850から860へつないで、変更部分のあるなしの違いを聴けば良いのではないか?
と、いう先般の記事を読んでくださっていたようで返事を戴いたのだが、
850にデジタル出力がないのをしっかり忘れていた。
入出力を付けてもらえまいかという申し込みに
高橋、写真とにらめっこして、
出力部分は追加できるということで
変更をかけることに相成った。
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その折に
【最近、高橋忙しく、実作業の報告しかかけないため
代理がまた聴きで伝えるのであるが~~~~
薄い脳みそに記憶は2つと入らず、
いざ、書きだすとあれなんていう名前を言ってたっけ?
と、迷いまくるのである。
尋ねなおすのにはばかられる作業中であり、
実にアバウトにつたえることになる。
実際の作業に入れば問題のない範囲なので
まあ…いいか…(良くない?)】
で、その時に代理の850や860や6(いずれもLTD )の
印象と
ーこういうことではないか?-というのが
飛び出してきたので
こちらにも開示しておこうと思い立った。
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860LTD、実際、音はきれいになっていますし、細かいところも表現できていますから
これは変更3のおかげだと思います。
ただ、6LTD と、比べたときにリアルさが足りていないのと
やはり、低域の出方が違うようで
(エージング足らずのせいか判断が付かないのですが)
マライアの声の野太さの中や、声を振り絞るところなどの中にある倍音が低域部分を追従しておらず
高鳴り気味の音で出してしまう感じがして声自体の奥行き感?響き?が
なにか、掘り下げが足りないという感じなのですね。
これは、850のT 氏(CDP が SP をドライブするという方のほう)が、
そのままの状態では、ヴォーカルに芯がない。
と、いう言い方をされていたのですが
この傾向が、860もあるように感じます。
その大きな原因がデジマスターなのではないかと思いますが
全体的に音を均一にだしてしまうところで
今一つ、芯がないかんじになってしまうところを
変更1,2でだいぶ変わったと思いますが
860はおそらくピックアップの力で奥行き方向も出るようになった分
逆に850のようなレンジの広さが少なくなりつつ
やはりフラット傾向があるところで
声にもうひとつ、倍音の低域の響きが薄く
そこにもしかすると変更3の効果で
高鳴り気味になってしまい、低域部分がきえてしまう・・・。
(変更3、元のものも、どちらも、フラット傾向になる者と思えます)
と、言う風に思え、
この傾向はどんしゃり感のある中音で低域を出して
しゃりしゃりした音が気持ちがよいというケンウッドあたりのカーステレオチックな音が
世間にはびこり始め
実際、空気振動のある本当の低域が物足りなく感じるような傾向になってしまい
しゃりしゃりした方向の音を出して
「良い音だ」と思わせたところがあるわけです。
それが、今、現状のシステムで低域のすごさを実感されると
逆に、倍音の中の低域が消えてしまうような音が心地よいと感じるかどうかというところですね。
この前、爆音でも気持ち良く寝てしまうというようなことをおっしゃっていましたが
それも、低域の空気振動が体に直接働きかけるというところもあるかと思います。
耳に聞こえないけど
低域が体をゆすぶってしまうというか・・・
ちょうど、赤ん坊を車に乗せると不思議と寝てしまうというのににていて
そういう心地よい揺れのようなものが起きるのではないかと思います。
その部分が変更3のせいか、もともとのせいかわからないところですが
すこし、響きが出ていないと感じます。
ただ、変更3、確かに優れものですから
今、元のものに変えたとしても
もうその音を聞いてしまったら戻れないとも思えます。
プラスピックアップの力もあり、大まかにはいえば、
かなり色気のある声がでてます。
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長すぎて、ポイントがずれているところもあるのですが
この部分です。
ただ、6LTD と、比べたときにリアルさが足りていないのと
やはり、低域の出方が違うようで
(エージング足らずのせいか判断が付かないのですが)
マライアの声の野太さの中や、声を振り絞るところなどの中にある倍音が低域部分を追従しておらず
高鳴り気味の音で出してしまう感じがして声自体の奥行き感?響き?が
なにか、掘り下げが足りないという感じなのですね。
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これはどこかにも書いたと思いますが
低域のすそ野が広いということが逆に中高域をささえて、
倍音の中の要素・密度をきちんと表現していくわけです。
この低域重視の作り方が、
21あたりから、ころりとかわってしまい
どの音もきれいに均一に表現する方向に走ったと思われます。
ところが、
均一に表現しようと思うと
低域にシフトした音だと、中高音がくっきりしないため
こころもち、高鳴り気味にすることで
音を冴えさすわけです。
そのせいもあってか、21,850 (860)
どのパターンも均一性があり、
反面、音の深度が薄く
例えて言えば、顕微鏡でみたものと
虫眼鏡で見たくらいの違いがあって
音の成分・分子がみえてこないため
倍音の中の要素・密度をきちんと表現しにくいわけです。
この反面21・850は
レンジ横方向がひろく(水平方向)がひろく
隣の部屋まで音がのびやかにきこえてきて、
1音がよく
心地よい音色がします。
この21・850の特性と
6の特性との
両方。あるいは中間地点に立っているのが860です。
WADIAそれぞれの個性はLTD にするといっそうはっきりしてきます。
そのあたりの違いを個性といえるところまで持って行けるようになったからこそ
LTDといえるのですが・・
たとえばですが
この反対のいいかたをすると
850LTDに深度をもとめられたら
6LTDをもってください。ということになり
6LTD にフラットさをもとめられたら
850LTDをもってくyださい。
860にフラットさと深度がたりないといわれたら
6LTD と850LTDをもってください。ということになります。
現状、均一性と深度は相容れない部分があるのですが
唯一 6LTDが超越している部分があります。
メールから・・・
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こういう点で
高橋が860(LTD)は6LTDと850LTDの中間どころという表現をした通り
6LTDの特性と比べればものたらず
850LTDの特性と比べれば物足らず
で、フラット性を言えば
850・860・6
という順位になるし
深度をいえば
6・860・850
と、いうことになり
深度でいえば、850などめでないぞwww
フラット性でいえば 6などめでないぞという
どこを土台にして引き比べるかによって
まあ、いわゆる、3すくみみたいな状態なのです。
(じゃんけんのほうがわかりやすいかな?)
これに、優劣つけられません。
ぐーが一番強い
ぱーが一番
チョキが一番
と、いってみたところで
すぐうちけされてしまいますよね。
まあ、そういう特色の違いがあるということを
大事にかんがえられたほうが良いわけです。
とは、いうものの
代理としては6LTD のほうが、奥の手をもつじゃんけんだというきがします。
(指二本出して後の指を軽く握り、手のひらをみせるようにしてグーもチョキも―パーもでてるというずるをして
グーにはぱーでかった
ちょきにはぐーでかったといういいぶんwww)
そのように、フラット性が少ない代わりにものすごく緻密な音をだすので
フラット性の勝負なんてかんけいないね。といってしまえるようなwww
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やはり、恐るべし 6LTD というところですね。
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