KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

癪(しゃく)シャイン@湯河原幕岩

2018年10月13日 | フリー(関東)
日程:2018年10月14日(土)
同行:ヒロイさん(我が社の山岳部)
 
 今週は泊まりで有笠へ行くつもりが日曜雨ということで、土曜日帰りでまたまた湯河原へ。もちろん課題はシャクシャイン。
 気合を入れて朝8時には桃源郷着。
 日に日に涼しくなり、岩の状態も落ち着いてきた。
 
 
 シルクロード(5.7)でアップ後、すぐさまシャクへ。
 まずは自分がヌン掛け。本日一便で決めるよう十分イメトレをしてきたが、やはりイメージだけでは足りず、核心でまたしてもテンションを入れてしまう。
 しかし、その後は問題なくTO。
 
 片や先日のトライで3ピン上の乗越しが宿題となっていた相方は、本日はTRでムーブを固めたいということで、今日はお互いにTRでとことん練習とする。(かつては順番待ちの人気課題だったが、まだ季節も早いせいか本日は我々の独占状態。)
 
 
 
 
 
 しかし、どういうわけか自分は一便ごとに違うパート(いずれも核心部周辺)でつまづいてしまい、そのたびに細かい修正を強いられた。
 次こそはきっちり登れるはずとカメラをセットし動画撮影をスタートするが、そういう時に限ってグダグダな登りで挙句にテンションという「ヘボクライミングあるある」を演じてしまう。 
 片や相方は来年6月までかかりそうとの長期予想だったが、吸収が早く、午前中にはTOまでこぎつける。
 
 その後、昼食のコンビニ唐揚げでパワーアップ?
 手汁が油っぽくなるのも気にせず、午後にはTRながら二人してサクッとノーテンで決める。
 
 
 
 後はリードできれいに繋げるだけ・・・のはずだったが。
 休憩もそこそこに数打ったためにヨレてしまい、また夕方にはホールドにもジワジワとヌメリが出てきて保持力激減。
 最後はヘッデンまで出して喘ぐが、やむなく沈・・・。
 結局、二人してまたしても宿題にしてしまった。

 しかし、自分が以前に較べて明らかに下降線であるのに対し、相方は長期で取り組むつもりが早くも二日目で大手をかける。
 ムーブもこちらがまだ微調整が必要なのに対し、相方は既に固まった感じだ。
 
 まぁいずれにしても、次回は二人してサッサと片づけるつもり。
 将棋の羽生名人は「勝利を確信すると手が震える」らしいが、クライミングでは間違っても終了点間際の一手でそういうことのないようにしたい。
 
p.s で、本日の山道具レビュー。先日新調したEnergizerのヘッデンが素晴らしい!
 最大照度250ルーメンでお値段2,500円ほど。この明るさならナイターでのクライミングもできちゃうぞ。
 自分はこれまでペッツルやBDのを使ってきたが、これはコスパ的にもオススメ!
 
  

そろそろシーズンイン?@湯河原幕岩

2018年10月08日 | フリー(関東)
日程:2018年10月8日(祝)時々
同行:ヒロイさん(我が社の山岳部)

 体育の日の三連休。当初はわが社の山岳部恒例の小川山合宿の予定だったが、台風の影響、主要メンバーの不参加などもあり今回は中止。
 (小川山では我が社でよく使うガマスラブ周辺が倒木等により立入禁止になったとか) 
 最終日にようやく天気も落ち着いたので、近場の湯河原でお茶を濁す。


 本日のトライは、

トムソーヤ 5.8 
 アップで。


アン 5.10a/b ×(1テンTO)
 アップで・・・のつもりが、上部で一部ホールドを間違え、テンション。orz
 情けないけど、アップだからまぁいいか。


アニー 5.10c 
 先月はさすがにまだシーズン前でクソ暑く、手汁で細かいホールドがまるで保持れなかったが、さすがに今日はまずまずの岩の感触。
 自分は一便目で再登。
 相方にとっては本日の目標だったが、三便くらいで無事RP。良かったです。

 

魔法のランプ 5.11a ×
 以前クリア済だが、久々にやってみると、やはり保持力弱く、核心のハング上まで抜けられない。
 ここだけで大分パワーを吸われてしまった。要修行。


シャクシャイン 5.10d ×
 アニーが終わった相方の次の目標。10台ながら湯河原の看板ルートの一つで、ジモティーの相方にとってはぜひとも片づけておきたい課題。
 自分は2009年に三便くらいで登れたが、はたして今登れるかどうか。

 

 とりあえず3つ目のボルトまでは何とか。(2012年に事故が起きているので、ここまでは気を抜かずに登りたい。)
 で、そのすぐ後が核心。例のクラックに右手人差し指を差し込むがこれが痛いのなんの!
 結局、痛さに負けて身体が上がらず。そのパートだけチョンボしてTO。相方にはトップロープで練習してもらう。
 一度登ったからいいやと思ったが、やはり見栄えのするルートなので、ここは何度も、できればサクッと登れるスタンダードにしておきたい。
 そんなわけで今シーズン、相方共々宿題の一つにすることに決定。


灼熱の湯河原幕岩

2018年09月17日 | フリー(関東)
 
日程:2018年9月17日(祝) 日帰り
天候:
同行:ヒロイさん、まっちゃん(我が社の山岳部)
参考:「日本100岩場②関東」山と溪谷社・刊
 
 さて待望のシルバーウィークだが、今年は秋雨前線停滞で不安定な週末が多く計画も二転三転。
 当初は二泊三日で南ア南部の信濃俣河内を予定していたが、それが一泊二日の甲斐駒・黄蓮谷となり、最終的には日帰りで湯河原幕岩に落ち着く。orz
 
 なんだかなぁと思いつつもとりあえず行ってみると・・・。
 やはり昨日まで降ったようで、地面も岩もしっとりジメジメ。
 シーズンもまだ早いので、いつもは我れ先にとアップで賑わう桃源郷も今日は誰もいない。
 岩の感触もヌメって良くない状況だが、まぁせっかく来たのでやりますか。
 以下、三人ローテーションで登る。
 
【桃源郷】
いんちきするな 5.8 
 前半のスラブフェースがしっとり湿って黒ずんだ状態。
 指も滑るし爪先も滑る。(滑らない。大丈夫。)と自分に暗示をかけながら何とか登る。
 
サンセット 5.10a ~シルクロード 5.7  
 こちらの方がまだホールドが大きいので、安心して登れる。
 上の方は陽が当たって次第に乾いてきた。

 

 
この日は蝶々が多く飛び交い、なぜか自分の所にだけ集まってきた。たぶんいい匂いがするのだろう?
 
