【試験編】
さて,レポートが合格したら,科目修得試験を受けるために申込みをします。それもいくつかの地方会場がありましたから,それに合わせて期間中に申し込みます。
そして,「設題集」にある課題を見て,テキストを使って答案を作ります。時折,テキストだけではなく他の資料を見て調べなくてはいけない課題もありました。「観光論」や「平安文学論」の中にそのような設題があったように記憶しています。何だかおぼつかないので「これが出ないといいなあ」と思っていました。
答案を作ったら,これからが闘いです。なぜかというと兎に角どの設題が出ても答えられるように,答案を頭にたたき込むからです。最も苦手だったのは,「西洋史概論」でした。なかなか西洋人の名前が覚えられなかったからです。「西洋史概論」は,レポートは1回で合格を貰えましたが,試験を2回は落としています。やっと合格できた時は,嬉しかったですね。
そんなことがあったので,兎に角試験を受けるのは,一日に一科目だけにとどめました。
一度だけ,2科目受けたことがありましたが,きつかったですね。もう覚えきれませんでした。自分が得意な科目ならそれでもよいですが,でもやっと……といった感じでした。
答案を頭にたたき込む。書いたり,読んだり様々工夫をして何とか乗り切りました。科目によっては,数回受けたのもありましたね。
美術史概論・史料学概論・東洋史概論・西洋史概論 これらが一度では合格できなかった科目でした。特に「美術史概論」はテキストの文字が小さいのが辛かったですね。今では良い思い出です。