KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

ライオンでリハビリ 【伊豆城山】

2013年03月09日 | フリー(伊豆)

天候:
同行:山ちゃん

 この週末は谷川の予定だったが、現地のコンディションが微妙でその他もろもろあったりして見送り。
 代わりに山ちゃんに声かけ、城山でリハビリとする。
 先月負った凍傷は、手指の方はようやく新しい皮膚が現われたが、足・・特に左足小指の血豆状カサブタがなかなか取れず、少々痛む。

 本日は五月のような陽気だが、黄砂なのか花粉なのか朝から何となく景色が霞んでいる。
 上の駐車場へ向かうと、既に車はいっぱい。混み合っているワイルドボアはパスし、まずはライオンボトムまで下りる。
 
 で、本日の私の取組。


ミッドウェーからの展望

[ライオンボトム]
ウォーナンブール 5.9 MOS
 甘く見てたわけじゃないが、上部でラインを間違え、もう少しで落ちそうになる。あぶねー。体感10a?

[ひよこ岩]
一時停止 5.10a MOS
 傾斜も緩く、今日のように乾いていれば簡単。体感5.8

[ミッドウェーウォール]
ザ・フッド 5.10c (再登)
 ガバばっかの薄被り。もう三回目なので身体が覚えてしまっているのかもしれないが、片足切ってもう一方の足を畳んでいけば簡単。体感10b?

[ライオンボトム]
なかよし 5.10b (再登)
 以前登った時より悪く感じた。ホールドもいまいち判りづらく最後まで気が抜けない。これはザ・フッドよりムズイと思う。体感10c?

[ワイルドボアゴージ]
クロスロード 5.10a MOS
 簡単そうだが、出だしからランナーのネジが緩んでいたり、ハンガー自体が無くなっていたりで落ちればグランド必至。けっこう怖い。
 下のヤらしい部分を抜けてしまえば後は簡単。体感10a/bか?

 「ザ・フッド」のように足をペッタリ置けるようなジムっぽい課題はイイが、「なかよし」のようにジワジワ立ち込む感じのものはやはり足指に負担が掛かり、少々キツイ。
 まぁ今日は10cまで行ければと思っていたので上出来。このへんでカンベンしてやろう・・・もらおう。

 山ちゃんは、なかよしMOS)→ワイルドシングス(下半分・MOS)→ザ・フッドFL)の後、ジゴロ5.11b/cにトライ。
 一便目、イケイケで一気にTopOutしそうな勢いだったが、ボルト6本目辺りで取るホールドを間違え(?)、惜しくもテンション。
 間を置いて二便目を出すが、残念ながらRPならず。
 ヌンチャクをお借りした女性は今日で十何便目のトライとのことだったが、最後には晴れて完登。知らない人でもこういうのはおめでたいですね。

  ジゴロ 5.11b/c

 
 下から夕方5時のチャイムが聞こえてきたところでボアは打ち切り。
 最後はお約束の駐車スペース近くのボルダーへ。

 
 YouTubeで攻略法をチェックする山ちゃん。オヤジは足の痛みでもはや戦意喪失・・・。

 山ちゃん、ガンバって後一手まで迫るがボツ。しかし、前回より確実にホールド取れているし、次回はイケそう。


 帰りは沼津港近くの「松福」へ。
 前回はチャーハンを頼んでしまったので、今回は看板メニューの「うまいラーメン」とやらで勝負。
 Yahooのうまいラーメン・ランキング静岡県内4連覇!というだけあってスープはなかなか後を引く味でした。☆☆☆☆

 


ミウラー、(今度こそ)終わりました! 【伊豆城山】

2013年01月27日 | フリー(伊豆)

天候:無風
同行:山P

 今週は山Pと城山へ。
 昨年末に「物言いRP」となった「ミウラー5.11a」をきっちり片付けなければならない。
 雲一つない空、真っ白な富士山を横目に見ながら新東名経由でスイスイと現地入り。

 で、本日のトライ。

  

イスタンブール 5.8  再登
 upで。気軽に取り付いたら何だかまだ身体と指が起きてなくて、ちょいイヤらしく感じる。慎重にクリア。

椿の森の中で 5.9 × 1テンTO
 念のため、もう一本up。前回も問題なく登っていたので軽く見てたらまさかの1テン!右側クラックのガバを完全に見落としている。何だかヤな予感。


ミウラー
 5.11a RP(通算6便?)
 一便目 既に手順とホールドは頭に叩き込んでいるが、勝ちを意識し過ぎたか動きが硬くなってしまった。グダグダしつつもトラバースをこなすが、ラストでまたしてもハマり、1テン。マズイ・・。
 二便目 気持ちを落ち着けるためドーピング(クレアチン摂取)してから再トライ。白い粉が効いているのかまったくパンプせず、上部核心は今まで気づかなかったチビカチを中継に使ってクリア。 (師匠、インチキはしてないので信じてね。)
 前回ハマってずいぶんムダ打ちをしてしまったが、途中で完全レストができる分、「ハートルート」より楽だった。

 
 ミウラー11a。これは山ちゃんのRP。ちなみに二人とも靴はミウラー(紐とベルクロ)


ロングディスタンス
 5.10d × (テンション付きTO)
 出だし核心。パワー不足でホールド持ち切れず、そこだけテンション入れてしまうが、後は5.9~10b程度の快適なアルパイン系が延々続く。景色は最高。
 ボルト15本以上、ロワーダウンするなら70mロープでないと届かない。半分越えるとビレイヤーも見えなくなり、ロープがメチャ重くなるのでランナーの掛け方に注意。
 次回、フレッシュな時にやれば出だしは解決できるかな。

 
 ロングディスタンス10d。下から見えるのは半分以下。 

 山ちゃんは、イスタンブールと椿~をFL。ミウラーは二便でRP
 その後、ジゴロ(5.11b/c)をOSトライ。各駅ながらもホールド、ムーブを確認してTO。次回は行っちゃいそう。

