笠岡に転居して・・・
なにや、ほっとしているところがある。
福山の山手では
(ちなみに、ここも、地籍図などをみると、山手になっているので
あえて、福山の山手と、書きたくなる)
どうにも、手狭で・・・
庭は、車3台詰め込めるかなという状態で
分電盤の大きなものになると、置台・屋根をつくって、
外で作ることがあり
車の置き場所がなくなるので、近くに駐車場を借りたりしていた。
畳1枚くらいある分電盤はめったに来ないけど、
本業の資材がはいると、保管場所に困り、AUDIOの受け入れができなかったりしたが、
保管場所を拡張するまでは
20台くらいが限度だった。
だが、保管庫と作業場が離れていたこともあったり、
就寝場所も兼ねていたため
AUDIO機器を触りだすと、就寝前にはほこりなどが入らないように
保護してから・・布団を敷くなど、
きちんとした作業場ならそのまま置いておけるところが
ひと手間ひと手間、余分な作業が増えていた。
AUDIO資材も増えまくり、よく使うものは手直に
それ以外は保管庫に・・それでも入りきらないと2階を改造した物置において・・・
いざ、使うとなったら、どの辺に置いただろうか・・と、また手間になる。
そんなこんなで、とうとう、もう少し広いところをと探し、笠岡で見つけたわけだけど、
予定が狂ったのが、納屋と離れがつかえないとなったこと。
解体することになったのは致し方ないが
そこに置く予定だった物々が片付かなくなってしまったことだった。
で、あるのに、代理はほっとしている。
ここにも少し書いているが
福山の山手町は、2度冠水している。
わずかだったが、山手サービスも床下にまで水が入っていた。
その修繕もしたわけだけど、なにか、暗澹とした気持ちが付いて回っていた。
それから、しばらくして
高橋が手狭すぎる・・・と、ぶち切れてwww
家を探すといい始めたとき、代理の口からは
「早い方が良い」と出た。
それで、自分の暗澹の理由がはっきり判った。
本業で成羽のほうに行ったときの豪雨の跡を見た。
成羽から真備を抜けて帰ったときも見た。
川の氾濫で、家が流され基礎だけが残っていたり、
人が住まない家があちこちにあるのも見た。
福山の山手の冠水は、
真備のそれと似ていると思った。
もしも、芦田川が決壊したら?
真備では、
ずいぶん昔から小田川の堤防をなんとかしようという話があったらしいが、
結局、事件が起きてから着工になってしまった。
そして、想定外・・という言葉も思う。
今まで・・大丈夫というような根拠は
想定外の前では、なんの効力もない。
想定外を想定しようとするなら
「最悪の事態を一番、ましな程度と考えろ」とも、いわれる。
そして、想定外の想定する
最悪な事態は、
お客様の機器ともども、高橋のシステム(ここまで、改善した機器をなくては、仕事にならない)、
二度と手に入らない資材・・・
弁済で済むならまだ良い・・・一家全滅が最悪の事態だろう。
そして、ご近所の電気屋さん。
冷蔵庫とかTVとか・・いろいろな商品が水に浸かった。
1度目はメーカーが保証してくれたらしいが
2度目は、対策を立てなかった電気屋さんに責任があるということで
保証はしてもらえなかったらしい。
総額で3000万とか5000万とかとなるだろう商品を保管して
1度の失敗はみてくれたけど、
その後、なんの対策も立てずに(たてたのだろうけど、前と同じくらいの想定だったのだろう)
浸かりました、また保証してくださいは、通じない。
なにか、その話を聞いて
1度あったことは2度ある。2度あったことは3度ある・・
3度目にしてはあかんのじゃという大本(出口王仁三郎)の言葉を思い出していた。
(これは、第1次世界大戦・第2次世界大戦のことを指すと思う)
確かに、当方は無事だった。
が、皮1枚でしかない。
世界大戦のように、人間の仕業なら3度目にしないということもできるだろう。
だが、相手は自然。
そして、山手とほぼ同じ地形の真備の被害。
3度目が起きたら、
神様は
なんで、1度あったとき、せめて2度あったときに
3度目への対策をたてなかったのだ?
2回もチャンスを与えたのに・・・と、いうだろう。
そういう漠然とした物事(不安感)が
暗澹を作り出していたのだろうと思う。
そして、自然相手であれば
36計逃げるが勝ち・・・
命あっての物種
そして、何よりもお客様の機器への期待まで損なうことになりかねないわけだから
多くは語らない高橋の本心もそこにあったのかと思うと
「手狭だ」ということで、逆ぎれしたのも、
「ここにいてはいけない」のに、どうすれば良いという苛立ちから来ていたのかもしれない。
その逆キレから半年もしないうちに家を探し始めろと高橋が言い出し
代理が候補に挙げた大きな家が代理は良かったのだけどwww
土石流警戒地区であるうえに、盛土になっているところがあり
そこをして、ダメだとひと蹴りになってしまった。
それを考えても、安全なところ
この先の無事が一番、重要だったのだと思う。
現在、水面上昇(温暖化で氷が融ける)も、だいぶ表面化していて
気候も異常な状態が、これで、「普通」といっておかしくない定着ぶりだし・・・
幸いなことに、田舎に引っ込んでも、AUDIOは
ネットを介在してできる仕事だし
安心して愛機を預けられるほうが双方ともに
WIN&WINってことになるし・・・
それで、ほっとしているんだと思う。
実際、生活は不便なことが多い。
買い物に出るのに10kmくらいはしらなきゃいけないし
近くの店は小さなマーケットがあるくらいで
これも歩いていけば往復1時間はかかる・・
それでも、そんな不便をとおりこして
ほっとしている自分がいる。
あとは、本業が落ち着いてAUDIOに取り掛かかる高橋を見れば
一番ほっとするんだろう。
お待たせしてしまっている。
これ、やっぱり端でみている代理でさえ
つらいところがある。
当の高橋、もっと、痛いだろうから・・・・・
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