年1月24日には、自らも文書訓告取り消しの要望書を教育委員会に提出しました。

しかし、1年経った今も、何も回答もないため、この度、大阪弁護士会に「人権侵害救済の申し立て」を行うことにしました。そう決意させてくれたのは、大阪公立大学の辻野けんま先生が4回にわたって開催してくださったジョイントセミナーで出会った海外の教育研究者の方々からのメッセージ動画でした。教育の未来のために「文書訓告」を放置してはいけないと強く感じました。多くの方にこのYouTube動画(下記URL)を見ていただきたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=KbdefwHnzso
https://youtu.be/S5j0uwLarSE(短縮版)

2月21日(火)、大阪弁護士会に「人権侵害救済申立書」を提出し、大阪市教委に「要請文」を手渡し、午後2時より大阪市役所5階の市政記者室にて、「久保敬元校長の文書訓告取り消しを求める応援団(略称ガッツせんべい応援団)」の方々と共に、記者会見に臨みたいと考えております。皆さん、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。


はじめに

2023-02-13 22:22:50 | はじめに

 私たちは、久保敬さんの「文書訓告取消を求める人権侵害救済申立を応援する市民団体です。2021年5月17日に当時、大阪市立木川南小学校長だった久保敬さんが市長と教育長に提出した提言書に強く共感した元大阪市の教員たちです。久保さんの提言書は、教員として校長として何ら問題はなく、むしろ、子どもや保護者のおもいに添った意義ある内容であると一般の方々からも多くの賛同の声があがりました。

 久保さんを処分しないように多くの市民と共に求めました大阪市教育委員会は、同年8月20日、文書訓告を発令しました。これに対し、久保さんは、2022年1月24日文書訓告の取り消しの要望書出しましたが、大阪市教育委員会から回答ありませんでしたこれは、久保さんの教員としてのこれまでのキャリア、とりわけ、大阪市の人権教育推進に果たしてきた多大な功績を否定するものであると私たちはとらえています。

 この文書訓告は、「提言書」の信用失墜行為に当たることを理由としているわけですが、大阪市教育委員会は、「信用失墜行為については一般的な基準は立てがたく、健全な社会通念にもとづいて個別に判断しており、この件については教育委員会が判断した」と認めています。(2021年12月1日大阪市会教育こども委員会での答弁)。久保敬さんの人権侵害救済申立書を読めば、提言書」が信用失墜行為にあたらないことは明らかです。

 大阪市教育委員会は大阪市学校教育に対する市民の信頼を取り戻すためにも直ちに文書訓告を取り消す決断をすべきです。久保さんの「提言書」は海外の教育学者の間でも大きな共感を呼んでおり、大阪弁護士会への申立書についても広く知られるようになれば、国際的に文書訓告への批判が広がっていくことは必至といえます。早期に大阪市教育委員会自らの判断で文書訓告を取り消すことが、大阪市・大阪市教育委員会にとっても、私たち市民にとっても、必要であり重要であると考えます。