【アリババの岩場】
アニー 5.10c ×(テン山TO)
 既に何回も登っている課題だが、出だしの部分をすっかり忘れてまずテンション。
 さらに核心の浅い凹角に入っていく所で案の定、細かい甘カチがヌメってしまって、どうにも保持できず。
 岩自体の湿気もあるが、昼になるにつれ気温も上がり、手汁がヒドい。
 三人で代わる代わるトライ。後からやった隣のニイちゃんも落ちまくっていた。
 自分はテンション入りながらも何とか先にTO。ヒロイさんも最後はトップロープながらノーテンクリア。

 
 
アリババ 5.10b 
 まずはヒロイさんがヌン掛け。かつては散々苦しめられた課題だが、もはや完コピといえるような余裕の登り。頼もしいねぇ。
 自分も余裕こいていたら、ビレイ中に暑くてちょっと熱中症ぽくなってしまったようで、中間部の何でもない所で一旦固まってしまい、ラストの抜け口もやや危なかったが、何とかクリア。
 
 
 
 結局、この日は4本のみ。登っているのも我々を含めて四組だけ。さすがにシーズン早過ぎて暑過ぎた。
 まぁ、それでもやはり晴れた日は外で登るのが気持ちいい。うだるような暑さの中で登るのも何かの役に立つか・・・な?
 ちなみにヒロイさんのこの秋冬シーズンの目標の一つは「シャクシャイン」5.10d ガンバです!

 新車を買ってご満悦のヒロイ嬢。

残暑の天王岩&日和田山

2018年09月09日 | フリー(関東)
日程:2018年9月8日(土)-9日(日) 一泊二日
同行:ヒロイ、カワベ(我が社の山岳部)
参考:「日本100岩場②関東」山と溪谷社・刊
 
 今週は最初に考えていた予定がパートナーの都合により見送り。
 ならばと部の仲間を誘って三ッ峠でショート&マルチに変更するも天気が微妙で、結局この週末なぜか東京近辺のみがスポット的に好天らしい。
 というわけで、近場で岩トレ。秋のクライミング・シーズンに向けて軽く調整。
 
一日目 秋川・天王岩 天候:
 先に二人とギアを岩場前で降ろし、自分は車を十里木の駐車場に停めピストン。
 今年の夏は各地で熱中症が相次ぐ猛暑だったが、この日も残暑厳しく、このアプローチだけでもはや汗ダク。
 着いてみると、やはりこの週末のスポットだけあって結構な人出。おそらく今日はここ天王岩か河又に人が集中しているだろう。

 車の中で、「よく岩場やジムで顔を合わせる、やたらちょっかい出してくるあのオヤジ居そうだなぁ。」と噂してたら、案の定いた!
 まぁ自分ももしかしたら若いニイちゃんらから「あのオヤジまた来てるよ」なんて見られているかもしれない(笑)。
 少なくとも「ちょっかいさん」と呼ばれないようにしたい。
 カワちゃんらが5.7でアップを済ませた後、以下三人で一つのルートを順に取付く。
 
【上の岩場】
クラックジョイ 5.9 
 まずはいつも人気ルートでウォームアップ。
 まずはヒロイさんがOS。実は天王岩は今回がお初。
 スラブや細かいカチ系には強い彼女だが、被り系には弱いと豪語するだけあって、ちょっと長めのこの一本で腕が少々張ってしまったようだ。
 私とカワちゃんは特に問題なし。

  
 
涅槃の風 5.10b 
 前回に続き再登。実は二通りのラインがあって、カワちゃん曰く左寄りの方が楽とのこと。
 ヒロイさん、苦戦。

 

勉太郎音頭 5.10b/c 
 超久々にやってみる。出だしがよくわからず少しモジモジしてしまったが、中段のテラスから上はライン、ホールドとも明瞭。マスターで再登。
 カワちゃんは核心のやや離れたガバをダイナミックにランジで処理。「クリフハンガー」のスタローンか!
 ヒロイさん、苦戦。

 
 
蜃気楼 5.10b/c FL
 先にやってた若いニイちゃんがけっこうプルプルして苦戦していたので、先にカワちゃんにデモプレイをお願い。
 もう何回もやっているようで再生はほぼ自動化。なるほど最後のリップはダイレクトに取れちゃうのね。
 自分もやってみると見た目よりガバばっかで、核心を除けば「涅槃~」より楽なぐらい。
 核心はやや足だけ右にコースアウトしてしまったかもしれないが、まぁ目をつぶってほしい。
 ヒロイさん、苦戦。

  
 
 その後11台も触るつもりでいたが、けっこう混んででなかなか空かず、また細かいホールドはこの熱気でややヌメっていそうと、勝手に言い訳を作り下へ移動。
 
【下の岩場】
ちいせみ 5.8 
 見た目は相変わらず苔と土で黒ずんで見えるが、触ってみるとイイ感じの湿り気でかえってフリクションは問題無し。
 垂直以下なら、さすがにヒロイさんFL。・・・
 
ノーリー 5.10b/c 
 ここも人気課題。5月に一回登っているので核心のパートは躊躇せずにイケイケで。カワちゃんもTO。
 ヒロイさん、根性見せるがここも苦戦。
 
 本日は蒸し蒸しと暑く、一本登るたびに額から汗が止まらないサウナ状態だったが、ホールドが滑るわけではなく、三人で各自6~7本ずつならかなり効率の良い練習になった。
 日帰りのカワちゃんを武蔵五日市駅で降ろし、残りの二人は秩父方面へ移動。
 
 翌日は芝崎ロックの予定なので、「あしがくぼ道の駅」でテン泊。
 ヒロイちゃんが旨いヤマメシを作ってくれたまでは良かったが、夜半になってここは走り屋の溜まり場だったことが判明。
 ノイズを響かせることでしか自己主張できないヤツら。結局一晩中、安眠妨害されてしまった。まったく!だからオレは「しげ〇秀一」とかいうのが大キライなんだよっ!

   

 で、翌日を迎えるとまさかの雨。こりゃダメだと引き返すが、正丸峠の長いトンネルを抜けると、そこは晴れだった(笑)。
 ほんのお茶濁しのつもりで日和田山へ。
 
二日目 日和田山 天候:
 日和田は学生の時以来、実は40年振り!
 あの頃はまだ日本のフリーも創世記というか原始時代で、「ヌンチャクもねぇ!ハンガーもねぇ!レッドポイントは何者だ?」っていう吉幾三状態。
 でも、実際岩場に着いてみると、あの頃とまるで同じようにロープが枝垂れ柳のように張られ、大勢の人で賑わっておりました。
 まぁ寝不足な上、クソ暑いので適度に。

  
 
【男岩】
リッジ 5.7 MOS
 アップで。出だしのフットホールドがヌメってる感じで慎重になったが、後はアルパイン。
 Ⅳ+とかⅤ級とか言ってた昔は、ここをソツなくリードできたらそれなりに見られたんだろうな。もちろん、その頃は登山靴だけど。
 
バルジ 5.8 MOS
 途中、ふくらんだフェース部分だけちょいとホールド細かくなるが、その他は特に問題なく。
 トポには「かつては男岩の人気ルート」とあるので、もしかしたら登ったことあるのかも?
 
