KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

黒山讃歌に再び参加 【聖人岩】

2017年12月10日 | フリー(関東)
日程:2017年12月10日(日)日帰り
天候:
同行:M田師匠

 先週、ズタボロだった城山の鬱憤を晴らそうと、師匠と今回は場所を代えて聖人岩。
 長らく放置していた「黒山讃歌」。年内の大掃除できれいに片づけてしまおうと勇んで出かけてみたのだが・・・。

 しかし、それにしても本日は人、人、人!
 けっして広くはない聖人岩だが、「日本野鳥の会」式に(?)ざっと数えてみたら何と40人超!
 これまで何度も来ているが、ここまで盛況なのは初めて。

 

 今日、自分がやったのは・・・、(以下、グレードは山渓版「日本100岩場」。( )は、白山書房「新編・日本の岩場」による。)
風の子カンテ 5.10a FL
 短いアップ。師匠ヌン掛けの後、ちゃっかりFL。

おっとりマミちゃん 5.9(5.10b) (再登)
 ここも何度も登っているが、出だしのホールドが指の太いおっさんには掛かりが悪く、そんなに甘くない。
 ガメラ菊地さんの「新編~」にも同様のコメントがあり、10bという回答に納得。

コーヒータイム 5.10b ×(1テンTO)
 ここも以前はアップで登っているはずなのだが。
 クラックより左はダメという限定を意識し過ぎると、けっこう辛い。前はどう登ったんだろう?

黒山讃歌 5.11b(5.11c) ××(テン山TO)
 以前、それなりに打ち込んだが、上部核心の手順が判らず、永らく放置していた人気課題。今日も何人もの挑戦者を迎えている。 
 ヘタれの自分は「今日の体育は見学します。」モードだったが、M田先生は「絶対行けます!私がこれまで嘘を言ったことがありますか?」と大人の方便で説得するので、騙されたと思ってやってみる。

 当然、テン山だったが、それでもやっている内にいろいろ思い出し、何とかTO。
 自分には二本目クリップしてからの左トラバースが苦手だが、そこの足さばきさえスムーズにこなせれば、後はホールド、ムーブとも明瞭。
 師匠の言うとおり、ジムの5級をうまくレストしながら3本ほど継続するつもりでやれば、解決できそう。

 師匠はヌン掛けも含め五便出すが、勝ちを急ぎ過ぎて本日はお預け。
 将棋の羽生さんは自分の勝利を確信した途端、次の一手で手が震えるというが、師匠は震え過ぎて足が滑った模様。

  黒山讃歌に参加する人たち

 考えてみたら、自分もささやかなノルマとして年間に一本はイレブン更新を心掛けているが、今年はまだ達成していない。
 ここまで来たら何とか師匠と片づけたい。
 でも今日は若い人も多く、目の保養・・・いや、皆さん活気があってマナーもよく、こちらも黒山の手応えを得たので充実した一日だった。

 帰りはお初の地元「岩井屋」で梅入り味噌カツ丼。
 ここは聖人岩クライマー御用達の店らしく、隣のテーブルでも今日の反省会が厳かに(?)行われていた。
 次回は黒山讃歌を解決して、ぜひ「岩井屋」を「祝い屋」にしたいものである。


山岳部で岩トレ【湯河原幕岩】

2017年12月09日 | フリー(関東)
日程:2017年12月9日(土)日帰り
天候:
同行:カワちゃん、まっちゃん、ヒロイさん、ミヤモトOB(我が社の山岳部)

 先週に引き続き、今週も湯河原。城山でも良かったが、昨夜の雨が気になって近場にする。
 しかし、今日のコンディションは最高。表面はキレイに乾いているのに、適度に湿り気があってフリクションが抜群。
 しかも雨の残りを気にしてか、先週よりはよほど空いている。

 本日は5人いるので、まずは皆でアップしてもらって研修担当の私は上部偵察。
 以前はよく行った幕岩上部だが、近年はアプローチがかったるいのか、ほとんどロスト・ワールドの気配。
 てっきり自然に帰ってるかと思ったら、アプローチのトレースも意外としっかりしていて、サイレントヴァリーやウィングスロックなど巡回する。
 苔やブッシュに覆われているわけでなく、ボルトも健在。これからの季節、下があまりにも混雑したらここまで避難しよう。

 
上部パトロール完了!報告します!意外と良好でした。

で、下へ降りて桃源郷で皆と合流。
いんちきするな 5.8 (再登)
 ま、いつものアップ。

夕暮れ時 5.10b MRP
 これまで何度もTopOutはしているが、下地が下がって下部が細かく自分では放置していたのだが、本日やってみたら初めてノーテンで行けた。
 で、今さらながらマスターでRP。(苦笑)
 岩の状態が良かったせいもあるが、やはりこれは絶対にチッピングされているだろうな。

  頑張るヒロイさん

アリババ 5.10b (再登)
 我が部の定番課題。久々トライのまっちゃんのため、ヌン掛け。

  頑張るまっちゃん

アニー 5.10c ×(再登)
 一便目のヌン掛け。核心部分で無理せず1テンし、TO。
 その後、皆さんのトライの後、回収便でノーテンおさらい。
 カワちゃんもヒロイさんも今日は意外と苦戦していた模様。

 

  頑張る皆さん

ワンダーマリア 5.11b TR×
 崩壊のため現在禁止されている割礼塔。割礼やジローはもちろん登れないが、向かって右端、ワンダーマリアやダークヘラーはギリギりセーフらしく、よその組がトライしていたのでやってみる。
 しかし、ワンダーマリアは出だしが細かくお手上げ。右に逃げてとりあえずTO。ま、自分は封印ですな。

 

 そろそろ上がりかなと希望峰の前を通りかかると、ヌン掛け済みの帰還兵が放置状態。
 本日はあまり調子が良くなさそうなヒロイさんに「どうする?」と聞いてみたら、まさかの「やります!」宣言。その意気や良し!
 さすがにテン山祭りだったが、夕暮れ迫る中、ヌンチャクの主から回収も頼まれるプレッシャーもありながら何とかTO。
 島崎三歩じゃないけど「よく頑張った!」

