なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

エホバの証人とメンタルヘルス

2008年05月02日 22時08分07秒 | 一般記事
現代はストレス社会と言われ、多くの人が心の病気を抱えています。

もともと心の病を抱えていて、心の拠り所としてエホバの証人になったのか、エホバの証人になってから心の病を抱えてしまったのか分かりませんが、エホバの証人の「一世」にもそうした問題を抱えている人がいます。

では幼いときから聖書の原則を教えられ、「霊的パラダイス」で生活している「二世」はそのような問題がないかというと、そうでもありません。

二世には二世なりの問題があり、それぞれ難しい状況に直面している人も多いようです。

心の病を抱えていて、それを相談しても、「集会や野外宣教に定期的に参加しなさい」とか、「神に祈れば必ず助けてくれます」などと杓子定規なアドバイスしかなかったりするわけです。

間違っても、「しばらく集会を休んだ方がいいかもしれませんね」なんて言いません。

そもそも、鬱病などの心の病気を理解していない長老もいます。
そんな長老は、実際それがどのような病気で、どんな治療をされているか、薬の副作用など全く知らないんですね。

しばらく人に会いたくなくて「不活発」になった人に、何度も訪問して「励ましそう」としたり、抗うつ剤を飲んで眠そうな人に「疲れているようですね」なんてデリカシーに欠けることを言っているのを見たことがあります。


心の病は「霊的弱さ」ではありません。
もしそうした問題を抱えていて、親や長老に相談しても解決しないときは、精神科に相談してカウンセリングを受けて見るのも手だと思います。



[脚注] 「一世(いっせい)」とは「家から家の伝道活動」や「非公式の証言」でエホバの証人になった人、「二世(にせい)」とは親から教えられてエホバの証人になった人のことを指します。

このブログにはエホバの証人が使う「神権用語」が多く使われています。
神権用語は「括弧」で括っています。
もし意味が分からなかったら、エホバの証人にお尋ねになるか、ググってください。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私の場合 (yoshida)
2013-08-18 10:40:20
私も昔(1980年代)はエホバの証人でしたが、
やはり、悩む人が多いです。
精神的におかしくなった人もいます。

私も鬱で入ってから20才~40才台迄
続きました、宗教のせいとはいいませんが

入ってから
 ・離婚する
 ・癌になる
 ・ノイローゼになる
なんらかの問題に合う人が多いです

私は、父が自殺しました、それで止めました
サタンの攻撃とはいいませんが、不自然

やはり、以下が原因がないとは言い切れません
 ・目標がない
 ・孤独である
 ・生活の基盤上の安心がない
 ・将来の不安(楽園は生きているうちにこなかったら)
 ・環境ストレス(家庭、集会の人間関係、経済上)の蓄積
  これは、バカにできません
  
でも、どうすることもできない
一時的、集会で癒されてもまた元通り
その繰り返しになるのではないでしょうか

何とか自身を保っている人は必ず孤独ではないはずです。

これの循環から脱出するには、ためしに一時的に
環境から抜け出して、やりたいことをやる方法も
あるとは思いますが

非常に難しいです
止めてみないとわからないです
すすめはしませんが
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