重箱ルート 5.10b MOS
 最初「北面ハング」だと勘違いして取り付く。・・・むむ、5.9にしては辛いぞ。と思って後で確認したらどうやら「重箱ルート」のよう。
 最後はやや右に逃げてTOした感もあるので、TRで直上もしてみるがカチが細かくかなり悪い。11aじゃきかない感じ。
 
【女岩】
左ルート 5.10b OS
 見栄えのする前傾クラック。トポには「通常はトップロープ」とあるので、一応OSでいいのかな?
 後半はとにかくあれこれ考えてパンプする前にイケイケで。古賀志の「鼻カンテ」と似た、素直なジム系課題。
 ヒロイさん、苦手な薄被りなものの最後はイイ登りを見せるが、あと二手で惜しくも沈・・・。
 
 暑いので早めに切り上げ、セブンイレブンでアイスを食べて帰る。(←子どもかよ。)
 お疲れさまでした。

雨上がりの天王岩

2018年05月19日 | フリー(関東)
2018年5月19日(土)日帰り
天候:
同行:Chioちゃん

 今週末は日曜が家の所用有り。前日の土曜の天気が怪しく、半ば外岩は諦めていたのだが、直前になり声を掛けていただき、急遽出かける。
 天王岩は何と七年振り!先週、一緒にカサメリに行った我が社のカワちゃんも別グループで入るとのこと。
 まずはChioちゃんと八王子で待ち合わせし、現地へ向かう。 

 岩場に着くと、週半ばの雨のせいかジメジメと湿っぽい。
 特に下の岩場は苔むしているというか泥にまみれているというか、あまり美しくない。
 天気も予報に反していまいちハッキリしないし、ユージ師の「ベースキャンプ」への転進も考えたが、せっかく来たのでやってみる。
 
【下の岩場】
ちいせみ 5.8 MOS
 見た目かなり泥っぽく、しかも要所要所が濡れている。
 滑らないよう慎重に登ったが、実は今回が初トライだった。

つゆしらず 5.9 (再登)
 こちらも見た目、泥壁だが、思ったよりはフツーに登れた。最初に登った「ちいせみ」よりスッキリしていて登りやすいかも?

サンコウチョウ 5.10a (再登)
 アルパインぽい課題。以前登っているはずだが、ルーファイも必要で、なかなか面白い。

ノーリー 5.10b/c ×(二便・再登)
 カチ連続の好課題。
 野球のバッティングで「よく腕を畳んで」という言い方をするが、このルートもカチを手指の力だけで保持するのではなく、いかに「足を畳んで」指の負担をセーブするかがポイントだと思う。

 

 

【上の岩場】
涅槃の風 5.10b RP(二便)
 ずっと前に宿題として残っていた課題。
 壁自体が短く、デッドで取りに行くところをハズすとちょっと怖いが、本日二便で宿題完了!

クラックジョイ 5.9 (再登)
 改めて見ると高さもあり、支点の間隔も少し離れていて油断はできないが、それでも楽しく豪快に登れる好課題。

コーナークラック 5.7 △
 最後におまけで。
 トポの設定どおりナチュプロで登りたかったが、持参のカムのサイズがまるで合わず、やむなく左隣の「冥途の土産」のボルトを使用。
 それでも怖い。NP要修行!

 

 

 〆は、途中の手打ち信州そば屋で。
 Chioちゃん、お疲れさまでした。またよろしく。


上州クライミングトリップ#2-子持山獅子岩マルチ

2018年05月06日 | フリー(関東)
日程:2018年5月6日
同行:我が社の山岳部(H井)
 
子持山獅子岩南壁マルチピッチ 5.9 7P
 
 本日はトリップ最終日の仕上げとして、癒し系のマルチへ。
 私は2011年10月以来、7年振り二度目。
 アプローチは子持神社を過ぎて林道を7号橋まで進んだ所から歩き始めるのが一番近いが、昨年の土砂崩れから林道が復旧されておらず、手前の3号橋付近から歩き始める。
 
 
 
 
 
 途中、分岐で道を間違えたりしてタイムロスがあったが、概ね小一時間で南壁の取付き着。
 既に先着組として他県から来たという男女4人の中高年組がいたが、こちらは二人なので快く先頭を譲ってくれた。感謝!
 (ただ、そのうちの一人の女性がやたら賑やかな人で、ちょっと辟易。自分たちのグループだけならまだしも、静かに山を楽しみたい人もいるのをわかってほしいな。)
 
 相方に「最初どうする?」と聞くと、「行きます!」と前向きの返事。
 昨年の八ヶ岳・大同心では「どうぞどうぞ。」と遠慮がちだったが、このところのクライミング修行で登る力と共に気持ちもかなり強くなっている。頼もしい。
 
 
1~2ピッチ 体感5.8~5.9? H井リード
 傾斜緩めの逆層スラブ系。
 昨日までの有笠とは明らかに異質で若干戸惑うかと思ったが、淀みない登りで2ピッチ目終了点までロープを伸ばす。
 途中のハイステップ・ポイントはもちろん事前に教えず、どうするか下から様子を見ていたが、特にハイステップなど使わずスイスイ抜けてしまった。うまくなったなぁ。
 久し振りのマルチのはずだが、コール、ビレイの準備も手際よく、見ていて安心できる。(ただ、隣のよそのおばちゃんが相変わらず大きな声でおしゃべりしており、肝心のコールが聞こえない。)
 
3ピッチ 体感5.8 私がリード
 巨大フレークがあるピッチ。フレークに乗り移るタイミングがポイントか。
 サイドをうまく掴んでペタペタと足で上がっていくのが面白い。H井さんは苦手系と言っていたが、特に問題なくフォロー。
 
 
 
4ピッチ 体感5.9 H井リード
 もう少し先かと思ったら、ここが核心ピッチだった。
 ちょっと慎重な登りになったが、ここも戸惑うことなくこなす。ジム練・週四の成果か、カチ課題なら自分よりうまいかも。
 
5ピッチ 体感5.8 私がリード
 段差が続く短いピッチ。特に問題なし。
 
 
 
 
 
