WADIA6LTD デモ機をつくりあげて
エージングをはじめて、2日めくらいは
相変わらずの代理の
大丈夫か病がでていたが
3日目くらいから
細かくはまだまだ、熟成機にはおよばないものの
それでも、
この機器にかなうものはないだろうという音が出始めている。
WADIA9とほぼ同じDAC部分があり、それらがグレードアップしているし
トランスポート部分も同じく。
いろんな部品が完璧にマッチしているとしかいいようがないのだが
その音は
やはり、心にしみてくる。
どんなに、口で説明しても伝わらないほど
このCDPは まさに
「ありえない」存在であり
今まで、きいていらっしゃるCDPをもとにしていると
はるかに想像の域をだっしていて
その音を推量しても
「はかりえない」
高橋はその音を一部の理解者と自分だけのものにしておくのは
もったいないという。
これほどの音がCDPからでるんだということをしれば
「世界がかわる」
これほどの音がでない多くの機器が
まだまだ、幼い世界にいたことを知ることになる。
あるいは、今後のメーカーのCDP作りに一石投ずることもできるだろう。
なぜ、WADIA6という
初期の機器、それも普及機として作られた比較的値段の安いものが
ここまでの音をだすか。
多くの人は値段で判断する。
うちの300万CDPが65万?の安物に負けるわけがない。
と・・・
だが、高橋が見るのは
値段でなく、その性能である。
WADIA6以降のCDPは
部品もなくなったものを
別のものに置き換えたが
それが、値段と反比例して、性能が落ちている。
しいていえば、
20ビットを24ビットにする・・・
と、言う風に性能を上げていくものの
逆に、そこにおんぶしてしまった感がいなめない。
結局、6ほどの性能がある部品をチョイスしていないといってよいくらいだが
これも、LTDまでもっていって初めて見えてくる。
だが、それも仕方がないのだと思う。
メーカーは作り立てほやほやの機器をきいてOKをだすわけだし
こちらは、それ以後20年以上経過した後のいろんな部品がでてきたものと
くらべて
足りないところはたしていくし
それでなおかつ、6がもともと持っているものが良いとわかるわけで
代理もその部品を他のWADIAにつかうわけにはいかないのかとごねまくった。
残念ながら、もう生産していない。
し、
形状が違いすぎて、むつかしいという。
その形状の違いも結局、安くあげてしまったということらしく
6はそういう意味合いで言うと
中の性能的値段が高いといっていいかもしれない。
それを普及機としてうりだしていたというとちょっと意味合いが違うらしく
売れ行きの良さがあり
その途中から改良を加えたのが
後期型であり
これは、WADIA9に採用された部分か
あるいはWADIA9を作るための
パイロット機だったというのが高橋の見解だけど・・・
そのWADIA9(音質改善版)をすでに越している仕上がりになっていると思う。
つまり・・・
けして、値段でなく
WADIA9・WADIA7というフラグシップをつくろうという威信をうみだしていった元が
WADIA6なのだと思う。
小説でもよくいわれるが処女作品を超えるものがなかなかできない。
と、いう。
そんな風にWADIA6は渾身の力でつくりあげた。
あとになるほどのビット任せの音になり
もっと音の追従をしていくということが薄くなっていると思える。
代理は息子のセリフを荒唐無稽にすら思えたが
「WADIA氏に6LTDの音をきいてもらえないの?」
その台詞は今は
まさに代理も思う。
WADIA氏にこの音をきいてほしい。
WADIA6の能力・底力がここまで引き出されることがあるとは
思いもしなかっただろう。
あなたが決めた音は
間違いなく本物だ。と、
そう告げてみたい。
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