今日は朝から雨が降っています。町中の主な雪は消え、スーパーの駐車場に積み上げられた雪がドドッと残っているのがこの数日中に買い物などで出かけた時の風景です。白鳥が連日声をだしながら北帰行・・・かなぁ~・・気を付けてまたおいでね~~などと心の中でエールを送りながら見送る。
朝であろうと日暮れであろうと夜であろうと、彼らは帰るべき所に帰って行くんだよねぇ・・・エライもんだよなぁ、この寒さにめげず、もっと寒い所に帰るってがぁ~・・・しかもきっと迷ったり悩んだりしないでただひたすらに飛ぶことに集中してさ・・・
鳥って我が家でも文鳥などを飼ってた時があったけど、あの小さな頭の中の脳に生きる全てのノウハウを遺伝子として持っていることに時々感心したりしてたな~(笑)ワタシら人の脳みそは鳥のそれに比べたらとんでもなく大きいのに・・・ワタシの中では生き延びる為の遺伝子が稼働されているとは思えない・・・鳥にも劣る・・・なんて考えたりするよ(苦笑)ちょっと情けない気分になったりするね(笑)
一昨日から「少年とアフリカ」という作家・天童荒太氏(「永遠の仔」など)と音楽家?故・坂本龍一氏との対談のようなのを面白く読んでいる。本の末尾にはワタシが読み終えた日付を書いてあるが、2003年となっていた。かなりの時間を経てからまた読み直している。
でも、最初の印象が深かったから、今でも妙に懐かしく読んでいる。
で、ふと考えたりする・・・自分の人生を生きる実感やら、術やら知恵やら・・ましてや今や糸の切れた凧のように浮遊してるような自分をふと顧みるのである。
糸の切れた・・・というのは、多分、夫の籍に入っていた自分が、常に夫の「モノ」では無いと言い続けながら、よく考えれば、自分は夫に扶養され、その傘下に居てぬくぬくと甘やかしながら自分を育てていたのだよねぇ・・・と、妙なこともハタと思ったのがあるかな・・・(苦笑)
或いは、若い頃に抱いた夢や希望や未来という世界から、加齢と共に育った自分の限界やら結局は自分育てを怠ってきた代償が今現在かしら?などと、ふと思ったりすることもあるので、もう一度自分育ての基本?に戻って考え直してみたい気分にチラッと閃いたりしたから・・・かな?(^^;)
と言って、特別に何もないのだけどね・・・今や71歳ともなり、世の中に働きに出ようにも雇ってくれそうな奇特な会社はなさそうだし、体力的な自信もないしね・・(笑)ま、頭の中だけがあれこれと煩いので少し鎮めたい気もある・・のかもしれない(笑)
ワタシは若い頃から本を読んだりして自分の人生のヒントを随分と得てきたという癖のようなものがある。誰かに何気に相談したりするのもいいんだろうけど、本の中の言葉や文章に触発されることが多かった。その割に大した人生も送ってないけどさ(笑)ま、いいのよ。ワタシが心地いいと思える言葉や文章を見つけたらその本を読んだ価値があるのよ。(笑)だから、作家というのも凄い職業だなぁ~と思う。
音楽もそうだ。「朝日の当たる家」という曲などは最初は戸惑いがあったけど、音が心の中で染みる瞬間にあぁいい音だと思える。どこかしら自分の感情に訴える何かを感じる・・・とかね、・・・昔、娘がまだ幼稚園にもいかない頃に、ワタシはオフコースの曲が好きで家の中でかけていたら、娘が突然そのテープレコーダーの前にしゃがみこんで聞きながら泣くのである・・・およっ!な、なんだ?と驚いたことがあった。ちょっと悲しい曲想だったせいかな?とも思ったが、考え込むように座り込んで聞き続けている姿にとにかく驚いたっけ。こんな小さいな子にも響く音があるのかと、本当に驚いたのね・・・あれから30年以上も経って、娘にはもうそういう記憶は消えてるだろうけど、ワタシはいまだに記憶に残っている。
そう言えば、どこぞの絵画教室で描いてきた一枚の画用紙に描かれた絵はこれも忘れられないくらいに才能?を感じたんだっけ(笑)ん?これは・・・などと、案の定、美術系の学校に行きたいと言われたこともあったのだが、その昔、ワタシが親に反対されたようにやっぱり同じようなことを言って娘のやりたい希望を消してしまった・・・という後悔が残っている。
直ぐに諦めた娘だが、今にして思えばなぁ~~娘が動物専門学校に行きたいとごねた時は夫の猛反対にあったが、ワタシはそういう後悔を思い出して行かせてやるように夫を説得したんだった(笑)
ダメ親なのに親バカな自分を今でも少し悔いているわ(苦笑)
親であるという事には全く自信がない。
世の中の親達が必死に我が子の教育や情操教育にお金を出してやらせているのを騒がれていた時代が少しあったが、今は反対も批判もしない。やりたいことをやれなかったら一生後悔する。一生子供に恨まれる・・・なんて、今は思うよ(笑)あれ?何の話からこんな話になったのかね?(~_~メ)
ヤダわ~、アホなオバサンさ。
はい、古いほど記憶が蘇るという年寄りの戯言とお笑い下さいな(^^;)