6ピッチ 体感5.8 H井リード
 ここも短いスラブ・フェース。最後は正面から越えるか、向かって左の草付きから抜けるか。
 
 ここを上がれば土のテラス、ていうか獅子岩山頂直下の小広場。右に回ってしまえば鉄梯子を伝って簡単に上まで上がることができる。
 せっかくなので、以前来た時に気付かなかった左側の立ったカンテにボルトが打たれているのに気付き、取り付いてみるがこれは厳しい。
 グレード不明だが、ここまで来て本気でやることもないか。
 素直に中央正面の凹角へ。
 
7ピッチ 体感5.7 私がリード。
 最後のおまけピッチ。短く傾斜もないが、中央の岩がクライミングジムのハリボテのように邪魔で面白い。
 最後リップを抜ける時の隠れカチもジムっぽい。
 
 
 
 
 
 獅子岩マルチ、無事に完登。
 そして三日間のクライミングトリップもこれで終了。
 
 よく登り、よく落ちた。そして絶対に強くなった。
 「掟破り」の師匠越えも近いなぁ。

上州クライミングトリップ#1-有笠2days

2018年05月05日 | フリー(関東)
日程:2018年5月4日~6日
同行:我が社の山岳部(H井)
 
 GW後半は悪い天気予報を信じ、奥利根縦走も北アのバリエーションも諦め、有笠フリー&子持山マルチに転進。
 内容充実、天気にも恵まれ、これが正解。

 
一日目 のち
有笠
【偏屈岩】
 現地に着いたとたん、ポツポツとまさかの雨。降水確率0%のはずなのに。
 幸い小降りで、岩の状態には影響なく、千葉のカップル、栃木のグループらと共に続行。
 
有笠登頂888 5.8 MOS
 アップで。今さらながらやってみる。有笠のガビガビホールドにまずは手慣らし。
 
ハローミッチェル 5.10a (再登)
 小雨ながらも岩は滑らず。さすが有笠。
 
有笠2000 5.10d (ほぼ)MOS
 最初、隣の10bと勘違いして取付くが、出だしが悪くクライムダウンし、改めて仕切り直し。
 次の離陸は何とか頑張ってそのままTOしたが、後で教えてもらったら実は10bでなく10dだった。どおりで。
 腕の力をだいぶ吸われてしまったが、本日満足の一本。
 
ねずみ返し 5.10b (再登)
 H井さん、苦手の被りモノ。他のおじさま達も苦労していたようだったが、足をどう置くかがポイント。
 
リスのえさ箱 5.10c OS
 千葉のカップルが「面白いですよ。」と勧めてくれたので、やってみる。
 ハイライトは大きめのハング越えだが、それより出だしの細かい部分もちょっとクセあり。
 ドッ被りのハングは見たまんまの位置に気持ちよくガバがあり、グイグイ登っていける。快適。
 
掟破り 5.11a (再登)+回収便
 前回のMOSがまぐれではないことを確認するためトライ。
 核心は3ピン目をどうクリップするかだが、意識してしまうとたしかに少しやりにくい。
 自分の場合、左のサイドを保持して昔、お笑いコンビの「ゆーとぴあ」がやった「よろしくね!」ムーブが一番やりやすいように思った。w
 中間の棚に上がってレストすれば、あとはイケイケのガバ繋ぎ。楽しい!

 

 

 
 
 初日は半日ながら、二人ともまずまずの便数を出せた。気温はかなり低めだった。
 夜は「道の駅・霊山たけやま」に移動してテン泊。
 

二日目 
 朝起きると、二人とも異様にダルい。orz
 昨日の頑張りもあるが、先週の小川山からの疲れをずっと引きずっている感じだ。
 本日は東口に回って開始。朝早くからクライマー諸氏の車が続々と林道を上がってくる。

 
【東の石門】
有笠中央岩稜 5.9 (再登)
 アップで。何の問題もないが、相変わらず岩が手に刺さって痛い。
 
はし休め 5.10c (再登)
 これも体感10aのアップ課題だが、今日は身体が重く感じられ危なかった。
 核心の抜け口はクロスで取って足をうまく上げていくのが楽。
 
大いなる山の日々 5.11a (再登・二便)
 これも既に登っているが、復習の意味で。ただ今日は身体が重く、下部で消耗。
 やはり右の大ガバを使うと手順が崩れてしまう。核心は明瞭な左手アンダーから両足決めて右手で大穴取りにいくのが一番楽か。
 大穴マッチ後の右カンテ奥のホールドの位置も確認しておきたい。わかってしまえばこれもアップ課題。
 
 
 
【いっぷくエリア、アドベンチャーランド】
大福 5.9 (再登)
 雑に登ると、ちょっと狭苦しくなるかも。
 
しお豆 5.10a (再登)
 大福より簡単、快適?
 
ぼたもち 5.11a (三便)
 先に来ていたグループが代わる代わるやっていた、お買い得の一本。
 これもOS済。プリクリのため左側から取付いている人もいるが、右側から取付いた方がよりスッキリしているような。
 四手目のホールドがやや持ちにくいが、足をいい位置に決めて右手を角に飛ばせばOK。
 一段登ってしまえば、あとは終了点まで5.8~9程度。
 タダでは帰らないH井さんもしつこく粘って、最後は見事RP。これで三週連続のイレブンGet!
 
おいらの人生 5.10a MOS
 少し長めのスラビーな課題でクールダウン。
 出だしと終了点間際が油断できないが、後はアルパイン。有笠にあって腕のパワーを使わない希少の一本。

 

 
  
 クライミング後は有笠までせっかく来たので、定番の沢渡共同浴場。
 ダチョウ倶楽部並みの熱湯だが、バキバキに張った筋肉をほぐしてくれる効果大!

 
 上州トリップ、最終日の明日は有笠から移動して、子持山獅子岩マルチへ。
 今夜のテン場を探してしばし車で迷走してしまったが、最終的に道の駅「こもち」の隠れスポットにテン泊。

GWプレ合宿@古賀志

2018年04月22日 | フリー(関東)
日程:2018年4月21日(土)-22日(日) 一泊二日
同行:我が社の山岳部(H井、K原)
 
 岩好き女子2名同伴で、古賀志へ。
 関係ないけど、出だしで道を間違え、首都高で川崎の工業地帯を突っ切るルートを初めて走ったみたが、ここは凄い!
 まさに映画「バトルランナー」の世界で、何ともSFチック。今、外国人旅行者に「KAWASAKI」が人気らしいが、納得。
 首都高・浅野-アクアライン・コース。ここは絶対、夜走ってみたいぞ。
 さて、車はそのまま東北道を進み、現地入り。
(以下、グレードの次の〇×、OS等は自分用のメモです。)

 

一日目 
【不動滝右フェイス】
新人クラック 5.8 (再登)
 まずはここから。女子二人ともソツなくこなす。
 
ドライアイス・センセーション 5.10a (再登)
 自分はもう何度も登っているはずのアップ課題だが、今日はなぜか右のカンテ側に手を出してチグハグになり、ちょっと危なかったが何とかノーテンでクリア。
 その後、女子二人は大いにハマる。
 地元クライマーの話では12クライマーも「わけわからん!」と言ってハマッたことがあるらしいが、それは大げさ。
 素直に登ればやはり10a。

  
 
【不動滝左フェイス】
粉屋の娘さん 5.8 RP
 出だし核心。これまで1テンTOを繰り返してきたが、恥ずかしながら今回ようやくRP。
 キーホールドの左手カチが判ってしまえば、何てことない。(強がり?)
  