ボルダー 1~2級? ×
 峠の駐車場から1分の被ったヤツ。山ちゃんのリクエストでやってみる。
 身体張力と指の力がいるデッド系。私はダメダメだが、山ちゃんはいいとこまで繋ぐ。暗くなってホールドが見えなくなり、本日はお開き。

 

 帰りは沼津港「魚河岸 丸天」。
 本日はタワーかき揚げはやめて「ウニ・ぶつ切り丼」。☆☆☆★

 
 とりあえず新年から一つ宿題終わって良かった。


シーサイドでヘタレる 【城ヶ崎】

2013年01月20日 | フリー(伊豆)

天候:
w/ M田師匠


 この週末はメッカ・城ヶ崎へ。隣県に住んでいながら私はお初。

 海岸線のアプローチは正月初めの湯河原で懲りていたので、雪の残る小田厚-ターンパイク-伊豆スカイライン経由としたが、けっこう時間が(金も)かかった。
 現地では駐車場探しに苦慮したが、某ショップの武豊・似?のニイちゃんに頼んでタダで停めさせてもらった。ありがとう、ニイちゃん。

 噂の懸垂下降点からシーサイドロックへ。
 M田師匠に言わせると今日は少なめというが、それでも盛況。
 で、本日の自分のトライ。

ハジノライン 5.10a MOS
 upで。フレークに身体を合わせて。気を抜いて一瞬足が滑ったが何とかクリア。 

名探偵登場 5.8 MOS
 城ヶ崎特有の丸カチ。グレードどおりとナメてると意外と辛いような・・。

ピーターパン 5.10b RP(二便)
 ビミョーな丸カチ・クラック→ちょい思い切りのいる二段の乗越し→ちょい細かい垂壁、と三部構成で面白い。
 一便目、最後の一手が踏ん張れず、OS逃す!
 二便目、キーとなるフットホールドを確認できたので無事にクリア。

タイトボーイ 5.10d ××(二便。TOできず
 ハングしたカンテ。正月明けの体重ましましが影響しているのか、核心で次の一手が出せない。
 人気課題の「風に吹かれて5.11a」を触るつもりだったが、ここをクリアしないと話にならない。ならぬものはならぬ!

 
 中央、ロープのラインがピーターパン5.10b、その右、被ったカンテがタイトボーイ5.10d

 初めての城ヶ崎は、馴染みの無い丸カチとふだんサボリがちの被りものへの対応がまるでできず、新年早々ダメ出しをくらった感じ。
 師匠は仕事の疲れとインフルエンザ?で絶不調。ビレーたくさんしてもらってスンマセン。
 しかし、ここ城ヶ崎もシーサイドへの降り口での事故や周辺の駐車問題など、いつ禁止令が下りてもおかしくない状況とか。なかなか厳しい情勢のようです。

 帰りは伊豆長岡辺りのラーメン屋「天一」へ。(かの「天下一品」とは無関係のよう)
 師匠は体調不良ながら「大盛りチャーシューメン」にトライ。大チャーシュー8枚乗せに久々に「満足」の評価を下す。

 
 私が頼んだ看板メニューの「天一ラーメン」。
 不思議な香りがちょい気になったが、ピリ辛スープが後を引く。☆☆☆


ミウラー、疑惑?のTopOut 【伊豆城山】

2012年12月09日 | フリー(伊豆)

天候:強風
同行:M田師匠、D介くん、カトーくん、西やん

 本格的に冬となり、暖を求めて城山シーズン・イン。
 M田師匠と、お初の新東名を使ってワイルドボアへ。D介くんらは別便で後から合流。

 着いてみると、今まで見たこともないほどの賑わい。
 昨日からの強風は今日も続き、おそらく南壁はまともにくらってしまうのだろうから転進組もいるのだろう。

 本日の取組は・・・

【チューブロック】
椿の森の中で 5.9 (再登)
 upで。甲幕や河又などカチ系が続いていたので、久しぶりののっぺりした壁にちょっと気が抜けないが、この程度でつまづくわけにはいかない。

【ワイルドボア】
ファンタジーランド 5.10b RP
 以前やって門前払いをくらったミジカシイ系。見た目ホールド豊富だが、何ともクセがある。
 仕事多忙につき、今がどん底のM田師1テンの後、私がトライ。師匠手本のおかげで本日は一発クリア。
 その後、師匠も二便目で解決。意外とムーブを要求される。隠れた好課題・・・かも。

  
 ファンタジーランド 5.10b                             ミウラー 5.11a

【チューブロック】
ミウラー 5.11a 暫定RP?
 本日のメイン・ターゲット。以前やった時は出だしのハングからビビってしまって門前払いだったが・・・。

一便目 2B目先の左トラバースと上部の細かいフェースで2テンするも何とかTopOut。いたずらにリキんでパンプしてしまったが、これはイケるかも。
便目 少しリキみもとれて手順もわかってきたが、上部の細かいフェースでホールドの手順を間違え没!あぁ、もったいない。
三便目 すっかり手順を覚えるも左トラバースで雑に足を運んでフイ落ち。
 一旦下に降りて再スタート。今度は慎重にこなしてノーテンでTopOut。しかし、右足がストーンフリー側の棚を使ったということで師匠から「物言い」がついて要審議となる。
 確かにこれだと簡単になってしまうので、もう一便出してきっちり決着をつけることに。
四便目 さすがにヨレてきているが、ムーブを覚えてしまったので下部は問題なし。でも肝心の上部でライン限定を意識し過ぎて正対になってしまい敢え無く沈!
 ハングドッグで最後のフェースだけ頭にインプットして終了。暫定クリアで何となくモヤモヤだが、自分の中では自動化されたので、ま、いいか。(次回来た時、すっきり片付けます。)

