kyon's日誌

つれづれに・・・

涼味

2002年05月31日 | 日記
実はかなりの’めんくい’である!

いや、めんはめんでも麺のことぉ~(笑)(*^^*ゞ

秋田には実に美味い麺がある。
稲庭(いなにわ)うどん・・という。
その昔、幕府の献上物の一つでもあったから、
その歴史は結構長い。
秋田藩は大体20万石位だったろうが、実際は40万石とも言われたらしく、土地は豊かだったと思われる。

土地が豊かな所では、案外美味いうどんがあるそうで、逆に痩せた土地には蕎麦がよく育つらしいとは、よく知られている。。

しかし、土地の出来の良し悪しにかかわらず、私は麺類が大好きである。
麺なら、何でも好きなのだ。
小豆島の麺もいい!。四国の讃岐うどんにも目が無い。山形の蕎麦も大好きだし、盛岡冷麺にも惚れている。名古屋のきしめんも・・まぁ、よし。ラーメンなどは秋田の美味いラーメン屋さんを食べ歩いたり。。(笑)
毎日美味い麺だけだと飽きるのは、贅沢の極みの我がまま(秋田弁では”だんじゃぐ”という)だろう・・・・・
だから、毎日そんな美味い麺だけを食べてる訳では決して無い(笑)。。

そうそう、稲庭うどんの話しであった。。(笑)

秋田名物数々あれど・・・(秋田音頭の節が浮かびますが・・・(笑))
まぁ、贈り物などには最適な品なので、結構もらい物で増えていく(笑)

夏は沢山茹でて、付け麺で戴く。
これが実に美味い!ツルツル、シコシコ・・・つるんっ!・・と、喉越しも爽やか!

あっという間に我が家では3束~4束位は無くなる。。(かなりの量である)

森岳という、北秋に小さな温泉どころがあるが、ここのうどんも実は隠れた美味さである。
義妹が東京にいるので、稲庭は飽きたし・・・というので、これを送ったら、大うけであった。
以来、彼女は直接工場に箱単位で注文したりするらしい。(笑)中々に腰のある麺で、値段も安価なのに、美味く、その辺のスーパーでも買えるのが良い。(秋田の中の話しです(笑))

薬味に能代名物の茗荷、ねぎ、それだけで私はむふふ~と満足してしまう。。

さあ、明日から始るワールドサッカーを眺めつつ、付け麺でも戴いて、エィエィオー!
(笑)
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2002年05月30日 | 日記
久しぶりに涙の出る本を読んだ。。

歌手のさだまさしさんが書いた「精霊流し」である。

鎮魂歌、レクイエム、・・まさしくそのものだったな・・。

しかし、泣きっぱなしだった(笑)途中で止められなくなって、結局読んでしまった(笑)

本は好きだが、こんなにお人柄を感じさせる本も少ないのかな・・・と思った。

”精霊流し”は彼の出世作の歌だ。
哀愁を帯びて、詩もステキな曲である。

彼とは同世代なので、話しの中の疑似体験をしているような場面が幾つかあった。
そのことにも親近感を覚えたが、
長崎弁のなんとやさしいことか・・・と、感じ入った。。

心がささくれた時には温かくなれそうな文章だった。

つくづく、自分は近頃涙腺がゆるくなったものだ・・・
人は泣きたいと思っても涙が出ない事もある。
心のどこかで、感動したいと思っているところもある。けれど、そう簡単に心が揺さぶられる事にもしょっちゅうは出会わないものだ。(始終あっても価値が薄れるような気もするけど・・・(笑))

単なるセンチメンタルさ・・・と、言えなくも無いが、年を重ねて大人になるって事の一つに、我慢や折り合いをつける事が多くなる事がある。。
当然、感動や涙とは無縁になる機会が多くなる。

私は人間が幼く出来ていて、我慢が少ないオバサンに育ってしまった。自分を育てる事にちょいと失敗してるタイプかもしれない(笑)
いや、多くは語るまい・・・。

いづれにせよ、昨夜は目の奥に溜まり込んだ垢を少し綺麗に出来た夜だった。。
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ゴーヤ

2002年05月29日 | 日記
ここ数日あたりから、やっと20度平均の気温になってきた秋田。。

ん!今日こそ植えるぞっ!

