KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

ハート・ブレイク!? 【伊豆・城山】

2010年11月21日 | フリー(伊豆)

天候:(暑いっ!)
同行:M田氏

 日曜早朝、今シーズン初の城山へ。
 今日の目標はM田氏が11台×3本、私はまずは「ハート・ルート」。
 先日、「ハート~」を落したM田氏はご親切にも「完全攻略!ハート・ルート」の解説図まで用意してくれたのだが・・・。
 とりあえず成果としては、


フルハム・ロード
 5.10b RP(二便)
 Up・・・のつもりで取り付く。出だしは簡単だが、最後の最後、膨らんだ壁を直登しようとしたらどれもこれもホールド甘くドボン!
 えーっ?10bなのに。Upなのに。結局、TopOutすらできず。
 午後になって他のおじさんが最後のボルト近くのホールドをアンダー持ちでやや左に抜けるのを見て、ようやく正規のルート取りを確認。今度はキチッとRP。
 帰宅して確認してみたらこのルート、以前にも同じパターンでハマっていた。我ながら学習能力ナシ!

ハート・ルート 5.11a ×(三便)
 本日の本命お題。
 前回、ヨレた後にやったら出だしから門前払いの状況だったが、M田「前進ハイスクール」の懇切指導のお陰で3B目まではまず間違いなく行けるようになった。
 ただ、問題はそこからの核心部。
 一連の動作を途切れることなくパワフルかつダイナミックにこなさなければならず、頭と身体の動きの鈍いオヤジにはなかなか厳しい!
 よそのオジサンにまでお手本を見せてもらい至れり尽くせり。
 上部のクラック・ガバを取るところまでのムーブ、ホールドは理解できたが、結局、本日中に解決ならず。
 とにかく、コイツは必須課題。次回は何としてでも落とさねば!

スクール・ゾーン 5.10c ×
 「ハート~」で凹み、せめてものお土産に思って取り付いたが・・・。
 出だしのスベリ台状ランペは見た目アルパインのⅢ級程度で簡単そうだが、気楽に取り付くと意外と狭苦しくヘンな姿勢を強いられる。
 途中のテラスにあがってからのクリップも悪く、その先、ゴール手前の甘いホールドを越えることができずドボン!
 先の「ハート~」でパンプした腕が癒えずTopOutすらできず。凹む。

タナボタのタナバタ 5.10c ×
 前回恐る恐るだったボルダーちっくな小ハングも楽々こなせ、今度は「いただき!」のつもりだったが、またまた最後の甘いホールドの垂壁が越えられずドボン!
 TopOutもできず、大いに凹む。


 片や、M氏の方は
 「ブラウン・シュガー(5.11a)」と「ボルサリーノ(5.11b)」をそれぞれ二便でRP。
 私が中途半端にヌンチャク残した「スクール~」と「タナボタ~」も楽々こなし、さらには「ハンドバイス(5.11d/12a)」にまで手を出す始末。
 絶好調で、まさにイチローが「ボールが止まって見える」状態

 最後は二人ともTopRopeで12台の洗礼を受け、終了とした。

 
ハートルートのある壁                    南壁はメチャ混み

 とにかく今回はダメダメで、自己採点は百点満点中20点。
 おまけに「フルハム・ロード」ゴール一つ下に掛けておいたMyヌンチャクを誰かに持っていかれてしまい、ちょっと悲しい。
 (もし、どなたか間違えて持っていたら返してね。右記「メッセージを送る」からご連絡ください。)


 本日の反省の言葉
 「結果の出せない努力は遊んでたのと同じ」 (漫画「ギャンブル・レーサー」より)


軟式クライミング部 in 【湯河原幕岩】

2010年11月12日 | フリー(伊豆)

天候:
メンバー:フッキー、Oガワ、Y岡

 本日は最近クライミングに入れ込んでいるわが社の若い連中と。
 いつもジムのボルダー5級程度でジタバタしているこの「軟式?クライミング部」の面々。今回は湯河原・幕岩へと繰り出す。
 それにしても部署は異なりきちんと休暇を申請しているから(たぶん)問題はないものの、イイ歳した大人が平日にこぞって岩なんぞにかじりついていて大丈夫なのか?わが社・・・。

とりあえず簡単に今回のメンバー紹介
 フッキー・・・イイ靴買えば10cまでは軽く行けるのにいまだにスパイア履いているのが惜しい。写真を撮るといつもヘンな顔するのはなぜ?

 Oガワ・・・使い過ぎ?の「腰」と金欠で回らない「首」のせいか被ったのが苦手。かつては横パンのオレンジ(8級)で大汗かいていたが最近(少しは)強くなった。

 Y岡・・・体脂肪率1ケタ、元陸上部だけあって動きは軽やか。その無重力系クライミングから「ナナフシ」の称号を与えたが、本人は不満らしい。

 三人のうち二人はロープの経験浅く、外岩自体Oガワが二回目、Y岡は初めて。というわけで、私はTRセット要員として参加。
 平日なので貸切か?と思ったが、それでもやっぱり人気の桃源郷辺りは数組がチラホラ。
 で、ボチボチとスタート。

シルク・ロード 5.7
 upで。テーマは「ユガワラの皺カチを味わってみよう」
 私がリード。Oガワ、Y岡がTR。フッキーがリードで回収。
 ビギナー二人は「ジムと違う!」「これでセブン!?」と戸惑っていたようだったが、特に問題なし。

  

アボリジニ 5.10a
 テーマは「ハイ・ステップなんか怖くない」
 フッキーがまずリードするが例の2B辺り核心のハイステップにうまく立ち込めず交替。
 考えてみると私もこれまでいつも1テンで、「ま、upだからいいか。」でお茶を濁していた課題。
 今回は岩の状態も良く、晴れてRP
 後の二人はTRだが、まずはOガワが頑張って一抜け(これは敢闘賞もの
 一便目敗退のY岡も意地で続き、フッキーも最後はリードで締める。

  

サンセット 5.10a
 テーマは「垂直の歩き方」
 ホールドが見つけにくいが足の置場はたくさんあり、アボリジニに較べればノーマルな10aか。 
 右のフレークは使わないように。

 
Y岡                            Oガワ

 奮闘するフッキー

ダイヤモンドヒップ 5.11a TR
 皆さん中休み、私だけTRでトライ。
 核心部、ホールドが外傾気味で掛かりが浅く、狭いムーブを強いられるところが厳しい。ハングドッグでホールド確認しながらTopOut。
 しばらくかかりそう。

 

  放心状態?