祝!仮免取得 【湯河原幕岩】

2017年12月03日 | フリー(関東)
日程:2017年12月3日(日)日帰り
天候:
同行:ヒロイさん、ノトッチ(我が社の山岳部)
 
 昨日の城山に引き続き、本日は我が社の山岳部で湯河原へ。
 自分も全然登れないのに、若手の研修担当ということで参加する。
 現地へ着いてみると、本日は激混み。次から次へと押し寄せるクライマーの波に空いてる場所を求めて移動を続けた一日だった。
 
 
 
 
色づく幕山、混みあう桃源郷。

 まずは、空いてる大滝フェイス。
馬返し 5.9 (再登)
 地味に濡れていることも多く、いつもは人気薄の大滝フェイスへ行くが、今日は登っているうちに後から別の組が続々とやってくる。
 とりあえずアップ。
 ヒロイさんにリードを任せるが、余裕のヌン掛け。その後、ノトっち、自分と続く。グレードの割に上部はホールド細かく感じる。

  

 続いてアリババの岩場。
マゾおけさ 5.10b ×(1テンTO)
 アリババが混んでる時によく代わりにやる課題。ここも最初のトライを何の気なしにヒロイさんに振ってみたら、まさかのマスターでRP!
 おぉ、絶好調でないですか!これはもしかして宿題のアリババ行っちゃうかも。
 何度も登っている自分もその後、余裕をかましてやってみたらまさかの1テン。

 

 

 続いてピーターパンロック。 
ピノキオ 5.10a (再登)
 混んでいるのでさらに上部へ。下部の小ハングが核心の課題。ビレイヤーから見えなくなってもさらに少し上まで続く。
 先ほどのマゾおけさで感じたが、どうもヘナった古いミウラーだと細かいフットホールドに乗れない。そこで先日ヤフオクで落としたばかりの新古ミウラーに履き替えたら簡単に立ち込めてしまった。
 クライミングはやはりシューズだ!


 
シンドバッド 5.10b ×(1テンTO)
 ここも以前はアップやクールダウンでさんざん登っている課題だが、ハング部分の手順をすっかり忘れてしまって痛恨の1テン。
 ここはハングのフレークにすぐに頼らず、少し左のランペを登ってからハングに戻った方が楽。(限定があるのかもしれないけど。)

 
 最後に下へ戻って、
アリババ 5.10b (再登)
 そろそろ暗くなってきたが、最後にヒロイさんがやるというので(その意気や良し!)、お膳立てのヌン掛けをする。
 で、彼女の番。正直、今日はもうヨレてて無理なんじゃないかと思ったが、最後まで気持ちを切らさずジワジワと粘ってついに念願のRP!
 おぉー、我が社の部ではこれで晴れて仮免合格!
 自分が登れなくても、一緒に来た仲間が長く苦しんでた宿題を終えるとやはり嬉しい。いやー、おめでとさんです。

 
 
 彼女のアリババ完登を祝うがごとく、本日は湯河原の海に浮かぶスーパームーンが綺麗だった。

 


暑い!痛い!登れない!【湯河原幕岩】

2017年09月09日 | フリー(関東)
日程:2017年9月9日(土)
天気:
同行:我が社の山岳部(カワベ、ヒロイ、村山OB)
 
 本日は我が社の山岳部で。
 山梨方面も考えたが、メンバーの家が離れており、中央道の渋滞にハマリそうなので、ホームグラウンドの湯河原へ。
 九月に入り少しは涼しくなったかなと甘い期待で土俵入りしたが、朝から蝉がやかましいほどの残暑となった。


 
 本日やったのは、
いんちきするな 5.8 (再登)
 アップで。未明に雨が降ったようで、何となくホールドが湿気っているるので慎重に。
 
帰還兵 5.10c ×(再登)
 一便目。レイバックの手がいまいちヌメる感じがして2テン。トップアウトしてヌン掛け。
 二便目。間にカワちゃんのビレイしている時も夏の陽射しで汗が止まらず。ちょっとグダついた登りになってしまったが、何とかノーテンクリア。
 カワちゃんも二便目Zクリップとなってしまいアセったが、落ち着いて対処し、無事RP。

 
 
シャクシャイン 5.10d ××
 2009年にクリア済なので、まぁ何とかなるかなと思っていたが、久々にやってボコボコにされる。(泣)
 一便目。核心のクラック用に指にテーピングして臨んだが、猛烈に痛い!テープを巻いてもこんなに痛かったっけ?それとも自分がヤワになったのか。
 二便目。暑さのせいか脱力感に襲われ、核心から上に抜けられず。湿気なのか手汗なのかしっかり持てるはずのホールドさえ持てなくなって途中下車。情けない!

 
 
アリババ 5.10b ×
 ヒロイ嬢の宿題。
 自分はもう何十回?も登っているので、せめてヌン掛けのお手伝いと思うも、やはり上部でカチが持つ手に力が入らず、まさかの途中下車。
 これはさすがにショックで、このまま帰ったら絶対今夜は眠れないだろうと思い、夕方になって少し岩のコンディションが良くなってから意地で完登。
 マジ引退しようかと思った。

 

 そんなわけで、帰還兵は登れたものの、あとはボロボロ。言い訳はしたくないが、冬の乾燥した時期ならこんな苦労はしなかったと思う。
 でも自分が残したヌンチャクをサクッと回収してくれた人たちもいるんだから、やはりこれは言い訳なんだろうな。・・・強くならねば。

大いなる反省の日々【有笠】

2017年06月24日 | フリー(関東)

日程:2017年6月24日(土)日帰り
天候:
同行:M田師匠

 さて今週は有笠。
 来週からはいよいよ本格的な梅雨入りのようで、少しでも外の宿題を片づけておきたい。
 
 しかしながら、今回は出だしからグダグダなスタート。
 いつもより早く出発したものの、二人でくだらない話に夢中になって圏央道から関越に入るのを見過ごし、なぜか東北道へ。
 途中から北関東道を使って軌道修正したが、これで大幅にタイムロス。いやはや登る前から集中力が欠けている。
 早起きしたにも関わらず現地到着は11時となってしまった。orz
 
