【スクーリング】
テキスト学習は,自分との闘いとも言えます。テキストを読み,設題に沿ってレポートを書き,合格したらまた答案を作り,それを頭にたたき込むということですね。
奈良大学に進もうと思ったのは,スクーリングが魅力でもありました。現地主義を謳っている大学でありますから,実際に現地を訪問して受けたり,実習をしたりなどでとても濃い学びができました。
文化財学演習Ⅱから先に受講した記憶があります。先生は,K先生(後に私の卒論主査の先生となられます)でした。考古学にずっとわくわくドキドキして……という青年のような先生でありました。縄文時代から幅広くご研究だったように思います。
実習では,土器片のスケッチをしたり,乾拓をしたり,真弧の使い方を教えていただいたりしました。縄文原体(縄目の元になるもの)をトイレットペーパーを撚って作ることも学びました。本物の紐類だと手がガサガサになってしまうのだそうです。撚り方もパターンが色々あって面白かったです。
そして,3日目はポスターセッションの準備から始まり,発表もしました。どこをまとめたかな?私。
写真等は用意しておきましたが,時間に追われ昼食のパンをやっと囓れた位だった気がします。発表も皆様のポスターを見せて戴いて,おもしろいなあなんて思いながら聞きました。
やはり,初めてのスクーリングはそれだけ印象深いのでありました。