ウルトラマン・フェース 5.9 (再登)
 最初のクリップで気持ちが若干圧されるが、そこさえ乗り切れば、あとはガバカチの連続。

 初日はここまで。
 夕飯はたまたま通り掛った「たけし」という名の定食屋へ。知らずに頼んだ「わらじチキンカツ」に圧倒される。
 夜は森林公園の駐車場で車中&テント泊。地元のヤンチャな兄ちゃんたち、頼むから夜は静かにしておくれ。

  

二日目 
【マラ岩】
溝ルート 5.8 MOS
 アップで。下から見ると緩過ぎて簡単に見えるが、登ってみるとそれなりに傾斜はある。

 

ワイワイ 5.9(10a)(再登)
 ラインは直登と左のカンテ寄りが選べる。
 女子は薄被りのカンテが苦手のようで直登のカチ拾いに専念していたが、そちらの方が難しいそう。

スリーナイン・カンテ 5.10b MOS
 トポ「日本100岩場」には掲載無しの課題。すっきりしたラインで前回から気になっていたが、やってみるとアルパインちっくの好ルート。
 女子二名も無事に一撃。ちょっとジダバタし危なかったが、K原さん大金星!

ホットロッド 5.11a (再登)
 こちらもトポ「日本100岩場」には掲載無し。ボルト3つの紐付きボルダー、手順を教えてしまえばジムの5級か?
 H井さんはTRを含む三便でRP。お買い得だが、これが初イレブン。おめでとう!

  

チャーリー 5.10b ×
 前回の宿題だが、出だしの外傾スタンスがどうにも滑り易そうで(実際滑る!)またしても没。orz
 グレード的には行けるはずだし、どこかホールドを見落としているとしか思えない。拘るほどのものでもないので、しばらく封印。

 今回はここまで。
 我が部のホームである湯河原の緩傾斜に較べると、やはり古賀志は肩甲骨に来る。
 女子二名は10aには打ちのめされたが、10bをFL、11aをRPと自己グレード更新。それなりに成果があった二日間。

 

お初のマラ岩@古賀志

2018年04月14日 | フリー(関東)

日程:2018年4月14日(土)
天気:
同行:M田師匠

 先月の仙ノ倉山北尾根から帰って以来、一年間の疲れとストレスから完全に体調を崩してしまった。
 一時は完全に声が出なくなるほど喉をやられてしまったが、それもどうにか峠を越し、病み上がり第一弾はM田師匠と餃子を求めて宇都宮、もとい岩を求めて古賀志へ。

 前回やり残した宿題を片づけるため、まずはメインの不動滝エリアに行くが、明日の雨を予想してか思いのほか盛況。
 順番待ちも激しそうなので、少し離れたマラ岩へ。
 こちらの先客は1パーティー4人のみ。しばらく外で登ってないので、手頃なグレードがリハビリには丁度イイ。

 で、本日やったのは、
※グレードは、「日本100岩場2・関東増補改訂版」より。( )は、現地グレード。

 

 

マラ岩クラック 5.9(5.10a)
 私がMOS、師匠がFL。
 ビビリなもんで、久々の外岩リードが妙に怖い!そのため余計な力が入ってしまったが、まぁ何とか登れてホッ・・・。

チャーリー 5.10b(同)
 二人ともまさかの敗退!
 右手ガバをラップ持ちしてからの次の一手が核心?全体的に逆層で、岩は乾いているのにスメアの足が滑りそうで何とも怖い。
 もしかしたら、どこかホールド見落としているのか?

ワイワイ 5.9(同)
 師匠がMOS、私がFL
 核心?の凹角は真っ直ぐ抜けずに左側の「タロウ」寄りの張り出した岩から越える。癒しの一本。

マラ岩キャリー 5.10b(5.10a)
 師匠がMOS、私がFL
 核心?の張り出しは下から見ると逆層で何とも悪そうだが、落ち着いて見ると意外とここぞという所にガバがある。
 ホールドに裏切られない好ルート。

タロウ (5.10b)
 師匠がMOS、私がFL。「日本100岩場」には掲載されていないルート。
 自分はこのあたりからようやく調子が出てくる。足をうまく畳んで手を延ばせば、自然とムーブが繋がりイイ感じ。

ホットロッド (5.11a)
 師匠が二便、私が三便でRP
 こちらも「100岩場」に掲載無く、見晴らしが最高で「ボルト3つの紐付き5級ボルダー」と言われているルート。
 限定ありなのかと最初は直上を試みるが、それだとけっこう悪い。結局、最後は左側の凹角から抜けるが、帰宅後YouTubeで確認するとどうやらOKのようだ。(それでも自分たちは凹角より左のホールドはNGとしたが。)
 たぶんお買い得なんだろうけど、病み上がり&二日酔いの状態でも完登できたので、ちょっと嬉しい。

 登った後は宇都宮まで出て、前回も行った「中華トントン」へ。
 先日は売り切れだったが、今日は名物の「ジャンボびっくり餃子」ラスト一皿に何とかありつく。うむ、確かにデカい!

 左がジャンボ、右がレギュラーサイズ。

 昨年は仕事の環境に慣れずにイマイチ思うように活動できなかったが、今年はまた少し調子を上げていきたい。


新人研修@湯河原幕岩

2018年03月11日 | フリー(関東)
日程:2018年3月11日(日)日帰り
天候:
同行:ヒロイさん、Kハラさん(我が社の山岳部)

 さて、本日は我が社の部に入部したKハラさんのために新人研修。
 といってもまったりユルい我が部ではそんなに厳しい指導をするわけではなく、まずは楽しく安全に外岩に親しんでもらいたい。
 Kハラさんはこれまで山登りはしてきたようだが、クライミングは数か月前からジムのボルダーで始めて間もない。
 ジムのボルダーは割と筋がいいように見えるが、やはり今後は外岩。 
 まずは基本的なギアの扱いとロープワークを覚えてもらい、そしてビレイから簡単なルートのリードまでやってもらおう。

 
 