シンドバッド
 5.10b
 テーマは「10bの洗礼-プチ・ハングを越えろ!」
 今日のところはまだここはキツイかなと思ったが、フッキーのリクエストで。
 Y岡が頑張り、ハング部分はほとんどクリアしたが、その上のカチを見つけられず没。努力賞を差し上げたい。

 
 
シンデレラ 5.7
 テーマは「本日の卒検-初めてのリード・もうチキンとは言わせない?」
 みんなシンドバッドで頑張り過ぎて腕が終わっているので、最後は足できっちり歩く課題。
 ボルト間隔がそこそこ開いているので、チキン克服にはもってこい?
 ちょいヒヤヒヤさせられたが、とりあえず全員無事クリア!
 (いや、見ていてこちらも少し感動しました。)
 
 終了点では先に登ったフッキーから初リードできた二人にロールケーキのご褒美が。




 
 平日で空いていたため、この人数でもなかなか効率良く回れたと思う。
 老兵の私を踏み台にして、まぁ頑張ってや!
 
 登った後は、「ゆとろ嵯峨沢の湯」→「ガスト」経由で解散。

 滝に打たれて今日の反省をするY岡

 お疲れさんでした~。


サイレントヴァリー&ハイランド 【湯河原・幕岩】

2010年02月21日 | フリー(伊豆)

天候:時々
同行:M田氏
使用:スポルティバ・ミウラー(「三浦くん」弟)

 いつもの8時半過ぎに湯河原集合。
 小田原までは良く晴れていたが、なぜか湯河原まで来るとドンヨリ曇ってけっこう寒い。

 この時期「梅祭り」のため、タクシーは幕山公園の裏口から入る。
 「祭り」の期間は例え「岩」が目的でも入園料200円を払わなければいけないようだが、まだ入園開始の9時前ということで係の女の子は免除してくれた。
 下の桃源郷辺りは混んでいるだろうと、本日は上部エリアへ。

【サイレントヴァリー】
ゆうきゃん 5.10a ★★★ 再登
 エリア奥のタマゴ岩の右端ライン。アップで。
 気を抜いて軽い気持ちで取り付くと、出だしからしてムッ?とする感じ。
 ちょっとコケっぽいのが気になるが、何とかノーテンで。
 トポでは「人気度・面白さ」で★三つ付いているが、見た目はヤボったい感じ。

 

子供体操 5.10+ ★ TR ×
 前回からの宿題。
 垂直で細かいカチをデッドで取りに行く出だしから指に厳しい。
 私は封印するつもりだったが、M田氏は「子供をやっつけねば!」とPTAが聞いたら怒りそうなセリフを吐き執念を燃やす。
 しかし、相変わらず上手い解決策が見つからず、荒いヤスリのようなカチにデッドをかまして、早くも指皮はボロボロ、軽く流血して跳ね返される。
 グレードの「+」というのが何とも曖昧だが、これはやはり10台後半ということか?
 しばらく封印決定。

まりや 5.10b/c ★★★ RP(2便)
 自分にとって前回からの宿題であり、今回片付けたい課題の一つ。
 既に先客さんにより、ヌンチャクはセット済み。断ってから取り付かせもらう。ありがたや。

 

  1便目 
 右上に伸びるフレークに沿って2本目のボルトまではいいが、その上で「これか?」と左手を出したら、いまいちホールド甘くてそこからイメージが狂ってしまう。
 ホールドはたくさん有り過ぎて、どれが当たりかハズレか、わかりにくい感じ。(巧い人なら少しぐらいハズレでもさっさと片付けてしまうのだろうが・・・)
 結局3テンもし、フゥフゥ言いながら何とかトップアウト。
 これは今日は無理かなぁと半分諦めモードとなる。

 しばし休憩して2便目。
 フレークから上、今度は左手がガッチリ掛かる穴ぼこホールドを捉え、そのまま左向きのレイバック。左足は四角い凹があってハング上に伸び上がる。
 はがされないよう軽くヒールも使ってさらに左のホールドを取る。
 一度、正解を見つけてしまうと、次々と当たりカードを引く感じで、ほとんどパワーはいらない。
 今度はスッキリ。無事にRPできてホッ!

 M田氏は「ロールアップ(5.11d)」を触るが、本日は出だしを触っただけで許してあげた(?)ようだ。
 「岳人伝説(5.11a)」も触る予定だったが、後から三人組が集中して取り組み始めたので、本日は割愛。
 上部探訪に出かける。

  左端、登っているのは「岳人列伝」。

【ハイランド】
 二人とも、こちらのエリアは初めて。
 サイレント・ヴァリーから微かな踏跡をたどり、左斜めにブッシュを掻き分けて行くが、アプローチとしては「悟空スラブ」の取付付近までまっすぐ登って最後に左方向へまっすぐトラバースした方が歩きやすい。
 アプローチが遠いため、あまり人気が無いようで、本日は貸切。
 自然に還りつつある岩もあるが、正面の大きなフェースは思ったよりスッキリきれいで、ランナーのボルトも打ち替えられたのか、まだ新しい感じ。(ただし終了点はけっこうボロイので、捨てスリングなど持っていった方が良い。)

 

オータムコタム 5.10a ★★ MOS
 見た目が非常にスッキリしたフェース。
 1本目のボルトがやや遠く、プリ・クリップしようかと思ったが、グラウンドはフカフカ落ち葉の斜面だし、まぁ大丈夫でしょう。ただしビレイヤーは違うボルトでセルフ必須。
 出だしはクラックが使える。右手、クラックをアンダーで取り、左手カチでバランスを取ったら足をクラックの中に入れられる。ひと安心して1クリップ。
 中間部、右手ガストンから左カチに繋げる辺りがやや細かいか。
 上部はなぜか細かい皺カチが(まるでヒマワリが太陽に向かってみな同じ方向を向くように)一様に左斜めに向いていて持ちにくい・・・というかしつこい感じで思わず笑いが出てしまう。
 左隣の「ウインドソング5.8+」のボルトがやけに近くてちょっと気になるが、なかなか面白い。
 M田氏も「何じゃ!こりゃ?」と言いながら苦笑しつつFL。

アリュージョン 5.10c ★★ ×
 短いスラブ系フェース。
 1本目のボルトから上、スローパーで止められず、次のムーブも起こせず、そこで固まって×。
 桃源郷の「とけいワニ」と似た感じで厳しい。

  スラブの左側が「アリュージョン」、右が「ウマグマ」。

ウマグマ 5.10a ★ 1テン
 アリュージョンの右隣。こちらも短いが、1本目のボルトはこちらの方が遠く、出だしからちょっとボルダーちっく。
 M田氏が「パン!パン!」と今日初めての朝青龍ばりの腿叩きが見せ、MOS。
 