 が、意外と空いていたので、気を取り直してスタート。

 本日の自分の狙いは宿題の「パスファインダー」(5.11b/c)と「足を開いていけいけ」(5.10d)・・・・・・のはずだったのだが。

 本日、貸切
 
 まずは東の石門でアップ。

有笠中央岩稜 5.9 (再登)

?ルート 5/10c (再登)
はし休め 5.10c (再登)
 
 三本とも再登(サイトウ)さんだぞ! (・・・すみません。言ってみたかっただけです。)
 「中央岩稜」と「?」は、「日本100岩場」の第一刷では明らかな印刷ミス、現行ではこのグレードになっているが、それでもやや甘め。
 「はし休め」も最後の抜け口の手順をどうするかだけのアップ課題。
 しかしながら、このところクラックとかスラブとかのパターンが続いていただけに、有笠のガビガビ岩は指に刺さる!

大いなる山の日々 5.11a ××TO

 これも以前、限りなくマスターでFL済。まぁ大体は覚えているのでアップのつもりで取り付くが・・・。
 一便目 下部は問題無し。上部大穴のガバを取る時、以前は右手でブタ鼻ポッケをつまんで左手でエイヤのイメージだったが、今回やってみると予想外に狭苦しい。
 これかそれかとホールドを選んでいるうちに疲れてきてテンション。結局、左側のアンダーポッケを使って右手で大穴を取った方が易しいことがわかった。
 思い込みとは恐ろしい。その後は繋いでTO。
 
 二便目 腕の故障からリハビリ中の師匠敗退の後、回収便。もうホールドも手順も完全に思い出したつもりだったが、その慢心が良くない。

 さっさと回収しようと細かい中継ホールドを3つぐらい飛ばしたため、何とも登り方が雑で強引。
 結局、大穴からカンテ右のホールドに行くところでヨレてしまい、ここでまたテンション。あーぁ。

 自分メモ(ネタバレだが、登り方は人それぞれだからこのくらいはいいでしょう。)

 ・途中一手がガビガビだが、下部はボルトの左側を忠実に。右側の大きなポケットを使うとクリップが楽だが、後の手順がチグハグになる。
 ・大穴手前は右手は中継のみ、左手アンダーでフラッギングが楽。
 ・大穴を取りに行く時、右手は中央よりやや右寄りで止める。マッチする時の左手スペースを空けておかないと辛い。
 ・大穴からカンテ右2時の方向にキーホールドあり。自分にはやや遠いのでカンテ鷲掴みで一回中継し、腰を入れてから飛ばして取ると楽。
 
 その後、お題のパスファイを見に行くが、本日は団体さんが占有しており、ちょっと躊躇。

 まぁ申し出れば、ヌンチャクも借りて間に一便入れさせてもらうのはOKだろうが、自分も先ほどの「大いなる~」でヨレてしまい、本日はサクッと片づける自信がない。
 このまま取付いてもグダグダの各駅停車、途中下車の旅になりそうなので、今回は見送りとする。
 
 師匠が「白雪」「謎の女」をリピートしてから、最後に南国エリアへ。

足を開いてイケイケ 5.10d ×

 前回からの宿題。
 コンディションさえ良ければと思ったが、既にヨレ気味。岩も日陰にあるため、クラックから染み出しあり、全体的に湿った感じ。
 とりあえず、ボルト4本まではジムっぽいムーブでグイグイ行ける。
 で、ここでまたしても思い込みによる勘違い。
 前回来た時は右側の棚に乗り上がって、その上はカンテ右から攻めたが、それだと5本目のボルトへのクリップはあまりにも無理がある。
 ランナウトで6本目まで頑張るしかないが、それだとちょいとリスキー。ルート設定者の意図に反するだろう。
 で、一回クライムダウンし凹角部のクラックを探るが、どれも泥だらけで、まるでウ〇コの中に指をつっこんでいるよう。(泣)
 結局、今回は諦めたが、改めて下から見るとやはり四本目のボルトから凹角ど真ん中を足を開いて突破するのが正しい登り方なのだろう。
 
 

 ちなみにこの課題、最新のガメラ菊地氏の「新版・関東周辺の岩場」では10dどころか11bだかcとなっていたように思う。
 たぶんこれも印刷ミスだろうが、そんなの抜きに楽しい課題なので、ぜひ今度の秋冬シーズンまでには片づけたい。
 結局、今日は復習課題に終始したが、やはり復習は大事。
 人は年ともに必ずヘタる。過去にOSしたぐらいで、すべてわかったような顔しているとダメなことがよーくわかった。復習するは我にあり?
 そんなわけで到着は遅かったものの久々のガビガビホールドにやられて早めに退散するが、朝からのグダグダはその後も続く。
 
 今日の仕上げは地元、渋川のとんかつ「九兵衛」と決めていたが、これがまさかの臨時休業。
 さらにとんかつを求めて付近を捜索するも一店は廃業、もう一店も夜7時で閉店と、とんかつへの道は厳しい。
 高速SAも最近はことごとく大手ファミレスに乗っ取られ味気なく、大型フードコートも風情を重んじる大人の我々(?)にはあまりにもせわしない。

 結局、相模原に戻ってラーメン屋を新規開拓。
 行きつけの相模原大勝軒「金太郎」のすぐ隣、「六郷」へ。
 見た目つけ麺風の細麺。濃厚煮干し豚骨が何となくゴマだれ風で新鮮。
 いつもは「量こそ正義!」と譲らない師匠も今日は味で満足の一品。

 

レッツ広沢寺!

