kyon's日誌

つれづれに・・・

2度目の孟嘗君

2024年06月25日 | 日記
なんとまぁ~、ログイン出来ない状態になってた・・・なんだこりゃ!
でもまぁ、どうにかログインしたから、いっか~~(=_=)

さて、東北の秋田もいよいよ梅雨入りしてしまったなぁ・・・昨日から蒸し暑いのと雨と・・・けど肌寒さもちょいとあったり・・窓もゆっくり開けていられない。こういう季節がまた廻ってきてしまったということだね。ん~苦手だなぁ~・・・(^^;)

さて、二度目の「孟嘗君」5冊目に掛かっています・・・二度目ともなると、実によく風景が見える・・・
それも筆者の筆の冴えというものかもしれないが・・・二度目でも面白い!
中国の春秋時代~戦国時代にかけての超有名な人物が、実はどんな生い立ちでどんな青春時代を過ごしたのか?大いに興味があったが、最初の読み方では今一つピンとこない時代で、沢山の優秀な人材が出たことぐらいは分かるのだが、時代背景がどんなだったかは二度目に読んでみてやはり少しずつワタシのぼんくら頭にも分かるようになってきた。最初に読むときは勢いで読んでしまうところがあってさ・・あまりこだわらないで読んでしまうからなぁ(笑)
しかし、あの時代に、中国の(古代史の中)天才・鬼才は出尽くしてしまったのかもなぁ~なんてもチラリと思ったりしたけどね・・・

この本の中に「白圭」なる人物が出てくるのだが、彼は赤ん坊であった孟嘗君の命を救い、育ての親となる人物。しかも元は士分の身分から、古代の中国では一番身分の低い商人になる・・・それも天下に聞こえるほどの大商人となる人物・・・この人物の人間の大きさが孟嘗君を作ったのかもしれないと思わせる。そして孫氏の兵法で有名な孫氏の末裔も孟嘗君のもう一人の育ての親になる・・・ドラマとしても成り立つよなぁ・・・あまりに波乱万丈で・・・溜息が出そうよ・・(^^;)
あの太公望がつくった国が「斉」という国であるが、そこの国王の兄弟に田嬰という人物がいて、本当はその人の子供なのである。生まれた日が5月5日だというだけで父親に殺せと母親が言われ、どうしてもそれは出来ない母がある人物に託して逃げ延びさせた。そういう生い立ちだけでも過酷な運命のもとに生まれた子と言えるが、白圭に救われたことが運命を劇的に変えていく・・・

この本を読んでいてふと思い出したことがある・・・
母が時々言っていたこと・・・守られるべき人は必ずどこかで守られる・・・てなこと・・まさに孟嘗君はそういう不思議な運命を生きたのだと思った。
まぁ、そういう人はめったにいるものではないだろうけどね・・人の運というのは出会う人物によって良くも悪くも大きく変わることもあるのだとあらためて思った。
若い頃に出会う人物はどこか忘れ難いものがあるが、執着を持ち続けていい場合も捨てた方がいい執着もある・・・孟嘗君は人に恵まれ、人を大事にし、人に導かれるような運を自らつかんだ人物と言える気がする。
ま、何だかちょっとエラそうに言ってしまうが、割と孟嘗君を尊敬するという方も多いように思うが、最初に読んだ時までは、ん~まぁ、こんな傑人もいたのだなぁという思いだけだったけど、二度目は凄い!人だったなぁとあらためて思える。何よりも心を腐らせなかった。それが凄い・・
ワタシなんぞは直ぐにふてくされたりする(笑)人間が小さいのよね・・(笑)比べるべくもないのだけどさ・・ハハ・・・
相変わらず、な~まいきでお気楽ななオバサンしてますわ(笑)
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4 コメント

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共感?依存? (伊豆の花)
2024-06-27 11:17:57
こんにちわ!

当地も、多分「梅雨入り」していますが、本日は、今のところ「晴れ」ているので、戸外へ洗濯物を干しています、多分、乾きます。

春秋・戦国時代・・・歴史的には、結構、興味のある時代ですが、でも、書籍には、全く、手も足も出ません、何かゴチャゴチャと入り繰んだ感じが私を遠ざけるのですよ(都合のいい言い訳?)。
だからという訳ではないのですが、最近、YouTubeの、ちょいマイナーな中国時代劇に嵌っています、つまり、ヒットした時代劇の二番煎じ・三番煎じ(殆どまるパクリ)、時代考証も歴史的事実もイイ加減というもので、イイ加減だからこそ、罪悪感もなく、演者だけのカッコいい姿に思入れて見ていられますね、これが結構面白い!

という訳で、お勉強という項目は、kyon様のブログに共感(依存?)しています。
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お久しぶりです (三毛猫)
2024-07-07 15:35:57
こちらはまだ梅雨明けしていないのに連日猛暑で 昼間は外に出ないでくださいと注意が出ています
夜も暑くてエアコンは必須です (+_+)
そちらは雨が続いているのかな? 

ますます熱帯化してきた日本で 体調不良にならないように 
しっかりバランスの取れた食事をして 暑さに耐えられる体力を作りましょうね~ (^^)/
kyonさん 熱中症に気をつけてね☆
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伊豆様へ (kyon)
2024-07-12 08:53:15
んん、既に梅雨入りしてから・・・でもじきに関東は梅雨明けするという話題もありますね・・(^^;)
ワタシだけがどこかしらボンヤリと暮らしてるからか・・・雨が降るともう~じめじめした空気にウンザリする・・・程度ですわ・・(^^;)

中国の春秋から戦国にかけての時代は本当に面白い時代だったようで・・・日本の戦国時代も中々ですが・・・何しろスケールが違う感じがします。いや、二兎の営みや感情には大きな差はないのでしょうけど・・・国土の広さや環境は比べられないっすね・・・ワタシも詳しい訳ではないが、読むきっかけとなった入り口が北方健三さんの「楊家将」で、その次に「楊令伝」・・・戦国武士のような世界観で、今は亡くなった葉室麟氏の優しい文章の流れと日本の武士の時代が実に情感豊かで・・・で、巡り遭ったのが宮城谷氏の「王家の風日」だったかな・・・これらが面白ろかったので、延々と続いています(笑)初期の作品はかなり面白いっす。本格的にはそこが入り口だったかな・・・で、宮城谷氏の中国時代作品をずっと気に入ってまして・・という具合で・・・勉強というより、様々な時代解説なんかも分かりやすくて面白い・・・気に入ってます(笑)
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三毛様へ (kyon)
2024-07-12 08:56:57
蒸し蒸しするねぇ~・・・でも、今年の梅雨は異変らしいっすね・・・そか・・三毛ちゃんも暑いのにお仕事ご苦労様!ホントに体調に気を付けないと・・そそ、熱中症も頻繁に起こってるし、亡くなる人もいるらしいから・・・気をつけなきゃね。(^^;)
亭主の叔母はかなり凄いと思うわ・・・アクエリアスを毎日何本飲んでるのやら(笑)ワタシらよりも元気だからね(笑)
ありがとう、ワタシもせっせと水分養分補給で頑張ります~(^^;)
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