左利きでいいじゃない!!kumicco

海辺の町で暮らすシンガーソングライターのブログ

ファミリーコンサート

2011-10-19 06:37:49 | インポート
名古屋に住んでいた頃 いっちゃんのお父さんが 癌の宣告をうけ
それまで 私たち家族が平凡に暮らしていたその生活に暗い影を落とし始めた。
それから 義父は大きな手術 私はまだ5か月の下の娘がいたので いっちゃんが 何度も実家に帰った。
年が明けて 春になって 今度は母が脳出血で倒れ  今度はいっちゃんを名古屋に残して
私たち姉妹3人が入れ替わりで大島に帰った。

親の病気に平行して わが娘達もよく熱をだして病院通い



どうして こんなに悪いことばっかり・・・・・
あの 3年間は本当につらかった。

まわりがみんな幸せそうで 羨ましかった。

その頃 私を救ってくれたのは やっぱり音楽でした。

春日井市が 童謡のコンサートの出演者を募集していて
それにテープを録音して応募してみたら 出る事になった。

下の娘は まだ一歳
どうやったら歌えるのかなんて 当日まで考えていなかった。

当日
一歳の娘は ギターを弾く私の足につかまってじっとしていた。
人見知りがとてもひどい娘が 泣かないでいたのです。

そしていっちゃんはマンドリン 上の娘は一緒に トライアングルを・

終わって
私は久しぶりに 幸せだった。 自分の好きな音楽を聞いてもらえたから・・

あれから 我が家は少しずついい方に変わった気がした。

その童謡コンサートは毎年行われて 
その担当だった方が気に入ってくださって
そのコンサートに毎年声をかけてくださった。

足にすがってじっとしていた娘も
大きくなっていって  演奏に参加するようになった。


そうです。ほんとにわからないもんです。
生きてたら
人生 ずっと幸せの人なんていない

苦しみも きっと だれでも同じぐらいある
そこから 抜け出せるのは きっと 前を向いている事だけだった。

何かを始めなきゃ 変わらないことだと その時身に染みてわかったのでした。

それからもう一つ
家族が危機に陥ったとき 夫婦の意味が判る
そして その危機を一緒に乗り越えて
やっと すこし夫婦らしくなった。


昨日の夜 久しぶりに 娘のピアノと 私のギターで
二人で童謡を歌いまくりました。

途中から いっちゃんが仕事から帰ってきたので 中断
そして 夕食をたべて

彼も その中に参加
彼は大好きな ゲゲゲの女房のテーマ曲を歌い
最後に「上を向いて歩こう」をみんなで歌って 終了


あ~~~~音楽っていいな
やっぱり 音楽は友達だな

コメント
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