もう11月に入っている
秋らしい陽射しの中で近所の一軒家の解体工事が始まっている
住まれていたのは一人暮の老夫人・・・亡くなられて、ずいぶん経つ、
時はあっと言う間に過ぎて行くのね
お元気な頃はベランダに出た私と、たまたま視線が合うとニッコリ微笑み
挨拶される老婦人で、優しい雰囲気がいつも漂って来て、癒されていた
年忌の供養も身内の方々が丁寧に行われて、そろそろ空家になった家屋の解体
となったのでしょう
控えめな解体の音を聞きながら、自分もこの地に長く住んでいるねと振り返る
今までの時の流れを思うと一人この地に住み始めた頃、不安だらけ・・
自分を叱咤激励しながらどうにか生きて来れたのは
仕事にも恵まれて、友に教えられた登山や旅に熱中できたからだと思う
今は息子も同居したせいか、家事も増えて毎日が淡々と過ぎて行く
いずれ私が亡くなったら、息子はどうなるのだろう・・・と思うけれど
それはそれで、本人も学習して生きていけるのかもしれないと祈るばかり
時が過ぎて年齢を重ね自分の精神年齢と実年齢に差がある事は否めない(笑)
それでも毎日を楽しく過ごせるのはありがたい事だと思う
亡き老婦人の住まいが積木を壊すかのように簡単に解体される様を見ながら
私も少しづつ自分の思考の断捨離をするべきかな ? と思う瞬間・・・
まあ、色々な考え方があるけれど、無理をしない、 日々楽しむ 悩まない
わからない事は娘や息子に相談する 仕事はボチボチ出来る範囲で・・・・
そんな感じでノンビリ生きよう