 続いて私。
 集中力が途切れているのか出だしのスメアでふいに足を滑らせるが、とっさに上のガバに手を出し、ぎりぎりセーフ。
 しかし、その上の右カンテを使う所が岩が濡れていて「やだなぁ。」と思っているうちにバランスを崩して1テン。
 それなりに面白いかもしれないが、ブッシュもあり、特にこだわりもなかったので、そのまま続けてTopOut。RPは・・・ま、いいか。

スプリング・スプリング 5.10a ★★ MOS
 トポには「ムーヴよし!ロケーションよし!」と書いてあるが、ついでに言うなら「コケの育ち、良し!」。
 出だしのスベリ台から上半分のフェースを繋ぐ箇所に「苔」がビッシリ生えている。
 スメアで立つが、苔ごとズルーッと剥がされそうで怖かった。
 上の垂直フェースはやや細かく、右手カチのガストンで繋げる所が1ポイントの核心か?
 木の枝越しだが確かにロケーションはまぁまぁで、振り返れば真鶴半島と初島が良く見える。
 ムーヴの方は特に「よし!」とは感じなかったが・・。

   
  スベリ台から始まる「スプリング~」。梢の向こうに真鶴半島。

 最後に「ダイヤモンドヒップ(5.11a)」を触ろうと下へ降りるが、桃源郷は夕方になっても満員御礼。
 近頃ここはすっかり初級者の講習エリアと化してしまって、トップロープが何本も垂れ下がり、さながら順番を待つジムの様相。
 「てんとうむしロック」の復活を期待してやまないところである。

  混み合う桃源郷

 帰りはいつもの湯河原駅前のメシ屋で〆。


先週に引き続き・・・  【伊豆・城山】

2010年02月07日 | フリー(伊豆)

天候:
同行:フッキー、山P(わが社)

 今週末はジムでのんびり過ごすつもりだったが、天気予報ではドピーカンの予想。
 M田氏はこの時期アイスなので、代わりに年末に一緒に湯河原へ行ったわが社の若手二人に連絡を入れると、二つ返事。
 マルチがしたいというので、先週に引き続き城山へ向かう。

バトルランナー(全4ピッチ) ★★
 三人なので、一人がリード、残り二人がフォローとする。
 私は昨年11月以来の二度目、後の二人は以前取り付いて1/3ぐらいまで登っているが、通しで登るのは初めてとのこと。
 ビミョーに型が違うが、ヘルメットはなぜか三人とものSALEWA製。俺たちゃ「チーム・サレワ」か?

1P目 5.8 私がリード
 「とんとん拍子」とルート名が付いた指先ポケットが続くスラブ。
 アップを兼ねて取り付く。・・が、相変わらず、このグレードにしては辛い。
 特に出だしの部分。
 身体も暖まっておらず思わず固まりそうになるが、周りに人も多いので(たぶん絶対にこちらのことなど見ていないと思うが)安易にテンションかけるわけにもいかず、だましだましで何とか上がる。
 昨夜、食い過ぎたモツ鍋のせいか妙に身体が重く、自分でもキレの無さを感じる。
 最初のブッシュの下、右斜上するランペの支点でピッチを切る。

  フォローの青ヘル二人

2P目 5.8 山Pリード
 こちらはマルチの手順をおさらいしながら行くので、後から取り付いたガイドさん(SS氏)3人パーティーに先を譲り、のんびり取り組む。
 2P目は若干ホールドが豊富になってきたが、その分、壁も立ってきた。
 山Pがソツなくリード。
 そのままリードしてもらって構わなかったが、鎌形ハング直下でピッチを切る。

  係長!よろしくお願いします。

 

3P目 5.10a~5.7 私がリード
 前回落ちた鎌形ハング。
 今回はサクッと抜けたかったが・・・またしても落ちる。
 足の置場はわかっているのだが、ハング出口のアーケ持ちから次の甘いホールドのどれを取ったらいいかわからず迷っているうちにドボン!
  自分でも予期せぬほど派手に落ちてしまい少々・・いや、かなり凹む。
 ビレーしていた山P係長、驚かせてゴメンナサイ。m(_ _)m

 気を取り直して再度取り付くが、やはり甘いホールドに剥がされ、さらに1テン。
 で、三度目の正直でようやく乗り越す。
 右足に乗り込もうと上のホールドばかり探っていたが、右の奥にガッチリ決まるサイドプルがあるのをすっかり忘れていた。学習能力ゼロ!
 ハング上は簡単なフェースで、ちょっと伸ばした所でピッチを切る。

 先週、草刈りで指を痛めたフッキーはゴボウで上がってきたが、ラストの山Pはスムーズにノーテン・クリア。
 最初からリードしてもらえば良かった。

   少々イカレてます。

 

   キモチE~ 

4P目 5.9R 山Pリード
 下から見るとそれほど傾斜が無いように見えるが、登ると意外と立っている。
 山Pはソツなくリード。

 シングル・ロープ2本は太くて二人一緒のビレーでは扱いにくく、思いのほか時間がかかってしまったが、まぁ二人にとっては終了点まで完登し喜んでもらえたので、ヨシとしましょう。

  

 50m懸垂2回で南壁基部へ。

 

 

 やや遅い昼食の後、午後はショート・ルート。

 山Pは、「アナザステップ(5.9)★」と「エキスカーション1P目(5.10a)」をMOS
 私とフッキーは「アミーゴス(5.9)」を登る。

  「アミーゴス」の私

  同じくフッキー

 その後、先週のお題「ブルースカイ(5.9)」と「タナバタのタナボタ(5.10c)★」に取り付きたかったが、他グループがトップ・ロープで特訓中だったので、またの機会に。
 最後のクールダウンは、

ロング・グッドバイ 5.10b ★ MOS
 春の陽気を思わせる暖かさも夕方になるとようやく岩もほど良く冷えてきてコンディションが良くなってきた。
 今日は何だか気持ちが集中できないが、せめてこのぐらいは片付けないと。 
 
 最初、アルパインのⅢ級程度のランペを右斜めに上がり、1本目のボルトにクリップした所から直上。
 小ハング上のボルトはビビッていると遠く感じるが、アンダーホールドを探りながら足を高い位置にしっかり決めていけば、ちゃんと届く。
 その先は細かく右に左にちょいと細かい動きを求められるが、ここぞという所に指先がカッチリかかるホールドがあり、裏切られない。
 見た目よりなかなか面白く、隣の「タナバタ~」の弟版といった感じ。
 ジワジワと手汗をかきそうなスラブに嫌気がさしたら、ジムナスティックなこのルートでリフレッシュ?