サンセット 5.10a
 まずは自分がヌン掛けでリード。Kハラさんにビレイを頼む。
 事前にサポート役のヒロイさんと打ち合わせをして、途中わざと落ちてビレイの感触を確認してもらったが、最初は落ちる方もけっこうドキドキ。
 KハラさんTRで登った後、交替してヒロイ嬢が落ち役に回ったが、何回か繰り返しているうちにビレイも板についてきてホッ。
 
おたまじゃくし 5.6
 桃源郷からゼルダへ行く途中にある傾斜緩めの簡単フェース。
 ここはリードしてもらい、途中でテンション入れず、見事完登。

 

かぼちゃ馬車 5.6
 ヒロイ嬢は午後から所用ありとのことで、ここからはマンツーマン指導。 
 まずは私がリードし、わざと落ちる。おそらく体重差が13kg近くあるだうが、割としっかり止めてくれた。
 替わってリードもしてもらうが、残念ながら1テン。

シンデレラ 5.7
 ここもリードしてもらうが、登り始めた後になって終了点に残置カラビナが無いことに気付く。
 残置を残した途中のかぼちゃ馬車でピッチを切ってもらったが、支点の作り方から結び替え後の懸垂下降など教えることは山ほどあり、自分でも勉強になる。

 

アボリジニ 5.10a
 前回TRで少しやってもらった課題。本日もTRだが、やはり細かくてジムのようにはうまくいかないよう。宿題ですな。

夕暮れ時 5.10b
 こちらもTRで。まぁ、こちらの方がより細かいので、やはり宿題。宿題いっぱいもらってイイなぁ。(^^;)
 
 山もクライミングも好きだが、なぜかガチの高所恐怖症という不思議な一面を持っている彼女だが、何とか頑張って、そして楽しいクライミング・ライフを送ってほしい。
 
 帰りは湯河原のいつもの中華屋で軽く乾杯!お疲れさまでした。

 

古賀志、手強し。

2018年02月24日 | フリー(関東)
日程:2018年2月24日(土)日帰り
天候:
同行:M田師匠
参考:グレードは「日本100岩場・関東2009年増補改訂版」より。( )内は地元グレードで自分の体感的にはこちらの方が妥当。
 
 この週末は、師匠のリクエストで久々に古賀志へ。
 前回来たのは2010年5月だから、ほぼ8年振り。
 宿題はたくさんあるが、前回倒すつもりがしっかりこちらの鼻を折られてしまった「鼻カンテ」。とりあえず、今回はしっかりヤツの鼻を折ってやりたい。
 
 アプローチは圏央道から東北道経由、鹿沼ICより。
 この前は間違えてダムのある森林公園側から大縦走をしてしまい、岩に取付く前からヘロヘロになってしまったが、今回は事前のリサーチでバッチリ。
 林道の駐車スペースから緩い傾斜を10分かからずにメインの不動の滝エリアに到着。これは近くて楽だ。
 
 宇都宮は一昨日雪が降ったようで、若干コンディションが心配だったが、着いてみると積雪も染み出しも無く、いたって良好。
 地元クライマーの皆さんで人数も手頃。不安要素といえば、このところストレスから暴食傾向にあり体重がマシマシになっていることだ。
 以下、本日の取組み。

 
(不動滝左フェイス)
粉屋の娘さん 5.8(5.9)×(2テンTO)
 まずはアップで。M田師匠ヌン掛けの後、トライ。
 が、以前もそうだったが、またしても核心で耐えきれずテンション。両手カチから次のデッドが思い切って出せない。
 いきなりこのグレードから土が着くとは。朝一番で指が馴染んでないせいもあるが、今日この先できる課題はあるのか?
 一応TOするが、よその人たちも甘く見てけっこう撥ね返されていた。一手物かもしれないが、このグレードにしては厳しめでアップには不適なような。
 
沙羅ちゃん 5.8 MOS
 平昌(ピョンチャン)五輪、女子スキージャンプの高梨沙羅ちゃんの銅メダルを祝してトライ。
 まぁ、さすがにここは登れたが、トポにある2つ目のボルトが無く、かなりのランナウト。
 途中で足を滑らせたら間違いなくグランドフォールで、心臓に悪いのはラージヒル級?
 
ウルトラマン・フェース 5.9(5.10a)(再登)
 師匠が登った後、自分も。前回一撃できた課題だけに、今回も途中でテンション入れるわけにはいかない。
 何とかノーテンでクリアでき、ホッ。
 
鼻カンテ 5.10b ×〇 RP
 前回からの宿題。 
 一便目。師匠、ヌン掛けの後にトライするが、上部で手順を間違え、足を滑らせまさかのフイ落ち!
 ホールドは全てガバだが薄被りのため、リキんでいるとけっこうパワーを吸われる。2テンぐらいしてボロボロになりつつ終了点まで行き、全体の流れを確認。
 二便目。一課題挟んでレストしてからトライ。
 ホールドと手順さえわかってしまえばジム的な課題。上部の松の根が邪魔くさいが、好ルートだと思う。とりあえず登れて良かった。
 体感5.10b/c
 
ハートブレイカー 5.10c MOS
 足を開いてステミングで、それほど腕のパワーを使わない。自分は鼻カンテより楽に感じた。
 核心の上部ハングは限定ぽいが、左壁まで使わなければOKだと思う。立体的なムーブが楽しめる。体感5.10b
 
 左フェイスが日陰になってきたので、午後は右フェイスに移動。
 
(不動滝左フェイス)
ドライアイス・センセーション 5.10a (再登)
 前回クリア済の課題。午前中の鼻カンテでけっこうパワーロスしているので、少し危なかったが何とかクリア。
 上部ハングを越えてからほんの少し左に逃げてしまったが、これはOKか?
 終点手前のリングボルトがチキンハートの小心者には助かる。
 
凹状フェイス 5.9(5.10a)×(2テンTO)
 隣のドライアイスに較べて若干楽そうに見えたが、取付いてみるとホールドがほとんど逆層で掴みにくい。
 中間部の縦ホールドをガストン、思い切った引き付けができず、ここも土が着く。ヨレてなければ行けると思うが。体感5.10a/b
 
新人クラック5.8~新人クラック直上 MOS
 本日のクールダウン。
 けっこうヨレてしまい、このグレードでもチト危なかった。が、何とかクリア。
 地元グレードでは下部が5.7、上部の直上が5.8となっていたが、自分としては下部5.8、上部5.7といった感じ。 
 
 師匠は、その他にも「猫またぎPart1」「凹状ハング」「タケチャンマン」などに次々とトライし、最後の一本以外は全て一撃。
 長い間、腕の故障から低迷が続いていたが、ようやく完全復活の兆しを見せていた。
 自分も数えてみれば、本日は9課題10便。低グレードながら、かつての甲府幕岩一日10本勝負の勢いで、久々に肩の辺りがバキバキになった。
 撤収は17時45分。気が付けば最終組となっていた。

