瀬戸内寂聴さんの講話

瀬戸内寂聴さんが　避難されて村に帰れない飯館村の人達の前に座られた。


その時の村の人達の顔が　凍るような　冷めたい瞳でもう落胆を通り越してしまった表情だった。
瀬戸内さんもそういう人たちの顔をみて　きっと言葉を失ってしまったんだろう。

もう高齢の瀬戸内さんが　自分からある婦人の肩をもみながら仏教の話をされ始めた。

もうあれから　９か月たつんだな

懸命に　被災地をまわり被災された方のそばにいき　積極的に講話を続けられている瀬戸内さんの姿に
涙が止まらなかった。

そして　今
前を向くことさえできない人達が　あちこちの町でどんな苦しみと向きあっているのだろう

いったい　いつになったら　何人の人達が笑顔で　いつものささやかで穏やかな生活にもどれるのか

私は
あの飯館村の人達の　あの映像に映る見えない苦しみと戦っている苦しそうな瞳が
　どうしてもそれから　頭から離れない。

そして　こんなふうにブログで　ぼやきの事ばっかり書いて　なんにもしてない自分のふがいなさに

　どうも・・・・・ん～～～～だ

瀬戸内さんの言葉はとても重くて　やさしくて　

あの荒廃した街を回りながら　そこで頑張ってる若者たちを励まし
抱きしめてあげていた。　えらい方だな　

大変な時代だから　宗教の教えは尊さを感じる

しみていくように　人の心に届く事を知った