2017年05月21日 | フリー(関東)
日程:2017年5月21日(日)
天候:
同行:Sリーダー、OBのMMコンビ(我が社の山岳部)
 
 昨日の瑞牆・不動沢から一夜明けて、今日は地元の丹沢・広沢寺へ。
 
 我が社の山岳部では湯河原と共にホーム・グラウンドだが、さすがにこんなクソ暑い陽気では貸切だろうとタカをくくっていたら、案に反してメチャ混みあっていた。(特にメインの弁天岩)

 ピーク時はこの岩に30人以上張り付いていた。

 なので、そちらには近寄らず、本日は対岸の岩場に専念してトレーニング。
 
フィッシュ&チップス 5.11 Tr
 対岸の岩場左端。 
 一便目 Tr 〇 ノーテンクリア
 二便目 リード 2テンTO
 最近ボルトが打たれ整備されたと聞いたので、てっきり新課題だと思ったが、どうやら元々フィッシュ&チップスというTr課題らしい。
 つーことは、一便目で一応OKということでいいのかな。

 
   
小ハングルート 5.7 FL
 グレード的には楽勝と思ったが、小ハングを越えた上の辺りはほんの少しホールド乏しく、甘くはない。
 でも、さすがにこのグレードでテンションかけるわけにはいかないので、慎重にクリア。



クラックルート右 5.10a × 1テンTO
 下はクラックというより縦ホールドの処理。
 そして上半分はやはりこのグレードにしてはホールド少なくバランシー。一回、土が付いてしまった。
 
マインド・イズ・ライトVar 5.10b × 2テンTO
 下はアルパインちっく。そして核心はやはり上部で、細かく、しっかり立てない。またしても先送り。
 対岸の岩場は、その日の岩のコンデションに左右されると思うが、こんな調子じゃ隣の11aはいつになるのか?


 
 
 Sリーダーは、しつこくいつまでもフィッシュ~にトライを繰り返していた。
 MMコンビも今日はいつもより便数出していたような。
 涼しくなったら、また来よう。

 

聖人岩、一から出直し。

2017年04月22日 | フリー(関東)
日程:2017年4月22日(土)
天候:
同行:M田師匠

 本日は久々の聖人岩。
 前回はいつ頃だったか確認してみたら、何と四年近く前。
 ずっと宿題のまま凍結している「黒山賛歌」をとりあえず触ってみたいが、はたしてどんなものか。
 手前の有料駐車場(500円/日)に車を停め、アプローチするが、そもそもこの駐車場すら覚えていなかった。
 岩場に着くと、先行は四人一組。空いてるね。よくいる「裸足の髭仙人」はいなかった。

 

 で、本日やったのは

ティータイム 5.7 FL
 向かって一番左端の短いヤツ。
 アップにもならないと思って今まで触っても来なかったため、実は今回が初めて。
 ま、さすがにこれは登れますわな。

コーヒータイム 5.10b ×(3テンTO)
 これまでアップ課題として何回も登っているので、ナメてかかったら・・・ハジかれる!
 左のクラックは使ってはダメなのは知っているので正面のホールドだけに限定したのだが、うーんこんなにやりにくかったっけ?
 言い訳だが、やはり先月からの体調不良、さらに今月に入ってからの職場異動などのストレスが加わり、気持ちがまったく岩に向かっていない感じ。
 思い切りパンプし、イヤな汗かいてしまった。

 

おっとりマミちゃん 5.9 (再登)
 これもアップ課題だったはずだが・・・途中のシン・クラックに指が入らず、大いにアセる。
 が、何とか登る。うーん、こんなんだっけ?足もツルッといきそうだし、何だかすっかり忘れてるぞ。

ダイエット・シェイク 5.10a (再登)
 こちらの方がまだ「~マミちゃん」より落ち着いて登れた。
 上部は、師匠は右側の被った方に拘っていたが、隣の「鯵唐」(5.11c)のラインのような?
 私は素直に左側のフレーク沿いに登る。ボルト2~3本間がちょい離れているが、まぁグレードとしてはこちらの方が順当。
 ロワーダウンの時、上部だけ右側も登ってみたが、こちらもカチ2~3手が続き、たしかに登った記憶があった。
 結局、どちらでもいいのかもしれない。

  

 で、昼が近づいたと思ったら、ここで非情の雨。
 天気予報では関東南部以外は曇り時々晴れの予報だったのに・・・。

 結局、すぐにやむ気配も無く(最終的には土砂降り)、午後からはユージ御大のBaceCampへ転進。
 「黒山賛歌」や「貂が見ていた」どころじゃなく、聖人岩、一から出直しという情けなさだったが、まぁ自己を反省する機会を得たので、これもまた勉強也。

 帰りはいつもの相模原・大勝軒「金太郎」。(これで本当に反省しているのかと言われるとビミョー。)

 

 

ニューエリア貸切 【湯河原幕岩】

2017年04月16日 | フリー(関東)

日程:2017年4月16日(日)
天候:
同行:ヒロイさん(我が社の山岳部)

 先月から怒涛の残業が続き、体調崩した末に、今度は自分の人事異動。
 山も岩も行けない日々が続いたが、こんな生活を送っていてはイケないと思い、何とか頑張って出かける。

 本日はやはりこの数か月残業続きだった我が社の山岳部のヒロイさんとリハビリ・モードで。
 選んだのは正面壁のさらに向こうの「ニューエリア」。
 しかし、現場とトポ「日本100岩場」がどうしても同定できない。
 よって本日トライしたルート名はいまいちわからず。メモとして、ランニングのボルト数、グレードはあくまで自分の体感として書いておく。

  梅の後は桜も綺麗な幕山公園

左カンテスラブ 4B 体感5.10c ×(テン山TO)
 出だしのプチハングを越えて、ボルト2~3本目の間が細かいスラブでムズイ。
 左側カンテが使えるが、曖昧なホールドしかなく、クリップもややリスキー。
 アップのつもりが、最初からイヤな汗をかいてしまった。

右カンテスラブ 4B 体感5.9 MOS
 こちらの方は右側のカンテがしっかり使える。
 核心は縦ガバのなるべく上部を左手でロックしたら、足をなるべく高い位置まで上げ大きく伸び上がって上のスローパーを取りに行くところ。ジムっぽくて、なかなか楽しめる。
 ヒロイさんは苦手なようで途中敗退。回収便もやる。


  

スラブフェース 7B 体感5.10d ×
 けっこう大きな岩塔。ある角度から見るとアントニオ猪木の顔にそっくりなので、これが「イノキ岩」かと思うが、もしかすると「与作岩」かも?
 下部は緩傾斜ながらトリッキーなスラブ。上3分の2は垂直のスラブフェース。
 ボルト5~6本目の間は特に細かく、足が無い。右側ボルトに沿った直登の限定ラインはけっこう厳しいと思う。

