『チコちゃんに叱られる』は、あまり好きな番組ではありません。
わからなくて何が悪いのか。
わからないからこそ、わかったときの楽しみ、生きる喜びがあるのではないか、と思うからです。
山を歩いていて思いますが、自然のなかではボーッとしていたら死にます。
しかし、人間が家族や集団、社会や法律を作ったのって、ボーッとしていても安全に生きていけるように、そういうことなんじゃないですか。
震災のときにもつくづく思いましたが、人間って、どんなカシコでも、パニック時には五歳児レベルまで判断能力が落ちます。
だからフールプルーフの仕組みってすごく大切なんですね。
ゴルゴ13ならいざしらず、緊張はいつまでも持続しません。ボーッとしていても事故を起こさない安全なフールプルーフが、製造現場では重要なんです。
ボーッと生きていても安全な職場、社会、環境を。これが職場の労働安全衛生環境委員でもある労組活動家の意見です。
五歳児れんちゃん、プリンみたいにぷるぷるしていて、かわいいですね。
私も全くおなじ事を考えています。
やはり誰かが今の流れに抗わなければ、強いもの、持てるもの、生まれつき恵まれたものが、そうでないものを踏みつけ犠牲にして行くだけの社会になってしまいます。
科学技術の世界もまた、どこかで誰かが倫理を導入せよと訴えなければ、人間に仇なすものになるでしょう。
私個人は、AIの脅威についてだけ、少し違った予測をしています。今これを舐めてかかっていると、いつか素粒子物理学と同じような、間違った使い方の道にはいるのではないかと危惧しています。
それはそうと、二頭身れんちゃん、かわいいですね!