 他のメンバーは、
D介くん → ストーンフリー5.10cを粘り腰でMRP
カトーくん → ストーンフリーを軽くFL。ミウラーは二便出して残念ながら1テンTO。
西やん → イスタンブール5.8、ストーンフリー、ファンタジーランドなど。私がミウラーやる時はビレイの練習もしてもらった。
 強風が吹き荒れ、短い時間、混み合う状況ながら、そこそこ便数は出せて充実した一日だった。

  
 西やん@イスタンブール 5.8             D介くん@ストーンフリー  5.10c


 「風は吹いている」AKBじゃなくて本日の城山。(カトーくんのミウラーOSトライ)

 〆はアキレス腱切ってリハビリ中のENDOくんと待ち合わせて沼津港近くの行列ができる店「松福」でM田組納会。

 

 今年は念願の「ブラッキー」やカサメリの「ワニ~」「真実~」も落とせたし、そこそこ成果を出すことができた。
 皆さんのおかげです。また来年もよろしく!


落とし前をつけに 【伊豆・城山】

2012年04月08日 | フリー(伊豆)

天候:
同行:M田氏

 この冬は週末ごとに微妙な天気であまり外岩に行けなかったが、忙しかったM田師匠もようやくひと段落したとのことで、久々に城山。
 前回1月に来た時は予想外の雪景色で岩も冷たく、惨澹たる結果だったので、今日はとりあえずそのオトシマエをつけに来た次第。
 峠の駐車スペースは既に満杯。空いた所に何とか我が車をねじ込むが、今日はワイルドボアもかなり賑わっているよう。

【ライオンボトム】
アンダーコーション 5.11b ××
 M田氏が「これ10bだから。」と言うのでアップで取り付いたところ、二つ目のボルト手前でいきなりフイ落ち。自分でも落ちると思わなかったのでビックリした。(M田さん、スミマセン。
 気を取り直して再び取り付くが、二つ目ボルトから上のホールドはどれもこれも甘く、上がることができない。これってホントに10b?
 代わったM田氏もやはりダメで、いきなり二人して凹む。
 が、回りから聞いたところどうやら我々が取り付いているのは11bとのこと。どおりで・・・。
 さっさと諦めて次へ移るが、この無謀なアップで既に腕はアップアップ。

なかよし 5.10b FL
 先着さんがヌンチャク掛けっぱなしだったので、ちょいとお借りして。
 先ほどのアップで腕の張りが取れず、途中ちょっと左に逃げ気味になったが、まぁ許してもらおう。

  なかよし 5.10b (登っているのは他の人です)

【ミッドウェー・ウォール】
JNCCルート 2ピッチ(5.10b/10a) MRP
 前回のオトシマエその1。長い順番待ちの後、メットを被って70mロープでトライ。
 さすがに乾いていれば前回のようにボロボロになることなく、グレード相応。
 ただ2P目は10aにしては辛め。ボルトに導かれて登ればいいのだが、ホールドはそれなりに限定されるのでルーファイを求められる。(やはり恐るべし!小林由佳)
 グダグダした登りでビレーのM田氏をだいぶ待たせてしまったが、何とかノーテンでクリア。(ホッ)
 前回途中敗退した時に残してしまった捨てビナも無事回収。

ザ・フッド 5.10c MRP
 前回のオトシマエその2。短いワンポイント系。
 前回はヤケに腕が張ってTOすらできなかったが、落ち着いてやればどうってことない。
 ガバとカチを拾って最後は足をヒョイと上げて無事クリア。

 

 本日は旧知のシュクラさんとご対面。肩を故障してリハビリ中とのことだが、相変わらずお元気で・・。
 
 周辺の桜が綺麗だった。


ミッドウェー玉砕! 【伊豆・城山】

2012年01月29日 | フリー(伊豆)

天候:小雪のち
同行:M田氏

 2012初外岩。
 今冬一番の強烈寒波が続いているので、暖を求めて伊豆方面へ。だが・・・

 トンネルを抜けるとそこは雪国?

  ← 峠の駐車スペース

 まさか、ここにきて雪が降っているとは。
 長年、城山に来ているM田氏にしてもこんなのは初めてとのこと。
 早くも敗退必至と思われたが、とりあえず本日のエリア「ミッドウェーウォール」へ行ってみる。

 

 幸い岩のコンディションは悪そうではない・・・しかし、結果は最悪。

JNCCルート(マルチ) ×
 1P目 5.10b 1テン、
 2P目 5.10a 4テンでTOできず

迷える小娘 5.11a TR × テン山

ザ・フッド 5.10c × これまたTOできず

理由(言い訳)としては、
・upのJNCCが泥だらけでとにかくシューズが滑る。ホールドを持つ手も泥だらけで滑る滑る。
・さらに朝は雪が降ったおかげで岩も冷たく、指先の感覚が怪しい。
・そんなわけで指先に必要以上に力が入り過ぎてしまい、午後は早くもヨレヨレ。

 
(左)午前中、冬壁。                (右)午後は陽があたってどうにか。

 M田氏と揃って、ここまで惨敗というのは今までにあっただろうか?
 帰りにヤケ食いしようと思っていた沼津のラーメン屋も休みだし・・・まさに負のスパイラル。

 とにかく封印したくなるような一日。・・・このままでは終われない
 
 
 次回は気持ちよく、この景色を眺めたい。


メイズ、ET 1・2フィニッシュ! 【鷲頭山】

2011年12月18日 | フリー(伊豆)

天候:
同行:M田氏

 年の暮れ、年内の外岩も今日が最後。
 いつもの面々がもう少し集まるはずだったが、皆さん仕事が大詰めのようで一人、二人と減っていき、結局今回はM田氏と二人きり。
 相変わらず週末になると冷え込みが厳しいということで今回も暖かい伊豆方面。癒しの広場を求めて鷲頭山へ。(私はお初)

