男がひとり三千院

三千院の往生極楽院にお参りしてきた。お世話になった方々へのお礼参りである。

往生極楽院は、寺伝によれば小野の妹尼のモデル安養尼ゆかりの庵。

大原女装束保存の募金箱があった。寸志を募金。大原女装束のあの手甲はシュッとしていていいね。頭上運搬は美容にもいい。女子に流行らせたい。

その後、いつもお世話になっているお宅へ。出版祝いに、同郷の先輩シェフの贅沢な中華をいただく。眼福・口福・至福。ありがとうございます。

再来年の大河ドラマは平清盛なので、源氏の次は平家物語？という話に。

宣教師たちが日本語の勉強に使ったのは、平家物語や古今集で、源氏物語ではなかった。内容がキリスト教の教義に抵触したのもあるだろう。しかし日本語を学ぶには、当時すでに難解で、ポピュラーではなかった。その点、平家物語は琵琶のライブで語られた口承文学で、親しみやすかったのだろう。

その後、ある方のお宅にうかがい、お能の話、小説の話、いろいろな話をうかがう。「あなたは来るのが遅すぎた」といわれた。

どこに行っても同じことをいわれる。大阪弁でいえば、「どんくさいやっちゃ」ということかな。しかしいま売り込み中の若者たちは、全員これからの人達だ。セールスとプロデュースに邁進する。