スラブ~カンテ 7B 体感5.10b/c RP(二便)
 先に敗退したスラブフェースの左側ライン。上部はカンテが使える。
 途中二回ほど剥がされそうになったが、何とか耐えて本日中にスッキリする。良かった。

 

 

カンテ 4B 体感5.10c ×、TR
 短いながらも手が切れそうなスッキリしたカンテ。
 一見簡単そうだが、ボルト1~2本目の間にこれといったフットホールドが無く、ワンポイント、バランスとスメア頼りとなる。
 ジムの課題っぽくて、楽しめる。

 

 気持ちのリフレッシュがメインで軽く遊ぶつもりだったが、気が付けば8便出せた。
 お付き合いいただいたヒロイ嬢に感謝。

カチに泣く 【湯河原幕岩】

2017年02月25日 | フリー(関東)
日程:2017年2月25日(土)
天候:
同行:我が社の山岳部
 
 本日は軽いファン・クライミングのつもりで。
 湯河原は今が「梅まつり」の真っ最中。
 岩が目的でも公園入口でしっかり入園料200円を取られます。

 

 「犬も歩けば・・・」じゃないが、クライマーも岩場を歩けば知った顔に会う。ハマちゃんでした。
 「やぁやぁ、お久し振り。」と挨拶を交わし、彼はスパイダーマン狙いで正面壁へ。
 こちらはトビー・マグワイアでもないので(?)、いつものように易し目の桃源郷へ。 
 
 まずは近年、伊豆や湯河原でお馴染みのTさんが整備したというゼルダ奥の岩場へ。
 とりあえず計3本のラインがあるが、正確なルート名とグレードは未確認。

カンテ 5.7? MOS
 出だし核心。最初の数歩が戸惑うが、そこさえ越えれば後は簡単。

フェース 5.8? FL
 傾斜緩めの滑り台型フェース。中間部の一手がちょっとバランス崩れるが、そこは何とか。

クラック&カチ 5.11b? ×(テン山TO)
 先のカンテを登った後、ロワーダウン時にヌン掛けは済ませておいた。
 ボルトは途中2本と短い壁だが、1本目はそこそこ高い位置にあり、ヘンな落ち方はできない。
 出だしクラック、上部は激カチのいわゆる「みじカチい系」。
 一便目。慎重に登ってまずは一つ目のボルトにクリップ。
 だが、2つ目のクリップが厳しい。つーか、これマスターで行けるのかね?
 虫食いポケットやら厚み2~3mmのカチなどホールドと手順を確認しつつ、テンション取りながらTopOut。
 次の便まで、しばし放置。

 
クラック&カチ。ミジカチい系のイレブン(らしい)

アリババ 5.10b ×(1テンTO)
 我が社の仮免課題。
 教習生のHさんは、ここんとこ残業続きで月100時間超えとか。今日はとてもリードで登れそうもないとのでTR張りを仰せつかる。
 何度も登っているのでナメてかかったら、上部核心でホールドを誤り、そのままストンと落ちる。
 すぐにリカバリーしてTopOutしたが、ダメだなぁ気を抜くと。反省。

  
 
クラック&カチ 5.11b? ×
 長めのヌンチャク使えば、1、2本目とも何とか下からクリップできた。
 しかし、やっぱりマスターだと厳しいな。特に2本目。
 ヨレてくると体幹も張れないし、テンションかけまくりで、またしてもホールド確認。
 RPするには細かいカチを迷わずピンポイントで捕らえること。あと激カチでも片足切ると、バランスで意外と保持れるのがわかった。
 次回、もう少しガンバッてみよう。
 
ゼルダ 5.11a ×(テン山TO)
 もう何度も登っているが、他に空いてるのが無かったので軽く復習。
 が、いつの間にかヨレてしまって全然ダメ。
 右手アワビから左手をカンテに飛ばすが、なかなかガバが止まらない。
 何度目かでやっと止まって、ヨレヨレになりながらTopOut。
 あぁ、今日はもうダメだ!ちょっと凹む。

 

 その他、桃源郷周辺で。
 やはり年度末でみんな仕事の疲れが出ているのか、今日は特にコレといった成果はなかった。が、継続が大事なり!

 
 
 最後は、湯河原駅前通りの中華料理屋で軽く一杯。
 冴えない一日だったが、また頑張るしかないね。

新春登り初め【湯河原幕岩】

2017年01月07日 | フリー(関東)

日程:2017年1月7日(土)
天候:
同行:我が社の山岳部

 新年最初の三連休は八ヶ岳東面の予定だったが、後半二日間の天気予報が思わしくなく近場に転進。
 この天気予報で、湯河原はメチャ混みかと思ったが、なぜかいつもの朝9時のバスはガラ空き。どーして?
 現地に着いてみると、どうやら最近の湯河原は6:4でボルダー勢が占めており、マット持参のマイカー組が増えている模様。
 既に梅もチラホラと咲き始める中、本日登ったのは、

桃源郷の新ルート 5.7 MOS
 アップで。フック船長とゼルダの間にあるボルト3つくらいの短いルート。
 下から見ると傾斜も寝ていて、こりゃアップにもならないかなと思ったが、出だしはちょっと細かい。

満腹食堂 5.10a/b MOS
 コーナー、乗越し、スラブフェース、最後に薄被りと多彩なルート。正月明けの怠惰な身体にはけっこう満腹になる。
 グレードにしては辛めに感じたが、まぁ何とか。

演歌の花道 5.10c テン山TO
 以前からの宿題。暮れからの調子だと本日はサクッと片づけられるつもりが、出だしのスラブでタジタジ。
 特に2~3つ目のボルト間のスラブが細かい凹凸に黒い苔なのか泥なのか、一面塗りたくったようになっていて滑ること滑ること。
 前はもう少しコンディションが良かったのに・・・。要修行!つーかこのままでは封印か。

クリスマスローズ 5.10b (再登) 