  鷲頭山

 沼津港に車を停めて山側へ歩くこと約15分。途中、分岐を左へ急な山道を登っていくと鷲頭のメインウォールへ到着。
 他には愛知の豊田から来たらしい男女6人のグループのみ。
 で、さっそく開始。

  メインウォール

無名ルート 5.8? MOS
 まずはアップ。メイズとETハングの間の顕著なクラック&フレークのラインを登る。
 中間部分に古い錆びたハーケンやRCCボルトがあるだけで、上部にボルトは無く、かなりのランナウト。
 下では愛知の人たちが「落ちたらグラウンドですよーっ!」とアセって叫んでいたらしいが、私の耳にはまったく聞こえず、M田氏が「大丈夫です。」となだめていたとか。
 まぁ、たしかに落ちる気はしなかったけど・・・、お騒がせしてスミマセン。


メイズ 5.10d FL
 本日のお題その1。核心は中間部のシンクラックの3~4手。
 M田氏が念入りにムーブ確認した後、まずは一発クリア。

 続いて私。
 途中2回ほど細かいホールドに足を滑らせるが、M田ジャッジの笛は鳴らず、何とか指で堪えてノーテンション。
 シンクラックも自分の太い指が掛かるか微妙だったが、手順を間違えずにこなして何とかクリア。
 嬉しいFlash。外岩で10d一撃はこれが始めてかも?

  左右のロープの間が「メイズ」

ETハング 5.11a RP(通算2便)
 本日のお題その2。
 メインウォールの中央に位置する人気ルート。上部核心の小ハングはたしかに「E.T.」の顔に形が似ている。
 
 まずはM田氏が取付き、無駄の無い動きで一発クリア。
 これまで片手間に手を出していたので、これが10年越しのRPとか。

 続いて私。
 トポでは下部もそれなりに難しいと書いてあるが、そうでもない。
 しかし、上部で使うホールドを間違えてしまい、力で押し切ろうとしたが敢え無くテンション。
 粘ったせいで腕がパンプしてしまったが、テンション交じりにTopOut。
 ロワーダウンの時に核心部のホールドを確認して、次の便につなぐ。

 2便目
 途中、昼休みを挟んでからトライ。
 核心部の手順も頭に叩き込んだので、今度は落ち着いてこなせて無事RP。
 OSは逃したものの今日初めて触って2便でクリアは、自分としては上出来。

  ETハングのM田氏(ロワーダウン中)

 いつものパターンだと午後2時頃になっても仲間内の誰も完登できずにヌンチャク架けっ放し。
 一体誰が回収するんだよ!と暗澹たるムードが漂うことが多いのだが、今日は二人してまずまず快調。
 本日目当ての課題2本が片付いて、のんびり昼寝もしたし、まだ早いけどもう帰っちゃってもいいかも?・・・なんて気になるが、せっかく来たのでもう少しやる。


マンボウダンス 5.10b/c ×
 先の2本で気が抜けてしまったか、出だしのノッペリしたフェースに対応しきれず、ボルト1本目から上に上がれず。
 ・・・情けない。
 M田氏はさすがの完登。

ワイズBar. 5.9 MOS
 最初、ワイズ(5.10c)をやるが、いきなり正面からボルダーちっくに取付いてタジタジ。
 出だしは簡単な右の側面から取付いていいのかもしれないが、どこまでが限定なのか微妙。
 結局、気が抜けてしまって隣のワイズBer.をそのまま登るがちょっとクセのある立体課題で、フェースの後で壁に張り付く意識が身に染み付いていると意外とムムッといった感じ。

  
 マンボウ(左)とサンキューロック(右)

 その他、M田氏は「ETハング・ダイレクト」などトライするが、ここは解決できず。
 伊豆最難の10aとも言われる「北嶺ダイレクト」もやる予定だったが、これ以上やるとボロが出てイイ気分で年を越せなくなりそうだったので、今回はここで打ち切り。

  次回のお楽しみ?「北嶺ダイレクト」

 鷲津は古いリングボルトがやや気になるが、快適な広場や海が望めるロケーションなど、なかなか気持ちの良い岩場だった。

 

 で、登った後のお楽しみ。本日の「食いしん坊、万歳!」は、沼津港の「魚河岸丸天」へ。

 

 
 頼んだのはコレ。丸天の★★★課題「かき揚げ丼」。

 渋谷109を思わせるタワー状の海鮮かき揚げがインパクト大!
 レストしながら何とか完食するが、・・・うーん、これはETハングよりキツかった!


今年の宿題、今年のうちに  【伊豆城山】

2011年12月11日 | フリー(伊豆)

天候:
同行:M田氏、ENDOくん

 師走に入り寒さも厳しくなった折、今週は暖を求めて伊豆城山へ。
 先日、懸案の「ハートルート(5.11a)」も終わり、できれば年内に南壁の残りの宿題も片付けたいところ。
 で、さっそくトライ開始。

ブラウン・シュガー 5.11a RP(本日3便、通算5便)

1便目
 アップも兼ねて、まずはヌン掛け。
 一応、前日にネットの動画で流れを確認したものの、やはり手順の組み立てがうまくできない。
 それでも4テンしながらTopOut。この時点では今日中に片付けるのは難しそう。
2便目
 上部核心部はENDOくんが足の踏み替えでイイお手本を見せてくれたので、割と簡単に解決。
 しかし、左手の甘いピンチが持ち切れず、悔しい1テン。でも、これは今日中にイケるかも?
3便目
 この便で片付けるつもりで動画撮影を頼んでトライ。
 しかし、カメラを意識してしまったか気持ちが先に行ってしまい我ながら動きが雑。
 出だしで滑りそうになったり、途中でまだホールドにまごついたり、相変わらずグダグダした登りになってしまったが、何とかこらえてRP。(・・ホッ!)