 
 山Pもトップ・ロープながら、大胆なムーブでノーテン・クリア。

 本日は、すぎ家ご夫妻と今年初の顔合わせ。(今年もちょくちょくお会いすることになりそう・・・
 有名どころではガイドの鈴木氏や菊地氏、そして先週に引き続き國分氏などがおられた。

 「ブルースカイ」では先週トップロープでハマっていた若者くんが今週は果敢にリード・トライ。
 残念ながらテンションかかってしまったようだが、それでも最後はトップアウトしていたようだ。
 やはり継続は力なり。他人ごとながら「熱い感動をありがとう!がんばれニッポン(?)と心の中でエールを送らせてもらった。

 帰りは「伊豆温泉村」(死海風呂で顔を洗って絶叫しているヤツがいた)→沼津IC近くの中華料理屋「満貫」(ここのギョーザと角煮ラーメンは合格だと思う。)をハシゴし、帰宅。
 二人ともお疲れさんでした。明日も仕事だ、ガンバロウ。


エキスカーションほか 【伊豆・城山】

2010年01月31日 | フリー(伊豆)

天候:時々
同行:M田氏

 今年初の外岩。
 朝5時に待ち合わせ、7時には現地着。
 駐車スペースに車を入れ、何気に車の周りを確認したら、もう少しでスタッドレスでウ○コを踏みそうになっていた。朝からいきなりヒヤリハット。
 誰だ、こんな処にしたヤツは!
 岩場に到着すると、やはり一番乗り。岩は多少冷たいが、それほど寒くない。
 まずは本日のメインのお題「エキスカーション」から。

エキスカーション(マルチ・6P)
1P目 5.10a 私がリード。
 城山南壁特有のスラブ・フェース。
 11月に来た時は苔で青々としていたが、今日はスッキリ。
 朝一でまだ身体が温まっていないので、慎重にこなす。

  
 
2P目 5.10a M田氏リード。
 正面右のフレーク状をつなぐライン。
 グレードは10aとなっているが、見た目よりずっとクセのあるピッチ。
 ポケットホールドにアンダーを効かせながら身体を上げていくのがミソで、初めてだと体感10b~b/cぐらいに感じる。
 
3P目 5.10c~4P目5.10a 私がリード。
  一応、核心ピッチ。
 M田氏から「正月太りで今だ本調子ではない」と、事前にこのピッチは託されてしまったので、しゃーない、やりましょう!
 3P目は細かいスラブ状フェース。皺のような薄いカチを拾いながら行くが、2P目より多少、壁が寝ているのが心理的には楽。
 全身のパワーや難しいムーブはいらず、ジワジワとバランスで上がっていくのは割と得意系かも。
 ただルーファイは必要。
 4P目も似たようなフェースだが、ホールドもだいぶ持ちやすくなり、ソツなくこなす。

 

5P目 5.10a M田氏リード。
 ゴツゴツした小ハング?。ホールドが豊富なので、被り気味でも思い切って越せる。

 

6P目 5.9 私がリード。
 傾斜もだいぶ緩くなって階段状。チョコッと登って終了点へ。
 全ピッチ、二人ともノーテンでスッキリこなして、握手で完登を祝う。

 
 
 懸垂3~4本で基部へ戻る。

 
 

ブルースカイ 5.9  MOS(?)
 M田氏が私をハメようとした「お試し」課題。
 核心は上部の小ハング。これが曲者。グレードを信じて取り付くと痛い目に会う。
 私も出口がわからず、ああでもないこうでもないと迷っているうちに足を滑らせ、あわやテンションかけそうになった。
 最後は下からM田氏にガバの位置を教えてもらって、どうにか切り抜ける。うーん、これはちょっとOSと言えないかも。
 他のグループも交替で取り付いていたが、けっこうハマっていた。
 一度解答がわかってしまえば、たしかに5.9という感じだが、OSはしにくいと思う。

 

ジプシー・マリー 5.10a  MOS
 中間部がやや細かく、岩の弱点を突いていくと、左隣のルートに入ってしまう。
 多少ルーファイが必要で、10aにしてはこれもちょっと辛めか?

タナバタのタナボタ 5.10c  ×
 M田氏がチョイスした本日のお題。
 これも上部が小ハングになっているが、核心はそのハングを越えてから。
 左足をハング上の岩の切れ目に引っ掛け、レイバック風に上がるところが、ちょいとボルダーちっく。
 その上、両手とも薄カチに耐えてポケットへとつないでいくのだが、良いフットホールドがなく、いかにスメアで耐えるかがポイント。
 M田氏が2トライしたがダメ。私もやっぱりダメ。

 その後、居合わせた「さがみ○○会」の面々とおしゃべりしつつ休んだ後、M田氏が満を持して三便目。
 今度はまったく淀みのないムーブでスムーズにつなぎ、余裕のRP。さすがっ!

 M田氏に教えてもらい、私も何とか核心のカチから最後のガバポケットを取りに行くが、そこで思い切りが足りず、あと一歩のところでドボン!
 ハングドッグしながら、とにかく上まで抜けようと試みるが、既にヨレ気味で、やるほどに身体が伸びなくなってきた。
 結局、年明け早々宿題となる。要修行だ。

 
 
バトル・ランナー 1・2P目 5.8~10a
 すっかりヨレてしまったが、最後にクールダウン。
 前回、油断して足を滑らせてしまったバトル・ランナーの下部だけ登る。
 例の小ハングの箇所は手が切れそうなクラックがあり使えるが、フィンガージャムのようになるので、足を滑らせると手を挟まれて危険である。
 前回と同じ失敗はしないよう、本日はスメアをしっかり効かせて無事突破。
 とりあえず前回の溜飲は下がって、ちょっと満足。

 

 この時期、南壁は混み合ってヘタすると「南京玉すだれ」状態となるが、本日は割と空いていて快適な一日だった。
 陽が差すと何とも暖かく、まだ1月なのに「もう春だなぁ。」という気分にさせられた。
 城山の主(?)、國分さんを初めて拝見。もうそれなりのお歳だと思うが、タンクトップ姿の筋肉が遠目にも若々しい感じ。

 グレード更新にはほど遠かったが、ショート・ルート換算にすれば約10本分。 
 最後はM田氏と「女子アナ談義」しつつ、渋滞の東名をチンタラ帰る。・・・お疲れさんでした。


2009納会 【湯河原・幕岩】

2009年12月27日 | フリー(伊豆)

天候:
同行:フッキー、山P(わが社)
    M田氏、ENDくん、KAIZくん、ツッチーご夫妻(チーム静岡?)

