カンパチの刺身です。
我が町は、養殖漁業の町で「カンパチ」「ブリ」「ヒラメ」「フグ」などが生産されています。
たまには、こうやって新鮮な魚をいただくことがあります。
以前、景気の良い頃には大晦日にお歳暮として7~8kg のカンパチやブリを10数本も貰うときもありました。
それこそ、朝から晩まで魚をさばいてる感じです!
鹿児島湾(錦江湾)は真鯛の宝庫と言われ、他にも「キビナゴ」「タチウオ」「アジ」「サバ」などなど・・・・
美味しい魚がいっぱいです!
観光や出張で、鹿児島を訪れた方はホテルのレストランや、居酒屋などで美味しい刺身を食べようと
期待に胸膨らませて食卓につかれるのですが・・・・ ここで期待を裏切る事件が起きます
期待に反して刺身が美味くない!! なぜか?
鹿児島の醤油は甘いのです!!
おそらく県外の人には、
砂糖が入ってるんじゃないか? て思うくらい甘いはずです。
しかしながら、それが何百年も育まれ受け継がれてきた郷土の味なんです
「旅の楽しみ」って何ですか?
きれいな景色を見る事。
歴史に関わるような、名所・旧跡を訪ねること。
地元に伝わる、名物料理やめずらしい食べ物をいただく事。
鹿児島を訪れた旅行者の中には、レストランや居酒屋・すし屋などで
「醤油がマズイから替えてくれ!」と言う方がいるそうです
他人の土地へ来て、その
地域の文化を否定するんです
すごく、失礼な事だと思いませんか?
旅をして楽しいのは、自分の住んでる地域とは違う文化に触れる事だと思います。
地域ごとに、歴史や風土が違うのですから、味の好みが違うのは当然の事です。
先日、「どん兵衛」の実験でも解って頂けたかと思いますが、「好み」というのは地域によって全く違うし、それが地域の文化だと思います。
私は若い頃、建設会社にいたので現場の仕事であちこちの地域を廻りました。
兵庫県(淡路島)・大阪(支店)・岡山・山口・滋賀・富山・愛知・静岡・東京(本社) など
その地域に暮らすときには、そこの味を知りそして楽しむようにしていました。
決して、地元の人の前で「味付けがおかしい」とか「まずい」とか言った事はありません。
それは、地域の人に対して
非常に失礼な事だと思っていたからです。
今は
飽食の時代です。 誰もが
自分はグルメだなどと勘違いしてるようですが
平気で他人の地域の文化を否定し
傷つけるようなことをする人をグルメと呼べるのでしょうかねぇ~ 