ゴーヤ(沖縄語)、にがうり である。
ベランダの中では特等席を用意して、大きめな深い鉢に、柔らかい日差しをたっぷり受けた、ふかふかの土。
軽くちょこんと埋めて土をかぶせる。
今年もちゃんと育ってね・・と、一言かける。

きっかけは新聞だった。
ある方が投稿された何気無い見逃しそうな記事だった。
一度食して、美味しいと言った次の年、その友人が種を送って下さり云々・・だったと思う。

息子の修学旅行がたまたま沖縄と決まっていた時だったから、ゴーヤを買って来てと頼んだ。
えヾ~~っと文句を言いつつ、しかし、帰りの息子の旅行バックの中には、しっかり布に包まれた見事なゴーヤが2本入っていた。
”死ぬほど探したんだからなっ。大変だったんだぜ”
ニヤニヤ笑いながら、使命を果たしてやったぞと言わんばかりの息子。
早速食す。うっ!にがぁ~~っ!でも、何故か後引く嬉しい味だ。
息子の気持ちが嬉しかったのだ。

娘の高校受験の時、引率教師が不足で、私が付いて行くはめになった事があった。
引率の控え室の中は、殆どは教師である。落ち着かなく一人の母親と世間話をしていて、何気に植木の話になった。女教師が、やにわに身を乗り出して、珍しい種の話しをし、私はゴーヤの話しをした。
新聞のコラムがきっかけでね・・と。
その教師が、すまなそうな顔をして、その種を分けて欲しいと言う。自分も偶然その記事を見て、いいなぁ・・・と憧れていたのだと言った。
私が二つ返事でOKしたのは言うまでも無い。
受験が終る頃、受かるといいね・・と言い添えてくれたが、娘の本命受験は失敗した(笑)
春先、娘もどうにか某高校の二次試験に合格して落ち着いた頃、私はメモ先の女教師の元に種を送った。

秋田でも最近は手軽にゴーヤが手に入るようになった。
けれど、私は自分が作ったゴーヤがとても愛しい。。。。
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2002年05月28日 | 日記
”春の陶房展”の写真入り葉書が届いた。

葉書の主の旦那様が陶芸家である。
彼女とは長い付き合いをしている。
旦那の職業とは関係の無い、大切な友人の一人である。
又、末娘が同級生であったから、随分と長い付き合いになる。
年に何度かのこうした陶芸展のお知らせを送ってくれる。

今年の春の陶芸展は・・・
手打ち蕎麦のある風景。。
その手打ち蕎麦も戴いた事があるが、実に美味しかった(笑)。

陶器が好きである。少しは見る目もある方かと思う(自惚れが強いけど・・(*^^*ゞ)

穴窯で焼かれ、炎の後がくっきりと出たりして、独特の温みがある。

心ひかれる器は安価ではない。。
けれど、見ているだけで、心が和む。
それはとりもなおさず、
彼女が育てた旦那という作品でもある。
人知れず
彼女はそうした人格を練り上げてきた人なのだろう。。
普通の感覚、当たり前の感覚、それを、特別な事と同じ感覚で接したいと心がけている、彼女の清い心根が見える。
私より少し若いのだが、私は彼女を尊敬している。
考える基準の価値観がとても良く似ているので、ウマも合うということかもしれない。
けれど、お互いはヘフィティであろうとしている。
多分、一生涯、彼女との縁は続くだろう。

葉書の裏には必ず一言言い添えてある。
”お知らせだから気に止めないでね”

けれど、私は又器を見に行くのだ。
器を通して、彼女に会う為に。
彼女のそうした心遣いが嬉しくて。。
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満月

2002年05月27日 | 日記
昨夜は綺麗な満月だった。。
久しぶりの輝きだった。。
思わず、ベランダに出て満月浴・・・。。
家々の屋根が、満月の光でテカテカと輝いている。。
満月の今日の形は・・・かすかにウサギさんが横になってる。。。
お~確か、あれは嘆きの顔・・・

ふと、童話を思い出した。。
”絵の無い絵本”(アンデルセン)・・・
毎夜、月が見た事をお話ししてくれる童話・・。。
ん・・・あの童話は好きな童話だった。。。

昨日の月の光は、毎夜、色々な話しをしてくれた月に、イメージがダブった。。

月の話しを聞いた気分になった。。

いつも表側しか見せない月が、中秋の名月には、餅つきウサギの模様になる。。それが、世界のあちこちでは、その時々で、本を読む人になったり、ライオンに見えたり、日本の様にウサギに見えたりする。。。

う~~ん、あのウサギの頭の辺りが、”静かの海”のクレーター辺りだなぁ。。
アポロ11号が着陸した辺りに近い処だ。。。あの時、深夜にも関わらず、私はTV中継に夢中になってかじりついたんだっけ。。。

思い出の中の絵の無い絵本は・・
今様・絵の無い絵本として、
昨夜は私にそんな思い出をそっと
語りかけてくれたのだった。。。
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