 
 
 他に印象的だったのは、地元の年配女性クライマー。
 自分よりおそらく年上だと思うが、何ともおっとりした口調で、勝手に「古賀志の八千草薫」と命名。(顔が似ているわけではないが)
 いくつになってもクライミングを楽しみ、誰とでも親しみやすくできる人柄に自分もこうありたいと思った。
 
 で、最後の〆はやはり宇都宮名物のギョーザ。
 本日向かったのは宇都宮駅東口から少し行った所にある「中華とんとん」。
 残念ながら目玉のジャンボびっくり餃子は本日売り切れだったが、レギュラーのびっくり餃子でも通常サイズの2個相当あるようなボリューム。(ジャンボの方は1個につき通常の3~4倍相当とか)
 ラーメンも昔ながらの味でおいしゅうございました。
 そして師匠からのお土産は野生鹿肉ブロック750g!食リポは後日。

 

強風の湯河原幕岩

2018年02月12日 | フリー(関東)
日程:2018年2月12日(祝)日帰り
天候:強し
同行:チオちゃん、アベくん、ヒロイさん

 二月の三連休は天気微妙のため、山は見送り。
 初日はボルジムでお茶を濁し、二日目は家の雑用。三日目は御無沙汰していたチオちゃんに声を掛け、近場の湯河原へ。
 今回は会社の後輩を外岩デビューさせたいとのことで、カメラ小僧もとい好青年のアベくんも参加。
 アベくんは、シューズもハーネスも買ったばかりだが、ジムでは既にチオ姐に鍛えられているらしく(?)、ビギナーといってもビレイはOKとのことなので、効率を考えジモティーのヒロイさんに午後から急遽召集を掛ける。(^^;)

 往きのバス停ではいきなり見知らぬ方から声を掛けられる。、
 昨年のGWでタケちゃんの訃報を一早く知らせてくれた「静岡の山と渓」片山さん。初対面だが、私の顔はブログで見ていたのですぐにわかったらしい。
 その節は情報ありがとうございました。しかし、この片山さんの会にも私の知人がいたりして、まったく山の世界は狭い。これだからこの世界では悪いことはできないと改めて思い知る。

 本日は晴れてはいるものの冷たい風が終始吹き荒れ、ちょっと心が折れそうになるくらい。
 岩の感触も何だかしっくり来ないものを感じたが、それでもけっこうな賑わいで、どの課題も順番待ちする有様だった。
 以下、本日のルート。

いんちきするな 5.8 (TR)
 アップで。チオちゃんがリードでヌン掛け。アベくんTRでノーテンTO、私がそのままTRで回収。
 アベくんは途中、「怖ェー、怖ェー!」「実は高所恐怖症なんです!」などと登りながらツイートしていたが、長い手足を活かしてなかなかスムーズな登りっぷりだった。
 何よりクライミング体型なのが羨ましい。

アボリジニ 5.10a (再登)
 チオちゃんがヌン掛けのため最初に取付くが、二本目まで掛けた後、核心のハイステップが決まらず、選手交代。
 自分が上まで登るが、朝の内はたしかにいつもと違い、ホールドに指がしっくり来ない感じだった。
 アベくんもTRでトライするが、やはり難しいよう。その後、しばらくTRで練習する。

 

シンデレラ 5.7
 チオちゃんがヌン掛けの後、アベくんがいよいよ外岩リード・デビュー。
 特にヒザがカタカタすることもなく、難なくFL。文字通り本日の「シンデレラ・ボーイ」となる。
 力の入ったグー・タッチが痛かった!

 

夕飯時 5.10b (再登)
 ヒロイさんが合流し、アップで彼女がやる。既に登っているのだが、なぜか今日は出だしで弾かれてしまう。
 選手交代し、まずは私がTO。その後、ヒロイさんもリピート。

満腹食堂 5.10a/b (再登)
 ヒロイさんが宿題としている「帰還兵」へ向かうが順番待ち。「アリババの岩場」「ピーターパン・ロック」と見て回るが、混んでいるし既に登れる所はほとんど登ってしまっているのでどうも食指が動かない。
 グルッと回って宿題のとなっている「演歌の花道」をやりたかったが、先客として外国人チームがいたので、空いてる「満腹食堂」でお茶を濁す。
 お気軽グレードながら、スラブ、コーナー、細かいフェースに最後は薄被りとなかなか多彩な好ルート。
 自分がまずリード。その後、ヒロイさんがトライするが、やはり被りものが苦手なようで、最後までランナー掛けながらもTOできずにまさかのリタイア。
 再び私が登り回収便。10a/bながら続けて二回登ってさすがに「満腹」になりました。

 
本格的一眼レフで、アベくんが撮ってくれたクライミング・シーン。背景のボケが効いててやっぱ違う。


 帰りはヒロイさんに車で湯河原駅まで送ってもらい、その後、残りの三人で駅前のいつもの中華屋へ。(ヒロイさん、スミマセンm(_ _)m)
 「軽く一杯だけ。」と言っていたのはチオちゃんのはずだったが、結局は各自、中生ジョッキ三杯となり、帰りの電車ではアベくんは「あしたのジョー」最終回のように真っ白な灰となり、チオちゃんは口を開けて爆睡していた。
 
 
 
 また、よろしくお願いします。

新人さん、熱烈歓迎 【湯河原幕岩】

2018年01月27日 | フリー(関東)
日程:2018年1月27日(土)日帰り
天候:晴れ
同行:ヒロイさん、カワちゃん、Kハラさん、BigM(我が社の山岳部)
 
 本日は河又の予定だったが、先の月曜からの残雪と継続中の強烈寒波に恐れをなして、いつもの湯河原へ避難。
 ま、今回はロープデビューの新人さんもいるので、いきなり河又ではハラスメントとも言われそう。
 で、まずはエイトノットの結び方など講習がてら、おなじみの課題で始める。
 
 自分がやったのは、
蟻さんルート 5.8 〇 アップで。新人さんのTR回収。
夕飯時 5.10b 〇 はるか昔にやって久々。同グレードだが、中央の夕暮れ時よりは若干簡単。
ゼルダ 5.11a × 久々にやったらカンテ保持できず。慢心は敵だ、要修行。
アブラカタブラ 5.10a 〇 これも甘く見てたら上部核心でしばらくセミになってしまった。(汗)
帰還兵 5.10c 〇 ヒロイ嬢のためヌン掛け。何とか無傷で帰還できてホッ。
 
 その他メンバーは、とけいワニ5.10c、おたまじゃくし5.6、アボリジニ5.10a、ダークヘラー5.9など。
 
 ゼルダは過去に登っている全員が今日は没だったり(泣)、元12クライマーが5.9で途中でテンション入れたり(笑)といろいろあったが、最初はロワーダウンさえ恐々だった新人さんが最後はTRながら帰還兵にトライしたりで、実りのある内容だったと思う。
 