 さて、今週末はジムでのんびりとも思ったが、最近再開し出したという職場の後輩に声を掛けたところ二つ返事だったので、湯河原へ。
 静岡の面々も今回は講習モードということで、二手に分かれてやる。

 例年Xマスを過ぎると帰郷する人も多く、岩場も少しは空いているのだが、本日はけっこうな賑わい。
 主に桃源郷、希望峰、アリババの岩場の3エリアだが、年配の方々が多く、ちょっとした巣鴨(おばちゃんの原宿)状態となっている。

 今回は後輩の外岩慣らしということで、ほとんど既登の課題のみ。
 私がリードでヌンチャク掛けして、その後、フッキー、山Pのお二人にリードorトップロープでトライしてもらう。

【桃源郷】
アブラ・カタブラ 5.10a ★
 アップにしては辛かったか?私も久々だったのでちょっとハマりそうになる。
 二人は問題なし。山PはリードでFL

  山Pアブラ・カタブラ

【ガリバーの岩場】
道化師 5.9 ★
 ちょっとアルパインぽい課題。上部のレイバックが気持ちいい。二人ともリードでFL

  フッキー道化師

【ピーターパン・ロック】
シンドバッド
 5.10b ★★
 既にクリア済みながら恥ずかしくも私も1テン
 しばらくやらないうちにハング上のホールドを見失っていたが、今日改めて再確認する。
 
 山Pは果敢にもリードでトライするが、ハングの所でチカラが入ってしまい3B目にクリップできずボツ。フッキーはトップロープでいい所まで行くがやはりハング越えできず。
 気を取り直して山P二便目はトップロープながら模範的ムープで解決。次回RPサクッといけるでしょう。

  山Pシンドバッド

ピノキオ 5.10a
 久々にやると、これもなかなかシブい。二人ともシンドバッドで半分逝ってしまったようで、ボツ。
 小林由佳、恐るべし・・・

ピーターパン 5.10d ★★
 まだできていない正面突破を狙って私だけやる。・・・が、結果はボツ。
 相変わらずハング上のホールド、どれを使っていいかわからない。というより、年末の飲み食いで身体が重いのが敗因か。
 結局、毎度のごとく右から逃げる。

【マコロンランド】
マゾおけさ 5.10b ★★
 二人ともトップ・ロープで。
 最初のボルダー・ムーブは難なくこなしたが、その上のフェースはお二人のシューズ(ボリ○ール&5.10スパイヤー)では、ちょっと細かくて苦しかったかな。

  フッキーマゾおけさ

【アリババの岩場】
アリババ
 5.10b ★★
 オバチャンらの講習後でホールド一つ一つがチョークではっきりとマーキングされていたが・・・二人ともボツ。
 山Pは以前クリアしているはずとのことで、次回フレッシュな時なら問題ないかも。

  フッキーアリババ

 ・・・で、本日は終了。
  二人とも外岩はまだ経験少なしということで、今日は10bの洗礼を受けていたが、若いだけあって身体が柔らかく、少し通えば私などすぐに追い抜かれること必至。
 静岡の面々も、ご夫妻のクライミング初体験教室を無事終え、また「ボリ○ール」から「アナサジ」へと新調したKAIZくんになかなかの進歩が見られたらしい。
 (あまりにひどかったら、M田氏は「まだ早い!」とアナサジを没収するつもり?だったらしいが、最後には93点の高得点を与えていた。)

 帰りはいつもの湯河原・某食堂で〆。
 みなさん、来年もどうぞよろしく。  


マルチ2本ほか 【伊豆・城山】

2009年11月03日 | フリー(伊豆)

天候:
同行:M田氏

 一日置いてまたまたM田氏と。本日は伊豆・城山へ。
 朝5時に落ち合い、7時半には登山口の駐車スペース着。
 昨日の荒天で富士山は真っ白に雪化粧し、箱根の山も上の方は白いものがチラホラ。
 静岡もけっこう雨が降ったようで路面は濡れ、城山も靄が立っている。むむ、登れるのか?・・とりあえず南壁基部へ。
 幸い、壁は一部染み出しがあるもののほぼ快適。
 で、我々が一番乗り。本日のお題はマルチ・ピッチだ。

   
 登山口                                登攀準備

【南壁】
バトル・ランナー
 4ピッチ ★★ 5.7~10a
 M田氏が最初の2ピッチをやり、核心の鎌形ハングの箇所はぜひ私にやらせたいと言う。(M田氏は既登済み)
 一昨日の河又の「薄被りガバガバ」と打って変わって「スラビーな緩傾斜」なので、身体がすぐに対応できず、出だしから妙に慎重になってしまう。
 で、1ピッチ目でこなれて油断したのか、2ピッチ目出だしの小ハング越えでハング上のクラックに手を入れた状態でふいに足を滑らせ、小指を挟んだまま思い切り全体重をかけてしまう。
  「痛っ!」
 見ると、右手小指がえぐれている。皮どころか肉までもっていかれたかと焦ったが、出血は大したことなく、しばらくすると感覚が蘇ってきた。

 
 2ピッチ目をリードするM田氏。上の張り出しは「鎌形ハング」。

 2ピッチ目の途中でM田氏と交代。鎌形ハング直下から私がリード。
 ハングの張り出しは1mぐらい。イナバウアー状態から足を上げていってハング上のホールドを探すが、あっても良さそうな所にガバがない。
 やや甘いホールドに頼って強引に上がろうとしたら、次の一手が見つからず結局落ちる。あ~あ。
 
 再度トライするが、やはりこれはといったホールドがわからず、仕切り直し。

 三度目のトライで、業を煮やしたM田氏から「足ですよ、足。」とハングの縁にある絶好のスタンスを教えてもらい、ようやくクリア。
 河又の条件反射でどうも上のガバばかりに目が行ってしまい、足元をすっかり忘れていた。う~ん、まさに灯台下暗し。

  3ピッチ目、リードするのは私。

 4ピッチ目は再びM田氏にリードしてもらい、TopOut。私は早くも二回、土がついてしまった。
 上部はトポでは「R」(ランナウト)の表示が付いているが、最近ボルトが打ち足されたのかまったく気にならなかった。
 懸垂で基部へ。

  眼下を流れる狩野川

  懸垂下降

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   賑わう南壁

 
中央壁ダイレクト 4ピッチ ★★★ 5.9~10d
1ピッチ目 5.9 私がリード
 本来のルートは5.7らしいが、他のパーティーが登っているので、空いている「グラシアス(5.9)」を登る。
 ポケット・ホールドを使いながらスラビーなフェースを上がっていく。
 バンドを左へ斜上し、ビレー・ポイントでピッチを切る。

