くろでんわ。の日記

徒然なままに書いている日記です。

ふたたび打楽器クリニック

2005-11-07 06:09:16 | 日記・エッセイ・コラム
くりかえすようですが、決して楽器の修理ではアリマセン。
今回は楽団の冬のコンサート(私は基本は夏キャラなんですが)の曲のなかでのかの有名なホルストの「木星」と「火星」についての打楽器特別レッスン。プロの先生に来ていただいて音についての細かい指導を受けるのです。
そもそも夏コンサート以来まる3ヶ月楽器を触っておらず、楽譜を見るのも今日が初めて。やっぱり楽器を触っていないのは多少影響するようで、なかなか思ったような音は出ないのです。
レッスンを受けるのは私は2回目。(ほかのメンバーはもう数回は受けている)
今回はシンバルでの参加です。まあたかがシンバルと侮るなかれ。というのが正直な感想ですね。打楽器というのは基本は「たたく」わけですが、「吹く」以外の動作はすべて行うといっても良いでしょう(稀に笛を吹くことはありますが)。
イメージした音に近づくためにはそのつど自分で音の出し方を考えるわけです。シンバルも合わせれば音はなりますが、ただ合わせるだけでは意味がありません。たてにするか?横にするか、遠くからあわせるか?近くから?また、すぐに音を消すのか長い時間響かせるのか?打楽器に出会って11年になりますが、奥の深さは毎回驚かされるばかりです。
ところで、最近職場の朝礼で「ブレイクスルー思考」なる言葉を聞いたんですが、意味は「まず未来をデザインし、そこからプロセスをデザインしていく」だそうです。これに対して「分析的思考」というのがあり、これが「過去と現在を見て分析をして解決策を出してくやり方ですね。
音作りにおいて分析は無理な話であり、必然的にブレイクスルー型になっているはずです。理想の音があり、そこに向かっていくのに必要な演奏法について考えるわけです。
実は仕事を変える考え方というものをずいぶん前から身に着けてはいたんですね。びっくり。