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厳しい回答だったと思う。2020-03-11

2022年04月30日 | 受付・依頼問い合わせなど

まず、問い合わせ。

 

はじめまして、**県在住の**と申します。

 現在D/Aコンバーター KRELL SBP-32Xを使っておりますが電源ONしてから30分程すると右チャンネルの音が歪むようになってしまいました。

定年後のオーディオ三昧の生活に向けて末永く使えるよう修理及びオーバーホールをお願いしたいのですが次の受付はいつ頃を予定されておられますか?

********

この問い合わせの中の一言が

煩悶を生んだ。

オーディオ三昧、と、いう言葉である。

非常にきにいっていて、末永く使える様に・・・

と、かいてあったら、煩悶しなかったか、どうか、判らないところであるが・・・・

その解答として・・・・・

********

SBP-32Xですが

この機器はアナログ出力がディスクリートの回路構成なので

音質改善は非常にできにくいものです。

同じクレルのリファレンス64を聴いてみて

WADIA6後期程度(素のWADIA6)の音なので

SBP-32Xでは、良い音を期待できないと思います。

 

オーデイオ三昧のためのDACをお求めであるのなら

WADIA15(Blueまで手を入れるならWADIA25 

ただし、どうも、基盤がWADIA16 タイプと860タイプとがあるようで

16タイプの方が良いように思える)

CDPならWADIA6(後期型)

ともにOHだけで、良い音になります。

*Blueまで

WADIA15なら OHだけで片手ほど

WADIA6(後期型)なら、ピックアップのことがあるので両手ほど

OHだけで済めば片手強ですが・・

 

これは、オーデイオ三昧したい=良い音を求めているということに対しての回答です。

 

SBP-32XOH・修理について)

この機器はアナログ出力がディスクリートの回路構成なので

回路を追わなければならず、回路を追うのも大変な機器です。

このため、

調査費が発生します。

およそですが、(異例ですが)3万円ほどと思いますが

仮に、修理不可能であっても、調査費をいただくことになります。

 

あと、部品代がこれも予測ですので

もっと安いかもしれませんし

もっと高いかもしれませんが

1万円は見ておいてください。

 

そして、OHにおよそ5万円

(全基盤全半田増し・品質の良いコンデンサに全交換、ほか・・)

 

合計金額に消費税がかかります。

 

メンテナンスをざっと計算すると10万近くになりますが

ネットを調べるとSBP- 32X10万ほどで販売している機器ですね。

音もそれほどでもない機器に10万円をかけて

OH・修理しても

AUDIO三昧になれる期待は薄いと思います。

 

一方、WADIA15WADIA6あたりは

先を向いて、どんどん音をよくできる機器です。

音質改善・LTD化・blue化と施工できます。

 

15・6(後期型)のDAC構成は

WADIA9とほぼ同じのため

良い音になるのだと思います。

 

受付再開は、本業もあり

台数を限っての募集になるため

すぐに募集台数になってしまい

早いと再開後2時間ほどで受付を閉じてしまいます。

 

次回の受付再開日は??月以降になるかと思います。

 

*******

機器によっては、両面基板だったりで、

半田が、しっかりしているものがあり

半田増しをあまり、しなくてよい機器や

コンデンサの少ない機器などがあったり

逆に、1か所さわるのに、全バラ状態にしなければならないもの

配線構造が、アタッチメント式でなく、

全部、繋がったままで、すき間から治具を差し込んで治す。

とか・・・・

整備性の悪い機器などあります。

そういう、いろいろな違いで代金がかわってくるわけです。

台数をこなしていない機器など、

前回と同じと、おもっていたら

基盤がちがっていたり

ピックアップがちがっていたり

と、メーカー側が、変更している場合があります。

 

よく言うのが

WADIA6ですね。

オークションなどで、ヘリテージさんの解説(仕様)を

そのまま、はりつけているのですが

これは、後期型の仕様です。

WADIA6には、おおまかにいうと、前期型。後期型。と、あります。

前期型の分解能 DAC/Cは、18ビット

後期型の分解能 DAC/Cは、20ビット

発売価格も65万円~75万円くらいの差があります。

 

前期型に後期型の仕様や発売価格を記載するのは

間違いなのですが

前期型の仕様は、今や見当たりません。

おまけをいえば、どこからが前期なのか

どこからが、後期なのか

知っているどころか

前期と後期とがあるということも知られていないようです。

 

そして、ディスクリートとか、モジュール式とか

回路図を起こすのが、むつかしいものがあります。

回路図自体がない場合さえあります。

すこし、うろ覚えですが

スチューダとかルボックス・バルコとかは

取説・仕様書などに回路図が記載されていたと思います。

(これもあって、延命している所が大きい?)

ところが、100万も200万もしたのに

今や、取扱店。サービスでさえ

回路図がないので、修理出来ません。

とか、サービスからは門外不出だったりとなり

自力で回路を追うしかないわけです。

 

これが、台数をこなしていれば

回路図が出来ている訳です。

と、なると、初めてのややこしい機器については

申し訳ないことですが、

調査費用がかかる事になります。


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