ウトピア

真実と欲望が出会うところ

仏教は逆説に満ちている

2015-01-25 21:50:36 | エッセイ
膨大なお経の中身を見てみると、小乗大乗また密教と内容が矛盾しているものがある。維摩経や理趣経などは原始仏典とはかなり違ったことを言っている。理趣経では文字からいえば、セックスも人生も本来清浄な物であって、厭離穢土のものではない。現代日本の僧侶はこれを逆説や象徴、方便としての表現と解説するが、歴史的にインドで密教成立の過程を考えると、日本の僧侶の考えは間違っている。というか彼らに都合の良いように解釈するのが仏教の本質だと思っているから間違いではないというである。この論理性のなさが政治権力に従属して生きる道を彼らに選ばしめているのだろう。
秘仏だとか、まだ空海が生きていて毎日食事を用意しているとか、言葉と心を乖離させるのに余念がないのも日本の僧侶や売文業者のカルマといえる。業といやつ。それとも単にいい加減で臆病なだけなのだろう。

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