2ピッチ目 5.10d M田氏リード
 本当は「エキスカーション」を行くつもりが外人組に先を越されたため、「ダイレクト」へ。
 斜めバンドを少し右に下がってから睡壁を直上する。
 ホールド細かく、まさに10dといった感じ。
 フォローの私は一回足を滑らせたものの、両手はホールドを掴んでいたのでギリギリOKかなと思っていたが、M田氏には軽くテンションかかってしまったとのこと。
 いずれにしても、マスターでのリードはけっこう厳しい。

 
 「エキスカーション」を行く外人二人組。

3ピッチ目 5.10b 私がリード    
 多少、傾斜が緩んでホッとしたものの、意外とイヤらしいスラビーなフェース。
 ケミカル・アンカーと古いリング&RCCボルトが交互に打たれているが、ケミカルのラインを忠実に追っていくと、かなり難しい。
 そのため、RCCで仮クリップした後、安定したポジションに立ってからケミカルに付け替える変則的な方法でジリジリと登って行く。
 何とか凌いで、ほど良い所でピッチを切る。

  3P目をリードする私
 
4ピッチ目 5.8 M田氏リード
 ようやく地に足が付くピッチで、ホッとする。
 小さなハングもあるが、難なく越えTopOut。

  4ピッチ目
 
 今日は寒い一日という予報だったが、実際は風の無い小春日和で、絶好のクライミング・デイ。
 上空では色とりどりのパラグライダーが岩肌を舐めるように飛び交い、それぞれの方法でアウトドアを満喫している。
 (もっともパラグライダーの連中からすれば「あいつら、バカなことやってるなぁ。」と思われているのかもしれないが・・。)

ハート・ルート 5.11a ×
 本当はもう一本「エキスカーション」をやってマルチ3本で締めるつもりだったが、時間も圧してきたので、ショート・ルートへ。(登るの遅くてスミマセン・・)

 

 で、このハート・ルート。
 名前と違ってハートが温まるような優しい課題ではまったくなく、最初からデッド、デッドで実にパワフルなボルダー系。
 中間部は厳しい体勢を維持したままピンチ、ポケット。最後はちょっと怖い乗越しと、まったくレストする暇を与えない。
 
 既にヨレヨレの私は出だしのデッドさえ決めることができず、ヌンチャク掴みながら各駅停車。それでも結局TopOutできず。
 ポケットをアンダーで持つ部分は必然的に足を高い位置にもってこないとならないが、ヨレてくるとどうしても腰が重くなってきてアンダーが効かせられない。

 M田氏はハングドッグで上まで繋いで、最後はTRでおさらい。ホールド、ムーヴは解決し、次回RPへのリハーサルはバッチリ!といったところ。
 私は、・・・う~ん、しばらく封印してもいいでしょうか?

 
 というわけで、本日はここまで。
 一昨日の河又と合わせると、それなりに腕を酷使したようで、帰りの車ではハンドルを回すだけでも肩が痛い。
 M田さん、ヤワなオヤジですが、またよろしく。


早くもシーズン・イン? 【湯河原・幕岩】

2009年09月06日 | フリー(伊豆)

天候:
同行:M田氏、Dスケくん

 この週末は上越の沢もしくは小川山と2件の計画があったのだが、諸々の事情で土曜日を空けることができず、日帰りで地元・幕岩へ。(お声がけいただいたタケちゃん、ヤマダくん、ごめんなさい)
 しかし、湯河原幕岩といえば、やはり冬がシーズン。はたしてこんな時期に行って登れる状況にあるのだろうか。
 一抹の不安を抱えながら湯河原駅でM田氏、Dスケくんの二人と落ち合う。
 現地へ到着するとさすがに人は少ないが、それでも2~3組がチラホラ・・。

【桃源郷】
サンセット 5.10a RP
 Dスケくんクリアの後、私もアップで。
 ここは以前、S師と来た時にTopRopeでしか登っていなかったため、今回が晴れてRPとなる。

  
 「サンセット」でUPするDスケくん               同じく、私

夕暮れ時 5.10b ×
 今回のテーマ「Dスケくんのカチ強化プログラム」の一つ。
 ここは以前登ったような気がしたが、離陸したすぐ先で早くも手詰まり。
 こんなにシブかったっけ?
 M田氏はさすがに出だしの関門を突破するが、その後、右手の「アボリジニ」に逃げてしまい、結局、三人ともお手上げ。
 スゴスゴと次へ移る。

  「憧れのハワイ航路(5.11a)」にトライするM田氏

ダイヤモンドヒップ 5.11a ×
 ある筋?からお買い得と聞いていたので、M田氏と共にトライするが、体勢を崩される薄被り前傾壁にタジタジ。
 ・・顔洗って出直してきます。

ゼルダ 5.11a ★★ RP
 もう結構前からやっている課題。
 本日も落としてやろうなどという気概はまるでなく、「まぁ一応触っておきますか」といった感じで取り付いたのだが・・・。

 1便目。1本目のボルトにクリツプした後、右手ホールドがどこにするかすっかり忘れているのに気がついたが、甘いホールドに耐えて左手を伸ばすと、何とキーポイントとなる例のカンテ上カチガバに届いてしまう。
 右手を保持したまま足を上げていって横向きクラックにつなげることができ、一瞬「もらいっ!」と思ったが、その先であわててしまい手順を間違えドボン。
 しかし、自分にとってはこれまであのカンテのカチガバに左手がしっかり届かなかったのが鬼門だったので、これはもしかして行けるかも・・・。

 Dスケくん、M田氏と順番にトライし、二巡目にM田氏がTopOutし、一抜けとなる。
で、私の3便目。
 右手を甘いアンダーで身体のバランスを保ちながら足を左に寄せていって、例のカチガバを保持。
 そのまま足を上げていって横向きクラックをつなげていくところでまたしても手順を間違えるが、何とかギリギリ耐えて、後はガバ~カンテと慎重にこなしてTopOut。
 ふ~っ、やっと終わりました。
 11aというグレードにやや疑惑のある課題だが、やはり嬉しい。
 Dスケくんも核心のカチガバまでは手が届いているので、いずれ近いうちにイケるでしょう。

  「ゼルダ」を登っているのはダレだ?