 朝は空いていたが、やはり午後になるとアリババ周辺は混みあってきた。
 若いカップルがヌンチャク2本掛けたまま放置してあったので、そのままヌン掛けついでにやらせてもらう。
 トポには「最後までホールドに裏切られない」とあるが、久々に登るとそのホールドを探すのにけっこうコレか?アレか?と迷ったりする。



  

 同行のカワちゃんは、夏の北鎌でのアクシデント以来の復帰第一戦。

 本人曰く「TR限定で」との依頼だったが、結局リードも自らやる始末・・・。もうどーなっても知らないから。w
 ヒロイさんは宿題のアリババ、またしても持ち越し。私が事前に他の課題で消耗させたせいですね。申し訳なし・・・。
 OB二人は新しくできたゼルダ奥のイレブン課題をTRで頑張っていた模様。

 終わってからは、湯河原駅前通りの中華料理屋で軽く乾杯。
 本年もよろしくお願いいたします。 

有笠・偏屈岩/イレブン2本

2016年12月03日 | フリー(関東)
日程:2016年12月3日(土)日帰り
天候:
同行:M田師匠

 師匠のリクエストで、シーズン終わりの有笠。
 関東でも11月に雪が降ったので心配だったが、アプローチは問題無し。
 西口の駐車スペースには既に相模ナンバーの4WD車が一台停まっていた。気合入ってるなぁ。
 でも先客はおらず、本日の偏屈岩は二人で貸切となった。
 以下、自分のトライ。

 偏屈岩2F

 
 偏屈岩1Fと「掟破り」
 
[1F]
ハローミッチェル 5.10a (再登)
 アップで。
 朝のうちは岩が冷たく、終了点に着く頃には手がかじかんで、凍傷癖が付いている私は感覚がほとんど無くなってしまった。
 動きも固く、いまいちモチが上がらず。

[2F]

ハッピーマンデー 5.10b RP(本日一便、通算二便)
 前回ヨレて宿題となっていた課題。
 スタートで右側のガバを持ってしまうと後の手順が狂うので、最初から左側のホールドを繋いで本日はソツなくこなす。
 ヨレてなければグレード相応だった。
 上部キーとなるホールドがカタカタと動くのでご注意。
 今のところ岩の間にカムのように挟まっているので、すぐに外れることはないと思うが。

家さんの腰つき 5.11a RP(二便)

 一便目
 本日が初めてのトライ。
 核心はボルト3~4本の間。左側二本指連続カチにどこまで耐えられるか。2テンぐらいしてTop Out。
 二便目
 指を休め、レッドブルを半分だけ飲んでトライ。
 下部はなるべく省エネでこなす。
 核心はどういう手順にするか迷いがあったが、右手でガバをプッシュしながら左手を親指添えて三角カチ→二本指ポッケ→斜めカンテと全て飛ばしで解決する。
 最後も気が抜けないが、二便で片づけられて良かった。

[1F]

掟破り 5.11a MOS
 本日やるつもりはなかったので、もちろん予習無し。
 まぁ見栄えのする三ツ星ルートなので、これは避けては通れない。お試しのつもりでやってみますか。
 「日本100岩場」には、「3本目のクリップをいかにこなすか。」とあるが・・・?
 
 出だしはホールド多くてよくわからず、適当にスタート。

 1本目にクリップするも、ボルトが腐ってハンガーがクルクル回る。おっと。信用ならないので、さっさと上がり2本目にクリップ。ホッ。
 そのまま無意識にホールドを選んでいったら、核心?の3本目まで手の届く位置に来てしまった。あれれ?あまり苦労もせずクリップ。
 (帰宅してYouTubeで他の人のトライを見てみたら、大抵の人が右側のカンテを使っていた。でも私は左側のフレークをサイドプルで拾っていったように思う。その方が楽なんじゃないかな。)
 中間のテラスに上がって、ひとまずレスト。とにかくここまで来ちゃったら、もう行くしかないね。
 
 で、後半。
 上部で1か所、クリップのポジションに迷ったが何とか凌いで、後は特に考えることなくイケイケで。
 おぉーっ、一発で登れちゃったよ。
 
 ホールドはガバばっかの持久系。下部でパワーロスせず、途中で落ち着いてレストすれば、ジムっぽくて登りやすい課題だと思う。

 ルート名もカッコイイし、伸介さんの課題ならグレードも偽り無し。
 辛口の師匠からも初の「100点満点」をいただき、満足の一本。

[フロントウォール]

木漏れ日 5.11a ×(3テンTO)
 とりあえずイレブン・ハット(トリック)を目指してトライ。
 トポと比較すると1本目のボルトが現在欠落している模様。
 縦ホールドを使って1本目にクリップ。下から見たらここもボルトが錆びているように見えたが、一応しっかりしているようで安心する。
 2本目も何とかクリップするが、その先が微妙な薄被りの上、ホールドがやや悪い。て言うか、ガビガビで痛い!
 結局、指の痛さに耐えきれず、その先は3テンぐらいして何とかTO。
 三匹目のドジョウならぬ三本目のイレブンは得られず。
 下りて指を見てみたら、ホールドがガビガビ過ぎて血豆ができていた。恐るべし、木漏れ日。

[2F]

全国平均の男 5.10c ×(テン山TO)
 師匠敗退の後、クールダウンを兼ねた回収便。
 しかし既に本日の自己ノルマ達成、気持ちも身体もヨレてしまいボツ。
 核心は腹筋使って「フンッ!」と気合で上のホールドを取りに行くのだろうが、足を置きたい所の岩がグラグラ浮いていて、思い切った動きが出せない。
 結局、テン山・各駅停車の旅でTop Out。
 ヨレているとは言え、まだまだ全国平均にもなれていないってことね。orz

 右腕の筋を痛めている師匠も、本日は頑張って(10台だけど)ノルマ達成。
 貸切だったので、思い切り吠えまくっていた。

 
アフター・クライミングは、師匠が食べログでリサーチ済の渋川市役所近くのとんかつ屋「九兵衛」。
 とてもジューシーな柔らか肉で、

  


