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MET『タンホイザー』を観に行くも……

2015年12月03日 | 観劇・コンサート
ワーグナーの長大オペラ「タンホイザー」は、インタビュー映像やCM、休憩2回含み約4時間半!
まったく無知のまま、初めてワーグナーのオペラを体感した。
とにかく長い。
長さゆえに、どんどん話が展開していくのだろうと思いきや、そうでもない。

例えば冒頭、薄布1枚でほとんど裸のようにも見える男女が入り乱れ、バレエで「官能の世界」が表現される。
エロティックで美しく、めくるめく人間の肉欲がこれでもか、というくらい延々と長~く続く。
ワーグナーやバレエファンならともかく、わたしは危うく寝そうになった。

しかし、踏ん張れたのはここまで。
1幕の最初と最後、2幕の最初と最後、3幕の最初と最後以外……寝てもーた
それぞれの中間部が抜けている。
だけど…お話が大体わかったのが不思議。
音楽は長くて複雑だけど、ストーリーは単純明快なのかも?

お粗末な観劇時間になってしまった。
舞台美術と衣装が見られただけでも、少しは芸術の勉強になったかな(^^;)
タンホイザー役のテノールさん、素晴らしい美声と声量をお持ちなのに、どうしても安西先生に見えてしまった。
もし、若い頃のドミンゴだったら……

ワーグナーを見るなら「神々の黄昏」が面白そう。
でもやっぱり、長いんだろうなぁ。
それだけ長大になると、お客さんにとっても体力勝負ね。

わたしは、もう少し音の少ない音楽の方が好き。
バロック~古典~ロマン派初期くらいまでがいいな~

帰り、お腹がすいたので一人で「はなまるうどん」食べた。
美味しかったし、「かけ小」130円は外食の罪悪感がなくて嬉しいわ~

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2 コメント

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Unknown (ken)
2015-12-03 19:26:17
世のワグネリアンなる方々には、この長さとコテコテ感が堪らないようですよ。

僕も音数の少ない小編成の方がいいですね。
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kenさん (lib)
2015-12-03 20:36:26
熱狂的なワーグナーファンをワグネリアンと呼ぶらしいですね
今回は、ほぼ満席で、男性が多かったのが特徴的でした。

いいですよね~、小編成の、音がシンプルなの
音楽が主張してくるのではなく、自然に流れ込んでくるような、そんな感じが好きです。
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