 しかし、これまでM田師匠に「ハートより簡単。」「ハートは11aでいいが、ブラウンはイレブンまで無い。」とずっと聞かされていたので、てっきりそうかと思っていたが、トポ「日本100岩場」では旧版でも改訂版でもブラウンシュガーは5.11a。
 ノルマのつもりが、できたらほんの少しボーナスがついた気持ちで、ちょっと嬉しス。
 

スクールゾーン 5.10c RP (本日2便、通算?)

1便目
 久々にやってみると、相変わらず下部のスベリ台が狭くて登りにくい。
 いつものようにグダグダしながら何とか下半分を切り抜けるが、そこから先で気が抜けたのか、雑なハイステップで足を滑らせ、敢え無くフォール。
 前回と同じ、ボルト7本目辺り。我ながら学習能力無し!自分に腹が立つ。
2便目
 頭に来たので、今日中に片付けようと休憩もそこそこにサッサと取り付く。
 何回やっても前半の滑り台は好きになれないが、今度は上部も慎重にこなし、晴れてRP。
 ようやく、このイヤらしい「通学路」から卒業できてホッ!


ハートルート
 5.11a TR

 クールダウンで。もうヨレているのかボルト3本目の例のポケットの所で身体が止められず3~4テンしながらトップアウト。
 本気トライじゃないから、ま、いいか。

 
 本日、M田師匠は「フレンチドレッシング(5.11c)」ほか11台後半、ENDOくんは「ブラウン~」1本に絞ってトライ。
 二人とも先週風邪をひいてしまったとかで本調子ではなかったものの、ENDOくんはラスト・トライではムーブは繋がっていたので、次回フレッシュな時ならブラウン落とせそう。

 それにしても、この週末。東京ではこの冬一番の冷え込みだったようだが、さすがに伊豆はポカポカ陽気。
 昼間は岩が温まってしまい、敢えて中休みする必要があったほど。
 そんな中、トポやルートを見るでもなく、岩場の陰で競馬新聞に赤丸付けてレースの予想を立てているM田氏の姿は、一際印象的だった。


祝!本日、ハート一撃 【伊豆・城山】

2011年10月29日 | フリー(伊豆)

天候:
同行:フッキー、Y岡(軟式クライミング部)

 数ヶ月振りの伊豆・城山。シーズン始めということで南壁もショートルート5~6組、マルチ3組と、思ったより空いていた。
 
 明日も登る予定なので、本日はまったりと・・・。
 で、本日の自分のトライ。

とんとん拍子 5.8 再登
 upで。

 

  クライマー:Y岡

ハートルート 5.11a MRP
 前シーズンからの宿題で、本日のメイン・ターゲット。
 久しぶりなのでムーブ確認のつもりで取り付いたのだが、スタートから完全に身体が覚えていた。
 今まで何回も弾かれていた核心のポケットからガバ取り、その上の乗り込みとスムーズにこなし、自己採点9.90
 うーん、M田師匠に見てもらいたかったなぁ。
 数えてみたら、結局13便もかかってようやくクリア。これまでのご指導に感謝。

  ハートルート。やっと終わった・・・。

ブルースカイ 5.9 再登
 最近、ジムで調子づいているY岡がいきなりupで10cに取り付こうとしたので、代わりに与えた「お灸」課題。
 フッキーともども十分堪能してくれたようで、こちらも満足。城山5.10台はまずここを越えてから。

   

ブラウン・シュガー
 5.10d ×(2テン?TO)
 これまで隣の「ハート」に専念していたため、初トライ。
 三本目のクリップ付近で手順を間違え、バランスが崩れて没。
 二匹目のドジョウはそうたやすく捕まらなかったが、まぁテンション付きでTOできたので、近いうち必ず!

ブルースカイ 回収便
 明日に備えて本日は控えめのトライにしたものの、例のクスリサプリとここ最近のトレーニング効果か、夕方になってもヘタれなくなっているのを実感。
 このまま調子を上げて、年末まで成果を上げたい。

 本日はオバちゃんがロープに足を引っ掛けスラブに「ゴン!」と頭を打ったり、「バトルランナー」上部からヌンチャクが降ってきたり・・・。
 お互い気をつけたいものです。 


ハートずたずた・・・ 【伊豆・城山】

2011年04月17日 | フリー(伊豆)

 久々の外岩。
 先の大地震で中断したこともあってほぼ二ヶ月振り。

 

 朝、岩場に着くと我々が一番乗り。もしかしてまだ自粛ムードが続いていてこれは貸切かも?と思ったが、しばらくすると何組か上がってきた。
 かつてM田氏が所属していた静岡の会のメンバーもいて、私が以前、錫杖で会った噂のTくんも。

  

 とりあえず本日のトライ(私)は、

ハートルート 5.11a ★★ ×
 
 ブランクもあってたぶんダメだと思ったが、やはりダメ。
 指の保持力がすっかり落ちてしまって、出だしからかなり怪しい感じ。
 核心の甘いポケットは割とうまく取れたが、一つのパートがうまく行くとまた別のところで落ちたりして、全体として繋がらない。
 四便出したが、結局来シーズンへ持ち越し。

スクールゾーン 5.10c ×
 こちらも宿題。相変わらず出だしのスベリ台で変な格好になってしまうし、上部の甘いホールドに一杯一杯となり、TopOutすらできず。強い陽射しもあって大汗をかく。

グラシアス 5.9+ 
アミーゴス 5.9 
 あまりにダメダメなのでリハビリ・モードに切り替え、お茶を濁す。

 対してM田氏は、「デッド・フォール」と「仰げば尊し」2本の5.10dをRP。
 さらに私が残してしまったスクールゾーンの回収とハートルートで満点の模範演技を見せてくれて、相変わらず好調。