有笠・偏屈岩/五勝二敗

2016年11月06日 | フリー(関東)
天候:
同行:M田師匠

 昨日は戸隠P1尾根を終えて夜のうちに有笠へ移動。
 朝、起きてみるとフリー用のハーネスを家に忘れてきてしまったことに気付く。
 先週、自宅の庭のミカン狩りで使った後、ザックに入れ忘れたのだ。うーん、年々ボケが進行している。
 幸い昨日の戸隠のため用意したアルパイン用のシット・ハーネスは持っている。
 ドカ落ちは避けたいため、本日は手軽なグレードが多い偏屈岩で遊ぶ。


  
【フロント・ウォール】
ミトンフット 5.9 ×(1テンTO)
 アップで。昨日の疲れが残っているのか、それともハーネスにいまいち信用が置けないのか。
 動きが固くて手順も間違え、このグレードでまさかのテンション。

 まぁ一回落ちたらその後は安心できてTop Out。

5本指フット 5.9 FL
 こちらもアップ課題。ガバが手に痛いほど快適。今度は手堅く。

【1F】
大統領 5.10b RP(二便)
 一便目 核心は上部の小ハングかと思ったら中間部だった。掴みにくいカチに惑わされ1テン、とりあえず上まで抜ける。
 二便目 ホールド、手順は完全にわかったが、やはり勝ちを意識し過ぎて2か所ほどアタフタしてしまう。
     核心抜けた後に足が滑ったりして危うかったが、何とかセーフ。ホッ・・・。

 

【2F】
ねずみ返し 5.10b MOS
 出だしハングがポイント。足をうまく拾ってそこさえ越えれば、後は快適なガバがゴールまで導いてくれる何ともジムっぽい課題。
 他の10bに較べると、お買い得かも。

青いパンツの男 5.10b OS
 身体の切り返しがポイント。出だしがちょっとクネクネとした動きでやりにくかったが、後半は快適なガバ。
 
ハッピーマンデー 5.10b ×(2テンTO)
 同じ10bでも一転してちょっとパツパツの体幹系。ホールドもガビガビで痛い!
 出だし右手のガバを取ってしまうと後は左手3連続の飛ばしとなり、やりにくい。
 そろそろ身体もヨレてきてしまって、これは宿題。

 
 
【1F】
ハローミッチェル 5.10a OS
 最後にクールダウンで。
 暗くなってきてホールドも少し迷ったが、まぁ無難に。
 
 以前、偏屈岩を見た時は全体的に湿っぽく、またカビのような苔に覆われ、あまり食指が動かなかったが、今日の時点ではスッキリ快適。
 有笠はフェアリー・ロックが人気だろうが、偏屈岩は駐車スペースも安心な上、岩場まで登り1分!
 山道を歩けばメインエリアまで移動できるし、思いのほか良かった。

 アフター・クライミングは有笠山麓の沢渡温泉・共同浴場。熱湯54度Cの源泉にシビれる!
 そして渋川駅前「丸中そば」。鳥めしセットが美味。

 

本日河又、三勝一敗

2016年10月30日 | フリー(関東)
天候:
同行:M田師匠

 この週末は某山へ冬の偵察の予定だったが、天候不順で延期。
 仕事の方もやや炎上しており疲労度MAXのため、土曜レスト、日曜河又とする。
 
 昨夜の雨で状態はどうかなと心配したが、着いてみると岩のコンディションは上々。
 皆さん考えることは同じようで、とりあえず河又行ってみて、もし濡れてたらベースキャンプに転進といった感じ。
 で、本日は予想以上に賑わっていた。

 以下、本日の流れ。(ネタバレ有りなので、ご了承のほど。

  

ミヤザキミドリ 5.10a (再登)
 今日もアップはここから。たまには「イキのいい奴」で始めたかったが。
 相変わらず朝は滑りやすく、必要以上に無駄な力が入ってしまう。
 真ん中辺りの核心?は人それぞれやり方が違うと思うが、私はコルネを右手でグワシと掴んで立ち上がり左側のヒレを取るようにした。
 本日は河又初詣での人たちも多いようで、さっそくミドリさんに洗礼を受けていた模様・・・。
  
ギザギザハート 5.10c MRP(本日一便)
 前回の宿題。今年春にやった時は既にヨレてた上に、使えそうな沢山のホールドに惑わされてボツ。
 既に前回の手順はすっかり忘れてしまっが、岩をシゲシゲと見ているうちに何となく思い出してきた。
 右側のいかにも使ってください的な三角コブは実はフェイクで左側の耳を二つ繋いで、カンテ上のギザをマッチで掴めるはず・・・。
 で、やってみるとまさにビンゴ!
 ハング上はブタ鼻ポケットに指を入れたらヘンに捻じれて痛かったので、そのまま体を岩に寄せて腕を伸ばしたら上の棚まで届いてしまった。
 終わってみたら意外と素直で、前回は一体何であんなに苦労したのか???
 出来てしまうとミヤザキミドリよりもイージーかも。(あくまで個人的見解です。)

  
 女の子がやっているのが「ギザギザ・ハート」。すぐ右隣の凹んだ所が「カッパ」。

カッパ 5.10c RP(本日三便)
 これも前からの宿題。
 薄被りの凹角。真ん中に張り出した出っ張りをどう交わしていくかが問題。
 一便目 左の大エラ→右のオダンゴ→左のガバカチで3つ目クリップするが、その先の中継ホールドを見つけられず没。そのままTOしてホールドを確認。
 二便目 これはもういただきと思ったら、気が急いてムーブが雑になってしまう。大エラから一気にオダンゴは遠すぎた!再びホールドと手順をボケた頭にインプット。
 三便目 大エラからはさらに一つコルネの上を持ってからオダンゴ→ガバカチ(クリップ)、右足を決めてカッパの小皿?持って左手で真上のポケットを取る!あとは簡単・・・。
 ふ~っ、けっこうもたついてしまった。カッパ退治も大変だ。

