カレンダーに夫の日記

街がクリスマスの色に染まってきたね。

カーネルサンダースがサンタのコスプレをする季節。

（なんという風情のない表現。でも、街でクリスマスを感じるのはこんな時。）

大変だった今年を振り返りついで、カレンダーをめくって発見してしまった。

移植後1か月のカレンダー（2月）に、びっしりと夫の文字。

夫の誕生日である2月13日も関係なく、わたしの症状とか採血結果とか、気になることが書いてある。

髪は抜け、目は赤くただれ、ろれつが回らずろくに話すことも出来ない、見るも無残な姿になった妻を嫌ったことはなかったのだろうか。

働き盛りなのに、毎日見舞いに来るために、上司に無理を言って仕事を早く切り上げさせてもらっていて、会社で肩身の狭い思いをしたことはなかったのだろうか。

自分の人生を犠牲にしていると、妻を呪ったことはなかったのだろうか・・・・・・。

なんかもう、胸が詰まって泣けました。