新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

日本製紙の被災状況

2011年04月01日 | 被災地応援
きょうから4月。

3月31日に、東北関東大震災で深刻な被害を受けた日本製紙の被災状況が発表された。
http://www.np-g.com/contents/200123460.pdf

○石巻工場(宮城県石巻市)
従業員数822名
→無事817名、死亡2名、安否未確認3名

○岩沼工場(宮城県岩沼市)
従業員数361名
→無事360名、安否未確認1名

○勿来工場(福島県いわき市)
従業員数210名
→210名全員無事

今回の大震災・大津波でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。まだ安否未確認の方がいらっしゃることに心が痛みます。

日本製紙の3工場の被災状況の正式発表は初めてではないだろうか(これまでは伝聞形か報道で知るしかなかった)。今は東北の3工場は操業を全停止中。

石巻工場(上質紙、塗工紙、微塗工紙、中質紙、新聞用)は、世界でもトップクラスの基幹工場。大津波の直撃を受けた被害は甚大。
ただ、建屋1階は津波の浸水により電気設備が被害を受けたものの、2階部分の抄紙機本体はほぼ無傷だったという。これは不幸中の幸いだった。
しかし構内の土砂や瓦礫、資材などの撤去も、物流・交通網も寸断される中では至難の技だろう。工場本体が無事に残ったとはいえ、この光景にはことばを失う。
http://shinyousha.com/shinsai/2011/03/nihonseishi.html

岩沼工場(新聞用紙、塗工紙、中質紙)は、ただ新聞用紙の在庫も8割以上は出荷可能で、生産再開をめざすとのこと。

勿来工場(情報用紙専門工場:ノーカーボン紙、感熱紙、インクジェット紙、圧着紙)も同じく操業全停止。
ただ被害は小さい模様。順次、在庫製品を出荷して、ボイラーを再稼働させ早期生産再開をめざす。

出版業界も広告業界も、紙不足で打撃を受けている。仕事もお断りせねばならず、この先どうなるかわからない。しかし今はできることからやる。チャリティバザーに出品する商品に、「がんばっぺ、東北!」とメッセージ入り値札を貼りながらそう考えた。

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