気分はダイレクト 5.10b RP(通算二便)
 シュテファン・フェイス(メイン岩)の左端。
 一便目 出だしハングの乗越しがキモで、すぐ上の穴ホールドが掛かりが甘くテンション。上も一ケ所外傾ガバだが、足を階段状に拾っていけば問題無し。
 二便目 今度は落ち着いて左の爪先をハングの縁にしっかり乗せて、甘いポケット、身体の引き付けで右のガバカチを取るのに成功。
 終わってみれば確かに10b。

  シュテファン・フェイス

大五郎 5.11a ×(2Bまで)
 他の人のヌンが掛かっていたので、お借りして初トライ。
 「あわよくば・・・」なんて思っていたが甘かった。
 知らないうちにヨレてきてしまっており、二つ目のボルトまでで思わず岩をタップ!
 「すみません。おととい来ます・・・。」と大五郎さんに一礼して後にする。
 (ネットで見ると大五郎はクリアしているのに、ギザで苦戦している人もいたりして・・・うーん、不思議だ。)

 結果、本日の自分の成果はアップのミドリさんを入れて四つクリアで一つボツ。
 
 一方、師匠は今がドン底。陽はまた昇る・・・のか?

 帰りはいつもの定番。相模原大勝軒「金太郎」。

 

 師匠が頼んだ「並盛・肉増し」。並みと言っても推定2,000kcalぐらいあるのでは?

アリババの季節 【湯河原幕岩】

2016年10月10日 | フリー(関東)
日程:2016年10月10日(祝・月)
天候:
同行:我が社の山岳部

 10月の三連休は小川山合宿の予定だったが、雨のため中止。
 かろうじて最後の日だけ天気が回復したので、一番近場の湯河原でお茶を濁す。

 本日登ったのは、
サンセット 5.10a
アリババ 5.10b
アニー 5.10c など。
 私が先に登ってトップロープをかけさせてもらう。

 

 

 

夕暮れ時 5.10b × (1テンTO)
 少し前にチッピングされ簡単になったと言われるが、相変わらず細かくて私は苦手。
 それでも今日はヒントをもらって今まで左寄りから取り付いていたのを右寄りからスタート。
 出だしはポコッとした出っ張りに右足を当ててステミング気味に左足を張ると、核心の下部を打開できることがわかった。
 
 女子のヒロイちゃんは、宿題のアリババをTRではノーテン。残念ながらリードでは
 でも夕暮れ時は見事トップアウト。着々と巧くなっている。

 
 
 我が社の山岳部では「アリババをリードできたら仮免」と私が勝手に決めてしまったが(笑)、そろそろ路上に出れるかな。
 先輩OBのお二方もお疲れさまでした。


またしてもボコボコ・・・【河又】

2016年05月14日 | フリー(関東)

日程:2016年5月14日(土) 日帰り
天候:
同行:カワベくん(我が社の山岳部)

 相方のカワベくんは今回が河又デビュー。
 これまで横浜から下道で3時間近くかかっていた河又も、今回圏央道経由で来たら1時間40分ほどで到着。近いぞ!河又。
 で、本日はウチらを含めてメインのコウモリ岩は三組だけ。空いてるぞ!河又。
 とりあえず相方には石灰岩を楽しんでもらおうと思ったのだが・・・。

 
 
忍吉98 5.9 (再登)
 せっかくなのでカワベくんからマスタートライしてもらう。
 出だしがボルダーちっくでやや怖いが、その後はガバの連続。
 
忍吉 5.10a (再登)
 出だしのフットホールドが磨かれていて滑る!
 今回、自分はヨレたアナサジも持ってきたが、ステルスをもってしても石灰岩は滑る時は滑る。
 二人とも何とか登ったが、これで私はビビリモードにスイッチが入ってしまった。
 
ミヤザキミドリ 5.10a ×(1テンTO)
 カワベくん、ソツなくマスターOS。で、何度も登っている私はまさかの1テン。
 ここで落ちたのは初めて。ちょっと凹む。朝のうちは指皮が岩に馴染んでいないせいもあるが、それにしてもだ!

 
 (左)忍吉5.10a                       (右)ミヤザキミドリ5.10a
 
泣かないで愛ちゃん 5.10c RP(二便)
 本日のお目当てで今回が初トライ。
 
 一便目、各駅でホールドとムーブ探り。
 出だしのトラバースが足が滑りそうで怖い!
 1クリップの後、左上のガバへの一手がハズしそうで出せない。
 上部トラバースの後のクラック保持がうまくできない・・・などでテン山TO。
 
 二便目。
 朝からどうも心身共に不安定な感じなので、レッドブルでドーピング?してから再トライ。
 下部は躊躇せずパパッとこなし、上部のクラックは持つのでなくさらに奥に差し込むとしっかりジャミングされるのがわかった。
 左手のアンダーも使って一歩上がって核心突破。
 危うく「泣かないでオジサン」になるところだったが、二便で片付いて良かった。
 
ギザギザ・ハート 5.10c ×(テン山TO)
 隣のカッパ(5.10c)をやるつもりだったが、トポで見るとこちらの方が★2つ付いていたので。
 一便目テン山。少し休んでからの二便もやはり×。
 ガバばかりだが、使えそうなホールドが多過ぎて探っているうちに迷って、腕の力を吸われてしまう。
 電池の少ない中高年は省エネにするため、最適ホールドをあらかじめ決めておいて自分の手順を組み立てた方が良さそうだ。
 次回は何とかイケるかな。

 
 (左)泣かないで愛ちゃん 5.10c                (右)ギザギザ・ハート 5.10c

ノーマルルート 5.8 OS
 今まで行ったことのなかったシュテファン・フェイス、タワー・ロック方面へ偵察がてら行ってみる。
 メインのコウモリ岩より少し奥にあるせいか人気薄で、課題によっては自然に還りつつあるものも。
 せっかくきたので一番簡単な課題でクールダウン。ボルト、ホールドは思いのほかしっかりしていたが、終了点のスリングが劣化、残置ビナも破損していた。
 
 ジムでも外岩でもこのところ被ったのをまったくやっていなかったので、ボコボコにされてしまった。
 やはり傾斜の緩いお手軽課題ばかりで遊んでちゃダメだな。反省!

(おまけ)5.12ルートを軽く登るKプロと声も無く見とれるギャラリー