同行 M田氏
天候 快晴無風
使用 アナサジ・ベルクロ
前夜、横浜を出発すると雨→小雪となり不安になるが、明日の予報を信じて現地入り。一夜明ければドピーカンの快晴でホッ。
駐車場から山道を20分ほどで到着。石灰岩特有の岩のツララがチラホラ。
【コウモリ岩】
●ミヤザキミドリ 5.9 MOS
アップで。
穴ぼこだらけでガバ豊富だが、朝一で手がやたら冷たく、ノロノロしているうちにパンプしてくる。が、何とかMOS。
ゴールへのクリップも手がかじかんで、何度も手繰り寄せしてしまった。M田さん、ごめんなさい。
●大将 5.10b × 3便
スタートは「ミヤザキミドリ」と同じ。
核心は1本目のボルトから右へのトラバース。
手を中継しながら行くが、前傾のため足がよく見えない。
事前によくオブザベし、足を置く横クラックの位置を頭に叩き込んでからトライした方がいい。
右奥の穴の中のガバをデッドで取りにいくが、リーチが足りず×。
M田氏もかつてハマったらしいが、今回は落ち着いて再登。
●忍吉98 5.9 MOS
出だしからボルダーちっく。1本目はプリクリップした方がいい。
目の前のガバを持って、そのままフワリと右足をハング上へヒールフック。
起き上がって、後はフレーク沿いに寄りかかるようにしてゴールまで。
ホールドは見た目どおり裏切らないので、大胆にいけて癒し系。
●忍吉 5.10a TR ×
こちらも出だしはボルダーちっく。
フレークに逆らわずに上がって行き、その上「タコ」のハング越えが核心。
「タコ」上のガバは見つかるが、それを掴んでしまうと腹がつかえてしまう。
なるべく足を上げていき、さらに上のホールドを掴んで下半身が「タコ」に捕まらないようにするのがポイントか。
TRでもハマってしまい、最後は禁断のヒザスメアも使って何とかトップアウト。
M田氏も1テン。
●麦畑 5.10a TR ×
まずM田氏がリード。
上部で10aとは思えない大胆ムーブをするので、こちらはビビリが入り、まずはTRでお試し。
2~3B間がちょっと開いてて怖いが、トップアウト。
あ~ぁ、こんなことなら最初からリードでFLするんだった。
午後になってリードするも1テン。
●いきのいい奴 5.10a OS
見た目アルパインちっくで、距離も長め。
構成としては、下部は5.7、中間5.8、最後に1ポイントだけ5.9で、総合得点5.10aといった感じ。
他のルートが被り気味の河又にあって貴重な垂直以下のルート。
●ムーンビーム 5.9 ×
5.9ながらパワフル&デンジャラスな女性課題。
2つ目までプリクリップして取り付く。
身体の素早い切返しでいかに腕のパワーをセーブするかがポイント。
けっこう厳しい。
印象
グレードは辛めだが、静かで長閑。
風も少なく南面なので冬でも日中は暖かいようだ。