  
 「仰げば尊し(5.10d)」を登るM田氏。ビレーは噂のT君。

 あまりの不出来にかなり凹むが、GW明けの「山梨チャンピオンシリーズ(?)」に向け、もう一度気合を入れ直さなければ。

 「立たなきゃ~、昨日に逆戻り~ 丹下段平 「ジョーの子守唄」より


ワイルドボア&チューブロック 【伊豆・城山】

2011年02月20日 | フリー(伊豆)

天候: (やや寒、染み出し有り)
同行:M田氏

 前回の宿題を片付けに。

 着いてみると、四日前に横パンで会ったばかりのTさん夫妻とバッタリ。
 「行動パターンが一緒ですね。」はたしてこれは喜んでいいのか、他にすることなくて憂うべきなのか?・・・ビミョーである。

 
ワイルドボアとチューブロック(イメージ)

 周辺は一昨日の雨の名残りで、場所によっては染み出しがあるが、各自の宿題はとりあえずセーフ。ボチボチと始める。

 本日やったのは、

ファンタジーランド 5.10b ×
 upのつもりが、なぜか登れない!(これ、ホントに10b?)
 たぶんうまい登り方があるのだろうが、頭が悪く応用の効かないオヤジには思いつかず。
 二便出して二本目のボルトまでも行けず、まさかの封印?

ストーンフリー 5.10c RP
 前回からの宿題。
 一便目。ガバ主体でホールドもわかりやすいので順調に行くが、最後の甘いホールドをつなぐところでまたハマる。
 「テンション!」と下のM田氏に声を掛けるが、(まだまだガマンが足りません。)と言わんばかりにすぐには張ってくれない。
 再度、(お願い!テンション)と目で懇願したら、ようやく張ってくれた。結局×。
 2テンぐらいしてようやくTopOut。

 しばらくして二便目。
 ボルト2~3本目の間、それにラストの部分が甘いホールドが続くが、さすがに通算四便目。
 手順を頭にしっかり叩き込んだので、今度は無事にRP。
 とりあえず本日の自分の宿題を片付けることができ、ホッ・・。

  ストーンフリー

チャチャチャ 5.10c MRP
 山渓のトポ「日本100岩場」には載っていないが、ワイルドボアの左端の方、ホープオブジャーニーの右隣にある小ジェードル。
 一便目。見た目簡単そうなので安易に取り付くが、ジェードル部分でハマってテンション。
 ただ一便目で手順はわかって、二便目で解決。
 10cにしてはお買い得か?(体感10b/c)

ホープオブジャーニー 5.10c TR 2テンTO
 甘いクラックとカチのスラブ・フェース。
 隣のチャチャチャと同じグレードとなっているが、それより全然厳しい。
 お買い損。体感10dか。

  
  フェースが「ホープ・オブ・ジャーニー」。ヌンチャクの下がった右のジェードルが「チャチャチャ」。


 片やM田氏の宿題はOVERDRIVE(5.11d)。
 もうムーブも出来上がって毎回TopOutしているのに、どうも途中で途切れてしまう。 (ビレイヤーが良くないのかも・・・
 結局、四便出したがスッキリ解決せず。
 チャチャチャは楽勝でFL。あとはホープオブジャーニーをTRで。

 それにしてもこのところ右肩から肘にかけてシビレを伴う鈍痛が続いている。
 特に腕を前に伸ばしている状態(車の運転やドロップ・ハンドルの自転車に乗っている時など)がダメで、本日も登っている最中もしばしば悩まされる。
 齢だから、だましだましやるしかないが、誰か似た症状の人がいたら原因を教えてほしい。

 で、本日のもう一つの目玉はG1「フェブラリーS」。
 二人とも予想を立てたが、ものの見事にスカ。
 特にM田氏は絶対来ると思っていたのがハズレて、「まったく何やってんだ!あのウマヅラをひっぱたいてやりたい!」と怒っていた。

 岩も馬もなかなかうまく行かない一日。


unclimbable2 【伊豆・城山】

2011年01月30日 | フリー(伊豆)

天候:
同行:M田氏
 

 本日は城山。
 自分はまだ南壁にグズグズと「宿題」を残しているが、「卒業」してしまったM田氏にあわせ、本日はワイルドボア&チューブロックへ。
 上の峠からアプローチし、駐車スペースには我々が一番乗り。
 もしかして貸切?と思ったが、さすがに後から数人やってきた。

 

 

 このエリアお初の私のトライは、

城山物語 5.9 ★★ MOS 
 上部でライン取りに少し迷うが、まぁこのぐらいはサクッとやらんと。

ワイルドX 5.10a ★★ MOS
 スッキリしていて快適。

ストーンフリー 5.10c ★★ ×(3テン?TO)
 出だしがややパワフル。ゴール一つ手前で使うホールドがわからずハマってパンプ。情けない・・・。

イスタンブール 5.8 ★★ MOS
 パンプした腕が癒されます。

椿の森の中で 5.9 ★ MOS
 こちらも癒されます。

ストーンフリー(二便目) ×
 ホールドはわかっている(はずだった)が、なぜか先ほどよりずっと下、3つ目のボルト付近で甘いホールドを雑に掴んでドカ落ち。
 結局、一便目のパンプが腕に残り、TopOutすらできず。あぁ、情けない・・・。

ミウラー 5.11a ★★ TR ×
 TopRopeで。
 出だしがボルダーちっく。非力な今の自分にはとてもリードで取り付けない感じ。


 M田氏は本日、オーバードライブ5.11dに集中。
 三便出し、テンション混じりながらキチッと繋げてTopOutしてしまうのだからサスガ。
 次回はお買い上げか?