 

 

帰還せず・・ 【湯河原幕岩】

2017年12月24日 | フリー(関東)
日程:2017年12月24日(日)日帰り
天候:
同行:ヒロイさん、Mくん(我が社の山岳部)

 昨日の聖人岩でまったく登れないくせに、帰りの岩井屋の「味噌カツ丼」で腹だけ膨れているという最低の状態のまま、連チャンで湯河原幕岩。
 世間はクリスマスイブで浮かれた空気だが、そんなの関係ネーと岩に打ち込む部員のため、本日はヌン掛け兼ビレー要員として参加する。
本日のメインのお題は帰還兵5.10c。
 先々週、夕暮れ迫る中、テン山ながらTOしたヒロイさんにせっかくなのでここで少しでも繋げていってほしいところだ。

 で、本日の自分の取組み。

サンセット 5.10a  (再登)
 いつものup課題の一つ。正面通しだとキツいので、ここは無理せず右側面から。
 あとの二人も手堅くOK。


アボリジニ 5.10a ○  (再登)
 前回、他の組が緩んだボルトを締め過ぎて破損してしまったため、しばらく登れないかと思ったら、この二週間の間に隣の「夕暮れ時」と共にしっかりケミカルに打ち替えられていた。
 ありがとう。(JFAさん)
 既にクリア済のヒロイさんは今日は調子イマイチなのか途中でテンション。外岩自体、久々というMくんは軽くクリア。

 

帰還兵 5.10c ××
 ついこの前、復習でやったばかりなのに今日は核心のカンテでどうも手が滑る。左足を棚に上げる前に指先がヌメってしまい、三テンぐらいしてようやくTO。
 午後になって、少し岩の状態が良くなったものの、やはり核心でレイバックの体勢がキープできず、1テンTO。
 もう何度か登っているのでそんなにムキにならなくてもいいのだが、何か悔しい。
 ヒロイさん、MくんもTRも含めて三便ぐらい出すが、本日はすっきり解決できず。

 二人はその他にもピーターパンロックでピノキオ5.10aなど。
 
   
 
 本日も桃源郷、喜望峰、アリババ付近はそこそこの賑わい。
 そんな中、シャックシャインでちょっとしたヒヤリハットを目撃。そういや年末年始って誰しも気持ちが浮ついていて、本人はしっかりしているつもりでも事故が多いことを思い出す。
 幸い大事に至らなかったようだが、改めて自分も気を引き締める。

 とりあえず、今年の外岩はこれで終了。
 グレード的には成果はまったくなかったが、無事故無違反?で楽しく一年登れたので良しとしよう。
 共に登り、ビレーしてくださった皆さん、ありがとうございました。ヘタレおやじですが、来年もどうかよろしく。

讃歌、歌えず・・ 【聖人岩】

2017年12月23日 | フリー(関東)
日程:2017年12月23日(土)日帰り
天候:
同行:M田師匠
 
 二週間振りに聖人岩。
 本日の狙いは黒山讃歌5.11b。
 前回、何となく手応えを得て、できれば本日すっきりと片づけ良い年越しをしたいものだと、師匠と鼻息荒く出かけたのだが・・・。

 前回は大盛況だったが、岩場に着くと本日は適度な人数。
 さっそく師匠がコーヒータイム5.10bでup。
 で、何だかさっきから黒縁メガネのニイちゃんがチラチラこちらを見ているような気がするなぁ・・・と、思ったら、以前湯河原幕岩でご一緒したムサシくん。

 今年のGW、御岳で派手に負傷したようで心配していたが、先週よりいよいよ復活。いやー、元気に岩に戻ってこれて何よりです。
 しかし、三年ほど前に初めて会った時はハッキリいって「チャラい奴」という印象を受けたが(失礼)、久々に会うと礼儀正しい社会人になっていてちょっとビックリ。
 話していても、しばらく「これがホントにあのムサシくん?」と、不思議な感じだった。(笑)

 
 
 で、本日の自分の取組み。

黒山讃歌 5.11b ×××
 スロースターターの自分はいつもなら必ず10aぐらいから始めるが、今日は他のup課題が順番待ち。それならばとupもせず、各駅のつもりで早速本題に取り掛かる。
 一便目 何だろう。力が入らない。一昨日ぐらいまで寝違えたのかちょっと右肩辺りが痛くて動せなかったのもあるが、それにしてもだ。
     前回スムーズにこなせたポイントが、今日はことごとくつまずき、無駄に消耗するばかり。
     テン山の各駅停車でTopOutもできず。orz
 
 二便目 気合を入れ直してトライ。が、やはり動きがぎこちなく、ムーブごとに力を消耗しているのを自覚する。
     5本目まで何とかノーテンで繋げるが、もういっぱいいっぱい。最後まで持久力がもたず、TOできず。
 
 三便目 レッドブルも飲み、十分中休みを取ったが、結局ヨレたまま回復せず。
     前回はもう少しイケたはずなのに。今日に限ってどうしてこんなにヘタレなのか。
 
 この日は勝利確実と思われた師匠もなぜか不調。あと一歩というところで撥ね返される。
 ヌン掛けしてくれた方も驚異的な持久力でいいところまで行くが、やはりダメ。 
 最後は戦艦ムサシくん。我々のようなズル・バージョンではなく、こだわりの限定バージョンをリハビリ中とは思えない軽快な動きであと一歩に迫るが、最後の最後で敢無く撃沈。
 四人で代わる代わる同じ壁をトライしたので「コイツ(壁)も相当弱ってきてます!」とムサシくんはワケのわからないことを言っていたが、弱ってきたのは自分たちの方だった。はぁ・・・。

 

以前、カサメリのワニワニワニ(5.11b)を、ヨソのニイちゃんらとやってたら、自分も含めて一人が成功したら連鎖反応的に次々とRPが続いたことがあったが、本日はその逆。
 一人コケたら皆コケて、まさに負のスパイラル。
 特に自分は明らかに前回よりも後退しており、もはや黒山讃歌への挑戦権すら剥奪された感じだ。
 
ダイエットシェイク 5.10a  (再登)
 何も登れないまま帰るのも情けないので、せめてものお土産に。
 やはり本日の「讃歌」全滅だった師匠は、腹いせに「おっとりマミちゃん」を登ってクールダウン。
 
 できると思ったことができないと本当に情けない。
 この日もし黒山讃歌を片づけることができたら、帰りの岩井屋では「鰻重イっちゃうか!」という意気込みだったが、結局は前回と同じく「味噌カツ丼」に落ち着いた。
 まぁ、これはこれで美味くて腹いっぱいになるからいいんだけど。