【アリババの岩場】
アリババ 5.10b ★★ RP
 「Dスケくんのカチ強化プログラム」第二の課題。
 私もここはTopRopeでしか登ってないので、Dスケくん1便目ドボンの後、リードさせてもらう。
 1B目がちょっと高いので気が抜けず、2~3B目で2手ほどシブいカチに耐えて垂壁を上がる所がポイント。
 とりあえずソツなくRPできた。

  「アリババ」にトライするDスケくん

魔法のランプ 5.11a ×
 以前、ダメだった微妙な凹角。
 今回も核心部分のムーヴがわからず、敢え無く敗退。
 M田氏も右隣の「アラジン」の後、トライし、私より一歩先まで進むが、やはりダメ。

  「アラジン」トライのM田氏

アン 5.10a/b? MRP
 こちらも以前、TopRopeで登っているもの。
 3B目のクリップがけっこう微妙。
 おそらく小学生の頃に登ったのだろうが、改めて小林由佳恐るべし。
 「私は子供をナメていません。」

【希望峰】
シャックシャイン 5.10d ×
 今シーズン中には何とかしたい、自分にとって当面の最大課題の一つ。
 まぁ今回はお触り程度で。(何かイヤらしい?)

 1便目は全員、核心の「人指し指激痛クラック」で跳ね返される。
 血が出るわけでもないのに、イイ歳したオヤジが「ギャーッ」とか「ウゥーッ」とか、気合とは違う意味の雄叫びが出て、うるさいのなんの。(・・すみません)

 2便目でM田氏が核心部分で1テン(惜しい!)入れながらも渾身のTopOut。
 続いてTopRopeでやらせてもらい、私もハングドッグしながら3便目ぐらいで終了点まで行かせてもらう。
 とりあえず核心の手順は、
 右手「激痛クラック」→左手「三角おにぎりガバ」右手に持ち替えて→左手「巨大ウンコ」ピンチ持ち→右手カチ→左手フレーク・・・
 というのはわかったが、あの激痛と次のボルトまでの恐怖心を克服するのが最大の課題で、自分がRPする道のりはまだまだ遠い感じ。
 でも、あきらめません、勝つまでは!

  「シャックシャイン」のM田氏

 最後はDスケくんの「帰還兵5.10c」を見守るが、残念ながらこちらは帰還できず。
 まだ陽の長い幕岩を後にし、湯河原のいつもの食堂で中ナマとメシでお開き。

 この夏は旅行や沢へ行ってたばかりに指先がすっかりヤワになってしまっていて、一ケ月ぶりの外岩は指皮にもピリピリといい刺激になった。
 懸念していたこの時期の湯河原は、心地よい秋風など吹いて思ったより爽やか。
 岩のコンディションもそんなに悪くなかった。


湯河原幕岩 ミ・アモーレ 他

2009年02月08日 | フリー(伊豆)

同行 M田氏、Dスケくん、ENDくん
天候 快晴無風
使用 ミウラー

 希望峰へ行くと、常連の「すぎ家」のお二人、K山岳会のNさんなど馴染みの顔がチラホラ。いやー、皆さんホント好きですね

【サイレント・ヴァリー】
●ゆうきゃん 5.10a RP
 upで。M田氏MOSの後、TR→2便目でRP。

●子供体操 5.10+ ×
 「ゆうきゃん」の左隣。
 悪いカチの連続でなおかつ薄カブリ。指皮が痛い!
 二人して交互にトライするが、どうにもダメ。
 これって本当に10台?罵りながら、二人とも封印。

●ミ・アモーレ 5.10c RP
 昨シーズンから宿題。
 まずはM田氏。核心で手順に迷い、惜しいところで1テン。
 続く私はM田氏のお手本のおかげでけっこう落ち着いてでき、本日1便目でRP。
 すかさずM田氏も次の便でRP。
 核心は、右手のガストンに合わせ自然な形でスメアを決めて次のホールドを取りに行くのがポイントか。ムーブ的には「帰還兵」と似ているかも?

●訪問者 5.10c RP
 ここも昨シーズンからの宿題。
 まずは私がTRトライ。
 出だし右トラバースの後、左引きのサイドプル、レイバック風のホールドが3手ぐらい続く。
 その後、行き詰まりそうになるが、苦し紛れに手を上に伸ばすと右手がやや遠いカチに届いた。
 左手もマッチ箱大の凹ホールドを探り当て、そのまま指先に神経を集中させ慎重にTopOut。ん?何だか行けそう。
 勢いに乗って、次の便でM田氏がRP。

 続いて私の二便目。アセって核心上で手順を間違え、ちょっとヤバかったが何とかギリでRP。
 よその女の子から「ガンバ!」の声援が飛んでたらしいが、頭の中、真っ白で何も聞こえなかった。(^^;)

●回帰熱 5.11b/c TR ×
 左手、丸石をパーミングで掴みバランスを取ったまま、次の右手は遠い豆粒カチへ。
 これに人差し指を掛け何とか離陸するがそこまで。
 三手目は、はっきりしたホールド見当たらず、跳ね返される。
 全体的に砂っぽいし、二人とも封印。

●ブルーオンピンク 5.11d TR ×
 回帰熱の右。まだ、こちらの方がホールドは明確。
 テンション付きの各駅停車で少しずつ上がる。
 2B目の上、アンダーカチが連続する辺りが手指が攣りそうになり、ここが核心か。
 すぐにはできそうにないが、ここだけに通い詰めれば、少しは光は見えてくるかも。

【ウィングスロック】
●股旅 5.9 MOS
 ハングを直上しないで、ハング下をトラバースして左脇から擦り抜ける課題。
 ホールドは、しっかりしたガバでインドア系癒し型。

●レッセッセ 5.10a 再登
 Dスケくんの本日のお題。
 M田氏からは、これをクリアしないと「小川山物語」の挑戦権は与えられないと言われているらしい(^^;)
 で、Dスケくん、ENDくん、一撃クリア。
 私は以前FL済みだが、その後、ヌメり気味の日に敗退しているのでちょっと心配だったが、今日は岩のコンディションも良く無事再登。(ホッ!)

●カンテの心 5.9+ RP
 こちらもDスケくんの本日のお題。
 1便目でテンション入ってしまい、2便目も上部で足を滑らせ、あわやと思わせたが、Dスケくん、ギリでRP。
 私もここはイマイチ相性が悪いのだが、本日は核心の右手アンダーから上部のガバがすんなり取れて、問題なくRP。

●見返り美人 5.11d TR ×
 M田氏が粘って数手伸ばす。私は既に指皮が終わっていてほとんど離陸すらできず・・・。

 本日はここまで。 
 ほとんど最終組になるまで粘ってしまった。


湯河原幕岩 帰還兵 他

2008年12月27日 | フリー(伊豆)

同行 M井さん
天候 快晴無風
使用 ミウラー

 今回の相方M井さんはこれが幕岩デビュー。
 ちなみにジムでは私より全然上手く、11後半~12ぐらいこなせる感じ。
 現地では常連の「すぎ家」のお二人とまたご対面。