  
 ワイルドX 5.10a                                          オーバードライブ 5.11d

  チューブロックへの道

 その他の人たちは、リキッドフィンガー5.13dだかロジカルプログレッション5.14b/cだかをやっていた。
 明らかに次元の違う世界・・・。

 それにしても年末からずっと不調が続いている。
 一時、ラーメン&カツの偏重した食生活から62kg台にマシマシされた体重は、ようやく60kg台後半に落とせたものの、まだベストよりテント1張り分、余計に持っている感じ。
 身体のキレが悪いし、何より気持ちが負けている。

 「キソのキソが一番コワイってことを今日何度も言っておきます!」
 東進ハイスクール・マドンナ古文の先生の言葉を肝に銘じて、来週はジムから出直しするつもり。

 道中、富士山が綺麗だった。
 今年はやたら寒いように感じるが、雪は思ったより少ない。久しぶりにまた冬富士に行きたくなった。


Unclimbable 【湯河原幕岩】

2011年01月23日 | フリー(伊豆)

天候:時々
同行:山P、コバちゃん(軟式クライミング部)

 朝、JRで湯河原出勤。
 本日は湘南マラソンが行われるようで(スタートは二宮)、朝の東海道線下りは超満員。通勤ラッシュのような混雑で登る前から疲れてしまった。

 いつもの時間より1時間早めなので、岩場へは一番乗り。
 今日は意外と空いているかもと思いきや、やはり後から人が続々と押し掛け、桃源郷辺りは混み合ったインドアジムのような有様となる。

 で、本日の結果は、

 サンセット 5.10a  (upで)
 ゲイシャワルツ 5.11b TR × (前回よりも全然ダメ)
 ピーターパン 5.10d × (またハング正面から越えられず右へ逃げる。10b)
 ダイアモンドヒップ 5.11a × (まるでダメで門前払い) 
 帰還兵 5.10c × (久々にやったら核心で1テン)
 割礼 5.10b/c × (2テン?上部ランナウトも怖くて左に逃げてしまう。)
 ダークヘラー 5.9  (クールダウン)

 どうしたわけか、まったくダメ。思わず「引退」の二文字が頭をよぎる。まさに「Unclimbable(登れないヤツ)」!

  
 アボリジニ 5.10a (by 山P)                    ピーターパン 5.10d (by コバちゃん)

  
 ダイアモンドヒップ 5.11a                          割礼 5.10b/c (by 山P)

 
 ほとんどインドアジムのような賑わい・・・

 敢えて一つ言い訳をするなら、いつの間にかミウラーのソールがすっかり磨り減っていて、特に左足の底先端、細かいフットホールドに乗る肝心なところに穴が開いてしまっていたこと。
 グリップが効かず、左足だけまるで靴下で登っているような感触だったが、自分でチェックを怠っていたのだからしかたがない。

 山Pはゲイシャワルツ、コバちゃんは帰還兵が本日の狙い。二人とも、もうほとんど出来上がっているのに、あと一手が繋がらず。

  
 ゲイシャワルツ 5.11b  (by 山P)               帰還兵 5.10c (by コバちゃん)

 ・・・というわけで、本日の軟式クライミング部。三人ともアップとクールダウンを除いて「成果なし」
 まさに先日のサッカー・アジアカップのサウジアラビア・チームを思い起こさせるボコボコの惨敗であった。

 帰りはいつもの湯河原「一番亭」で〆。
 結局、本日一番の収穫はココの味噌ラーメンがけっこうウマかったこと。


ハートずたずた(涙) 【伊豆・城山】

2010年12月12日 | フリー(伊豆)

天候:
同行:M田氏、Dスケくん、ENDくん

 本日は(おそらく)M田組今年最後の外岩納め。
 駐車場に着くとなぜか一番乗り。まぁこんな天気の良い日には後からドッと混むんだろうけど。
 とりあえず、例のごとく南壁右端のエリアへ。

 
 気持ちのいい城山の朝。さっさと片付けて気持ちよく帰るはずが・・・。

  
 混み合う南壁

 で、本日のトライは、


 ハートルート 5.11a  ××××
 スクールゾーン 5.10c  ×

M田氏
 サティスファクション
 5.11d ×
 フレンチ・ドレッシング
 5.11c ××
 ハンドバイス
 5.11d/12a ×
 ブラウンシュガー 5.11a  

Dスケくん
 ジプシーマリー 5.10a MRP
 スクールゾーン 5.10c OS
 ブラウンシュガー 5.11a ××  
 ハートルート 5.11a ×

ENDくん
 ブラウンシュガー 5.11a ×× 
 スクールゾーン 5.10c ×
 ハートルート 5.11a ×

注)×の数は定かではありません。もっと多かったかも?

 みんな年の瀬を迎え日々の疲れが出てきているのか、昼を過ぎた時点で四人も揃って挙がった成果といえばDスケくんのスクールゾーン(10c)のみ。
 後の三人は3タコという、いつになくヒドイ有様。

 日中が予想以上の暑さで季節はずれの大汗をかいたせいもあり、力もやる気も出ず、空いてたことをいいことに我々だけでヌンチャク掛けっ放しにしてしまった4ルート、一体誰が回収に行くのか?・・・と一瞬チーム内に良くない空気が流れる。

 最後にはM田氏がブラウンシュガーなどを再登して気を吐くが、結局新たな成果は無し。
 「いいことばかりはありゃしない」と清志郎も歌っていたが、まぁ、こんな日もあるか。 (こんな日ばかりだとヤになるが・・・)

 
スクールゾーン(5.10c)OSのDスケくん        ブラウンシュガー(5.11a)お手本のM田氏

 
自分は、ハートルートに四便も出して×
 最初の一便はアップなしで取り付き、ドカ落ちも含め2テンしたが、ホールドと手順は頭の中にインプットし初トップアウト。
 次はイケると思ったが、その後やるほどに動きが雑&ヨレてきて、結局次回へ持ち越し。まったくおのれのダメさにいいかげんイヤになる。
 
 宿題だったスクールゾーンも、前半のスベリ台部分は少し慣れたが、結局また終了点手前の7B辺りの細かいホールドに対応できずテンション。
 何とかやり直してこちらもトップアウトこそしたが・・・DスケくんのOSには脱帽。
 師匠のM田氏は「まだまだ」と手厳しいが、このところDスケくんの上達は目覚しく、本日の沈滞ムードの中でまさに「稼ぎ頭」と呼ぶにふさわしい登りっぷり。

 ちなみにもう一つの宿題にしていた「タナバタのタナボタ(5.10c)」はハング部分の岩の隙間が広がっているようで(例の北岳バットレスと同じ状態?)、禁止令が回りのクライマー間で伝達されていた。

 
 最後はTRでハートルートの練習                タナボタ落ちてくるかも?

