父の代までは、大学に入るか、漁船に乗るかだった。高校進学の時点で、進学校か水産高校かに分かれる。漁師組が大学に進んだ兄弟を支えた。
父は大学進学組である。子どもの頃は、たまに帰国した船乗りの伯父たちに、外国の珍しいコインや紙幣、土産などをもらうのが楽しみだった。
人生いろいろなことはあるけれど、いざとなれば海があると思う。アラフォーを迎えた頃から、そんな思いが強くなってきた。国が滅んでも . . . 本文を読む
わが家にはテレビがないので、かわりに見ていただけるとうれしいです。
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/next.html#0503
2011年5月3日 火曜 午後6時10分~
※東北地方は 5月4日 水曜 午前10時25分~
『作家は、いま何ができるのか』。
瀬戸内寂聴さんは、物流の滞る被災地に向け、被災者を勇気づけるメッセージを届けようと、「寂庵だより」 . . . 本文を読む
被災者受け入れ施設、行政の要請に応えて、
当社も空いている独身寮を早速エントリーした。
故郷近くに仮設住宅が完成するまでとしても、
安心して暮らしてもらえたら。
問題は仕事があるかどうかだなあ。
まずは現地を見に行ってくる。
. . . 本文を読む
きょうから4月。
3月31日に、東北関東大震災で深刻な被害を受けた日本製紙の被災状況が発表された。
http://www.np-g.com/contents/200123460.pdf
○石巻工場(宮城県石巻市)
従業員数822名
→無事817名、死亡2名、安否未確認3名
○岩沼工場(宮城県岩沼市)
従業員数361名
→無事360名、安否未確認1名
○勿来工場(福島県いわき市)
従業員数2 . . . 本文を読む
3月も終わり。
きのうは、通勤路にある学校の桜が咲いていた。
まだ1分咲きくらいだけどね。
「今年ばかりは鈍色(にびいろ 喪服の色)に咲け」という源氏の言葉を思い出しつつ、
桜のつぼみのかわいらしさにしばし見とれた。
小さなもの、弱いもの、病んだもの、傷ついたもの、
これから生まれてくるものたちのためにも、
生き残ったわれわれががんばらないでどうする。
吉田戦車さん(岩手県出身)の被災地へのメッ . . . 本文を読む
いまの暮らしや産業や社会が、原子力発電を前提にしたものだという事実は冷静に受け止める必要がある。もちろん石油やガスもいつかは枯渇する。代替エネルギーもまだ実用レベルとはいえない。
しかしだからといって、このままでいいのか。東電が支援を要請したフランスのように、原子力発電への依存度70%の社会が、理想の社会だといえるのか。化石燃料が枯渇する前に、福島原発の半径20km(今後拡大する可能性もある . . . 本文を読む
いい話だ。
http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY201103260109.html
1冊の「週刊少年ジャンプ」が、雑誌の最新号が届かない仙台市にある書店で、100人以上の子どもたちに「立ち読み」されている。客から譲り受けた貴重な1冊。人気マンガの続きを読み、「安心した」と笑みを浮かべる子どもたちがいた。
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「こんなときにマンガなんて! . . . 本文を読む
いまやっている企画。Webブラウザーさえあれば、クリエイティブのワークフローとタスク管理を、クライアントとクリエイターが共有できるシステムのご提案。
もちろん、電気や通信回線がアウトだったら意味がない。しかしネット大手のクライアントの東京本社では、自宅待機が続いており、タイムリーなご提案ではあった。
しかしタイムリーすぎて、今はご提案どころではない。金本アニキの「野球どころじゃ……」という記事 . . . 本文を読む
木曜のスーパー。
インスタントラーメン棚がほぼ底を尽いていた。
レンジごはんもない。全部東北に行っているのだろう。
お弁当やお総菜は普通に売っているから、独り暮らしには支障がない。
ラーメンとレトルトカレーは10食分はストックしているけれど、当面は補充なし。連休中は、納豆ご飯の予定。
仙台朝市の取材で、食材を手にしたおっちゃんが、「自分で料理できるのがこんなにうれしいなんて」と答えていた。でもキ . . . 本文を読む
こういう時こそ西日本がしっかりしないとね。
家や職場をなくした被災者の方々の受け容れも、
行政や地域社会と連係して進めなければ。
とりあえず、売れずに遊休施設になっていた、
独身寮のチェック。
20、30人が限界だろうけれど、
幸い、電気もガスもシャワーもある。
こういう支援の輪が西日本の企業に拡がればいい。
何もなければいいけれど、
何があってもだいじょうぶなように準備を進めること。
この . . . 本文を読む