新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

オムライスを食べられない女?

2011年05月02日 | 毒男のグルメ
 これはギャグなんだろうか?

 レストランではオムライスを食べられない女をアピールせよ

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 男とレストランに入ったら、真っ先にオムライスなどの卵を使った料理を探して「あーん! 私これ食べられないんですよねぇ~(悲)」と言いましょう。するとほぼ100パーセント「どうして? 嫌いなの?」と聞かれるので、「嫌いじゃないし食べたいけど食べられないんですっ><」と返答しましょう。ここでまた100パーセント「嫌いじゃないのにどうして食べられないの?」と聞かれるので、うつむいて3~5秒ほど間をおいてからボソッとこう言います。「……だって、……だって、卵割ったらヒヨコが死んじゃうじゃないですかぁっ! 赤ちゃんかわいそうですぅ! まだ生まれてないのにぃぃ~(悲)。ピヨピヨとすら鳴けないんですよ……」と身を震わせて言うのです。

 その瞬間、あなたの女子力がアップします。」
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 しねーよ!

 
 こんなこと言い出したら、何にも食えなくなるよなあ。こぶたちゃんは、恋のときめきも知らぬままに! チキンのおかあさんは、ひよこちゃんと引き離されて! トマトもキュウリも、種さえまきちらせず! その牛乳は、仔牛から巻き上げたもの! 

 「子持鯊母の憂いを食べている」というホームレス俳人の句を思い出したな。ものを食べることの業は、生きることの業につながっている。いまブームの岡本太郎さんのお母さんの作品より。
 
 「老人は掻き口説くようにいろいろのことを前後なく喋り出した。
 人に嫉まれ、蔑まれて、心が魔王のように猛り立つときでも、あの小魚を口に含んで、前歯でぽきりぽきりと、頭から骨ごとに少しずつ噛み潰して行くと、恨みはそこへ移って、どこともなくやさしい涙が湧いて来ることも言った。
 「食われる小魚も可哀そうになれば、食うわしも可哀そうだ。誰も彼もいじらしい。ただ、それだけだ。女房はたいして欲しくない。だが、いたいけなものは欲しい。いたいけなものが欲しいときもあの小魚の姿を見ると、どうやら切ない心も止まる」(岡本かの子「家霊」)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/984_19594.html

 フレンチなのに「オムライス!」とオーダーしてしまう、佐々木倫子作『Heaven?』のオーナーが大好きです。

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