 とにかく、また新たな気持ちで出直し。
 ハートルートとスクールゾーンは次回は必ず倒す! (←いつもこんなことばっか言ってるような気が・・)

 帰りは沼津の「寿み田」(だったかな?)味噌カツ定食で〆。旨い!☆☆☆☆
 
 登れた数より登れない日の方が圧倒的に多かった今年のクライミング。
 それでも大した怪我もせず、あちこちの岩場で馬鹿話しながらアツく刺激に満ちた週末を過ごせたことに感謝してます。 
 いつまでたっても先に進まない牛歩の長老ですが、皆さんまた来年も懲りずにどうぞよろしく。 


まったりTR講習 【湯河原幕岩】

2010年12月05日 | フリー(伊豆)

天候:一時
同行:コバちゃん、Oガワ(軟式クライミング部)

 本日は、我が社の有志二人と共に湯河原へ。
 いつもの朝8時半過ぎに駅集合。タクシーで一路、幕岩へ向かうが、公園入口は車こそ停まっているものの思ったより静か。
 こりゃ意外に空いてるかも?と期待したが、やはりそう甘くはない。
 上がってみると桃源郷は既にイッパイ。その上のアリババ付近もトップロープ軍団に占拠されていた。
 何とか「ガリバーの岩場」が空いていて、ここでUP開始。
 とりあえず今日の若手二人のテーマは「きっちり10aのリードをしてもらう」に決定。

【ガリバーの岩場】
道化師
 5.9 ★
 とても素直なクラック・ルート。
 まずはコバちゃんがMOS。前に一緒に来た時はトップロープが多かったが、今回はアグレッシブな姿勢がイイね。
 昨日の酒が残っている様子(?)のOガワは、早くも今日一日TRモード。
 私がリードで回収。正対でもいいが、ここはレイバックで登るのがスマートか?

  「車買取り」もUPもお近くのガリバーへ?

ひらけゴマ 5.9-
 緩いフェースからオープンブックをステミング、正面の薄被りの壁は左の縁から抜けられる。 
 コバちゃんMOS、OガワはTRでクリア。自分も今日初めて登った。(FL
 先の「道化師」より簡単。

  リードするコバちゃん

 UPを終え、一段上のピーターパン・ロックへ移ろうとするが、既にイッパイ。
 下のアリババ付近はもっとひどくて、足の踏み場もないほど。
 予想はしてたが、これからの冬の季節、休日の湯河原・桃源郷と城山南壁は一気に「原宿化」しそう。
 しかたなく希望峰の裾を回って、上の岩場へ。

 
中高年の原宿?賑わうアリババ周辺

 
【ウィングスロック】
 下は大混雑だったが、さすがに上は静か。
 サイレントヴァリーは単独で「まりや」をやっている人が一人、ウィングスロックも一組で、見たら以前ジムの講習でお世話になったUSAMIX氏だった。 (後ろ向きで岩場を降りる時にチョンボ棒で氏の頭を小突いてしまった。ごめんなさい!)

レッセッセ 5.10a ★★
 クラック~カチ、薄カチに乗り込んでクロス、最後はマントル。
 コバちゃん、リードするも核心ができず。
 代わりに私が登ってトップロープを張るが、OガワはTRでも×。
 ほとんど一手モノだが、下のサンセットやアボリジニに較べると同じ10aでもやや辛めか?
 「軟式クライミング部」の10a→10bへの進級試験にはなかなかイイかも。
 USAMI氏も「割と難しいですよね、コレ。」とボソリと語っていた。

  そこで左足で立ち込むんよ

カンテの心 5.9+ ★
 カンテの上にうまく立ってガバを取り、後は右へトラバース気味に終了点へ。
 だが、先のレッセッセの数トライしいるうちに二人とも指と腕が半ば終わってしまったようで、TRにも関わらずこちらもダメ。
 う~ん・・・。

股旅 5.9 ★
 ならばこれはどうよと、更にグレードを落とす。
 ハングの裾をガバを伝ってトラバースし、後は簡単なリッジ・フェースをちょこっと登るだけ。
 二人してもうかなりヨレているが、TRで何とか上がる。

  トップロープだが、かなりヘロヘロな様子

海を見ていた午後 5.9 ★★
 最後は夕暮れの大島、初島でも眺めてもらおうと選んだ緩めのスラブ・フェース。
 私がトップロープを張るが、いつも感じるように2~3B間が意外と細かく、油断しているとけっこうアセる。
 TRでコバちゃん×、Oガワはちょっと左に寄り過ぎだが、まぁ何とかTopOut。


海を見ていた夕方

 この時期、一気に日が暮れ、最後は山道をヘッデン下降。
 ヘッデン持ってきたのは私だけで、もう少しで遭難?するとこだった。

 〆はいつもの湯河原駅近くの中華料理屋「一番亭」へ。
 ナマ中→紹興酒→モンゴル坦緬を頼みつつ、若手二人は熟女談議。彼らにとって熟女でも私にとってはまったくストライク・ゾーンなので、イマイチ話が噛み合わず。
 その情熱をも少しクライミングに反映してもらいたい。
 小田原から大船までまったく記憶が無いほど酔っ払って、何とか帰還兵・・。