【桃源郷】
●いんちきするな 5.8 再登
 アップで。M井さんはTR。

●アボリジニ 5.10a ×
 昨年からの宿題。
 要領はわかっているので、もう一本アップのつもりで軽く取り付いたのだが、下の方で足が滑ってテンション。
 まぁ、これはスリップ・ダウンということで。(^^;)
 カンテに手を掛けハイステップが決まればそれでお終いだが、その上でもう一回足が滑った。
 M井さんはTRで。1テン入るが、特に問題なし。
 

●夕飯時 5.10b RP
 アボリジニの面の左端。
 出だしのフット・ホールドは前より磨耗した感じで、一便目は跳ね返される。
 1本目プリ・クリップした後、二便目で何とかクリア。
 M井さんはTRで。
 最初跳ね返されるが、すぎ家さんのアドバイスもいただき、やや左のホールドも使ってクリア。

【割礼塔】
●ジロー 5.10b MRP
 これも宿題。
 前回はS師と共に一便目でハングまで行くが、ラストのハング越えでいいガバが見つからず、落ちるのが怖くて敗退。
 出だしの垂壁からスベリ台に上がる所がちょっとバランスを要し、またスベリ台の中段を上がる所もほんの少しトリッキー。
 ハングはハッキリしたホールドを頼りにステミングで足を上げて行き、ハング上のホールドはイマイチ甘いので両手で上からフタを押さえつける要領で。
 足は左壁に薄い棚があり、そこを左→右と踏み替え、左足をヒールでハング端に持っていき、乗り上がればOK。

 M井さんはTRで。
 最初、垂壁でちょっと面食らっていたが、後はノー・テンションでスルスルとTopOut。
 
●一寸法師 5.10c MRP
 TRではクリア済み。激カチの一手モノ課題。
 一便目は指が痛くて跳ね返されるが、二便目、アンダーカチと極小フットホールドでうまくバランスをキープし、1本目をクリップ。
 途中でやや左に寄ってしまうが、ここの核心は出だしなので、まぁイイでしょう(^^)v

 M井さんはTRで。指の痛さに立ち込めず。
 代わりにTRで隣の「ベンケイ(5.10b)」をやる。

【希望峰】
●帰還兵 5.10c RP
 因縁の?宿題。
 二日酔い気味で今日はやるつもりはなかったが、たまたま空いていたのでやってみる。
  既に二本目までヌンチャクがセットされているが、核心の三本目がまだ。
 回りがことごとく跳ね返されている中で、「三つ目掛けてください」と金色のヌンチャクをよその女の子に託されトライ。

 いつもやや左側から取り付いていたが、右からの方が安全。
 身体の切返しのタイミングも今日はなぜか落ち着いてでき、核心まで行く。
 核心のカンテはやはりレイバックで左手を伸ばしたまま身体を傾け、バランスを取るのがコツ。ここを正対で腕を曲げていてはすぐにパンプしてしまう。
 棚に乗り込む所は、よく見ると一段下に足を置ける小さなカチがあり、ここで足を中継し手を上にズラしながら左足を棚に上げれたらok。
 本日満足の一本
 

【シンデレラ・フェイス】
シンデレラ 5.7
 M井さんMOS。
  BP2の常連Yさんもいたので、「どうですか?」と声を掛け、TRで登ってもらう。
 

【ピーターパン・ロック】
●シンドバッド 5.10b 再登
 お買い得のジム系課題でクールダウン。
 ハングだが、ヌンチャクは掛けやすいし、ホールドも豊富でわかりやすい。
 「ジロー」と左右対称の兄弟課題?
 M井さんTRだが、まったく問題なくクリア。

 年末だというのに、今日の幕岩は暖かく、中には半袖Tシャツの若者も!10cもこなせてきたので、そろそろ「シャックシャイン(10d)」も触らねば。


湯河原幕岩 桃源郷周辺

2008年11月23日 | フリー(伊豆)

同行 S師
天候 晴れ

 人気の「てんとうむしロック」は落石の危険ありで閉鎖されたまま。
 代わりに茅ヶ崎ロックの「桃源郷」辺りは朝から大混雑。

【オリンパスの丘】
●メデューサ 5.8+ MOS
 わかりにくい山道を右往左往して、ようやくたどり着くが、トポと較べてボルトの数が多かったりしてどうもハッキリしない。
 立っているが、快適なガバのスッキリしたフェースで、アップに手頃。
 イメージ的には「小川山ストーリー」の幕岩版か?
  後で、トポを確認すると、もしかしたら「カサンドラ(5.9)」かも?
 S師もFL。

●パンドラ 5.9 ×
 メデューサ左隣。
 カンテをレイバックで攻めるが、朝のうちは思い切りが悪く気持ちもビビって、一回ヌンチャクを掴んでしまった。
 もしかしたら、ここは「ペガサス(5.10a)」かも。
 S師はFL。

【希望峰】
●帰還兵 5.10c ×
 昨年からの宿題だが、案の定すっかり手順とホールドの位置を忘れている。(- -;)
 さらに、なぜかこの時になって強烈な日差しで暑くなってくる。
 で、やっぱり核心のボルト3本目が越えられず・・・。
 RP済みのS師も今日は×。

【桃源郷】
●ゼルダ 5.11a ×
 まずはS師。
 既にTRで解決済みなので、今日は満を持してRP狙い。
 一便目は、核心のガバ取りに失敗し×。
 二便目は、長いリーチを活かし、右手をアンダーで持ったまま、左手をカンテのカチから横クラックのガバへデッドで取りに行き、核心クリア。
 後は落ち着いて上部をこなし、めでたくクリア(祝!)
 よその人たちも「あのムーブは(ふつうの背の高さの人間には)できねぇな。」とボヤいていた。(^^;)

 続いて私。
 左側カンテの浅いカチまでは何とか届いたが、あと数センチ奥の甘いガバまでは届かず。

●フック船長 5.10a MOS
  ゼルダの左下にあるシン・クラックのスラブ。
 手と足の置場を慎重に選んでいかないとハマる。
 トポに☆マークは付いていないが、けっこう面白い。
 スラブが苦手なS師は、ゼルダを片付けて気が抜けたのか3テン。

●とけいワニ 5.10c ×
 「フック船長」の隣のスラブ。
 浅いハングをアンダーで取りに行くが、その先はホールド見当たらず為す術なし。

【割礼塔】
●ジロー 5.10b ×
  スベリ台のようなスラブから最後にカンテを使いながら垂壁を上がっていく課題。
 上部は左のカンテをうまく使ってレイバックか、右のハングをアンダーで持ってステミングかあれこれ迷うが、最後の抜け口がホールドが甘く、ここが核心。
 次回はRPできそう・・・ていうか絶対する!